政情不安のインドネシアから生まれた反逆のジャカルタパンクシーン! 5月より開催する映画 『マージナル=ジャカルタ・パンク2014年春版』 上映+マージナルアコースティックライブ+マージナル写真展+版画ワークショップが開催されます。 映画+ライブスケジュールページ: http://www.uplink.co.jp/movie/2014/25940 |
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東南アジアにあって世界最大のイスラム国家インドネシア。この国のパンク・シーンが根付いたのは自然な成り行きだった。ここには反逆する理由があるすぎる。
汚職と腐敗が当たり前におこり、不条理で不公平。政府によるパンクとストリートキッズ狩りも横行している。音楽で革命を起こそうと戦い続けるジャカルタ・パンクバンド「マージナル」は、その中心的存在だ。Marjinalとは、端っこ・崖っぷちに生きる者たち。重要視されず、排除された人々を意味する。かつて活動家として反体制を叫び、学生運動を続けて来たマイクとボブ。政治的自由も言論の自由も無かった。人々は恐怖に怯え、心を閉ざしていた。自分たちのメッセージを伝えるにはどうすべきか。 96年、二人はバンドを結成。政府に対する怒りや、不正だらけの世の中で起こっている事実を記録するための手段として音楽を始めた。この映画は政府から抑圧されながらパンクスとして生きていき、独自のコミュニティを作り音楽とアートを通して活動を続けるバンドとジャカルタパンクシーンを巡るドキュメンタリー。 |
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マージナル プロフィール
パンクバンド。インドネシアの首都ジャカルタを拠点に活動。ギターボーカルのマイクと、ベースボーカルのボブの二人により、1996年に結成された。幅広く精力的な活動は、国内外、世代を超えて絶大な指示を得ている。 メッセージ力の高い独特な楽曲が多くの共感を集める一方、音楽に留まらず、アーティストとしての活躍にも一目置かれている。また、独自の生活共同体を運営し、音楽やアート、物作りを体験する空間として解放。ストリートキッズに生活拠点を提供するなど、人格者としても名高い。木版画や油絵、タトゥなどの作品は、アート界でも注目されている。ライブ時には、木版画や、リサイクルゴミを使用した工芸品製作のワークショップを開催。より多くの人々がアートに触れる機会を提供し、独創的な視点を共有している。
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『マージナル=ジャカルタ・パンク2014年春版』
監督:中西あゆみ
出演:マージナル、ジャカルタ・パンクス
(2014年/日本・インドネシア/63分/インドネシア語・英語/カラー/16:9)