この度、第152回直木賞受賞後の第一作目に書き下ろした、子どもと大人の狭間にいる思春期の成長物語として幅広い世代より高い評価を受けた西加奈子先生原作「まく子」が映画化、2019年3月テアトル新宿他全国公開。
本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、今まで見てきた世界‐日常‐が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく、誰しも成長の中で経験してきた葛藤や親と子の確執と再生を、西加奈子先生ならではの独自の世界観はそのままに、誰しもに訪れる“奇跡”の物語を描きます。 この度、映画『まく子』の特報が完成しました!
初解禁になった特報映像は、子どもと大人の狭間にいる慧(山﨑 光)を中心に、謎の美少女転入生・コズエ(新音)、そして草彅 剛さん演じる慧の父・光一と須藤理彩さん演じる慧の母・明美の家族の姿を、それぞれ瑞々しく映し出します。 原作「まく子」の発売当時、著者:西加奈子先生は、「大人になりたくない子どもたちに、そして、大人になりたくなかったかつての子どもたちに読んでもらいたい、そう思いながら書きました。」とコメントを発表しました。 本映像には、この家族、コズエを通して、現代を生きる大人たちへ、 「信じること、与えること、受け入れること、そして、変わっていくこと―」 というナレーションと共に、子どもも大人もいくつになっても“変化”していくことは、自分自身と向き合いながらも楽しめることという想いが込められています。そして特報のラストでは、コズエが慧の耳元で囁く衝撃的なセリフで締められ、物語のキーパーソンでもあるコズエの存在を強く印象づけます。閉ざされた小さな町に、少女は何をまいたのかー。この後の物語の展開が気になる特報に仕上がっています。 |
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映画『まく子』
2019年3月 テアトル新宿ほか全国公開!
物語・・・ 小さな温泉街に住む小学生5年生の「ぼく」(慧)は、子供どもと大人の狭間にいる。 ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしかった。女の人とみれば、とたんにだらしなく笑う、父ちゃんみたいには絶対になりたくなかった。 |
監督・脚本:鶴岡慧子
原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)
出演:山﨑 光、新音、須藤理彩/草彅 剛
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)