映画情報どっとこむ ralph CMディレクターとして名を馳せ、映画監督としても数々の賞を受賞してきた江口カン監督が、“映画を語る”をテーマに掲げるWEB番組「活弁シネマ倶楽部」に出演。江口監督のキャリアを初期から掘り下げ、“江口カン”という映像クリエイターについて余すことなく語ります!
江口カン監督&森『活弁シネマ倶楽部』

「活弁シネマ倶楽部」では、

『ロッキー』のパロディ映画をつくった学生時代からお金を借りることもできなかったフリーランス時代の話、『めんたいぴりり』から『ガチ星』、『ザ・ファブル』に至る現在までの詳細が、監督自身の口から語られた。学生時代から、いつのまにか映像制作でお金がもらえるようになっていたという江口監督は、
江口カン監督『活弁シネマ倶楽部』
江口監督:自分たちでジャンルをあえて決めずに、ありとあらゆる映像で面白いの作りまっせというのが僕らのスタイル」

口にし、その上で、

江口監督:ジャンルは問わないけど、面白くなるかどうかはすごく重要。

として今でも変わらぬスタイルだと明かした。
江口カン監督&森『活弁シネマ倶楽部』
また、映像制作のデジタルへの移行やYouTube黎明期など、キャリアにおける重要なポイントでうまく時代の“波”を察知し、

江口監督:面白いことができるんじゃないかっていう予感があって、その波に乗れた。

と語った。

MCの森さん:サーファーぽいですよね。西海岸とか好きですか」と聞かれると、「好きです。西海岸といえば、実はサーフィンとコンピューター。
森『活弁シネマ倶楽部』
と、デジタルでの映像制作でキャリアを積んだ自身を象徴する言葉に繋げ、スタジオを沸かせた。

番組内では、NHK以外で初めて、朝ドラのフォーマットで発表したドラマ『めんたいぴりり』から長編映画デビュー作となった『ガチ星』、そして最新作『ザ・ファブル』について触れられている。

『ガチ星』製作時、50歳を目前に控えて「今から映画ってだいぶ厳しいよ」と周囲の人に言われていたことを明かした江口監督。伊丹十三監督が51歳で初監督作品『お葬式』を発表したことを支えにしていたと語った。

『ガチ星』が業界内に熱烈なファンを生み、『ザ・ファブル』へのオファーへ繋がり、「無茶苦茶やりたい」と思ったという。

映画のタッチを原作の面白さである「プロの殺し屋ならではの地味さ・リアルさ」に振るか、「華のあるアクションエンターテインメン
ト」に振るかで悩んだ江口監督。プロデューサーから「日本以外は圧倒的にバットマンが人気だけど、日本だけはスパイダーマンが人気。」その理由は「バットマンは黒くて暗い。スパイダーマンは赤と青で明るい。」と言われ、「ええ!と思ったけど、無茶苦茶響いて」と驚きをみせながら、「面白いから乗ってみようって思った」と映画のタッチを決定したきっかけを明かした。

映画情報どっとこむ ralph 他にも、今後の活動や“福岡”という土地だからこそ生まれた『めんたいぴりり』に込めた想いなど、一時間超えの長尺で江口カン監督の過去から現在までを掘り下げている。

■活弁シネマ倶楽部■

▷「活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター
@katsuben_cinema

監督:江口カン
福岡出身、KOO-KI所属。ドラクエ(出演:のん、北大路欣也)、スニッカーズなど多数のCMを演出。Webムービーでは、「Baseball Party」(トヨタ)や「COME ON! 関門!」(北九州市・下関市)などのヒット作品を手掛け、国内外にて異例の視聴数を獲得。07-09年、カンヌ国際広告祭で三年連続受賞。13年、東京2020五輪招致PR映像「Tomorrow begins」のクリエイティブディレクションを務める。ドラマ「めんたいぴりり」が日本民間放送連盟賞・優秀賞(2年連続)、ギャラクシー賞などを受賞。劇場映画作品は、デビュー作『ガチ星』(18)が「映画芸術」誌ベスト10にランクイン、その後『めんたいぴりり』(19)、『ザ・ファブル』(19)と続いている。

映画情報どっとこむ ralph ザ・ファブル

公式サイト:
http://the-fable-movie.jp/

岡田准一主演『ザ・ファブル』

<STORY>
どんな相手も6秒以内に殺す――。“ファブル(寓話)”と呼ばれる謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。しかし、ちょっと仕事をし過ぎた彼に、ボス(佐藤浩市)はある指令を与える。「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」
ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に生まれて初めて一般人として街に溶け込む生活を始める。インコを飼ったり、バイトしたり…。殺しを封じ、《普通》を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する!【絶対に殺してはいけない】指令のもと、絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らせるのか―?!

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出演
岡田准一 木村文乃 山本美月 福士蒼汰 柳楽優弥 向井理 佐藤二朗 安田顯 佐藤浩市

原作:南勝久「ザ・ファブル」(講談社「ヤングマガジン」連載中)
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介
配給:松竹 松竹・日本テレビ共同幹事作品
©2019「ザ・ファブル」製作委員会
  

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