行定勲監督が、28年ぶりに復活するロマンポルノに挑んだ最新作『ジムノペディに乱れる』が、この度、韓国・釜山で現地日程10月5日(水)より開催されている【第21回釜山国際映画祭】へ正式招待され、先日行定勲監督らがレッドカーペットに出席。そして、7日深夜ワールドプレミアとなる公式上映されました。 10月7日、映画祭のオープンステージにて、監督・キャストを迎えてトークイベントが行われ、またミッドナイト・パッション部門でワールドプレミアとなる公式上映が行われました。ワールドプレミアには、3階まで席がある840人収容の劇場を満席にする観客が訪れ、韓国でも人気のある行定勲監督の最新作に期待するファンの熱気に迎えられ、舞台挨拶を行いました。 |
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ワールドプレミア上映/舞台挨拶コメント
行定勲監督からのコメント 板尾創路 / 映画監督 古谷役からのコメント 芦那すみれ / 結花役からのコメント 岡村いずみ / 安里役からのコメント 公式上映では、本作のほか同映画祭に招待されている、塩田明彦監督『風に濡れた女』、中田秀夫監督『ホワイトリリー』も上映され、ロマンポルノ開始当時の1970年代に行われていた、3本立ての公開形態で上映されました。早朝4時まで続いた上映会中は、常時、笑いやどよめきが起き、観客は、今回のロマンポルノリブートプロジェクトで作られた新作の多様性を楽しんでいました。 |
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公式上映には、キム・ギドク監督、映画プロデューサーのアン・ドンギュなど韓国映画関係者が来場。本作を鑑賞した、
キム・ギドク監督:10分に1度、濡れ場を入れなければいけないルールがあったそうですが、全く飽きさせず美しい物語に仕上がっていると思いました。芦那すみれさん、岡村いずみさんほか女優陣は、女性がもつエネルギーを感じさせられるキャラクターでとても好感をもちました。日活ロマンポルノのことは知っています。とても面白い企画ですよね。もし機会があれば監督をしてみたいです。 と本作を絶賛し、ロマンポルノを監督することへの意欲も示されていました。 |
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『ジムノペディに乱れる』
今年2016年に、製作開始から45周年を迎える、日活ロマンポルノのリブートプロジェクトの一環で製作された作品。 美しい音楽にのせ官能的に描かれる、切なく不器用な大人のラブストーリー。 1週間―。撮れない日々が続く映画監督の古谷(板尾創路)は、鬱屈とした気持ちを抱えながら、肌のぬくもりを求めて女たちの隙間を彷徨っていた。仕事、名声、そして愛…全てを失った男が、辿り着いた先に見つけた大切なものとはー?
もうひとりのヒロインに、NHK大河ドラマ「真田丸」の出演などで注目される若手女優・岡村いずみ。慶応義塾大学を卒業した才女で、non-noの専属モデルを経て女優として様々な作品に出演している。 2016年11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか順次公開 |
板尾創路
芦那すみれ 岡村いずみ 田山由起 田嶋真弓 木嶋のりこ 西野翔 / 風祭ゆき
監督:行定勲 脚本:行定勲・堀泉杏
音楽:めいなCo.
2016/日本/83分/5.1ch/スコープサイズ/カラー/デジタル/R18+ ⓒ2016日活