映画情報どっとこむ ralph 国境や時代を超えグローバルな読者を獲得し、世界に名作・話題作を発信し続ける作家、村上春樹。

名実ともに日本を、そして世界を代表する作家である彼の珠玉の短編作品「ハナレイ・ベイ」が『トイレのピエタ』が多くの批評家から絶賛された新鋭・松永大司監督の手によって、ついに映画化!10月19日(金)に全国公開となります。

主演の吉田羊さんは息子を失った母親サチを。佐野玲於さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)はハワイの美しい湾ハナレイ・ベイで命を落とすサチの息子タカシを。また、サチがハナレイ・ベイで出会い、亡き息子に姿を重ねる日本人サーファー高橋には村上虹郎さん、高橋の相棒のサーファー三宅を演じるのは、実際にプロサーファーで「TERRACE HOUSE ALOHA STATE」に出演し注目を浴びた佐藤魁さん。

この度、プレミア上映会が行われ、吉田羊さんはじめ、佐野玲於さん、村上虹郎さん、佐藤魁さん、松永大司監督など、豪華キャストが登壇しました。イベントでは、ハワイ・カウアイ島での撮影時を振り返ると共に“人生で一番大切な人に会いたくなる”という本作のテーマにちなみ、キャストの皆さんにとっての“人生で一番大切な写真”を公開しました!

映画『ハナレイ・ベイ』プレミア上映会
日時:10月2日(火)
場所:丸の内ピカデリー
登壇:吉田羊、佐野玲於、村上虹郎、佐藤魁、松永大司監督

映画情報どっとこむ ralph 物凄い歓声の中、登場したキャストと監督!

吉田さん:皆様こんばんは!・・・佐野玲於です!(会場大爆笑)基。吉田羊です。夕べから心がふわふわしてまして。おそらく、この作品に魂を捧げて演じたものえすから・・・私の魂はこの映画の中に居るのだと思います。試写を観た時から、早く皆様に観ていただ居たいと願ってました!

と、挨拶。すると、MCがコールする前から玲於コール!照れながら

佐野さん:このような素敵な作品に参加できたことが幸せです!ハナレイベイ堪能してください。

村上さん:松永さんの懇親作が皆様の元に届けられること幸せに思っています。

佐藤さん:こんばんは。緊張しちゃってます!

カワ(・∀・)イイ!!の声があちこちから。
そして、本作の監督松永さんは

松永監督;すごく大切な作品を多くの方の前でキャストの皆さんとスタッフとともに今日と言う日を迎えられたこと幸せだと思っています。楽しんでいってください!

との挨拶からスタート。

映画情報どっとこむ ralph 村上春樹さん原作作品に出演するにあたり

吉田さん:村上春樹さんの作品の世界観は好きでしたので、その世界の人物を演じられると言うことで、二つ返事でと思いましたし。松永監督の『トイレのピエタ』を観て、いつかこの監督に呼ばれる女優になろうと思っていましたのでかなって嬉しかったです。


佐野さん:村上先生は日本を代表する方ですし、実は自分のグループのライブに監督が来てくださって。自分をと思ってくださったそうで、頑張ってて良かったと思いました。それに吉田さんの息子と言うことで身が引き締まりましたし。虹郎や魁のような同世代にも会えて凄く嬉しかったです!

と、話すと、これを受けて

松永監督:東京ドーム公演で凄く遠かったんですけど。凄く光ってる人がいて、誰かと聞いたら佐野さんで。その日のうちにプロデューサーに言って吉田羊さんの息子に佐野玲於って言う人にしてと伝えて。でも1度断られたんです!(佐野さん:僕は知らないうちに断られたんです。)そんな簡単に諦められないので、再アプローチしました。

と、驚きのオファー理由を明かしてくれました!続いて

村上さん:友人が出ていたこともあって、松永さんの作品を観ていて、その後お会いする機会もあって信用していたので、オファーをお受けしました。

普段はサーファーの佐藤さん

佐藤さん:オファーが来てびっくりしました!出演者が吉田羊さんに玲於と虹郎。びっくりするしかないです!(笑)

村上さん:ハワイ帰ると凄い有名なんですよ!レオちゃん差し置いて!

松永監督:吉田羊、佐野玲於、村上虹郎がいるのに魁だけ気付かれるんです!

吉田さんに、魁さんですか?と聞いた女子もいたそう。

ハワイの現場では

吉田さん:役が閉ざされた役でしたので、カメラが回っていないときは、みんなに合わないようにしていました。撮影中の楽しいエピソードがないんです。でもこれ、一度お昼食べたよね。

佐野さん:その時も吉田さんは完全にお母さんになっていて、マスタードとケチャップを持ってきてくれて。でも、撮影中はほとんど吉田さんと話してなくて。終わってから仲良くさせていただくようになりました。虹郎と魁は一緒のシーンは無かったんですけど波長が合って共に有意義な時間を過ごしました。

と話します。撮影にあたって

吉田さん:監督のリクエストで、マネージャーを付けずに、一人で成田からハワイに来てくれと。ハワイに来る前から幸でいてくれと言われていました。完全に閉ざされた感じでした。

村上さん:現場は羊さんは幸さんで。閉じこまれていたので、どうアプローチするのか、鍵穴を探してみました。

佐藤さん:吉田さんではなくて、さちで。羊さんは日本に帰ってからご飯を食べて。吉田羊さんにあった気がしました。

と、完璧に吉田さんがなり切っていたエピソードを明かしてくれました。

松永監督の演出が厳しかったそうで

吉田さん:初日からコテンパンで。監督がため息を私の前で着いていて。女優止めようとまで思いました。追い詰められました。

と、そんなつもりもため息をついていたのも気付いていなかった監督は平謝り。

松永監督:本当に魅力的なキャストとスタッフで、自分の全部を出し切りたくて。妥協しないで挑んでいたので。。。。答えていただきました。

映画情報どっとこむ ralph ここで“人生で一番大切な人に会いたくなる”という本作のテーマにちなみ、キャストの皆さんにとっての“人生で一番大切な写真”を公開


佐藤さん:一番大切な写真・このテーマもあって。ファミリーファーストで。一番小さいのが僕です。このころからサーファーでした。

それは、筋金入りで黒いわけです。続いて


村上さん:沢山の犬。上に居るのがポポ。親と名前つけてルーウイスにしたんエスけど。母がみんなのうたでポポルイーズと言う名前で曲出していて。

と、面白エピソード。そして、佐野さんはオアフの虹と佐野玲於に会場カワ(・∀・)イイ!!コールがやみません。


佐野さん:寝起きです!撮影中に現地の人たちが写真撮っていたので。実際見たら凄い綺麗な虹でした。

吉田さんはご両親の結婚式の写真。

吉田さん:未だにラブラブ。この人に人を愛することを教えていただきましたし、こんな夫婦になりたいと思想わせてくれる写真です。

ここで、フォトセッション。

最後に・・・

吉田さん:この映画は、地味な映画です。虹色な日のキラキラはありません。けれども、大切な人が無くなったときに、人はどう生きて、活かされているのか。喪失と向き合う姿を。何か感じ取っていただければ。

と舞台挨拶を締め、上映へ!

映画情報どっとこむ ralph ハナレイ・ベイ

10月19日(金) 全国ロードショー


それは突然の知らせだった。 ピアノバーのオーナーでシングルマザーのサチは、息子タカシが、ハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイで亡くなったことを電話で知る。サーフィン中の事故で、大きな鮫に襲われて死んだという。サチはハナレイ・ベイに向かい、もの言わぬ息子と対面を果たした。息子の遺骨と共に日本へ帰ろうとした矢先、彼女はふと足をとめ、息子が命をおとしたハナレイ・ベイへと向かう。 サチはチェアを持って海岸に行き、本を読んで時間を過ごした。時折、じっと海を見つめながら。毎年、この「行為」は続いた。 タカシの命日の時期にハナレイ・ベイを訪れ、数週間過ごすのだ。同じ場所にチェアを置き、10年間。だが、彼女は決して海には近づかない。ある時、偶然出会った、2人の若い日本人サーファー。まだ世間知らずな彼らに息子の姿をダブらせるサチ。 そんな時、2人から〝ある話〟を耳にする。 「赤いサーフボードを持った〝右脚のない日本人サーファー〟がいる」と…これは、〈人生で一番大切な人〉に会いたくなる、希望の物語。

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原作:「ハナレイ・ベイ」(新潮文庫刊『東京奇譚集』)村上春樹著 
脚本・監督・編集:松永大司
音楽:半野喜弘
出演:吉田羊、佐野玲於、村上虹郎、佐藤魁、栗原類 
配給:HIGH BROW CINEMA
©2018 『ハナレイ・ベイ』製作委員会
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