『リトル・ミス・サンシャイン』(アカデミー賞主要 2 部門受賞)では、幸せの黄色いバスに乗った落ちこぼれ家族を、『サンシャイ ン・クリーニング』では、事件現場のクリーニングをする崖っぷち家族を描いてきたチームが再び集結し製作した映画『アバウト・レイ 16 歳の決断』(『3 Generations』)がこの度、2018年2月3日(土)に新宿ピカデリーにて公開します。
『マレフィセント』のオーロラ姫役で一躍人気を博し、ソフィア・コッポラの新作など出演作が相次ぐエル・ファニングがトレンドマークのロングヘア―から一転、本当の自分を求め、心も身体も男になると決断したトランスジェンダー(FTM)の主人公・レイを熱演。 そして、アカデミー賞に2度のノミネートを誇るナオミ・ワッツが、恋多きシングルマザー・マギーに、名優スーザン・サランドンが、破天荒なレズビアンのおばあちゃん・ドリーに扮しています。 最初は「レイの決断」に戸惑いながらも、次第に誰よりもレイの一番の理解者となっていく二人。 |
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本作ではトランスジェンダーのレイのことをなかなか理解できない、レズビアンのドリーを 演じたスーザン・サランドン。
スーザン:私の役目はたくさんの無知な質問をすること。‟性の自己認知“と性的指向”の違いはいまだによくわからない。トランスジェンダーとレズビアンは異なるものだから、レイのことを理解しきれないの。でも、レイの身体が変わったとしても、愛する孫には変 わらないと最後に気づく。 と、どんなことがあっても孫を愛する祖母ドリーについて語った。 そして スーザン:パートナーのリンダと私のもう一つの役目はユーモアと話の背景を伝えることだっ た。(レイやマギーが)昔はどうだったかドリーたちは知っているの。そして心のゆとりには ユーモアが必要よ。さもないと心が折れて情報を取り込めないわ。 とドリーたちの役割、 ユーモアの重要性について語っています。 シリアスなシーンとユニークなシーンの描き方については スーザン:皆それぞれが、お互いを信頼 しているから言い合えるのよ。そこが笑えるのね。言いたいことが言えてないと観客は心 配になるけど、一日の終わりにお互いに寄り添っている。そして侮蔑したりあらさがしをし たりしている。キャラクターの持ち味がジョークになっているの。 と家族の信頼関係を描 けているからこそ生み出せると、『リトル・ミス・サンシャイン』から引き継がれた家族のユ ーモアについて語りました。 |
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映画『アバウト・レイ 16 歳の決断』 原題:3 Generations 2月3日( 土 ) 新宿ピカデリーほかにて 、全国ロードショー 。 「誕生日の願い事は毎年同じだ。“男になれますように”」 16歳になり、身も心も男の子として生きたいと決断した主人公・レイ(エル・ファニング)。 医者から受け取ったホルモン治療に ついての見慣れない資料に呆然とするシングルマザーのマギー(ナオミ・ワッツ)は、「突然、息子を育てることになるなんて・・」 と、動揺を隠せない。共に暮らすレズビアンのおばあちゃんのドリー(スーザン・サランドン)もレイのカミングアウトをイマイチ 理解ができないでいる。 一方、髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きしてくるレイ。 そんな姿を見てマギーは意を決して、治療の同意書のサインをもらうために、何年も会っていない別れた夫に会いに行くのだが、そ こでまさかの“家族の秘密”が明らかになる―! <自分自身に正直に生きる>ためのレイの決断とはー? 新たな人生を歩き出す人へ贈る、希望の物語。 |
監督:ゲイビー・デラル
出演:ナオミ・ワッツ、エル・ファニング、スーザン・サランドン、リンダ・エモンド、テイト・ドノヴァン、サム・トラメル
配給:ファントム・フィルム
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