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ジャパンプレミア

日本でスマッシュヒットを記録した『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』のアリ・アスター監督の最新作映画『ボーはおそれている』。
『ボーはおそれている』
主演は、本作でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされ、『ジョーカー』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞。『ナポレオン』も全世界でオープニング興収1位を記録したホアキン・フェニックスが務め話題になっている本作。この度、来年2月16日(金)の劇場公開に先立ち、アリ・アスター監督が、3年ぶりに来日したことを記念し、日本最速上映となるジャパンプレミアを開催!

日本の映画ファンを代表し、アリ・アスターの大ファンでもある八代目・市川染五郎がサプライズゲストとして登壇、監督の来日を祝するために駆けつけました。

映画『ボーはおそれている』ジャパンプレミア
日程:12月18日(月)
会場:TOHOシネマズ日比谷
登壇:八代目・市川染五郎、アリ・アスター監督

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アリ・アスター監督登壇

先週発売された本イベントのチケットはなんと2分で完売!
先日発表されたゴールデングローブ賞で主演のホアキン・フェニックスが主演男優賞にノミネートされ、マーティン・スコセッシ監督、ポン・ジュノ監督、ギレルモ・デル・トロ監督らも一様に絶賛、改めてその人気を見せつけた天才の新作をこれから初めて鑑賞する日本の観客に向けて
『ボーはおそれている』ジャパンプレミア
アリ監督は「この映画は長年作りたいと思っていた作品です。トーンがころころ変わるから、今のシーンいいな!と思ったら…。すみません、すぐに変わります。逆にこのシーン嫌だなと思ったら…喜んでください。すぐに変わります」と、まずは、ユーモア交じりに本作をPR。

前作『ミッドサマー』が北米を除いて世界で一番ヒットしたのは、実はここ日本。アリ監督は「その理由はきっと、日本の観客が最高だからでしょう。是非とも『ボーはおそれている』でもその記録を樹立してほしいです!」と観客に呼び掛ける。

染五郎が花束

そんな中、アリ・アスターの大ファンだという染五郎が花束を持って登場、アリ監督に贈呈!
『ボーはおそれている』ジャパンプレミア
前回の来日時、歌舞伎を観劇したというアリ監督は、その際に受けた衝撃を本作には色濃く反映していると明かし「美しさに圧倒されて、その足でホテルに帰って『ボーはおそれている』の脚本の、とある場面を書き直しました。それだけ私に大きな影響を与えた出来事でした」と告白。
嬉しい事実に染五郎は「歌舞伎に携わる者として純粋に嬉しい。歌舞伎は日本が誇るエンターテインメント。日本の皆さんはもちろんのこと、アリ監督のような海外の素晴らしいクリエイターに影響を与えているなんて」と喜び、染五郎は「歌舞伎とアリ監督作の共通点は、グロテスクな表現さえも美しく見せてしまうところ。そこが歌舞伎とアリ監督作品の魅力でもある」と分析し、そして日本で一番有名な“怪談の定番”『東海道四谷怪談』をおすすめ!
これを受けたアリ監督は「是非とも観劇したい。上演する際は教えてください」と興味津々だった。

先んじて本作を鑑賞した染五郎。「ホアキンさんの芝居に圧倒されました」と絶賛!
『ボーはおそれている』ジャパンプレミア
そして「ホアキンさんとはどんな空気感と距離感で作られたのかを知りたい」と質問、アリ監督は「ホアキンは役者として全身全霊で役に向き合うタイプで、色々とチャレンジをしたがる。私の指示に対して彼なりに色々とアレンジして試す。私も彼の好きにやってもらって新しい可能性を広げていくのがとても楽しかった。ホアキンと仕事をすると演出や芝居が常に変化して生々しいものになる」と回答し、染五郎も「色々な事にチャレンジしてその中で良い物を選んでいくやり方に僕も感銘を受けました」と満足そうだった。

日本が大好きなアリ監督

アリ監督「実は先週から日本に来ています。というのも日本が世界で一番好きな国だからです。こんなに人口の多い都市なのに、とても静かで安心できる場所はありません。料理の出され方、靴の脱ぎ方一つにしても丁寧。そこに驚きと感銘を受けます。前回アメリカに帰った時にそんな文化が恋しくなったので、今回の来日で懐かしくなりました。日本は美しい文化を持つ国の一つです」とジャパニーズカルチャーを絶賛。すると染五郎は、奈良県の長谷寺にある十一面観世音菩薩立像をおすすめして、アリ監督から「素晴らしい!是非その場所に連れて行ってください」とおねだりされていた。

染五郎で映画を撮るなら?

短い時間ながらも、すっかり親交を深めた2人。
司会から「染五郎さんで映画を撮るなら?」と聞かれたアリ監督は「恐ろしい秘密を隠し持っている歌舞伎一家の話がいい。染五郎さんは善人のようでありながら悪人という役どころ」と具体的プランに言及。
これに対して染五郎は「実際にそんな人だと思われていたら嫌だけれど…」と苦笑いしつつ「役としてだったら、ぜひやりたい」と前向きに答えた。

鏡開き

ゴールドの法被を羽織ったアリ監督と染五郎でヒット祈願の鏡開きを実施。「ボーは?」の呼びかけに対して「おそれている~!」という観客の発声をきっかけに2人仲良く木槌を振り下ろしていた。
『ボーはおそれている』ジャパンプレミア

最後に

アリ監督はこれから本作を観る観客に向けて「僕の内臓を泳ぎ回るかのような体験を楽しんでほしい。
1回と言わず2回は観てほしい」と期待。染五郎も「映画館で観たという表現だけでは片づけられない、夢の世界にいたのではないかという思いが日にちを重ねれば重ねるほど強くなっています。自分ももう一度映画館で観たい」と早速『ボーはおそれている』の沼にハマっていた。

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『ボーはおそれている』

原題:BEAU IS AFRAID

2024年2月16日(金)全国公開

公式HP:
@beau/

公式X:
@beau_movie
#ボーはおそれている

怪死した母の元へ駆けつける帰省が壮大な旅に変貌する。
一度体験したら戻れない、オデッセイ・スリラー
『ヘレディタリー/継承』で映画ファンの注目を集め、『ミッドサマー』が全世界で大ヒットを記録するだけでなく、多くの観客に“消えない傷”を植え付けた天才監督アリ・アスターが、気鋭の映画スタジオA24と三度目のタッグを組んで世に放つ最新作がついに日本解禁。

主演は『ジョーカー』でオスカーに輝いた名優ホアキン・フェニックス。これまで様々な作品で怪演を見せてきた彼が極限の演技と表情を見せ、そのキャリアの到達点になった。実家にたどり着くのが先か? それともボーの人生が転覆し、永遠に壊れるのが先か? 衝撃や恐怖を遥かに凌駕する”永遠に忘れられないラスト”が待つオデッセイ・スリラー。スクリーンで一度体験したら、もう元には戻れない…。

あらすじ
日常のささいなことでも不安になる怖がりの男ボーはある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。これは現実か? それとも妄想、悪夢なのか?次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしかボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく。
『ボーはおそれている』

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監督・脚本:アリ・アスター
出演:ホアキン・フェニックス、ネイサン・レイン、エイミー・ライアン、パーカー・ポージー、パティ・ルポーン
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:BEAU IS AFRAID
配給:ハピネットファントム・スタジオ
R15+ 2023年 アメリカ映画 上映時間:179分
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