品川ヒロシ、森川智之登場『WOWOW×OSCARS』特別試写会

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WOWOW×OSCARS（R）特別試写会

世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」がいよいよ日本時間3月13日(月)午前7:30より開催。WOWOWでは今年もアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継でお届けします。

番組案内役にジョン・カビラと宇垣美里、スペシャルゲストに中島健人(Sexy Zone)、スタジオゲストとして映画監督で演出家の大友啓史、映画評論家の町山智浩が感動と興奮をお届けします。

この度、3年ぶりとなる「WOWOW×OSCARS（R）特別試写会」が授賞式直前の3月10日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで実施されました。同イベントでは、作品賞にノミネートされた5本の作品をおよそ12時間にわたってオールナイトで上映。

上映前には、WOWOWで現在放送・配信中の『連続ドラマW-３０異世界居酒屋「のぶ」Season3～皇帝とオイリアの王女編～』、初夏放送・配信予定の『連続ドラマW-３０ドロップ』の脚本・監督を務めた品川ヒロシさんと、トム・クルーズの日本語吹替版声優で『トップガンマーヴェリック』でもトムの吹き替えを担当した森川智之さんのトークイベントを実施。授賞式直前の、スペシャルな夜となりました。
「WOWOW×OSCARS」試写会
日程：３月１０日（金）
場所：TOHOシネマズ六本木ヒルズ
登壇：品川ヒロシ、森川智之
■上映作品■
『ウーマン・トーキング私たちの選択』『イニシェリン島の精霊』
『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』『エルヴィス』『トップガンマーヴェリック』

品川ヒロシ、森川智之登壇

ステージに登壇した品川は「映画監督や、WOWOWでドラマの監督をさせていただいているご縁から、今日はこういうお話をいただきました。映画を愛する気持ちは皆さんと一緒なので、今日は一緒に楽しめたら」とあいさつ。
「WOWOW×OSCARS」試写会
さらに「こんにちは、トム・クルーズです！」と冗談めかした森川は、「僕もアカデミー賞系のイベントははじめてなのですが、皆さんと一緒に楽しんでいけたら」と会場に呼びかけた。

今年で95回目となるアカデミー賞だが、その中で印象に残っている作品、授賞式のパフォーマンスについて質問された二人。まず品川が思い出したのは、2014年の第86回アカデミー賞授賞式について。その中で、司会のエレン・デジェネレスが授賞式の最中にピザを注文、会場に届けられたピザを俳優たちにふるまったという出来事について言及。「あの時、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが並んでいて。ブラッド・ピットは気さくにしていたんですけど、ディカプリオは人見知りタイプなので、ピザを断ったんですよ。僕は（アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた）『ギルバート・グレイプ』の頃からディカプリオのことが好きだったんで、ピザをもらえばいいのになと思ってたんです」と笑いながら述懐。

一方の森川は、『ゴッドファーザー』について言及。「今回のお話をいただいて、過去の作品のラインナップを見た時に、『ゴッドファーザーPART II』を5.1chで録り直す際に、マイケル・コルレオーネの吹き替えをやったんですよ。昔の作品に関わることができるのもうれしいですし、まさか自分がアル・パチーノの声をやるなんて思わなかったんで驚きましたが」と振り返った。

そして品川がアカデミー賞の授賞式で楽しみにしていることがあるという。「先ほどのピザもそうなんですがドラマチックですよね。後にあの二人（レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット）が共演することになるというのも楽しいですし。授賞式で話している人たちが、別の映画で共演するかも、と考えるのも楽しいので。そこにも注目してもらいたいと思います」。

さらに今年の授賞式について、「やはり『トップガンマーヴェリック』には関わっているんで。ぜひとってもらいたいですね」と熱くエールを送った森川。「前作が1986年で、そこから36年たっていますから。その間を埋めるために、トムが夢をつないで実現させた。そしてコロナ禍では何度も上映を延期して。去年の5月に満を持して劇場にかけたところ、多くの皆さんが映画館に足を運んでもらえた。トムもこれは映画館へのラブレターだと言っていましたけど、これは本当にすばらしいことだと思います」としみじみ付け加えた。

さらにこの日の上映作品であり、アカデミー賞の作品賞をはじめ、8部門でノミネートされた『エルヴィス』について盛り上がった二人。まずは森川が「僕も観ましたけど、本当にすばらしいですね。本当に（主演のオースティン・バトラーが）エルヴィス・プレスリーに見えてくるんですよ。実は僕も、たまに歌を歌ったりするんですけど、十数年前に『Love Me Tender』をカバーして、CDを出したんです。それが僕の歌手の歴史の中で一番売れたんですよ。そんな感じで思い入れもあるんで、（映画も）すばらしいなと
思ったんです」と明かすと、品川も「本当に（オースティンが）エルヴィスに見えるんで、ドキュメンタリーを観たくなりました。だからそれを観て、『エルヴィス』をもう一回観たくなりました」

この日は上映は19時にスタート。最後の『トップガンマーヴェリック』の上映終了が翌朝の7時半。およそ12時間にわたって映画を見続けることになる観客たちを目の当たりにし、「皆さん、朝まで観るんですよね」と品川が感心した様子で語ると、森川も「『トップガン～』の時は朝ですよ。本当にすごい人たちですよ」と驚きを隠せない様子。そんな観客を目の当たりにし、品川も「本当に皆さん、映画が好きなんですね」としみじみ。そしてあらためて12時間近く映画を観る観客に向けて、森川が「本当に皆さんのことを尊敬します。今日は映画好きの皆さんの前でお話しできて楽しかったです。時間が許せば皆さんと一緒に映画を観て、その後、どこかの居酒屋にでも行って話をしたいですよね」と語ると、品川も深くうなずく。そして二人はあらためて「ぜひ楽しんでください！」と観客に向けてエールを送った。