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3月8日の国際女性デー

懸命に幸せを求めながら壊れていく家族の愛と再生の物語、映画「蜜月」。
主人公美月は、人生に翻弄される17歳から愛を知る32歳まで、過酷な日々をひたむきに生きる女性です。
本作に登場する女性たち、美月の母五十鈴(筒井真理子)、義弟伊織の恋人香澄も、それぞれの困難をかかえながらも、希望を持って生きています。
蜜月『蜜月』17歳の美月
3月8日の国際女性デーという日に、本作で描かれる苦しくても幸せを求めて生きている女性の生きざまをきっかけに、今、頑張って生きている女性にエールを送る女性だけのトークイベントをおこない、主演の佐津川愛美と著述家でありプロデューサーの湯山玲子が女子トークを繰り広げた。
蜜月イベント

「蜜月」上映会トークイベント

日付:3月8日
場所:テアトル新宿
登壇:佐津川愛美、湯山玲子(著述家、プロデューサー) 
MC:伊藤さとり

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佐津川愛美&湯山玲子トークイベント

蜜月イベント
主演作の初お披露目に佐津川は「色々と沢山お伝えしたい気持ちもありますが、みんなで一生懸命に作った作品を皆さんに観てもらえることをありがたく思います」と冒頭の挨拶から感激の涙に言葉をつまらせた。先んじて本作を鑑賞した湯山は「久々の女優映画を見た!『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』のベアトリス・ダルを思い出すくらいビックリした」と佐津川の体当たり熱演を絶賛した。

佐津川が演じたのは、人生に翻弄される17歳から愛を知る32歳まで、過酷な日々をひたむきに生きる女性・美月。佐津川は「撮影では過去と現在パートを分けて撮影してもらったので自分の中の気持ちを切り替えて演じることができた」と振り返り、湯山は「かつて私も暴れ牛だった時代があったので、17歳の美月を見た時、『青春とはこういうエネルギー思い、それを演じ切り、さらに相手により変わる細かい演技を褒めたたえた。

夫役、永瀬正敏とはかつて兄妹役で共演しており、佐津川は「当時は私の夏休みの宿題をやってくださったりして、そんな信頼感もあったので夫役が永瀬正敏さんと聞いたときに大丈夫だと思えた。母役の筒井真理子にも「現場で初めてのシーンの演技で、私の言った意見に、筒井さんが賛同し一緒に発言してくれて、大好きになりました。本当にお母さんだと思っています。ベテランの方ですが可愛しい、純粋なところもある。凄い方です」と尊敬しきりだった。湯山も「この映画は女性陣が面白い!」と太鼓判を押していた。

女性の生き様を赤裸々に描いた映画ではあるが、榊英雄監督と脚本家の港岳彦はともに男性。佐津川は「男性が書かれた物語なので男性目線になるのはわかっていたけれど、現場では女性としてそれはしないと思うことや女性として理解ができないことは、色々と意見させていただきました。できる限りのところで闘いました」と現場ではディスカッションを重ねたという。湯山は美月の描き方に「美月に対する男性の戸惑いが行間に垣間見えたのも面白かった」と評していた。

また佐津川は「女性監督の活躍を見ると自分も頑張ろうと思える。最近はカッコ良くなりたい!という思いが生れました。前は考えていなかったけれど、自分の意見を発信して対等に意見を交わし合う人になりたい」と理想の女性像を告白。それに湯山は「佐津川さんこそ監督をできるのでは?ぜひやってください!」と期待されていた。

最後に主演の佐津川は「女性が生きにくいところもある時代ですが、それを解決するのは自分自身。エンターテインメントが活きる活力になり、少しでも生きる糧になれば嬉しい。同じ時代に活きる仲間として頑張って、みんなで生きていきたい」とメッセージ。湯山は「みんなと一緒じゃないとバチが当たる、『どうせ』という考え方を自分から外してリスクをとって生きましょう。」と世の女性たちにエールを送った。

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『蜜月』

3月25日(金) テアトル新宿他、全国順次公開

公式サイトURL:
https://mitsugetsu.com 
TWITTER:
@mitsugetsumovie 
インスタグラム:
@mitsugetsu_movie

ストーリー
山奥の古民家。優しい陶芸家の夫と穏やかに暮らす美月32歳。弟が15年ぶりに現れ、母の死を告げる。封印していた家族の過去があふれ出す。愛する夫との暮らしを守るために美月は過去の黒歴史と対決する――
母親は、ある“事件”がきっかけで離婚し心にトラウマを抱える。美月は子どもながらに不安定な母を支え、母子で必死に生きてきた。母が新たな伴侶を得て、四人家族となったとき、美月は、やっと温かな居場所ができることを期待した、美しい17歳に成長していた。
だが、その『女という性』に対し、母はかつての事件のトラウマから、嫌悪・嫉妬し、激しく抑圧する。
美月は母への反抗心から、義父に接近する。ささやかな反抗心だったが、次第に深みにはまっていく。再び“事件”が起こり、家族が崩壊していく・・・
15年ぶりに故郷の実家へ戻る美月。義弟から15年間にわたる過酷な義母の介護も知らされ、その代償の重さに押しつぶされそうになる。目を背けてはいけない。夫に封印した「秘密」を告白する。その切なすぎる真実に涙する―――
佐津川愛美『蜜月』

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監督:榊英雄(榊は、木へんに神) 脚本:港岳彦 音楽:和(IZUMI)
出演:
佐津川愛美
筒井真理子  板尾創路  濱田龍臣  森田 想  永瀬正敏
製作:「蜜月」製作委員会(メ~テレ、UNITED PRODUCTIONS、アークエンタテインメント、ファミリーツリー) 
配給:アークエンタテインメント
©2022「蜜月」製作委員会
2022年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/130分/R15+
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