小中和哉監督『Single8』先行上映会＠ユーロライブ

小中和哉監督『Single8』

映画作りに情熱を燃やす高校生たちが繰り広げる恋と友情を描いた70年代青春グラフィティ。

1978年夏、高校生の広志は日本で公開されたばかりの『スター・ウォーズ』を観て大興奮‼自分も巨大な宇宙船を撮りたいと８ミリカメラを手にする。映画作りへの熱い想いはいつしかクラスメイトたちを巻込み、文化祭の出し物で監督作品が上映されることに。こうして忘れられない夏休みの撮影が始まった――。

『Single8』は、2023年3月18日（土）より、ユーロスペースほか全国順次ロードショーとなります。

その先行上映舞台挨拶が行われ、小中和哉監督、上村侑、桑山隆太（WATWING）が登壇しました。

映画『Single8』先行上映会舞台挨拶
日程：12月21日
場所：ユーロライブ
登壇：小中和哉監督、上村侑、桑山隆太（WATWING）

イベントコメント

●小中和哉監督

自伝的要素を取り入れた個人的な企画で8ミリフィルムについて描く、という選択肢しかなかった。この作品では段取りやカメラワークを決めこまず、自由に撮影するスタイルに初めて挑戦できたことがとても嬉しいです。
最後の10分間8ミリフィルムの長まわしのシーンがありますが、そこは1発撮りのプレッシャーが凄かったと思いますが、役者たちは頑張ってくれました。こういう緊張感のある撮影自体、最近は少ないですが、そういう雰囲気も本作で再現できたのは良かったです。

●上村侑：

8ミリフィルムに触れたのも初めてですが、いまのデジタルの機器より扱いが面白くて感動しました。8ミリフィルムをまわすときの緊張感も良かった。この作品は、映画作りの裏側を描く、僕たちのメイキングをずっと撮影されているような感覚でした。僕の素の部分も映り込んでいると思います。改めて強調して伝えておきたいのは、この作品の現場で一番はしゃいでいたのは小中監督です！監督含め周りのスタッフのおじさん達の熱量と言ったら…、僕たちは置いてけぼりでした(笑)。8ミリの事を1つ聞いたら10返ってくるような、みんな8ミリフィルムが大好きで、そんな熱気のある雰囲気の良い現場の中で演じることが出来て光栄でした。
個人的な、小さな作品ですがこれから全国の劇場で公開されるよう頑張っていきたいです。ぜひ応援よろしくお願いします。

●桑山隆太：

役作りの時も1970年代という時代性を意識しました。 監督から当時の修学旅行のフィルムを見せてもらって、和気あいあいとした雰囲気は今の若者と変わらないけど、今の時代より雰囲気がエモい！ ノスタルジックな感じがなんともいえず良かったです。 僕は3人の中で一番映画に詳しいという役どころだったのですが 「ハイスピード撮影」や「リバース撮影」という単語が次々と出てきて、自分で調べて理解しながら演じなければいけなかったので そこは難しかったですね。
今はなかなか見ることのできない「昭和」を感じる映画。懐かしさ、親しみを持って観られる作品だと思います。 これからもっとたくさんの人に届いたらいいな、と思います。

『Single8』

2023年3月18日（土）より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー

公式サイト：
single8-movie.com

主人公の男子高生・広志には、主演映画『許された子どもたち』(20)で第75回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞、テレビドラマ「ファーストペンギン!」の漁師・山中たくみ役が記憶に新しい注目の新鋭、上村侑。広志をサポートし共に奔走するクラスメイトの喜男と佐々木には、10月にリリースした1stシングル「Honey You!」がオリコン週間シングルランキング5位を獲得!2023年1月にはZeppツアーの開催と人気を集めるホリプロ初の男性ダンス＆ボーカルグループWATWING（ワトウィン）の福澤希空と桑山隆太。活躍は多岐にわたり、福澤希空は一大ブームを起こした「呪術廻戦」の舞台に出演、桑山隆太は、日本テレビ「ZIP！朝ドラマ」『クレッシェンドで進め』に主要な役でキャスティングされるなど、個々でも活動の場を広げている。また、広志が密かに思いを寄せ、映画のヒロインを申し出るクラスのマドンナ夏美に、『ベイビーわるきゅーれ』(21)で話題をさらった髙石あかりとフレッシュな若手俳優が集結‼ほか川久保拓司、北岡龍貴、佐藤友祐（lol-エルオーエル-）、有森也実と小中組と縁のある個性的な面々が名を連ねる！
監督は、平成ウルトラシリーズを手掛けてきた特撮の旗手、小中和哉。「原点でもある８ミリ映画作りに熱中した青春時代を映画にしたい!」と抱き続けていた念願の企画を実現。仲間と一緒に情熱を傾け、一からモノづくりをすることの尊さに胸が熱くなる極上の青春映画が誕生した‼