いよいよ今週末3月12日(土)より、コロンビアに実在した伝説の麻薬王パブロ・エスコバルの光と影に迫る『エスコバル/楽園の掟』が公開となります。
本作は、国会議員として様々な慈善事業に携わり民衆に愛されながらも、その裏では1000人もの殺人に関与する残忍非道な麻薬カルテルのボスとして世界を震撼させたエスコバル。 今回、コロンビアにゆかりのあるお2人ドロンズ石本さん、 ジャーナリストの伊高浩昭さんをゲストを招き、エスコバルについて映画についてたっぷり語っていただきました! 石本さんは、伝説のバラエティ番組「進め!電波少年」で南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイクに挑み、コロンビアを旅したことがあるため呼ばれました。 日時:3月9日(水) |
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ドロンズ石本さんと伊高浩昭さんが登場すると、会場からは大きな拍手。
伊高さん:半分事実、半分フィクションなのが本作の面白いところ。 石本さん:お店や衣装にすごくリアリティがあって、当時を思い出しながら観ました。 と感想を述べた。
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コロンビアで体験した今だから明かせる裏話について聞かれると
石本さん:コロンビアの首都ボコタと港町カルタヘナを繋ぐコカインルート(コカインを運ぶルート)で野宿したとき、実際に売人がコカインを売りに来ました。 と始めから過激なエピソードを披露。さらにそのコカインルートでガソリンスタンドを訪れた際には、現地の人が身を守るため拳銃を携帯している様子を目にして、危険を身にしみて感じたと言う。当時のコロンビアでは日本人=裕福でお金持ち、というイメージが強く、角材を持った男に襲われたこともあるそう。 石本さん:コロンビアはヒッチハイクルートとしてはかなり大変でした…。 と当時の苦労を語りました。 また、言葉が分からないことが原因で起きた爆笑エピソードも明かした。 実は、スペイン語で「マリコーン」はゲイを意味するのですが・・・それを知らない石本さんは 石本さん:現地の男から「マリコーンだ」と言われ、名前だと思ったんです。で、うちに来な、と言われて“マリコーンは親切な人だな~”と思って家に行くと、股間を触られ、ちょっとヤバイ感じになって逃げました!! と話すと、会場では大きな笑いが巻き起こりました。 |
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エスコバルの存在は映画で初めて知ったという石本さん。コカの葉はコロンビアでは合法なため、
石本さん:現地のおばちゃんがよくコカの葉をくれるので、普通に噛んでました。日本で言う大葉みたいなものですかね。 それに対して、 石本さん:日本人とコロンビア人では、麻薬に対するイメージが全く違うんですかね。 伊高さん:コロンビアでは身近に麻薬がある。貧しい人がお金持ちになるためのツールでもある。 日本では信じがたい現実を語った。さらにエスコバルについて 伊高さん:エスコバルは下克上の男。邪魔者を消してのし上がるために民間人を乗せた飛行機を爆破し、法務大臣やジャーナリストを次々殺害した。実際に私がコロンビアに駐在していたとき、よく外から爆弾音がしていました。 と言うと会場は驚きに包まれました。 |
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最後に・・・
石本さん:実は僕、コロンビアを意識したコーディネートで来たんです! と、小さな刺繍が施された爽やかな白シャツとジーンズの短パンというコーディネートのポイントを披露し、和やかな雰囲気の中、イベントは終了となりました。 『エスコバル/楽園の掟』 原題:Escobar:Paradise Lost 3月12日(土)よりシネマサンシャイン池袋他全国順次公開です。 |
監督:アンドレア・ディ・ステファノ
製作:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン
音楽:マックス・リヒター
撮影:ルイ・デヴィッド・サーサンズ
編集:デヴィッド・ブレナー
出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン、クラウディア・トレイザック、ブラディ・コーベット、カルロス・バルデム
2015年/フランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作/119分/カラー/
©2014 Chapter 2 – Orange Studio – Pathé Production – Norsean Plus S.L – Paradise Lost Film A.I.E – Nexus Factory – Umedia – Jouror Developpement