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公開記念舞台挨拶

日本が生んだ、剛・速・美を競うドリフトレース。大地を揺さぶるエンジン音、猛烈な白煙、車輪をスライドさせながらコーナーを抜ける超絶ドライビングテクニックと全世界の度肝を抜いたアクロバティック&ダイナミックな競技──その魅力のすべてに迫る最高峰のドリフトエンターテイメント、映画『ALIVEHOON アライブフーン』が全国公開中。

この度、リピータが続出し、口コミが口コミを読んで、鑑賞した方々のYahoo!映画のレビューで評価が爆上が、4.6を獲得している本作の舞台挨拶を実施し、野村周平、吉川愛、下山天監督も登壇。こだわり抜いたサウンドシステムでリアル体感音響の極音上映が体感できる上映回にて、世界配給も決まり、多くの絶賛の声を受け、公開した喜びに加え、撮影裏話などを時間が許す限り披露。日本で生み出されたドリフトを、日本車、そして、この日本で撮影した映画『ALIVEHOON アライブフーン』は、今夏を盛り上げる作品として公開中です!
『ALIVEHOON-アライブフーン』極音上映!舞台挨拶
映画『ALIVEHOON アライブフーン』極音上映!舞台挨拶イベント
日時:6月18日(土)
会場:立川シネマシティ シネマ・ツー
登壇: 野村周平、吉川愛、下山天監督

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野村周平、吉川愛、下山天監督 登壇

この極音上映のために、同劇場の「a studio」と「c studio」という異なる2つのスクリーンの音響のセッティングを行なった下山監督は、舞台挨拶が行われた「a studio」について「迫力重視でサーキットにいるかアトラクションに乗っているかのような感じを味わってもらえるセッティングをしてます。ここでは映画を『観る』じゃなく、『浴びる』という言い方をするんですけど、前列の方達はもろに浴びていただけたのではないでしょうか。」と説明。一方で「c studio」に関しては「リアリティ重視でa studioではかき消されている細部の音まで全部出して、ドライバーの気持ちで一緒に走っている感じでセッティングしています」とそれぞれの違いを強調する。

吉川は、前日に別の映画館で友人と本作を鑑賞し、さらにこの日、シネマシティの“極音上映”を体験したそうだが「本当にサーキットにいるような感覚でした。昨日、(別の)映画館で聴いた音よりも細かい音が聴こえる感じで、サーキットに行って応援しているような感覚でした!」と興奮した面持ちで語る。

野村はスクリーンの真下に設置された特大のスピーカーに目をやり「フジロックばりのスピーカー!そりゃ(音が)良いでしょうねぇ…」と感嘆! 自身も車好きとして知られ、やはり車の発する“音”に対しても強い思いがあるようで「車って生き物なんです!オイルという血液があり、ガソリンという食料を食べさせて生きてるんですよ、“あいつら”は。生きているからこそ届くものがあるんです!」と熱のこもったコメントに、客席から大きな拍手がわき起こる。『ALIVEHOON-アライブフーン』極音上映!舞台挨拶

下山監督は、撮影時の録音からして、かなり音に対して注力しており「1回の走りでマイク50本くらい。車の中と外、エンジンルーム下、ドアミラーの左右…カットごとに位置を変えていて、編集も(映像より)音のほうが(手間が)掛かっています」と明かす。

改めて映画公開後の周囲の反響について尋ねると、野村は「基本、僕の周りで聞くのは、吉川ちゃんが良いねって声で、僕に対しての評価はあまりないですね。『だってしゃべんねーじゃん」って(笑)」と明かし、吉川は周囲の女性からの反響が大きかったようで「普段、あんまり車に乗らなかったり、車に詳しくない友だちでも観に行ってくれて『海外の映画でカーアクションをやってるのを見ている感じだった』と言ってくれて、嬉しかったです」と明かした。

eスポーツの日本チャンピオンからリアルの世界のドリフトレーサーに転身する主人公を演じた野村は役作りについて「“車が主役”と言ってますけど、eスポーツも主役です。車に関しての役作りは(もともと車好きなので)完璧でやることがなかったんですけど(笑)、(eスポーツの)グランツーリスモを家でじっくりやる役作りがありました」とふり返る。

レース中はヘルメットを被るため“目線”だけでの演技も求められたが、野村は「僕ら、プロなんで、そこはできて当たり前。それくらいできないとここでど真ん中には立てない」とプライドをのぞかせつつ「eスポーツには“死”はないけど、実車のほうは死なない保証はない。常に“死”を感じながら、リアルに助手席に乗らせてもらっていたので、(実車とeスポーツの)移り変わりは勝手にできていたのかなと思います。実際に(プロのドライバーの)隣に座ると『本当に死ぬかも!』と思うんで…」とふり返った。

吉川は野村演じる紘一をドリフトチームにスカウトするメカニックの夏実を演じたが、役作りについて「女の子らしさが出ないようにしました。『小さい頃から男だらけの部屋にずっといた…』という話を聞いていたので、女の子らしさを一切出しちゃいけないぞと…」と明かす。また「私は免許がないので、免許を持っているふうに見せること(笑)。普段からドリフトし慣れているように見せる感じ、メカニックなので器用に(メカニックワークを)やっている感じを出すようにしていました」と語った。

そんな、吉川の運転について、野村は「僕が吉川ちゃんが好きなシーンが、紘一を隣に乗せて工場(こうば)まで行くシーンで、(前を走る車がクレーンで)牽引してるんですけど、吉川ちゃんが両手でしっかりハンドルを握っててカワイイ! そこは“女の子らしさ”が出てた(笑)」と指摘。吉川は「事前にハンドルの持ち方を調べたら(時計の針の位置で)『10時10分』ってあったんです」と苦笑交じりに明かしていた。

一方、吉川に野村の演技で印象的だった部分を尋ねると「歩き方が普段の野村さんとは違う印象でした」と指摘。野村は「最初の頃は自信がなさそうに肩を落として歩いてて、レーススーツを着た時はバシッと胸を張ってます。そういう細かい役作りもちゃんとしてるんです!紘一の成長ストーリーなので、そこに気づいてくれて嬉しいです」と喜んでいた。

また、それ以外のいまだから言える撮影エピソードとして、野村は「陣内(孝則)さんは車やバイクが好きそうなイメージだったんですけどドリフトの練習をしたとき、『俺、これは1回でいいわ。無理だわ、これは!』って言ってて、案外、乗り物苦手なんだなって(笑)。後輩ですけど、大先輩のそんなカワイイ部分をぜひお伝えしたい。キュートな部分があるんです」とニヤリ。

一方、吉川は「本当にサーキットが寒かった…」とポツリ。「最後のドリフトをするシーンで、毎回、寒くて手をぎゅっと握っていたので、昨日、映画館で観ながらそのシーンで無意識に手を握っていました…(苦笑)」と過酷な撮影の一端をうかがわせた。

先日の公開記念舞台挨拶の際に、本作が日本を飛び出して海外で公開されることが決定したことが伝えられたが、世界配給について下山監督は「現在、夏休みにアジア10か国で公開されることになっていて、全部で200館を超えています。まだまだ増える予定ですし、中国、北米、ヨーロッパに向けて着々と話を進めています」と報告し、激情は拍手に包まれる。

先日の舞台挨拶で世界進出に向けて改名をも視野に入れていると話していた野村は、この日もノリノリで「野村“スマイル”周平とか? あと、考えたんですけど“キャンディー野村”って良くないですか? かわいいじゃないですか?」と語り、劇場内で野村の名前の書かれたボードを掲げるファンに向かっても「これからは“キャンディー野村”にしないと見向きもしないです!」と宣言し笑いを誘っていた。

最後にこれから本作を観る人々に向けて下山監督は「いままでの映画の概念を捨てて見ていただけると、新しい扉が開けると思う」と語り、吉川も「女性は、車のことをよく知らないから見に行きづらいと思うかもしれないけど、1回、観てほしいです。私も車に詳しいわけじゃないけど、見ていて楽しかったし、実際に乗っている気分、ドリフトしている気分を楽しめたので、ぜひ劇場に足を運んでチャレンジして見てください」と呼びかける。

そして野村は「今日、ドリフト車とかスポーツカーで来ている人もいると思うけど、帰りは存分に飛ばしてください!法定速度内でね(笑)。それくらい、走りたくなる映画になったと思います。車に興味がないという人も、『ドリフトってこういうものなんだ!』と知って、『中古車を見てみようか』とかなってもらえたら嬉しいです。いま、車離れしちゃっている世の中で、こういう映画を作って、みなさんに車に乗っていただきたいと思うし、興味を持っていただけたら幸いです」と語り、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。

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『ALIVEHOON アライブフーン』

全国公開中

https://alivehoon.com

ストーリー
解散の危機に瀕するドリフトチームがスカウトしたのは、内向的な性格から人付き合いが苦手だが、ゲームにだけは驚異的な才能を放つゲーマー・大羽紘一。実車でもその力を発揮する紘一だったが、彼の前に生死をかけてレースに挑む者たちが立ちはだかる。今、紘一の覚醒したテクニック・情熱・勇気、そしてチームワークは、バーチャルとリアルの壁をブチ破り、新たな極致へ。
『ALIVEHOON-アライブフーン』

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出演: 野村周平 吉川 愛 青柳 翔 福山翔大 / 本田博太郎 
モロ師岡 土屋アンナ きづき / 土屋圭市(友情出演) / 陣内孝則 
監督・編集: 下山天  主題歌:「Hunter or Prey」(NOISEMAKER)
製作:「アライブフーン」製作委員会
製作協力:電通
後援:福島県・福島市・日本自動車連盟
配給:イオンエンターテイメント
©2022「アライブフーン」製作委員会 
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