スペインの巨匠カルロス・サウラ監督が、フラメンコのルーツといわれるスペイン舞踊ホタを描いた至福のダンス&音楽エンターテインメント『J:ビヨンド・フラメンコ』は11月25日に公開となります。
そして、10月7日(土)に行われたラテンビート映画祭で先行上映され、フィギュアスケーターとして活躍中の安藤美姫さんによるトークショーが行われ、劇中のダンサーをイメージしたオレンジ色のフラメンコ衣装で登場。 映画では、ホタが求愛のダンスとして発達したと語られ、また子どもたちがダンスを習うシーンもあることから、愛あふれる安藤さんの、母として娘の将来への希望、来年行われる平昌オリンピックについてなど盛りだくさんのトークになりました。 フォトセッションには安藤美姫さんフラメンコの決めポーズも! 日時:10月7日(土) |
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MC:今日、安藤さんには、劇中でダンサーが着ているオレンジの衣装をイメージしたドレスを、フラメンコ衣装を取り扱っている「ソニア・ジョーンズ」さんからご提供いただき、着ていただきました。ちょっと見せて頂いても宜しいでしょうか?
MC:ありがとうございます。素敵ですね。アルベルトさん、どうですか? アルベルト:フラメンコ大好き!安藤さん大好き!パーフェクト、美しい! アルベルト:スペインの歴史、文化が描かれ感動しました。かつては800年、アラブの国だったことも描かれていました。 安藤さん:スペインの歴史、あまり知りませんでした。日本にはない踊り、音楽、愛を表現している。踊りでコミュニケーションをとるんですね。時代背景もホタで表現していました。いまのフラメンコに近いものもあり、盛りだくさんでした。スペインの魅力がぎゅっとつまった作品です。2回は見てほしいです。 |
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MC:アスリート時代、演目で「カルメン」でフラメンコをとりいれ、最近もフラメンコの演目がありましたよね。フラメンコのどんなところがお好きですか?
安藤さん:現役時代「カルメン」の心情を表現しました。女性らしさ、力強さ。若かったから・・・悔いが残っています。「カルメン」、勉強してもう一度演じてみたいです。とことんスパニッシュでオリジナルなものを追求していきたい。スペインダンサーから、手のふりを映像に撮って送ってもらいました。フラメンコは日本では華やかなイメージですが、オリジナルでは、もっとシンプルです。スケートはジャンプがあるので、フラメンコの長いスカートは難しい。でも、ジャンプできるぎりぎりの長さのスカートで、いま、再現しています。 アルベルトさん:安藤さんはスペインの顔をしている。メイクや花や・・・ボニータ(かわいい)なスペイン人です! MC:安藤さんは、マドリッドにもよく行かれているとか。アルベルトさんもマドリッドにご実家があるんですよね? 安藤さん:8月にも行きました。人が温かく、緑多い街です。公園もたくさんあり、美術館も多いです。ローマ時代の建物も魅力的です。 MC:そしてスペインを代表するフィギアスケーターといえば、ハビエル・フェルナンデスさんですよね。スペインでは、国民的スターと聞いていますが。 アルベルトさん:ハビエルはハンサムで明るくて、スペインの大人気のヒーローです。 MC:平昌オリンピックの応援もされていますね。ハビエルさんも出てほしいですね。日本の選手も、本田真凛選手など期待の新人もたくさん現れていますね! 安藤さん:世界的に若い選手が参戦しています。トップはほぼ10代に世代交代しています。オリンピックは女性は2枠。選べないくらい接戦です。選手が輝けるようにサポートしたいです。「がんばって」ではなく「いっしょに楽しむ」、いっしょにパワーを送ってあげられたらさらに気楽に頑張れると思います。ハビエルのライバル羽生結弦くんもいるので、男子は楽しみです。ハビエルはメダリストになる可能性があるので応援したいです!フィギュアスケートはアートでもあります。日本はフィギュア大国です。結果だけでなく、尊敬をしてほしい。そうすればもっとオリンピックを楽しめます。 |
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MC:お子さんにはスケートは習わせているのですか?この映画「J:ビヨンド・フラメンコ」でもこどもたちがホタを習うシーンがとても愛らしかったですが。
安藤さん:いまはフラダンス、バレエ、ピアノを習わせています。スケートはやりたい、といえば・・・娘は、マラゲーニャを聞くと歌っていたからフラメンコ好きそう。娘は、「オーラ」ともいうし、スペイン好きです。スパニッシュオムレツやガスパチョもよく作ってあげます。パエリアはまだ・・・ MC:2020年の東京オリンピックに向けて、小池百合子都知事とイベントでご一緒されていますが、印象はいかがですか? 安藤さん:小池都知事とはオリンピック、パラリンピックのフラッグツアーでご一緒しました。気さくで、柔らかくて、強い女性です。 最後に・・・ 安藤さん:フラメンコ、ホタ、時代背景がわかると、その歌や踊りの意味がとっぷりつかってスペインの魅力によりふれることができます。羽生結弦選手とハビエルのいい関係のように、日本とスペインの愛を深めて、スペインの魅力につかってほしいと思います。 映画『J:ビヨンド・フラメンコ』について 11月25日(土)B unkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー 「フラメンコ三部作」と話題を呼んだ『血の婚礼』(81)、『カルメン』(83)、『恋は魔術師』(86)。トップに君臨するアーティストらのパフォーマンスを |
監督:カルロス・サウラ
出演:サラ・バラス/カニサレス/カルロス・ヌニェス/ミゲル・アンヘル・ベルナ
2016年/スペイン/スペイン語/90分/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/カラー&モノクロ
日本語字幕:渡部美貴
字幕監修:小倉真理子
後援:スペイン大使館/セルバンテス文化センター東京/一般社団法人 日本フラメンコ協会/公益財団法人 日本スペイン協会
配給:レスぺ
宣伝協力:Lem
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