金子雅和監督特集 上映@シネマハウス大塚にて

本年の 2/19㈯からイメージフォーラムで公開する『リング・ワンダリング』を記念して、金子雅和監督の前作である『アルビノの木』と 3 作の短編の上映が決定しました。

2016 年に公開し世界各国の映画祭で高い評価を受けた『アルビノの木』と『リング・ワンダリング』のプロトタイプともいえる『ショウタロウの涙』『水の足跡』『逢瀬』の短編 3 作品の連続上映を日替わりでいたします。新作公開の前に是非ご覧くださいませ。

M シネマは、(株)ミカタ・エンタテインメントが企画運営するイベント上映で、テーマを決めて 2～5作品の上映を約1週間行う。都内での劇場はシネマハウス大塚などで、今後は同じラインアップで全国のミニシアターでの上映も企画提案している。

『アルビノの木』

（2016/86 分）
出演：松岡龍平 東加奈子 福地祐介 山田キヌヲ 長谷川初範 ほか
農作物をさらす害獣駆除に従事する若者が、山の人たちが長いこと大切にしてきた一等の白
鹿を撃つために山に分け入っていく・・・害獣は、果たしてどっちなのだろうか。
人間のあり方を根元から問う物語を、長野・群馬・山形の山間部でロケした美しい映像で綴
り、北京国際映画祭に」正式出品された本格劇場デビュー作

『水の足跡』

（2013/30 分）出演：松岡龍平 石坂友里 山科圭太 ほか
山奥の滝の前でシャッターを切った写真家の前に現れたのは動物ではなく、二人の男女だった・・・。静に記録された交流の物語。

『逢瀬』

（2013/36 分）出演：山田キヌヲ 尾崎愛 松陰浩之 ほか
神の使いとして祀られたイノシシの骨をめぐり巻き起こる、現代の神隠し譚。

『ショウタロウの涙』

(2000/30 分)
故郷に戻った姉妹の秘められた愛の姿を水と光に満ちた幻想的映像で綴る 16 ㎜フィルム作。

『リング・ワンダリング』

2022年2月19日(土)～ イメージフォーラム 他 全国公開
出演：笠松将、阿部純子、片岡礼子、長谷川初範、田中要次、品川徹、安田顕 ほか

主演に笠松将（『花と雨』など）、ヒロインに阿部純子（『孤狼の血』など）が務める。
舞台は東京の下町。主人公の草介（笠松将）がミドリ（阿部純子）を図らずも怪我をさせてしまったことから、彼女の家族が営む写真館まで送り届けることになり、その家族との出会いを通じて、東京という土地に眠る過去の記憶を知ることとなる。人間の「生」や「死」に実感を持てない若者が、運命的な出会いを通して命の重みを知る幻想的で切ない物語となっている。ミドリの父親の写真館館主・青一役に演劇ユニット「TEAM NACS」の安田顕、母親・藍子を実力派女優の片岡礼子が演じる。また、金子雅和監督の前作にも出演した長谷川初範が草介の描くマンガの主人公・銀三を演じ、そのほか田中要次や品川徹など実力派キャストがわきを固める。