1月30日(土)より公開となります安田顕主演の話題作『俳優 亀岡拓次』。
日々日本全国津々浦の現場をめぐる俳優 亀岡拓次を、TEAM NACSの安田顕が演じています。 監督は横浜聡子。初めて原作作品に選んだのは戌井昭人の小説「俳優・亀岡拓次」。 横浜監督ならではのイマジネーションと構成で映画化しています。 この度、世界も注目する本作にて外国特派員協会(外国人記者クラブ)主催の試写及び、横浜聡子監督登壇の記者会見がおこなわれました。 映画『俳優 亀岡拓次』 |
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記者会見内容 Q:楽しく拝見させていただきました。この企画の出発点をお教えください。 横浜監督:プロデューサーから一緒にやってみたい作品があると言われたのが「俳優・亀岡拓次」。 でも、好きなことは自分で決めてやるしかないという誰にでもにあてはまるメッセージを持っていると思います。 Q:キャスティングは安田顕さんありきで進んだのですか?また麻生久美子さんの魅力はどこですか?? 横浜監督:安田さんはプロデューサーがとても魅力的な方がいるといって教えてくださいました。 また麻生久美子さんの魅力は、美しさ、人あたりの良さだけでなく、相手を緊張させない素晴らしい女優さんで、台本のセリフを一言一句変えないプロフェッショナル。美しくも不安定な女性の役なので、儚さや弱さもみせてくれるだろうなと思いました。 |
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Q:音楽は70年代初頭を意識しているように思いましたが、いかがでしたか?
A:音楽は悩みました。渋い男の話でもあるので、ブルースにしようかと思いましたが、ジャック・タチの『トラフィック』のような音楽にしてほしいなと思いお願いしました。亀岡の人生を肯定して、祝福してあげられるような音楽を意識しました。 Q:劇中の亀岡のようなのんべえは日本的だと思いますが、いかがですか? A:お酒を飲んで楽しむというのは世界共通だと思いますが、日本では特にお酒を飲まないとホンネを言えないというのがあるかもしれません。私もお酒を飲まないとホンネを言えないです。新宿三丁目では映画人が集って夜な夜な議論を戦わせています(笑)。
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今回、記者も観させていただいたきました。
先ず、安田顕さんの為にあつらえたのではないかと思えるほど、亀岡がはまり役です。ファンは観ないわけにはいかない作品です。 また、40代後半以上ならかなり感情移入できるはず。めっちゃ昭和風味です。特に飲み屋で一杯が好きな方は観終わったら行きつけの小料理屋かスナックに行きたくなるはず。 斬新な映像や展開は好き嫌いの分かれるところ。 でも、2時間越えの作品ですが自分ははまりました。 三田佳子さん、山﨑努さんの快演も必見です。 『俳優 亀岡拓次』 1月30日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショーです。 公式サイト:kametaku.com |
亀岡拓次、37歳独身。職業は脇役メインの俳優。“最強の脇役”ぶりで仕事が途切れることはないが、プライベートは安い居酒屋を一人飲み歩く地味な生活。そんな亀岡がロケ先で出会った飲み屋の女将・安曇に恋をして・・・。
世界的巨匠からもオーディションの声がかかり、脇役人生に大きな転機が訪れるのか・・・・・・?
不器用だけど愛すべき亀岡拓次が巻き起こす、ユーモアあふれるハートフルな物語。
出演:安田顕 麻生久美子 宇野祥平 新井浩文 染谷将太 浅香航大 杉田かおる 工藤夕貴
三田佳子 山﨑努
監督:横浜聡子『ウルトラミラクルラブストーリー』
原作:戌井昭人「俳優・亀岡拓次」(フォイル刊)
音楽:大友良英「あまちゃん」
製作:『俳優 亀岡拓次』製作委員会
配給:日活
(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会