小学生の頃から映画を撮り続け、日本最年少監督(若干13歳)として『やぎの冒険』(2010)を世に送り出した沖縄出身の仲村颯悟(なかむらりゅうご)監督が主催した「卒業記念イベント やぎと人魚とりゅうご 〜沖縄の中学生カントク、こんなに大きくなりました〜。」の東京イベントが行われました。 同じく沖縄出身の俳優・満島ひかりさん、MONGOL800のキヨサクさんが登壇。 満員立ち見の観客に見守られながら、方言全開の地元トークに加え、キヨサクさんがマンドリンで弾く主題歌「henoko blue」合わせて、急遽実施された3人による朗読セッションでは、キヨサクさんの未発表の詩がが読まれ、感動のあまり会場は感涙に包まれました。 卒業イベント やぎと人魚とりゅうご 〜沖縄の中学生カントク、こんなに大きくなりました。〜 |
|
『やぎの冒険』上映後、MCの呼び込みで仲村颯悟監督、満島ひかりが登壇。突然監督からメールでゲスト登壇の依頼を受けたという満島。仲村監督を「中学校の後輩です。」と紹介した。
今回のイベント開催の主旨について仲村監督は「小学生から大学生までずっと映画を撮ってきて、学生が終わる節目で皆さんにイベントを通して感謝の気持ちを伝えたかった。」と説明。 仲村監督は「沖縄は好きでも嫌いでもなく、ホーム。帰る場所だからこそ、外からの姿も見たいなと思う。」と答えた。劇場は観客・報道陣ともに終始笑顔が溢れ、沖縄さながらの温かな雰囲気に包まれた。 |
|
『人魚に会える日。』上映後には再び仲村颯悟監督と『人魚に会える日。』の主題歌「henoko blue」を作曲したUKULELE GYPSYこと、MONGOL800のキヨサクが登壇。数日後にMONGOL800としての武道館ライブを控えた中、監督の熱いラブコールに答え登壇が実現したという。
キヨサクが今回楽曲を提供することになった経緯を説明、「沖縄の道でりゅうご(仲村監督)に声をかけられて、初対面だったが『やぎの冒険』のDVDを渡され、その後本作の企画の段階で「楽曲の提供」を依頼されて、「なんてガッツのある子」だろう、と感心した記憶がある」と話すと、会場では大きな笑いが起きた。その後、初めて作品を鑑賞した際、「なんという暴力的な映像をまた作って(笑)」と思いながらも、仲村監督の映画に対するアツイメッセージを感じ取り、キヨサクは「この作品に歌詞はいらない」と判断、インストでの楽曲提供した。一方、仲村監督は、主題歌には歌詞が欲しいと思っていたが、キヨサクがあげてきた「henoko blue」を聞いたら、すんなりとキヨサクの想いに同感、そのまま採用したことを語った。 また、本トークイベントではキヨサクの発案により、急遽満島ひかりも再登壇。 |
|
「卒業イベント やぎと人魚とりゅうご 〜沖縄の中学生カントク、こんなに大きくなりました。〜 」
は、3/9(土)に沖縄 桜坂劇場でもイベントを開催予定。ゲストに沖縄を代表する映画人たちを招き、学生監督としての最後のイベントを盛り上げる。沖縄での来場ゲストは、山城智二、古謝美佐子、知念臣悟、又吉演、宮島真一、宮平貴子、山里孫存、山田優樹、仲村颯悟監督他を予定。仲村監督の成長を暖かく見守ってきた、沖縄の映画人たちとの”沖縄のこれから”を大いに語る予定。 イベント名:卒業記念イベント やぎと人魚とりゅうご 〜沖縄の中学生カントク、こんなに大きくなりました〜 開催日&場所: |