映画情報どっとこむ ralph BD 書店賞、ACBD 批評グランプリを受賞したバスティアン・ヴィヴェスによる話題のフランス・グラフィックノベル の映画化『ポリーナ、私を踊る』が10 月 28 日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒュー マントラストシネマ渋谷他にて全国公開となります。

そして現在開催中の「フランス映画祭 2017」にて、本作の上映が行われ、共同監督を務めたヴァレリー・ミュラーとアンジュラン・プレル ジョカージュが上映後のトークショー行いました。

「フランス映画祭2017」『ポリーナ、私を踊る』トークショー
日程:6月25日(日)
会場:有楽町朝日ホール
登壇:ヴァレリー・ミュラー&アンジュラン・プレルジョカージュ監督

映画情報どっとこむ ralph 本作の上映後、満席の会場のなか大きな拍手で迎えられる、ヴァ レリー・ミュラー監督とアンジュラン・プレルジョカージュ監督。

ミュラー監督:こうして東京でみなさんにお会いで きて光栄です。

と一言挨拶。
自身のバレエ団を持ち、これまで日本でも公演を行った経験を持つ

プレルジョカージュ監督:私も日本に来ることができ、大変嬉しく思っています。日本ヘは公演で何 回か来ていますが、映画のプロモーションで来るのはまた別の感 動があります。とても幸せです。

と笑顔で挨拶した。 本作はバンド・デシネが原作となっていることを受け、今回の制作に 至るまでの経緯を尋ねられると、

ミュラー監督:バンド・デシネ「ポリーナ」を映画化しようと思った理由は、原作者のバスティアン・ ヴィヴェス自身を知っており、彼の仕事ぶりを評価しているからです。ポリーナは現代の若い女性の強さを描いていて、普通のバレエ映画のようなステレオタイプではない、固定概念がない点が気に入りました。またこの物語やポリーナを通して、人生の中で成 長し自分自身を見出していくことを語ることができると思ったのです。ダンスという仕事を通して、小説のような冒険を語ることができますし、ダンスをあまり知らない方に、「踊る」という仕事がどんなもの かを伝えるきっかけにもなればいいと思いました

とコメント。

映画情報どっとこむ ralph バレエとコン テンポラリーダンスの振付家として活躍する傍ら、映画監督としても活動するプレルジョカージュ

プレルジョカージュ:私はバレエの映像は何回も撮っていたのですが、 ヴァレリーはシナリオライターとしても監督としても優れていて、ダンスを題材にしたフィクション映画を作ることは楽しそうに思えたのです。原作 のバンド・デシネ、そしてヴィヴェスのことも知っていたので、プロデューサ ーから話をもらった時にすぐに引き受けました。

笑顔で答えた。

迫力のあるダンスシーンが連続する本作。

Q&Aのコーナーで観客から「本作の出演者はすべてダンサーの人ですか?」という質問を 受けると、

ミュラー監督:本作では「本人に踊ってもらう」という決めごとをアンジュランと作りました。替え玉は使いたくなかったのです。いくつものオーディションを重ね、ダンサーで演技ができる人と、俳優でダンスができる人の両方を使うことにしました。映画 とダンスが一緒に歩むことができるような形にしたかった。またダンサーと俳優がお互いにノウハウを分かち合うようにしたかった。ポ リーナ役を演じたアナスタシアは、元々バレリーナで今回が映画初出演となります。ポリーナとコンテンポラリーダンスを踊ることに なるジェレミー・ベランガールはパリオペラ座のエトワールです(撮影時)。ポリーナにコンテンポラリーを教える振付家役のジュリエッ ト・ビノシュはご存知の通り女優ですが、英国を代表する現代ダンスの振付家、アクラム・カーンと一緒に舞台をやっていて、ダン スは定期的に踊っています。ニールス・シュナイダーは映画に出る前に アンジュランの舞台に出てもらい、ダンスを習得してもらったんです。

と、 こだわりのキャスティングについて明かした。 また原作者のバスティアン・ヴィヴェスが本作を絶賛しているといい、


プレルジョカージュ監督:映画を見てくれて「僕が描いた登場人物たちを力 強い人物として描いてくれていて嬉しい」と言ってくれていて、とても幸せ でした。原作を映画化する幸せはそこにあると思いました。

と、嬉しそうに はにかんでいた。

ステレオタイプのバレエ映画とはひと味もふた味も違う、 新たなバレエ映画に胸を熱くした観客から再度、両監督へ大きな拍手が送られ、イベントは幕を閉じた。

映画情報どっとこむ ralph 『ポリーナ、私を踊る』

10月28日(土)より ヒューマントラストシネマ有楽町、 ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国ロードショー

物語・・・
ボリショイバレエ団のバレリーナを目指すロシア人の女の子ポリーナ(アナスタシア・シェフツォワ)は、厳格な恩師ボジンスキー(アレクセイ・グシ ュコフ)のもとで幼少の頃から鍛えられ、将来有望なバレリーナへと成長していく。かの有名なボリショイバレエ団への入団を目前にしたある日、コンテンポラリー ダンスと出会い、全てを投げ打ってフランスのコンテンポラリーダンスカンパニー行きを決める。新天地で新たに挑戦するなか、練習中に足に怪我を負い彼女が 描く夢が狂い始めていく。ダンスを通して喜びや悲しみ、成功と挫折を味わい成長していく少女。彼女が見つけた自分らしい生き方とは…。

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監督:ヴァレリー・ミュラー&アンジュラン・プレルジョカージュ
脚本:ヴァレリー・ミュラー
出演:アナスタシア・シェフツォワ、ニールス・シュナイダー、ジュリエット・ビノシュ、ジェレミー・ベランガール、アレクセイ・グシュコフ
原作:「ポリーナ」(ShoPro Books) (著者:バスティアン・ヴィヴェス、訳:原正人)
配給:ポニー・キャニオン
2016 年/フランス/108 分/PG12/字幕:古田由紀子
原題:Polina, danser sa vie
©2016 Everybody on Deck – TF1 Droits Audiovisuels – UCG Images – France 2 Cinema
配給:ポニーキャニオン
配給グループ 
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