映画情報どっとこむ ralph 直木賞作家・角田光代の同名小説の実写映画『月と雷』が、本日、10月7日からテアトル新宿ほか全国公開。

初日舞台挨拶が初音映莉子さん、高良健吾さん、草刈民代さん、 安藤尋監督が登壇して行われ、「月と雷」というタイトルにちなんで、監督に月の土地をプレゼントしました!

『月と雷』初日舞台挨拶​
日時:10月7日(土) ​
会場:テアトル新宿
登壇者:初音映莉子、高良健吾、草刈民代、安藤尋監督​

映画情報どっとこむ ralph 初音さんは、公開初日の初回上映を見終えたばかりの観客からの大きな拍手に迎えられ

初音さん:みなさん、ひとりひとりとお話ししたい気持ちです。

とスタート。

自身が演じたヒロイン・泰子について

初音さん:脚本を読んだとき、他人事ではないものを感じました。歩んできた道のり違うけど、抱えてきた悩み、子どもの頃の傷とかに共感できました。田園風景や子どもの頃、私は両親が岩手で、田園に思い出がたくさんあったので、そこも似てるなと思いながら演じてました。

と振り返えります。一方、高良さんは、不思議と憎めない屈託のなさを持ち、久々に泰子の前に現れて、彼女の人生を変えていく智について

高良さん:素直なヤツ。智の隙や違和感を大切にやっていけたらと思いました。彼が経験してきた人生は、多分、僕らが言う『普通』ではないけど、彼にとってはそれしか歩んだことのない人生。そこから出る笑顔を意識しました。

役作りにのポイントを明かしました。

映画情報どっとこむ ralph 草刈さんは、智の母・直子役で、見た目も含めてこれまでのイメージを大きく覆す姿を見せています。ですが、このイベントでは普段通りの美しいドレスで登壇!

草刈さん:初日とか完成披露試写のときは、きれいにしていくぞ!って(笑)。あれは画面の中の私で、普段はこうですよ!!とわかっていただこうと目いっぱいオシャレしてます!

笑いを誘うベテラン。演じる上では

草刈さん:普段の自分が一切出ないようにと。とってもダメな人で、出てきただけでどうしようもない感じがにじみ出るようにと演じました。

と語りました。​

映画情報どっとこむ ralph 映画の中での智と直子の親子関係が印象的ですが、

高良さん:楽しかったです。草刈さんと現場で一緒の機会はそんなになかったけど、お会いたときに話してて、『あぁ、この人たちは親子だな」という感じ、『智のお母さんだな」と感じました。

と言えば、

草刈さん:智が、ダメな人に育てられた感じがすごくするんですね(笑)。高良さんと初めて会ったとき『あぁ、こういう感じ』と空気で感じるものがありました。智は見た目だけじゃ、どの程度ダメかわかんないけど(笑)、とてもダメな親子だってことが(高良さんと)共有できたし、2人ともそれに気づいてないところも共有できていたと思います。お互いにそれが面白かったです。

と楽しそうに語る草刈さん。​

映画情報どっとこむ ralph 安藤監督はキャスト陣について

安藤監督:そんなに深く役のことを話した記憶はないです。それぞれ解釈してもらい、どう感じ取ってくれたかが大きかった。杓子定規に『こういう感じで』とプランを立てるのではなく、それぞれが自分のフィルターを通して役を作ってくれました。

と役者の力を称えました。​

この日は、映画の公開を記念して、タイトルにちなんで月の土地1200坪の権利をキャスト陣から監督にプレゼント!

安藤監督:どうやって行けばいいのか…(笑)。すごいですね。どう利用したら…? 遺骨か何かを運んでいただければ。

とスケールの大きすぎるプレゼントに困惑しつつも笑顔を見せていた。​

映画情報どっとこむ ralph

最後に・・・

初音さん:映画館を出た後の、みなさんの新しい人生を応援しています!

高良さん:そういう映画なのかなと思います。僕も映画を見て、智や登場人物たちが前に進むきっかけを得て、彼らの力で進んでいくのを見て、強さをもらえました。

安藤監督:“普通に生きる”ってどういうことなのか? 人生、いろんなことがあるけど、どういう生き方をしても、“普通”は自分で決めたらいいと思うし、そう感じてもらえたら。

と語り、会場は温かい拍手に包まれました。

月と雷』​

公式サイト:
http://tsukitokaminari.com/​

公式Twitter:@tsukitokaminari

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初音映莉子 高良健吾​
藤井武美 黒田大輔 市川由衣 / 村上 淳 木場勝己​
草刈民代​

原作 角田光代(中公文庫) 監督 安藤 尋 ​
脚本 本調有香 音楽 大友良英 製作 東映ビデオ 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ エー・チーム 日本出版販売 パラダイス・カフェ ​
制作プロダクション アグン・インク 
配給 スールキートス 
(C) 2012 角田光代/中央公論新社  
(C) 2017 「月と雷」製作委員会​

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