アレハンドロ・ホドロフスキーが、新作『エンドレス・ポエトリー』の製作をこの夏開始します。
本作はホドロフスキー監督の自叙伝『リアリティのダンス』の続編となるもので、舞台は故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移ります。様々な悩みや葛藤を抱えた青年時代のホドロフスキーが当時チリで出会った詩人、アーティスト、パフォーマーなど、アヴァンギャルドなカルチャー・シーンの人々との交流を、虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で描くものです。 『エンドレス・ポエトリー』は、われわれを取り巻く世界に潜むマジック・リアリズムを探求します。観た人が真の自分を発見する手がかりになる、まさに”生きること”への招待ともいうべき作品です。 昨日の製作発表で、ホドロフスキーはこんなことを語りました。 「人生の美しさを発見するため、我々は“ポエティカル・アクション”を起こさねばなりません」 |
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そして、
本作の製作資金の一部を、クラウンドファンディングの代名詞と言えるアメリカのキックスターターで、2月15日より開始。 ホドロフスキー監督の“世の中のすべてのお金は詩に換えられるべきだ”という考えから、本プロジェクトではその交換を行ないます。寄与していただく金額を、それと同額のホドロフスキーの「ポエティックマネー」(DINERO POÉTICO)と両替し、お返しするという奇想天外な方法で資金を集めます。 |
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ポエティック・マネーは【1】【10】【100】の3種類が存在し、絵柄もそれぞれ2種類あります。 お札にはホドロフスキーのお金に関する詩が、一種類につき1つ記載されています。 さらに1000ドル以上を寄付していただきますと、ホドロフスキーの「ポエティックチェック」が発行されるという仕組みになっています。 その他にもプレミア試写会への招待券やエンドクレジットでの名前の記載など金額に応じ様々な特典がつきます。 あなたも映画に出資!してみませんか? ●日本版キックスターター:http://www.poesiasinfin.com/kickstarter/ja.php |
<プロフィール>
▼アレハンドロ・ホドロフスキー監督▼
1929年、チリ生まれ。1970年に、ジョン・レノンやアンディ・ウォーホルが惚れ込んだという伝説の映画『エル・トポ』を発表。その後、『ホーリー・マウンテン』(73)、『サンタ・サングレ/聖なる血』(89)を発表し、確固たるカルト界の巨匠としての地位を築く。ホドロフスキーの映画がほかの誰とも似ていないことは批判者さえもが認めており、無から有を生みだし、見る者を眩惑し、奇跡を引き起こす“魔術師”であると言える。2014年には、ホドロフスキー監督が1975年に企画した幻のSF大作『DUNE』についてのドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』と、自伝的な作品『リアリティのダンス』の2作品連続公開し大きな話題を呼ぶ。2015年『リアリティのダンス』の続編ともいえる新作『エンドレス・ポエトリー』の製作を発表。