第89回アカデミー賞において、『20センチュリー・ウーマン』で、マイク・ミルズが脚本賞(オリジナル)にノミネートされました。
マイク・ミルズのオスカーノミネートは初となります。 今作は、脚本と共に監督も務めたマイク・ミルズが、自身の母親をテーマに描いた作品で、監督の分身のような少年と母親との絆が描かれています。アカデミー賞ノミネートのニュースに続き、マイク・ミルズ本人より喜びのコメントが届きました。 |
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マイク・ミルズ(『20センチュリー・ウーマン』監督・脚本)
ミルズ:脚本を書くってなんて大変なんだ!だからこそ、このようにアカデミーから認められるのはとても光栄なことだ。 このパーソナルな映画を作ることができて幸運だし、本作が人々の共感を呼ぶことにはとても意味がある。驚くほど才能豊かなアネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ルーカス・ズマン、そしてたくさんの愛情と知性で、ストーリーとアイデアに命を与えてくれたすべての人々。 彼らなしでは私の脚本は完成しなかった。そしてスタッフのみんな!! 彼らはストーリーを再現してくれた、私の大切なファミリーだ。 真の友人であるプロデューサー、そして脚本を信じてくれたアンナプルナとA24がいなければ実現しなかっただろう。 |
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マイク・ミルズは、X-Girlのロゴデザインを担当し、同年代のソフィア・コッポラらと共に90年代のNYグラフィックシーンを牽引した中心人物で、マガジンハウスの雑誌「relax」の表紙をデザインするなど、日本のカルチャーとも馴染みの深い人物です。
『サムサッカー』(05)で映画監督としてデビューし注目され、自身のゲイの父親をモデルにしたユアン・マクレガー主演の長編2作目『人生はビギナーズ』(10)が世界中で高く評価され、父親役のクリストファー・プラマーが、第84回アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。今作では、長編3作目にして、早くもアカデミー賞ノミネートを果たし、受賞への期待も高まっています。 |
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さらに、本作出演者のエル・ファニングが自身のインスタグラムで、
エル:アカデミー賞脚本賞ノミネートおめでとう、マイク! とコメントを公開しています。 『20センチュリー・ウーマン』は、6月、丸の内ピカデリー/新宿ピカデリーほか全国公開です。 |
監督・脚本:マイク・ミルズ『人生はビギナーズ』
出演:アネット・ベニング『キッズ・オールライト』、エル・ファニング『SOMEWHERE』、 グレタ・ガーウィグ『フランシス・ハ』
配給:ロングライド