芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられるコメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭in台東」(略称したコメ)。今年も2016年9月16日(金)~19日(月・祝)に「第9回したまちコメディ映画祭in台東」を開催致します。「したコメ」は、東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて存分に味わっていただく、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭です。
『箱入り息子の恋』の上映&トークイベントが行われ監督の市井昌秀さんと石橋穂乃香さん(映画公開時:穂のか)が登壇するトークイベントが行われました。 『箱入り息子の恋』上映&トークイベント |
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市井監督・石橋さんより撮影当時の苦労した点やタイトルの隠された意味、主演の星野源さんのエピソードや撮影中の苦労など、NGナシの本音トークに会場の笑いを誘い、熱いトークショーとなりました。 市井監督: (石橋さんが嘔吐するシーンが大変だったと答えたことに対し)昔、自主映画で撮影したのが雪山で女性がゲロを吐き朝日でそれが光り輝く映画だったのですが、その時はスタッフが本当に吐いて本物のゲロを用意して本当に大変でした。ゲロをいかに綺麗に映すかという。その経験があり石橋さんにもアップだったりハイスピードでゆっくり見せたり沢山撮影してしまいました。ゲロは作り物ですよ!でも何を入れたら綺麗に映るかなども考えました。でも全然映像使わなかったんですけどね。 (なぜそんなに嘔吐物にこだわるか聞かれ)一般的に汚いと言われるものでも、一つのドラマやキャラクターが入ることで全然違って見えてくるていうのを映画に入れたかったんですよね。 石橋さん: (ふなこしさんを演じたことについて)朝からこんな話ばかりで申し訳ないのですが、私が演じたふなこしさんは世間で俗にいうヤリマンという役柄で、台本を読んだときに監督と話をしていて、実はそのキャラは逆でヤリマンのように見せているだけの人物であり周りにそう見えてしまう不器用な役だと思い、それを監督に相談したところ、監督が“実はそうなんだよ”と話してくれて、役柄をしっかり理解し、演じやすくなりました。 (共演した星野源さんについて聞かれ)実は私は星野源さんのファンで、ご本人に知られずにいるつもりでしたが周りにばらされてしまいました。星野さんは気さくで演技も真面目で、撮影時も役と優しい雰囲気は同じでした。撮影も楽しくさせて頂いて、2人で酔っ払い歩道橋から(星野源さんの役に)叫ぶシーンがあったのですが、下から駆け寄り、そっと「パンツが見えているよ」と教えてくださいました。 |
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『箱入り息子の恋』は 童貞こじらせ系、オーバー30男子の健太郎は、内気で愛想がなく、唯一の趣味はペットのカエルだけ。見かねた両親は親同士が婚活する“代理見合い”に参加、美しい奈穂子とお見合いするチャンスを掴んでくる。実は彼女は目がまったく見えなかったのだが、奈穂子に一目惚れした健太郎は「好き」という感情を一気に爆発させていく・・・。 星野源 夏帆 / 平泉成 森山良子 大杉漣 / 黒木瞳 |
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「第9回したまちコメディ映画祭in台東」 2016年9月16日(金)~19日(月・祝) 開催中! 公式HP:www.shitacome.jp |