『ゆきゆきて、神軍』、『ニッポン国 VS 泉南石綿村』など数々の作品を生み出した原一男監督が、令和元年夏、参議院選挙で注目されたれいわ新選組の選挙戦を、東大教授の安冨歩を中心に密着した『れいわ一揆』。昨年の東京国際映画祭で特別上映され、大きな話題となり、その後、ロッテルダム国際映画祭、ニューヨーク近代美術館(MoMA)Doc Fortnight 2020、JAPAN CUTS などでも上映され、国内外の注目を集めてきました。
本日 9 月 11 日(金)初日を迎え、メイン館となるアップリンク渋谷は満席、今後 1 週間のチケットはほぼ完売という好発進となり、上映後、原一男監督と出演者・安冨歩さん(リモートで参加)による初日舞台挨拶を行いました。 |
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原監督は「今日はどうもありがとうございます。思い起こせば 5 ヶ月前、さあ公開だと思って喜んでいましたが、新型コロナウイルスの影響で劇場さんが休業になりまして落ち込みました。そこから 5 ヶ月、ようやく公開できました。感無量です」と挨拶。
リモートで参加した安冨さんは「皆さんと直接お会いしてお話できなくて残念なんですけれども、選挙活動を始めた理由がこの映画でしたから、私にとっての選挙がようやく始まった気がします。私にとって選挙そのものというのは最初から重大に思っていなかったので、そうではなくて選挙期間中もずっと言ってたように、日々の生活の在り方というものが私たちの社会を作り出していくので、それをどういう風にし |
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原監督は撮影当時の選挙戦を振り返り「単に1年前は良かったなということではなく、確かにあの熱狂の渦の中にいたじゃないか。あなたもいたし、私もいた。あの時、我々は何を信じたのかを考える必要がある」と観客に向けてメッセージを送った。
また、観客や SNS での反響も踏まえ「つくり手として映画を 1 本つくる時に込める主題は、決して1つではない」と強調。「本作のポイントとして一番に置いたのは“言葉”であるが、安冨さんの言葉の奥にある生き方を知るべき。選挙活動のパフォーマンスに込めた安冨さんの思いには、現在の選挙制度に対する批判があるはず。そこに気付いてもらえたら嬉しい」と想いを述べました。 |
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『れいわ一揆』
9月11日(金)より、アップリンク渋谷ほか全国順次公開! |
監督:原一男
製作:島野千尋
撮影:原一男 島野千尋 岸建太朗 堀井威久麿 長岡野亜 毛塚傑 中井献人 田中健太
古谷里美 津留崎麻子 宋倫 武田倫和
江里口暁子 金村詩恩
編集:デモ田中 小池美稀
製作・配給:風狂映画舎
2019 年/248 分/DCP/16:9/日本/ドキュメンタリー
©風狂映画舎