映画情報どっとこむ ralph 第33回東京国際映画祭がスタート!
今年は新型コロナウイルス感染予防対策のため、毎年恒例の六本木ヒルズアリーナでのレッドカーペットイベントは行わず、東京国際フォーラムホールCのロビーにてレッドカーペットを模した「レッドカーペットアライバル」を実施。レッドカーペットアライバルには総勢56名の豪華なゲストが華やかな姿で登場しました。

日程:10月31日
レッドカーペットアライバル
場所:東京国際フォーラムホールC2Fロビー
オープニングセレモニー
場所:東京国際フォーラムホールC
主な登壇:
第33回東京国際映画祭フェスティバル・アンバサダー役所広司
「JapanNow」部門特集深田晃司監督
オープニング作品『アンダードッグ』
森山未來(モニター出演)、北村匠海、瀧内公美、ほか

ビデオメッセージにて
クリストファー・ノーラン監督
ロバート・デ・ニーロ
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
ティエリー・フレモー カンヌ国際映画祭総代表

映画情報どっとこむ ralph セレモニーオープニングアクト
FILM SCORE PHILHARMONIC ORCHESTRAの生演奏

司会は中井美穂

主催:安藤チェアマンが登壇、開幕宣言
映画情報どっとこむ ralph セレモニーレッドカーペット

『10万分の一』
三木康一郎、平祐奈、優希美青

『ジョゼと虎と魚たち』
タムラコータロー監督

『フード・ラック!食運』
寺門ジモン監督、土屋太鳳、EXILE NAOTO

『HOKUSAI』
橋本一監督、河原れん企画・脚本

『どすこいすしずもう』
助川勇太監督

『トゥルールーノース』
清水ハン栄治監督、エリザベス・ミューラーキャンペーン・ディレクター

『海辺の彼女たち』
藤元明緒監督、岸建太朗撮影監督、渡渡邉一孝プロデューサー、田中健太、DIT、キタガワユウキ アソシエイト・プロデューサー

『初仕事』
小山駿助監督、澤田栄一、橋口勇輝、武田知久、細山萌子

『蛾の光』
リャオ・チエカイ監督、あらい汎、ただのあっ子、名村辰、大迫秀仁撮影監督

『私をくいとめて』
大九明子監督、矢野義孝企画・プロデュース、谷戸豊プロデューサー、永井拓郎プロデューサー、中島裕作プロデューサー

『君は永遠にそいつらより若い』
吉野竜平監督、佐久間由衣、葵 揚、森田想

『ある職場』
舩橋淳監督、伊達浩太朗プロデューサー、平井早紀、伊藤恵、山中隆史

『佐々木、イン、 マイマインマイマイン』
内山拓也、藤原季節、細川岳、汐田海平プロデューサー、

『MALU 夢路』
エドモンド・ヨウ監督、飯田雅裕プロデューサー、コン・パフラック撮影監督

『カム・アンド・ゴー』
リム・カーワイ監督、渡辺真起子、桂雀々

『ゾッキ』
大橋裕之、伊藤主税プロデューサー

『鈴木さん』
佐々木想監督、大高健志プロデューサー、松本和久プロデューサー

映画情報どっとこむ ralph 本年度は世界中の名だたる映画祭が新型コロナウイルスの状況を鑑み開催が中止となったが、リアルでの開催を決断した本映画祭に向けて、海外の映画人からも応援のメッセージが届いた。『TENET -テネット-』が大ヒット中のクリストファー・ノーラン監督は「このような厳しい時期に、皆さんが大きなスクリーンで映画を観ることをたたえ、そして楽しむ道を見出してくれたことは、私にとって、そして世界中の映画製作者にとってインスピレーションの源となります」

TIFFにも馴染みの深いタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督は「開催を実現させた関係者の皆様の尽力は素晴らしい」

カンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモーは「世界中の人々に観てもらいたいという期待を抱きながら映画を製作する映画人を励ますと同時に、観客の皆様も勇気づけられることでしょう」とそれぞれ称賛の言葉を贈った。

そして俳優ロバート・デ・ニーロからも、日本語で「オメデトウゴザイマス!」と茶目っ気たっぷりなメッセージが到着し、客席からは驚きの声が漏れた。
映画情報どっとこむ ralph
フェスティバル・アンバサダーを務める役所広司は、「ロバート・デ・ニーロさんみたいに短くコメントができれば良いのですが…」と前置きし、「今回の映画祭の開催はこれまでとは異なる形ですので、実行委員の皆様はとても苦労されたかと思います。いよいよ今日から始まります映画祭、観客の皆様を頑張っていきたいと思います。メディアの皆様もどうぞよろしくお願いします!」と“映画祭の顔”らしく堂々と挨拶。

今年は例年とは違い、観客が良かった映画を自ら選ぶ「観客賞」が選出されることに対し、映画を観る時に大事にしている視点を問われた役所は「観客が映画を評価するのは一番正しいこと。でも世界中の映画人が人生をかけて作った作品を評価するのには責任を感じてしまいますね。素直に心を動かされた作品に投票することが大事だと思います。観客の皆さんが重要な役割を担うというのは映画祭の熱気につながると思うので、とてもいいことですよね。映画産業を盛り上げる賞になるのではないかな」と期待を寄せた。
映画情報どっとこむ ralph 日本映画界のいまを写し出す「JapanNow部門特集」からは深田晃司監督が森崎ウィン、筒井真理子と共に登場。部門の選出について深田監督は「本当に驚きました。自分にはまだ特集組んでもらえるようなキャリアはないと思っていたので。しかし2010年に『歓待』という作品で賞をいただいてからちょうど10年なので、もっとがんばれと叱咤激励を受けたと思っています。今回上映される作品は2005年に自分が初めて人のお金で製作した『ざくろ屋敷バルザック「人間喜劇」より』という映画や、『東京人間喜劇』という自主映画もある。僕の映画を全く観たことない人に入門編として見てもらえたら嬉しいです」とコメント。
映画情報どっとこむ ralph 第33回東京国際映画祭のオープニング作品に選出された『アンダードッグ』からは、武正晴監督、俳優の北村匠海と瀧内公美、脚本家の足立紳、佐藤現プロデューサーが登壇。

主演を務めた森山未來は大阪で舞台公演中のため、リモートでの参加となった。冒頭の挨拶では全員口々にオープニング作品に選ばれた喜びを語った。そして、映画祭への想いも述べた武監督。「非常に意義深い作品でこうやって映画祭に呼んでいただき、非常に光栄に思っています。こういう場所でいろんな映画人たちともっともっと映画の話をして、次の企画を考えていきたい。映画祭とはそういう場所で合ってほしいと思うので、ぜひ映画祭の中でいろいろな交流を進めていただきたいと思っています。本当にこういう場を与えていただけると、『やっぱり(映画製作を)やめられないな』と思いますので」と熱いメッセージを残しイベントを締めくくった。
映画情報どっとこむ ralph 生配信映像はYouTubeチャンネルにてアーカイブ視聴可能です。
https://www.youtube.com/TIFFTOKYOnet

名称:第33回東京国際映画祭
開催期間:2020年10月31日(土)~11月9日(月)
会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場ほか

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©2020TIFF
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