セバスティアン・レリオ監督作『ナチュラルウーマン』が、2月24日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショーします。
12月14日、本年度の米アカデミー賞【外国語映画賞】ノミネートを争うショートリスト9作品にも選出された、映画『ナチュラルウーマン』。そしてまもなく、日本時間1月23日(火)夜には、この内の5本がノミネート作品として発表されることとなる。 物語の舞台はチリ、サンティアゴ。 ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのマリーナは、歳の離れた恋人の急死によって、思いもかけないトラブルに巻き込まれることに。最愛の人を失った悲しみの最中に浴びせられる不躾で容赦のない差別や偏見。それでもマリーナは愛する人に最後のお別れを告げるため、前を向いて歩き始めるもの。
8歳でオペラ歌手としての才能を認められ、高校卒業後はヘアスタイリストとして働く傍ら地元の劇団で演技をスタート。 レリオ監督は脚本を執筆していく内に、ヒロインはダニエラしかいないと急遽オファーを決めたという。物語の核心はまさにダニエラのドキュメンタリーともいえ、彼女の身体や役柄への深い理解が、何かのものまねやフリではない、本物の物語を表現している。昨今世界規模でのセクシャル・マイノリティへの配慮を促すような動きも後押ししてか、ダニエラに「For Your Consideration」(ぜひノミネート投票に考慮を)というアカデミー賞主演女優賞の特別枠に推す声も上がっており、ダークホースとしてもますます注目が集まること必至の女優です。是非チェックを! 映画『ナチュラルウーマン』 は2月24日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー。
本作は【第75回 ゴールデングローブ賞外国語映画賞】にノミネートされたほか、【The Hollywood Reporter誌が選ぶ2017年外国語映画ベスト1】【National Board of Review 外国語作品TOP5】、【第23回クリティクス・チョイス・アワードの外国語映画部門ノミネート】【批評データサイトメタクリティックが選ぶ2017ベスト映画 外国映画部門1位】など高評価が相次いでいます。 |
監督・脚本:セバスティアン・レリオ『グロリアの青春』『Disobedience』
出演:ダニエラ・ヴェガ、フランシスコ・レジェス、ルイス・ニェッコ
2017年/チリ・ドイツ・スペイン・アメリカ作品/スペイン語/104分
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム