1989年から世界中の観客を魅了し続け、ミュージカル史上に燦然と輝く金字塔「ミス・サイゴン」。
2014年9月、ロンドンのプリンス・エドワード・シアターで上演された25周年記念公演を最新の映像技術で撮影、映画化したものが、映画『ミス・サイゴン 25周年記念公演 in ロンドン』として、いよいよ日本では3月10日(金)よりTOHOシネマズ 日劇他にて公開となります! この公開に伴い、本作のトークイベント付き一般試写会が行われ、2004年から2014年までトゥイ役を演じた泉見洋平さんと2012年から昨年2016年までジョン役を演じている上原理生さんが登壇しました。 映画『ミス・サイゴン 25周年記念公演 in ロンドン』トークイベント |
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ミュージカル界の貴公子のお二人を迎えて、熱く面白いトークが行われました。 会場に集まった観客のほとんどがお二人のミス・サイゴンを劇場で観た方たちばかり。 ミス・サイゴンの魅力を 泉見さん:実は皆さんと一緒に見させていただいてました。ミス・サイゴンは音楽が素晴らしい作品ですよね。すでに卒業していますが体が反応しますね。部隊映像を録画したものだけじゃなく、映像もインサートされて。ライブ映像を超えたものですよね。また新しいものを観た気がしました。 と、音楽の力を力説する泉見さん。上原さんも 上原さん:舞台上の景色がよみがえりますよね。ベトナム戦争が舞台ですが、悲惨な中に、普遍的な悲しみ、愛や生きるということの厚さが伝わってきて、観ている人たちをひきつけてやまない映画になっていますよね。新演出からプレゼンテーション的に演技をするのをやめようと。この映像だと、その演出がよい形で生きていますよね。 と、映画版の魅力を語りました。 劇場出演での、今だから話せることはという質問には 泉見さん:10年間でキムの情念に355回撃たれたわけで。毎回トゥイで生きなければ、この物語は伝えられないという感覚で、毎回殺された後に自分に戻れないこともありました。 と、相当のめりこんでいたと話し、 上原さん:普段間違えることないんですけど・・・・帰国した彼をというところを遅刻したって。。へこみました。 と、後悔する上原さんに、ここに来るのが遅くなったという意味でとろうと励ます泉見さんですが、 上原さん:スケールが小さくなってる。 と、さらに小さく。。。ほかにも、キムの拳銃がなかなか、カバンから出てこなかったり、逆に早く鳴ってしまったりといろいろなエピソードが飛び出しました。 |
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上原さんから見た泉見さん? 上原さん:亡霊のところは すごい怖かったんですよ。鬼気迫るというか。情念が込められてて 泉見さんからみた上原さんは? ジョンとは絡むシーンがなくて、でも、新演出ではボートピープルのところでは一緒に出ていて、GIのときはジョンそのものなのにボートピープルも似合う。幅広い役者さんだなと。 と、互いを称え、 カーテンコールの演出に 泉見さん:サプライズ氏に来てる方たちが、サプライズ感を味わえてるのが 最高ですよね。 上原さん:キャデラックで出てくるところすごいですよね。あの演出。サイゴンファミリーとしてうれしかったです。舞台から伝えられるようにと思える良い時間でした。 と、サイゴンファミリーの証のタグをみせ、イベントは終了しました。 |
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公式HP:miss-saigon-movie-25.jp 物語・・・ だが、サイゴン陥落の混乱の中、非情にも2人は引き裂かれ、クリスはキムを残しベトナムを離れてしまう。 戦争が終わり、キムはクリスの帰りを待ちながら彼との息子タムを育て、懸命に生きていたが、帰還したアメリカで今もベトナムの悪夢に苦しむクリスは、妻エレンと共に新たな人生を歩き始めていた。 時がたち2人が再会するとき、キムは愛するタムを前に、ある悲壮な決意を固めるのであった。 |
製作:キャメロン・マッキントッシュ「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」「キャッツ」
作:アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク
音楽】ロード=ミッシェル・シェーンベルク
キャスト】 エンジニア=ジョン・ジョン・ブリオネス/キム=エバ・ノブルザダ/
クリス=アリスター・ブラマー/エレン=タムシン・キャロル/ジョン=ヒュー・メイナード/
トゥイ=ホン・グァンホ/ジジ=レイチェル・アン・ゴー
スペシャル・ゲスト】 ジョナサン・プライス/レア・サロンガ/サイモン・ボウマン
(C)2016 CML
上映時間:3時間7分 ※休憩2回含む
配給:東宝東和株式会社
制作:ユニバーサル・ピクチャーズ