アカデミー賞 ドキュメンタリー部門ノミネート、カンヌ国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した映画『顔たち、ところどころ』を2018年9月15日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか、全国順次公開となります。
本作の公開を記念し、公開初日の9月15日(土)、作中ふたりを乗せてフランス田舎町を旅するJRの撮影ブース付きのフォト・トラックを使った参加型アートイベントを開催するそうです! |
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フォト・トラックが登場するのは① Ginza Sony Park /②agnès b. AOYAMAの2か所!
プロジェクトへの参加方法は簡単。フォト・トラックに装備されている撮影ブースでご自身のポートレートを撮影しで、出てきた大きなポートレートを街に貼り出すだけ! 実はこのフォト・トラック、映画『顔たち、ところどころ』に出演するだけではなく【インサイドアウト・プロジェクト】 でJRと共に世界中を旅してきたトラック。 イスラエルとパレスチナを隔てる壁や、ジャーナリストやメディアでも立ち入らないような貧民街ファベーラ、世界のあらゆる場所でプロジェクトを敢行しました。被写体は現地で生活する人々。発展途上国で起こる戦争や暴力、貧困でまず第一に犠牲となってしまう女性達にもスポットを当てています。 また、日本では2012年に東北の被災地をめぐり、街中にそこに住む人々の顔写真を展示しました。石巻市で開催されている「Reborn-Art Festival」にも登場しています。 写真に写る人の顔は、それぞれの人生を語ります。顔写真を街に貼り出すと個人の顔はアート作品へと変容し、社会のメッセージとしてそれを目にする多くの人びとに人間の尊厳や優しさやその他多くの大切なことを伝えてくれます。 JRは、このプロジェクトについてこう語っています。 「初めはストリートで自分の名前を書いていた。”自分は存在する”と言うために。そしてその後は、みんなの写真を撮ってストリートに貼った。パレスチナで、ファベーラで、ケニアで、世界中で。”彼らは存在する”と言うために」 ■開催概要 ■注意事項 以下をご了承の上、ご参加ください。 インサイドアウト・プロジェクトとは? インサイドアウト・プロジェクトは、フランス人アーティストJRが世界中に呼びかけたアートプロジェクトです。2011年からスタートし、これまでに129カ国、260,000以上の人々が参加しています。大都市から紛争地帯まで様々な場所で、そこに住む人々の顔写真を大きく出力して貼り、一人一人の語られない物語を街に映しだしています。 |
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また、本作に対する著名人の方々からのコメントを掲載したチラシが完成。 公開劇場など各所で配布中です。 『顔たち、ところどころ』 2018年9月15日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開 公式サイト: Twitter: 映画監督アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJR。 「ヌーヴェルヴァーグの祖母」とも呼ばれる女性映画監督の先駆で、カンヌ、アカデミー両賞で名誉賞を受賞しているアニエス・ヴァルダ。そして、大都市から紛争地帯、様々な場所で、そこに住む人々の大きなポートレートを貼り出すアートプロジェクトで知られるアーティストJR(ジェイアール)。 サングラスを決して取ろうとしないJRにやきもきし、ゴダールが『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替えたり、時に歌い、笑いながら、でこぼこな二人旅は続く。炭鉱労働者の村に一人で住む女性、ヤギの角を切らずに飼育することを信条とする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、思い出の海岸…フランスの田舎街をめぐり出会ったのは、美しい風景と、たくさんの顔、顔、顔。「JRは願いを叶えてくれた。人と出会い顔を撮ることだ。これなら皆を忘れない」とアニエスはつぶやく。願いを叶えてくれたお礼にと、彼女はJRにあるプレゼントをしようとするが…。 |
© Agnès Varda – JR – Ciné-Tamaris – Social