華やかな存在感と数々の賞に輝く確かな演技力で、日本映画界のトップに立つ女優、吉高由里子と、2020年の日本アカデミー賞で新人俳優賞に輝き、エンタメ界に旋風を巻き起こしている横浜流星がダブル主演を務める、邦画界を牽引する恋愛映画の旗手・三木孝浩監督の最新作『きみの瞳(め)が問いかけている』が大ヒット上映中!
この大ヒットを記念して11月20日(金)、東京・新宿バルト9にて、三木孝浩監督が出席してのティーチインイベントが開催。何度も映画を鑑賞したコアなファンからの質問が数多く寄せられ、さらにサプライズで主演の吉高由里子&横浜流星から三木監督への質問も届くなど、大きな盛り上がりを見せた。 |
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今回のイベントのチケットは即完売! SNS上では公開約4週間で40回、60回を超える回数を鑑賞しているファンもいるとのことで、三木監督は驚きと感謝の思いを口にする。
「監督から見た吉高さんの凄いところは?」という質問に、三木監督は「吉高さんはパブリックイメージでは、いつも明るく楽しいキャラクターというイメージかもしれないけど、それをわざとやっている部分があって、現場を和ませることを気にしてくれてるんです。スタッフをよく見て、声をかけて明るく和ませてくれるし、そういうところは座長として信頼しています。お芝居だけでなく現場全体のテンションを気にして現場に入るところはすごいところだと思います」と称賛を送る。 また、撮影に入る前に、世界観をイメージするために自分で様々な曲を集めてサントラを作り、キャスト陣やスタッフとも共有することもあるという三木監督。本作ではBTSの「Your eyes tell」が主題歌となったが、本作にイメージしていた曲を問われると「サム・スミスの『How Will I Know』は、このラブストーリーのテンションに合うなとロケの間もずっと聴いていました」と明かした。 さらに、横浜流星さんからは「恋愛映画の名手と呼ばれる三木監督ですが、実際に奥様にプロポーズした台詞が何だったのか聞いてみたいです」との質問が! 三木監督は「そんなの個人的に聞いてくれればいいのに! 映画に関係ないし」と苦笑しつつも「すごくシンプルで『これからもずっと一緒にいてください』と言ったら、『いいです』とすごく軽い感じの返事で、『おや? もしかしてプロポーズと気づいてないのか?』と聞いてみたら『え? いまのプロポーズ?』って(苦笑)。指輪とかも用意していなかったので、気づかれなかったという恥ずかしい話でした」とまたも照れくさそうに語り、会場は笑いに包まれていた。 続いて、横浜さん演じる「塁」の名前が日本人NBAプレイヤーの八村塁からとられていることは副音声上映で明かされていたが、吉高さんの「明香里」という名前の由来を聞かれると「(明香里の)明るいキャラクターを名前からも出したくて、“あかり”にしたんですが、そこに“匂い”という要素――目が見えない分、匂いも感じ取ろうとしているというのを文字でも出したかった」と明かす。 また、映画のタイトルバックが出てくるタイミングがなぜ、あのタイミングなのか? かなりマニアックな質問も!三木監督は「塁がどこで明香里に惚れたか? という問題で、みなさん、いろいろ推察されていますが個人的にはあの瞬間、タイトルが出る直前だと思ってます。相手が盲目だとわかってて、自分の視線を気にしないとわかっていても、見つめ合って目が合った時に射抜かれた感じ――特に流星くんの表情がすごくよくて、タイトルのポイントはここだなと編集後の段階で思いました」とその意図を明かす。ちなみにこのシーンの背景が細かい星空のような画になっている点についても「点字をイメージしています」と細部に至るまでの細かい“仕掛け”を説明した。 また、原案となった韓国映画『ただ君だけ』が「愛してる」というセリフで終わっているのをあえて、今回の映画では変更した理由を問われると「脚本づくりで悩んだんですが、韓国語の『サランヘヨ』(※『愛している』の意だが、恋人以外にも日常的に使われる)の『愛している』とはニュアンスがだいぶ違うので、それこそ昔『月がきれいですね』という言葉で「I love you」を表現したように、直接的じゃない愛情表現で終わらせたくて、最後にひねり出しました」と説明した。 横浜さんのキックボクシングのアクションが光る本作だが「監督自身がしびれた格闘シーンは?」という質問には、格闘ファンとしての血が騒ぐのか、興奮気味に「マニアックですが、塁がハイキックを2連発するところ。普通の格闘家でも、軸がぶれてしまうところで、あんなきれいなハイキックを2連発! 格闘ファンとしてはアガるところです!」と熱く解説してくれた。 |
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『きみの瞳が問いかけている』は公開中。
公式サイト: 公式twitter・公式Instagram : 不慮の事故で、視力と家族を失った明香里(吉高)と罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜)。小さな偶然から出会ったふたりは次第に惹かれあい、暗闇だった人生に再び光が射すような幸せな日々…だが彼らの出会いは、決して偶然ではなかった。過去の事件の影が、逃れられない宿命となって二人を引き裂いていく ―― STORY |
吉高由里子 横浜流星
やべきょうすけ 田山涼成 野間口徹 岡田義徳/町田啓太/風吹ジュン
監督:三木孝浩
主題歌: BTS「Your eyes tell」
製作:「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
製作幹事・配給:ギャガ
©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
©2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.