映画情報どっとこむ ralph

第二回「カツベン映画祭」開催決定

昨年好評を博した「カツベン映画祭」が100余年の歴史を誇る映画の殿堂・新宿武蔵野館に再び戻ってまいります。6月3日(金)「新宿東口映画祭2022」の提携企画として、第2回カツベン映画祭を開催することが決定となりました。
第2回カツベン映画祭チラシ
活動大写真華やかなりし頃、武蔵野館には、徳川夢声や山野一郎といった超一流の活動弁士が在籍し、日本一の活動写真館(映画館)として「活動写真」の魅力を発信していました。今回も武蔵野興業株式会社の全面協力のもと、ほぼ日本独自に花開いた弁士文化を継承する人気、実力ともトップの活動弁士が一堂に会して、それぞれの得意演目を生演奏とともにお楽しみ頂くたった1日だけではありますが、朝から晩までカツベン三昧の映画祭を開催します。

上映作品も魅力的なプログラムを用意

活弁界のレジェンド澤登翠は、かつて武蔵野館で封切られた大ヒットしたグレタ・ガルボの出世作『肉体と悪魔』、当代随一の人気弁士坂本頼光による明石緑郎主演の時代劇『天保泥絵草紙』、関西を中心に活躍中の大森くみこによる映画史に残る傾向映画の代表作『何が彼女をそうさせたか』、独特の声と大正琴で奏でる山崎バニラは小津安二郎監督のサイレント期の代表作『生れてはみたけれど』そして澤登の一番弟子で世界を股に掛け活躍中の片岡一郎もかつて武蔵野館で封切られ徳川夢声の活弁とともにセンセーショナルを巻き起こしたアバンギャルド映画の傑作『狂った一頁』(染色版)。

また、開口一番には、昨年の映画祭」で澤登翠の語りに衝撃を受け、弁士修業を始めた現役最年少弁士・尾田直彪が内田吐夢監督最初期の喜劇作品『虚栄は地獄』の弁士を務めます。(他に山内菜々子弁士による『漕艇王』、山城秀之弁士による『キートンの鍛冶屋』の3本立て)

勿論、多彩な生演奏付きでお楽しみいただきます。全6プログラム、8名の活動弁士が映画史を彩るバラエティに富んだ8作品に命を吹き込みます。

映像×語り×音楽が三位一体となった活動大写真の魅力、個性豊かな人気弁士の競演、朝から晩までカツベン三昧の一日をお楽しみ頂きます。どうぞご期待下さい!

映画情報どっとこむ ralph

映画祭概要

名称:第2回カツベン映画祭(新宿東口映画祭提携企画)
日時:2022年6月3日(金)午前10時開演~
会場:武蔵野館
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F
入場料:全席指定 1プログラム 2,000円 
販売方法:5月20日正午より武蔵野館及び武蔵野館チケットサイトにて販売
※先行販売席数限定 通し券6,000円は、マツダ映画社にて取り扱いあり。

協賛:武蔵野興業株式会社
協力:国立映画アーカイブ
主催:株式会社マツダ映画社・カツベン映画祭実行委員会 
    〒120-0003 東京都足立区東和3-18-4
HP:
https://www.matsudafilm.com

■上映作品及びイベントは諸事情により中止となる場合がございます。予めご了承頂けますようお願い申し上げます。
■開催にあたっては、感染拡大防止に向けた取り組みを十分に行ってまいります。

***********************************


『狂った一頁』『天保泥絵草紙』写真提供:国立映画アーカイブ
『何が彼女をそうさせたか』写真提供:サカエマチ中央ビル
3作品以外は写真提供:マツダ映画社

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ