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ロッテルダム国際映画祭 最優秀作品賞

舞台を中心に活動している俳優・田中稔彦(たなか としひこ)が初監督・脚本を手がけた映画『莉の対』(れいのつい)が、「第53回ロッテルダム国際映画祭」にてタイガーコンペティション部門の最優秀作品賞(タイガー・アワード)を受賞(現地時間2月2日)。
 
凱旋!国内上映決定
そして!待望の国内上映について2024年5月31日(金)よりテアトル新宿にて1週間限定の上映が決定しました。

日本人では史上初となる単独のタイガー・アワードを受賞した同映画祭では、会期前に一般上映(全3回)がすべて売り切れるなど、受賞前から注目を浴びていた本作。東京と北海道を舞台に出会うはずの無かった二人の男女の物語であり、とりまく周りの人たちも様々な問題を抱えていることを映し出し、人間の脆さや弱さを自然の美しさと対を成すように描いた190分のヒューマンドラマとなっている。

3時間超えという上映時間である意味と、作品に込められた思いをぜひテアトル新宿のスクリーンでご確認ください。

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『莉の対』

(れいのつい)
英題『Rei』

2024年5月31日(金)より、テアトル新宿にて1週間限定上映 ほか全国順次公開

公式X:
@reinotsui

公式インスタグラム:
@reinotsui_movie

公式HP:
https://reinotsui.com

東京と北海道を舞台に、出会うはずが無かった二人の男女の物語。
彼女らをとりまく周りの人々は、様々な問題をかかえる者達だった。
障害を抱えた子を持つ夫婦、行き場のない不倫関係を続ける男女、子を愛せなかった母親、弟の苦悩に寄り添えなかった兄。
コロナ禍で葛藤を抱える舞台俳優、性同一性障害に悩む者、そして耳が聞こえない風景写真家。
人は誰かと繋がる事で自分の存在価値を見出そうとするが、そうする事で脆く崩れていく人間模様。
人間の脆さや弱さを、自然の美しさと対を成すように描いたヒューマンドラマ。

あらすじ
自分の存在の希薄さを感じながら生きている光莉。ある日、ふとしたきっかけで1枚の写真に心惹かれた光莉は、その写真を撮った人物に自分のポートレイト写真を撮ってくれないかとメールで依頼する。光莉の元に返ってきた返信は「人物の写真は撮った事がありません。あと僕は、耳が聴こえません。なので、喋ることもできません。うまくコミュニケーションが取れないと思います。それでもよければ・・・」風景写真家である真斗からのメッセージ。真斗は失聴者だった。
光莉と真斗、それぞれを取り巻く人間関係が少しずつ影響を与えあい、そして脆く崩れていく。自然の美しさと対比されるように描かれていく人間模様。『莉』は単独ではほとんど意味を持たない。他と結びつくことで初めて意味を持つ。
莉の対

田中稔彦監督 Profile

田中 稔彦(たなか としひこ)
大学在学中、University of Michigan Ann Arbor校ビジネススクールに留学。卒業後は三井住友銀行に就職するも、1年で退職し俳優に転身。その後舞台を中心に俳優活動に専念。新型コロナウィルスの影響により舞台業界がストップしている中、独学で動画撮影・編集技術を学ぶ。同時にドローン免許も取得した。
試験的に短編作品を撮影していたが、2022年より長編映画『莉の対』の制作に取り掛かる。同年、株式会社No Saint. & Bloom設立。
本作ではプロデューサーでもありながら監督・脚本・出演・撮影・編集を兼任し映画制作を0から全てのセクションを経験した。
既に長編二作目のシナリオも書き上げ、次回作への制作に取り掛かっている。
俳優としては舞台を中心に活躍。映像での代表作に『抱きしめたい -真実の物語-』(塩田明彦監督)、『子宮に沈める』(緒方貴臣監督)、『陽はまた昇る』(テレビ朝日)など。

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監督・脚本・出演・撮影・編集:田中 稔彦
上映時間:190分
キャスト:鈴木タカラ、大山真絵子、森山祥伍、池田彰夫、勝又啓太、田野真悠、菅野はな、内田竜次、築山万有美/田中稔彦

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