映画情報どっとこむ ralph 盲目の元女性警察官が猟奇連続殺人事件に挑む五感に訴える本格スリラー、映画『見えない目撃者』が9月20日(金)より大ヒット上映中です。

この度、本作で主演を務めた吉岡里帆が、森淳一監督とともに、生まれ育った地元京都に凱旋。T・ジョイ京都で行われた舞台挨拶には、多くのファンが来場し、主演女優として故郷に帰ってきた吉岡さんを温かく迎えました。
映画『見えない目撃者』吉岡里帆 地元・京都に凱旋

日時: 9月21日(土)
場所:Tジョイ京都
ゲスト: 吉岡里帆、森淳一監督

R-15+指定です。15歳以上の閲覧でお願いします。

映画情報どっとこむ ralph 映画の上映が終わり、感想を話し出す観客たち。R15+の映画ということもあり、衝撃的な内容に様々な思いを口にする観客たちの熱が冷めやらぬ中、主演の吉岡里帆と森淳一監督が登壇。

会場は大きな拍手に包まれ、客席からは、「おかえりー!」と声が上がった。地元の観客の温かい出迎えに思わず笑顔がこぼれる吉岡さん。

冒頭、地元での舞台挨拶を行えるということに喜び・感謝を感じている様子の吉岡さん、そして初めてのR15+作品が公開2日目を迎えた森監督がそれぞれ挨拶をした。

主演の吉岡里帆さんは

吉岡さん:皆さんこんにちは。京都に帰ってきました。ただいま!上映後ということでみなさんいかがだったでしょうか?大丈夫ですか?

と過激なシーンも多い映画の鑑賞直後の観客を気遣い、

吉岡さん:地元という事もあり、今回、京都で舞台挨拶ができるという話があった時に、本当に嬉しくて、皆様にお会いできるのを私がずっと一番待っていました。

と笑顔で挨拶。

森監督:今日は京都に来られてとても嬉しいです。どうでした?怖かったですか?

と問いかけると、会場は大きな拍手に包まれ、

森監督:ほっとする。

と顔を見合わせ、ほっとした様子で笑顔をみせた。

吉岡さん:色々な地方キャンペーンがあった中で、一番(観客と)近い感じがします!

と地元会場の温かい雰囲気に感激していた。

映画情報どっとこむ ralph 映画の内容とは対照的に、和やかなムードで始まった舞台挨拶。
地元京都に帰ってきた吉岡さんは、まず、京ことばでの一言を求められると、

吉岡さん:ほんまに今日はありがとう~(笑)。おばあちゃんと、お父さんとお母さんと弟と、おばあちゃんの友達ご一行。そして私がまだエキストラをしていた時の友達など、本当に心から愛している人達が来てくれているので、特別な上映でした。

と語る。

また、主演作品とともに京都の街に戻ってきた心境を尋ねられると、

吉岡さん:今回は主演2作目だが、初めて尽くしの作品で、こういった作品の舞台挨拶で帰ってくるというのは、ひときわ気持ちも大きいです。心のこもっている作品なので、どんな風に伝わっているのだろうと気になっていたりもするので、皆さんとしっかり喫茶店で喋りたいくらい(笑)。

と語った。

さらに、京都の思い出を尋ねられ

森監督:修学旅行で2回来ました(笑)。お寺をたくさん巡ったが、一番の思い出は東映太秦映画村に行ったこと。当時、高倉健さんの大ファンで、パネルを持ちかえって部屋に飾っていました。

と、若き日を振り返る。

吉岡さんはお勧めのスポットを聞かれて、

吉岡さん:家族でよく嵐山に行くのですが、船でお菓子やイカ焼きを買ってよく食べていたのが素敵な思い出。

と語ると、地元の観客は頷いて理解を示していた。

映画情報どっとこむ ralph 本編中では、ほとんど笑顔も見せず、吉岡さんのハードな姿が詰まったチャレンジングな作品となった『見えない目撃者』だが、自身にとっては

吉岡さん:準備期間が2か月ほどあり、目の見えない方にもお話しを聞き、葛藤など様々なことをお聞きする中で、そういった方々の中に、ぶれない芯のようなものを感じました。本作には、『自分なんて』と思っている方へのメッセージも詰まっていると思います。人と人との関わりで人が強くなることであったり、社会的な弱者に見える人が誰よりもしなやかな強さを持っているのだということなど、スリラーでありながら、メッセージ性の強い映画になりました。

と語る。

そんな吉岡さんの撮影現場での姿を

森監督:難しい役柄だったと思う。本当に頑張ってくれました。カメラが回っていないところでも、スタッフを気遣ってくれて、色々と苦しいこともあったと思うが、吉岡さんの人柄で一丸としてくれました!

と感謝を述べた。

吉岡さん:この映画の発案があったのは4年前と聞きました。自分は4年前を振り返ると、本当に悩んでいる時期だったんです。自分は映画が完成する間近で、やっと参加できているんだな。だから、スタッフさんへのリスペクトは強く持っていました。

と感慨深そうに語った。

脚本も担当した森監督は、物語を作る上で

森監督:ハラハラドキドキする映画を作りたいというのが基本にありました。しかし、それだけではなく登場人物の成長や再生ということも考えて作りました。

と、本作の根底にはドラマがあることを強調。

女性警察官、視覚障害者の方、盲導犬トレーナーの方など、長時間の取材を行い、射撃訓練やアクショントレーニングも経験するなど、多くのことに挑戦することとなった本作。そんなハードな映画作りを通して、一番大変だったことを尋ねられると、

吉岡さん:エンターテインメントとして楽しんでもらいたいが、リアリティの追及もしっかり考えたいということは監督とも話していて、そこの絶妙なラインが難しかったです。

と振り返った。その中でも盲導犬役の犬・パルとの共演を振り返り、

吉岡さん:パル自身は、実は劇中のキャラクターと全然違うんです。撮影が楽しくて仕方ないみたいで、ずっと尻尾振ってて本当に可愛かったんです!だけど、一緒に仕事をするんだという意識を持たなければいけなかったので、ペットみたいに可愛がらず、少し距離を置くなど、もどかしいこともありました。

さらに、パルの演技のために、

吉岡さん:私しかパルに触れないルールがあった。撮影が終わってからみんなに構ってもらって嬉しそうでした(笑)

と相棒パルとの思い出を振り返った。

映画情報どっとこむ ralph 最後のメッセージ。

森監督:何度も吉岡さんと舞台挨拶をしているが、今日は嬉しさが特に伝わってきました。怖いシーンもあるが、映画の面白さが詰まっている映画だと思うので、もう一度、二度楽しんでもらえると嬉しいです。

と述べる。 そして、

吉岡さん:ちょうど八年前、東映の撮影所で着物着てエキストラをしていました。台詞があったわけではないですが、その時から映画がずっと大好きで、いつかこんな作品に出てみたいという思いがやっと叶った作品です。大好きな地元の人達に映画を観てもらえて本当に感無量です。皆さんにとってこの作品がどういう存在であるかということは、皆さんの言葉を借りるしかないと思っています。ネタバレが出来ないので、皆さんの言葉で、お力を貸してください。これからも『見えない目撃者』を宜しくお願いします。今日はありがとうございました。

と締めくくり、主演女優・吉岡里帆の地元での凱旋舞台挨拶は幕を閉じた。

『見えない目撃者』本ポスター

映画『見えない目撃者』

公式HP:
http://www.mienaimokugekisha.jp

公式Twitter:
@mmokugekisha

盲目の元警察官が視覚以外の感覚を手掛かりに、女子高生連続殺人事件を追う『見えない目撃者』。本作の原作は、韓国映画『ブラインド(原題:BLIND)』(11)。同作を脚本・藤井清美と監督・森淳一が原作の魅力を生かしながら、日本ならではの文化性と時代性を加えて脚色。『重力ピエロ』(09)など人間の内面をえぐるサスペンスの名手でもある監督が、社会的に“見えない”人々の闇や孤独にも触れ、残酷描写も徹底して描き、表現の限界に挑んでいる。

主演を務めるのは、人気実力派女優の吉岡里帆。主演2作目でスリラー映画初挑戦となる彼女が、渾身の役づくりと演技で難役に挑んでいる。また、なつめに力を貸すもうひとりの目撃者・国崎春馬には、話題作への出演が相次ぐ若手演技派俳優の 高杉真宙。さらに、大倉孝二、浅香航大、國村隼、松田美由紀、田口トモロヲといった実力派キャストたちがなつめたちと物語に深く関わり、本作に説得力を与えている。

『セブン』(95)にも通じるサイコサスペンスで、ミステリーやホラー、そして人間ドラマの要素も網羅しながら、何より感覚と精神に訴えかけてくるスリラーとなった『見えない目撃者』。その目で見ずにして語り切れない、新しい傑作映画がお目見えする。

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出演:吉岡里帆 高杉真宙
大倉孝二 浅香航大 酒向芳 松大航也 國村隼
渡辺大知 栁俊太郎/松田美由紀 田口トモロヲ

監督:森淳一
脚本:藤井清美 森淳一
企画・制作プロダクション:ROBOT MoonWatcher 配給:東映
音楽:大間々昂 主題歌「ユラレル」みゆな (A.S.A.B)

(c)2019「見えない目撃者」
(c)2019MoonWatcher and N.E.W
Based on the movie ‘BLIND’ produced by MoonWatcher
R-15+

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