いつもお世話になっております。東宝東和は『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督と主演ライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ待望の最新作『ファースト・マン』(原題:FIRST MAN)を“月面着陸から50周年のアニバーサリーイヤーとなる2019年”の2月8日(金)に公開します。
この度、『宇宙兄弟』ファン限定の本作の特別試写会イベントを開催! ニール・アームストロング本人の貴重なエピソードや、映画撮影の裏話の数々から全員がマークのお話にくぎ付けに! 『ファースト・マン』コヤチュー部限定試写会イベント |
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小山宙哉さんが描く漫画『宇宙兄弟』のファンが所属する「コヤチュー部」限定で行われた今回の試写会イベント。
コヤチュー部員の方々には『宇宙兄弟』はもちろんのこと、大の宇宙好きを公言する宇宙ファンが沢山!当時のNASAの雰囲気や、宇宙船の中の細部にわたる美術、あたかも自分がアポロ11号に搭乗し、宇宙飛行をしていると錯覚するような臨場感たっぷりの映像が展開する本作の評判を聞き、抽選で集まった大勢の観客の方々が会場に集まりました。 イベントがスタートすると、実際に人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号の船長ニール・アームストロングの実の息子のマーク・アームストロングさんがサプライズで登場!客席からは驚きの声とあたたかな拍手が巻き起こりました! 登壇するや否や、 アームストロング:まず前提として、僕はこの映画が全編通して大好きなんだ。 と笑顔で断言したマーク。続けて、MCから注目してほしいシーンについて問われると アームストロング:お気に入りのシーンが2つあって、まずはジェミニ計画で初めて宇宙船同士がドッキングをするシーン。このミッションでは途中である問題が起き、15分~30分くらいの間スペースシップがものすごいスピードで回転してしまうんだ。映画を観ればわかる通り、父のニールと一緒に搭乗していた宇宙飛行士のデイヴィット・スコットは命に関わる危険な状態だった。実はこのトラブルはNASAから詳しい情報としては出ていないんだけど、問題が巻き起こっている間も父は取り乱すことなく冷静に対応し、無事に地球に戻ってくることができた。父がアポロ計画の船長に抜擢されたのには様々な理由があるけれど、このミッションで功績を残したこともその一つだと思っているんだ。2つ目のシーンは父がアポロ計画のために家を離れる直前に家族とダイニングで話すシーン。この映画が実写化される前にこのエピソードが世に出たことはないんだけど、チャゼル監督に話したことで、実際に映画に取り入れることになった。当時は家族でダイニング集まるということはなくて、おしゃべりをするときはリビングにいたし、ご飯を食べるときはキッチンだった。だから母にダイニングに招集されたときは怒られるのかなと思ったんだ(笑) と、チャゼル監督とのエピソードを挟みながら アームストロング:それに父に“月に行く”といわれても当時の僕は全く不安には感じていなくて、危険なものだとは微塵も思っていなかった。大人になってからわかるけど、当時の母は僕たちに危険なことや恐ろしいことだということを一切感じさせなかった。この映画は『ファースト・マン』というタイトルだけど、 と自身の思い出とともにコメントしました。 |
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また、映画化のオファーが来た時のことを振り返り
アームストロング:映画が完成する3年前から僕らは映画製作には携わってきた。映画をサポートするメンバーのなかには、僕の兄(リック)や母(ジャネット)のほかにも、父のニールともにアポロ11号に搭乗した宇宙飛行士のマイク・コリンズなど大勢の人たちがいた。主演のライアン・ゴズリングやクレア・フォイ、そして監督のデイミアン・チャゼルは、この映画が“どうやったら売れるか”ではなく、“いかに事実に忠実に描けるか”ということを重視してくれていて、彼らのその思いを熱く感じるたびに映画に協力したい気持ちが強くなったんだ。 と熱い想いを明かす一方、 アームストロング:チャゼル監督や脚本家のジョシュ・シンガーが宇宙飛行のミッションの様子と家庭の物語の両方をバランスよく取り入れて素晴らしい映画に仕上がっているよ! と太鼓判を押したうえで、 アームストロング:だからこそ重厚で、シリアスなシーンが多くなっているけど、普段の父はもっと面白くて、いろんな面を持った人だったから2時間とは言わず、もっと長く作ってほしかったな(笑) と、父の思い出と尊敬の念を明かしました! |
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最後に・・・ アームストロング:一番に知ってもらいたいのは、アポロ計画は非常に危険で難しいことだったということ。無謀なミッションだということが事前にわかってしまうとサポートもなくなってしまうから、NASAはそのようなシーンをあまり見せたくないのかもしれないけど、実際は努力や忍耐が必要だったことを映画から感じてもらいたいな。そして、この映画は父の話でもあるけど、月面着陸計画に携わった40万人それぞれが小さな仕事をして、すべてが積み重なったからこそ無事に成功した計画なんだ。父だけの努力だけでなく、携わったみんな全員のおかげで出来たことなんだ。きっと父がいたらみんなに同じことを言うと思うよ! とメッセージを寄せ、 アームストロング:Thank you! と笑顔で挨拶すると、より一層大きな拍手に包まれながら会場を後にしました。 実在したニール・アームストロングというキャラクターが、ライアンの徹底したリサーチと、ふたりの間に存在した共通点によって、劇中でどのように映し出されていくのか・・・ 『ファースト・マン』 2019年2月8日(金)全国ロードショー! 公式Twitter: 公式サイト:
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監督/製作:デイミアン・チャゼル(『ラ・ラ・ランド』(17)、『セッション』(15)
出演:ライアン・ゴズリング(『ラ・ラ・ランド』(17)、『ブレードランナー 2049』(17)、クレア・フォイ(『蜘蛛の巣を払う女』(19)、カイル・チャンドラー(『キャロル』(16)、ほか
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、アダム・メリムズ、ショジュ・シンガー
脚本:ジョシュ・シンガー(『スポット・ライト 世紀のスクープ』(16)
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ(『セッション』(15)、『ラ・ラ・ランド』(17)
※作品公開年は全て日本公開年
原作:「ファーストマン:ニール・アームストロングの人生」著/ジェイムズ・R・ハンセン
配給宣伝:東宝東和
写真用クレジット:©Universal Pictures
映像用クレジット:©2018 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.