11月29日から全国公開で、現在会期中の第27回東京国際映画祭のクロージング作品とし選ばれている
『寄生獣』。 この映画は右手に寄生生物・ミギーを宿した高校生・泉新一の戦いを通して、「人間とはどういう生き物か」「その中で自分はどのように生きるのか」といった根源的テーマを描くマンガをVFXの神的存在の山崎貴監督のもとに実写映画化したもの。 その完成報告会見が山崎監督および主要キャストの染谷将太さん、深津絵里さん、橋本愛さん、東出昌大さんを迎え行われ。舞台挨拶では、ミギーと今回主題歌を担当しているBUMP OF CHIKENがサプライズ登場しました! 寄生獣 完成報告会見&舞台挨拶 日 時:10月30日(木) |
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記者会見の模様
MC:先ずはご挨拶をお願いします。 監督:長い間年外だった、VFXを始めた時から、この作品が映画化されるときには、スタッフで加わりたいと思っていた作品です。それを監督が出来たこと嬉しく思っています。キャストとスタッフで大事に丁寧に作り上げました。多くの方に観ていただきたいともいます。 染谷さん:ついに寄生獣完成しました。長い時間をミギーと歩んできたわけですが、やっとミギーに合うことが出来て涙が出そうです。 深津さん:この寄生獣が映画祭のクロージング作品に選ばれているのと、素晴らしい原作の映画化に参加出来て光栄に思っています。 橋本さん:観終わった後にすぐに周りの人と感想を言い合える作品だと思います。 東出さん:今回の役どころは、ミステリアスな役を演じさせていただきました。この作品にでれて良かったと思います。 |
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MC:ハリウッドに権利があったものが、日本に戻ってきたそうですが。
監督:日本の土壌にあった作品なのでやりたかったのですが、アメリカに嫁に行って。VFXが大変な作品なので、当時は幸せに暮らせればいいかと思っていたんです。なかなか映画化されず。戻ってくるとの話だったのでうちにお嫁に来てくれればとアピールしていました。自分たちのところに来てくれてうれしいです。 MC:キャスティングに関して 監督:簡単にみられては嫌なので。上手な人を口説き落とすかなと。 染谷は実力を知っていますし、特に寄生獣に同化していく前と後のお芝居をしなくてはならないので、それができるのが染谷しかいないんじゃないかなとお願いしました。 染谷さん:山崎監督が寄生獣を撮られるのは聞いていたので。楽しみだなと他人事で思ってたんですが。話が来てびっくりしたんです。面白くて魅力的なプロジェクトでしたので大船に乗った気持ちで頑張りました 監督:深津さんは言いに行くのが怖かったんですよ。顔が割れる役なんで。(笑)原作読んでいただいて。やっていただけることになったんです。最初にお会いした時の話で、なぜ寄生獣に個性があるのかという話になった時に深津さんが言った事をそのままシナリオに落とし込みました。 深津さん:褒め殺しですか?(笑)オファーが来てから原作を読んで、最初なぜ私なんだろうと思いました?お話を聞くといかにも寄生獣みたいな顔の方でやる気はないんですといわれたので、原作を愛されてる監督に任そうと。覚悟を決めました。 監督:橋本さんはですね。 あまちゃんとか見ていて、なんか面白い生き物だなと。。一筋縄ではいかない面白さがあるんですよね。 面白い効果が出ていてよかったです。 橋本さん:良い様に言ってもらってうれしいです。 私も原作をオファー後に読んで。とんでもない力。面白さのある作品で。 ファンになったので作品に参加できてうれしいです。 監督:東出君は・・人知を超えたイケメンにやってほしかったんですよ。染谷の対立者なのでかないっこないやつが良かったので。頼みました。 現場ですごくまじめな彼が不気味な表現を練習していたり。さわやかな彼が寄生獣というぴったりだったなと思います。 東出さん:複雑な思いです。原作が好きで脚本読んで理解するところもあったんですけど。 気持ち悪いと思われたいという願望があったので、撮影中に染谷君に「気持ち悪かったよ!」って言われて嬉しかったです。 |
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MC:完成作品をご覧になった感想は?
染谷さん:素直に楽しめました。早く完結編見せろよと思いました。エンターテインメントですが根底に流れているテーマは説教臭くなく観終わった後に残るような。それって凄いなと。 深津さん:右は現場ではいなくお芝居をして、自分の顔がどんな風になるのか分らなかったのですが、スクリーンで見て凄いなと興奮しました。 東出さん:迫力が凄かったし。超大作だなと。 橋本さん:寄生生物と戦うアクションシーンはこんなことやってたんだって、凄く興奮しました。 MC:主題歌の発表です!BUMP OF CHIKENのパレードです。監督がファンで。オファーしたとのことですが。 監督:バンプは3丁目の主題歌をやってもらったり仲いいんですけど。寄生獣ではもろバンプな生々しくヒリヒリした楽曲書下ろしをお願いしました。 |
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舞台挨拶
BUMP OF CHIKENのコメント! 監督:そして完結編への橋渡しとしていい曲を作っていただいました。 『寄生獣』 2014年11月29日全国東宝系にてロードショーです。 |
ストーリー
人間が食物連鎖の頂点に立つ時代は、突然、終わった。人間に寄生し、人間に擬態し、人間を捕食する新種の寄生生物“パラサイト”が出現!
高校生・泉新一と、彼の右手に寄生した“ミギー”の、奇妙な友情と戦いの物語が始まる。
ある夜、海辺にパラサイトという小さな寄生生物が流れ着く。その寄生生物は人間の脳を乗取って肉体を操り、他の人間を捕食し始める。
平凡な高校生活を送る泉新一にも1匹が寄生しようとしたが、新一を襲った寄生生物は脳を奪うことに失敗し、不本意ながら右腕に寄生することとなった。新一は周囲の人間に真実を打ち明けることも出来ずに悩んでいたが、やがて新一とパラサイト・ミギーは友情に近いものを感じるようになっていく。
しかし、新一とミギーの前には他のパラサイトが現れ始め、次々と攻撃をしかけてくる。
そして新一の幼馴染の同級生・里美にも危機が訪れる。
キャスト・スタッフ
染谷将太、深津絵里、橋本愛、東出昌大、大森南朋、北村一輝、余貴美子、國村隼、浅野忠信
監督・VFX:山崎貴
脚本:古沢良太、山崎貴
原作:岩明均「寄生獣」(講談社刊)
撮影:阿藤正一
美術:林田裕至
音楽:佐藤直紀
(C)映画「寄生獣」製作委員会