“映画を語る”WEB番組「活弁シネマ倶楽部」にて、本日公開される映画『みとりし』の監督・白羽弥仁がゲスト登場し、公開初日を迎えた本作の製作秘話を明かした。
『みとりし』は、「人生の最期、どこで旅立ちたいですか?大切な人の最期、どのように送りたいですか?」という言葉のとおり、この世から旅立つ者と送る者の最期の時間に寄り添い、心を寄せ手助けをする「看取り士」が紡ぐ、命のバトンをつなぐ物語。これまで多くの方と温かい時間を共有し、看取ってきた経験のある、「日本看取り士会」の会長・柴田久美子氏著書の『私は、看取り士。わがままな最期を支えます。』を原案にして、数々の秀作を手掛けてきた白羽弥仁監督がメガホンをとる。 撮影に際して、実際に柴田氏に看取り士の体験をさせてもらったという白羽監督は「(人は)どうしたって、死にたくはない。なんらかの生きる未練はある。それを優しく包んで、次の世界に連れて行ってあげる。それも非常にデリケートなやり方で、死を安らかに迎えさせてあげるっていうのは、なかなか簡単なことではないと思う。これはお医者さんができることでもないですし、意義のあることだが、なかなかあの境地に達するのは大変だなと思いました。」と看取り士の存在意義と、その仕事の難しさと繊細さについてコメントした。 番組では、人の死について描かれることの多い日本映画と社会の情勢についてや、白羽監督からみた現代の映画業界についてなど多様な話題について触れられている。 |
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■活弁シネマ倶楽部■ 活弁シネマ倶楽部 公式ツイッター: 監督・脚本:白羽弥仁 |
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『みとりし』 http://is-field.com/mitori-movie/index.html
死ぬ前の余命宣告や死んだ後のお葬式やお墓については考えるのに、85%が病院で亡くなっている現代、死に際について選択肢があるとあまり考えられてきていませんでした。在宅医療が整いやすい環境ができつつある今、200人以上を看取ってきた日本看取り士会の柴田久美子会長の経験を基にしてフィクションを加えて制作した |
榎木孝明 村上穂乃佳
高崎翔太 斉藤 暁 大方斐紗子 堀田眞三 片桐夕子 石濱 朗
仁科 貴 みかん 西沢仁太 藤重政孝 杉本有美 松永 渚 大地泰仁 白石 糸
川下大洋 河合美智子 つみきみほ 金山一彦 宇梶剛士 櫻井淳子
原案:『私は、看取り士。』柴田久美子著(佼成出版社刊) 企画:柴田久美子 榎木孝明 嶋田豪
統括プロデューサー:嶋田豪 プロデューサー:高瀬博行 音楽:妹尾武 撮影:藍河兼一 照明:鈴村真琴
録音:西岡正巳 美術:阿久津桂 編集:目見田健 音響効果:丹雄二
主題歌:「サクラの約束」歌:宮下舞花 作詩・作曲:犬飼伸二 音楽プロデューサー:犬飼伸二
特別協力:(一社)日本看取り士会 (一社)在宅ホスピスなごみの里 後援:(公社)日本医師会
協力:池本助夫 正好文化事業股份有限公司 泰邦株式会社 特許業務法人オンダ国際特許事務所 上村邦子
株式会社北陽 株式会社佼成出版社 高梁市観光協会
キャスティング:クリエイターズ・フィールド 製作プロダクション:アイエス・フィールド
監督・脚本:白羽弥仁
2019 / 日本 / カラー / 110分 / ビスタサイズ / 5.1ch
©2019「みとりし」製作委員会