完成披露上映会hide の実弟・松本裕士の著書「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)をもとに、hideが遺した音楽を世に届けるため奮闘する弟と仲間たちの軌跡を描いた、映画『TELL ME ~hideと見た景色~』が2022年7月8日(金)全国公開となります。 本作の完成を記念して、6月15日(水)に、主演の今井翼に加え、塚本高史、JUON 、塚本連平監督の4名が登壇する完成披露上映会&舞台挨拶が行われました。 |
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今井翼、塚本高史、JUON、塚本連平監督登壇X JAPANのギタリストとして、ソロアーティストとして、時代を超えて支持されるロックのカリスマ“hide”。本作は、hideのマネージャーを務めた実弟・松本裕士による著書『兄弟 追憶のhide』(講談社文庫刊)をもとに、『今日も嫌がらせ弁当』(19)の塚本監督が、遺されたhideの音楽を弟と仲間たちが世に送り出す希望の物語を描く。 YOSHIKIがコメントイベント冒頭、X JAPANのリーダーでhideの盟友であるYOSHIKIから「hideの遺した音楽や芸術を、こうして世の中に語り継いでくれることに感謝します。YOSHIKI」とコメントが届いたことが明かされると、主人公hideの弟・松本裕士役を演じ、自身もX JAPANのファンである今井は「hideさんはもちろんですけど、僕はX時代からYOSHIKIさんのこともすごく好きなので、(hideの)1番近くでたくさんの時間をともにしたYOSHIKIさんからこのようなお言葉をいただけて感無量ですね…。嬉しいです」と感慨深げに語った。 また、本作で映画初主演を果たした今井は「今回(大好きな)hideさんにまつわる作品かつ、裕士さんに焦点を当てた作品ということで、ありがたい思いと同時に、しっかりと自分なりに意志を持って描いていきたいと、そう思いました」と胸の内を語り、責任も重大だったのではないかと声をかけられると「僕以上に、hideさん役を演じたJUON君の勇気というのもすごくあったと思うんです」とJUONを称え、会場からは温かい拍手が起こった。 これにhide役を演じるJUONは「(髪の毛は)映画が公開するまではピンク色でいようと思っているんですが、hideを演じるにあたって、自分も同じギター&ヴォーカリストということで、非常に光栄なことでしたし、1秒1秒、愛しい時間が撮影中にも流れていたので、hideのことを毎日思いながら過ごしていくのは、非常に貴重なことですし、僕もミュージシャンとしてこの上ない喜びでした」と吐露し、精神面はどんな感じだったのか追求されると「冷静になればなるほどプレッシャーを感じちゃうものなんですが、不思議とプレッシャーをそこまで感じなかったというか、嬉しい気持ちがそれを優った感じがしています」と語った。 そして、hideの共同プロデューサーI.N.A.役を演じ、自身も熱烈なhideのファンである塚本について今井は「高史くんの存在は役者としてはもちろんなんですが、これだけhideさんを愛して、崇拝しているからこそ、衣装にしてもギターにしても、細かいところに高史くんの意見があって、極力、忠実にというところに向かって行けたのは、高史くんの存在の大きさを感じています」と語り、塚本は「現場でも監督にいろいろ言っちゃいましたけど、僕がこの作品を受けさせてもらって、1番の僕の中のテーマは、hideちゃんのファンに嘘のないように、僕が見てきたずっと好きな人のファンの人を裏切らないものにしたいというのが僕の中にありました」と吐露。 I.N.A.と裕士が記者会見をするシーンで、撮影場所の関係上、2人が会場に入ってくる方向が本来とは逆だったところ、塚本の提案により本来と同じ方向から登場するシーンになったそうで、塚本は「それを監督が現場ですんなり受け入れてくれて、それも採用してくれた監督の懐の深さだったり、柔軟に対応していただいたおかげで、僕も翼くんも現場で多くを語らず芝居で会話ができてよかったなと思います」と監督に感謝した。 また、どこに焦点を当てて映画作りをしていったのか尋ねられた塚本監督は、原作を何度も読んだり、ドキュメンタリーを見たりしてかなり調べた結果「カリスマとしてのhideさんというよりは、普通の人、普通の兄弟という部分のhideさんが気になって、そこに思いを強く持ったかなと思います」と打ち明けた。 さらに、hideにまつわる思い出や想いを聞かれた今井は「ファン想いな人だったと思います。それから、弟でパーソナルマネージャーである裕士に厳しいんだけど、そこにも愛があって、憎めないユーモアのある方で、だから今もファンの方はhideさんが生きがいになっているんだなと思いました」と答え、本作のオファーが来る前にhideが生前、よく通っていたバーに行くことが度々あったそうで「彼との縁もそうなんですけど、その空間で過ごした時間というのもhideさんをすごく感じることがあって、今、客席を見ても海外のファンの方がいらっしゃるように、海外からそのお店に来るファンの方がいたりして、hideさんがたくさんの人に愛されていたことを感じました」とコメント。加えて「横須賀にあるお墓に、クランクインする前に今回やらせていただくことをご報告させていただきましたが、そこでより身の引き締まる想いになりました」としみじみと語った。 |
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原作者の松本裕士が登場イベント後半には、原作の松本裕士がサプライズ登壇し、今井に花束を贈呈。 これを受け、松本は「試写でマスクをして、始まった途端に号泣し、忘れかけていた思い出がたくさん蘇って、初めから終わりまでずっと号泣でした。本当にありがとうございました」と頭を下げた。 会場にはキャスト陣への割れんばかりの拍手が鳴り響き、イベントは盛況のうちに終了した。 |
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『TELL ME ~hideと見た景色~』
7月8日(金)全国公開 公式サイト: STORY |
今井翼 塚本高史
JUON 津田健次郎 細田善彦
川野直輝 / SHINGO☆ 笠原織人 くぼゆうき 片岡麻沙斗
朝倉伸二 山下容莉枝 / 田島令子
監督:塚本連平 脚本:福田卓郎 塚本連平
原作:松本裕士「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)
原案協力:I.N.A.「君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡」(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス刊)
配給:KADOKAWA
製作:映画「TELLME」製作委員会
©2022「TELLME」製作委員会