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『プチ・ニコラ』公開記念舞台挨拶

世界中で愛されるフランスの児童書「プチ・二コラ」誕生秘話
パリを舞台に原作者二人の喪失と創造の人生を描くノスタルジーと幸せにあふれた実話

第75回カンヌ国際映画祭スペシャル部門に正式出品され話題となり、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭にてクリスタル賞(最高賞)を受賞した『プチ・二コラ パリがくれた幸せ』が6月9日(金)より新宿武蔵野館、ユーロスペース他にて公開となりました!

日本ではオリジナル版上映に加え、この愉快であたたかな物語と美しい映像を世代問わず楽しんで頂けるよう、日本語吹替版の上映も開始。今回それを記念して堀内賢雄さん(ルネ・ゴシニ役)、小野大輔さん(ジャン=ジャック・サンペ役)、小市眞琴さん(ニコラ役)という豪華声優陣が集結し舞台挨拶を行いました。
堀内賢雄、小野大輔、小市眞琴『プチ・ニコラ~』舞台挨拶

公開記念舞台挨拶

日付:6月11日
会場:新宿武蔵野館
登壇:堀内賢雄(ゴシニ)、小野大輔(サンペ)、小市眞琴(ニコラ)

映画情報どっとこむ ralph 堀内賢雄、小野大輔、小市眞琴

あいにくの雨模様ながらも、満席で迎えたこの日。本作出演をきっかけに『プチ・ニコラ』を知ったという堀内は「この映画を通して僕は完全にハマりました。フランスで長らく愛される児童書の名作が原作であることを知り、超感動しました」とすっかりお気に入り。小野は「作品に初めて触れるのに、懐かしさと温かみを感じた作品です。フランスで語り継がれる名作を知ることができて良かった」と感激。小市は「親しみがあって懐かしさもあるイラストで、そこにニコラとして声を当てる緊張感もあったけれど、ニコラとして作品に携わることができて良かった」と喜んだ。

堀内と小野は2人でアフレコ収録に参加。堀内は「音楽や絵に引き込まれ、僕の想いがゴシニにオーバーラップ。これは僕のプチ・ニコラでもあると感じた。魂を入れ込むことで気持ちも入りました」と熱演を報告し「吹き替えだと声を張ることが多いですが、今回は優しい抑えの演技を意識。(小野)大輔の目を見つめながらアフレコしました」とジョーク。その小野は「僕は画面を見ていたけれど、(堀内)賢雄さんは僕のことを見ていたのか…!?」と戸惑いつつも「アフレコ中はサンペとして生きたので、ゴシニを演じられた賢雄さんが歳の離れた友達に見える。実際は大先輩ですけど…」と相思相愛だった。

一方、一人で収録に臨んだ小市は「演じる上ではフランス版原音の男の子の声のトーンを崩したくなかった。堀内さんや小野さんの声からはナチュラルさや柔らかさが伝わってきたので、ニコラの声を演じる際も柔らかさがありつつも子供ならではの元気さを表現できればと思った。事前にお二人の声を聞けたのがニコラの演技に繋がりました」と先輩二人の熟練の技に感謝。すると堀内は「こういう子供でありたいというのが出ている素晴らしい声だった」、小野も「マジで子供が喋っていると思った」と絶賛し、小市は「今の思い出だけでこの先10年はゴハンを食べられる!」と感激していた。

また本作の魅力については「テレビが届いたとか、女の子にカッコつけるとか、世代的にジーンと来るものがある。早食い競争なんてまさしく自分の子供時代の思い出そのもの」と堀内。小野は「家族をも超えた友情から生まれた物語だからこそ、長く愛される。絵と音楽に引き込まれた」といい、小市も「ニコラの姿に昔の自分がフラッシュバックしました。音楽も1950年代当時の曲が使用されているので、その時代に私も行かせてもらえていると思った」と本作の魅力を言葉にしていた。

最後に小市は「最後の方に等身大のニコラ君が出てくるところは涙を誘われます。アフレコ中は涙を我慢していましたが、映像チェック中は涙を流しました。字幕版も素晴らしいので日本語吹き替え版と共にご覧ください」とアピール。小野は「ものを作る人の情熱や絆を深く優しく描いた点に感銘を受けました。自分たちが作ったものが、これから先も愛されていくことは嬉しいこと。エンターテインメントに携わることへと素晴らしさと尊さを改めて感じさせてくれた作品です」としみじみ。堀内は「いい作品に出会って感動するセリフを言えた時は喜びを感じる。こんないい作品に出会えたことを沢山の人に伝えてほしいです。アフレコ収録後に心地の良い気分で帰れるのはそうないこと。自分としても達成感を得た作品です」と大ヒットを祈願していた。

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『プチ・二コラ パリがくれた幸せ』

公開中

公式HP:
https://petit-nicolas.jp

世界中で愛されるフランスの児童書「プチ・二コラ」誕生秘話
パリを舞台に原作者二人の喪失と創造の人生を描くノスタルジーと幸せにあふれた実話

フランスで50年以上愛され続け、世界40以上の言語に翻訳されているロングセラー「プチ・ニコラ」。本作は、その誕生秘話にして、パリを舞台に親友同士の原作者ジャン=ジャック・サンペとルネ・ゴシニの喪失と創造の人生に「プチ・ニコラ」の物語を交えて描く、子供時代へのノスタルジーと創作の喜びに満ちた物語。2022年カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、その後、2022年アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞となるクリスタル賞を受賞するなど、世界中がその愉快で温かい物語と美しい映像に魅了されている。

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原作:ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ
監督:アマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブル
脚本:アンヌ・ゴシニ、ミシェル・フェスレー 音楽:ルドヴィック・ブールス(『アーティスト』) 
出演者:アラン・シャバ、ローラン・ラフィット、シモン・ファリ他
原題:Le Petit Nicolas – Qu’est-ce qu’on attend pour être heureux?/フランス/2022/仏語/ビスタ/5.1ch/86分/字幕・吹替翻訳:古田由紀子/原作:「プチ・二コラ」(世界文化社刊)/映倫:G /後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 ユニフランス/配給:オープンセサミ、フルモテルモ
© 2022 Onyx Films – Bidibul Productions – Rectangle Productions – Chapter 2

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