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前田敦子と黒沢清監督がロカルノ国際映画祭から帰国『旅のおわり世界のはじまり』《凱旋》舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 前田敦子の主演、黒沢清監督の映画『旅のおわり世界のはじまり』が、全国公開中です。
そして、8月17日には【第72回ロカルノ国際映画祭クロージング作品】として上映され、前田敦子、黒沢清監督が映画祭に参加
前田敦子・黒沢清監督・『旅のおわり世界のはじまり』ロカルノ国際映画祭

このロカルノでの上映を記念して、テアトル新宿では凱旋ロードショーが決定し、本日23日、お二人が舞台挨拶に登壇しました。
『旅のおわり世界のはじまり』 前田敦子と黒沢清監督が《凱旋》舞台挨拶
映画『旅のおわり世界のはじまり』凱旋上映記念トークイベント
日時: 8月23日(金) 
場所:テアトル新宿
登壇:前田敦子、黒沢清監督

映画情報どっとこむ ralph 日本初となる第72回ロカルノ国際映画祭でのクロージング上映を記念して、『旅のおわり世界のはじまり』がメイン館のテアトル新宿で、本日(8/23)より、凱旋上映がスタート。

今回、先週末に、ロカルノ国際映画祭から戻ったばかりの主演の前田敦子さんと、黒沢清監督によるトークイベントが行われました。
作品は、ウズベキスタンとの国交成立25周年を記念した日本・ウズベキスタンの初の合作映画で、黒沢清監督が、前田敦子さん、加瀬亮さん、染谷将太さん、柄本時生さんを迎え、全編ウズベキスタンでオールロケ撮影された。前田さんは“舞台で歌う”という夢を胸に秘めながら、取材のためウズベキスタンを訪れるテレビ番組リポーターの主人公を演じています。

ロカルノ国際映画祭に初めて参加し、欧州最大の野外スクリーンを備える“ピアッツア・グランデ”の観客8000人の前での舞台挨拶を体験し、その観客と黒沢監督とともに作品を鑑賞して
『旅のおわり世界のはじまり』 前田敦子と黒沢清監督が《凱旋》舞台挨拶 前田さん:(完成後の関係者試写に参加できなかったため)いままでスクリーンでこの作品を観ることができていなかったので、黒沢監督の隣で、はじめてスクリーンでみることができて楽しかったです。屋外で、鑑賞したせいか瞬きするのも忘れるほど映像に圧倒されました。

と話す。三大映画祭と並ぶ歴史あるロカルノ国際映画祭について感想を聞かれると、

前田さん:“世界の黒沢清”の凄さを実感しました。向こうで参加した様々なイベントや会見で、プレスや記者、監督やプロデューサーなど、皆が黒沢監督のファン。宿泊ホテルで朝食をとっていると、「黒沢監督は、ここに宿泊しているの?」と話している人も見かけました。

それを受けて、

黒沢監督:国際映画祭となると、何故か監督をちやほやしてくれるんですね。普段は監督なんて、端に立って、写真から切られる存在なのですが。

と笑いを誘った。


映画情報どっとこむ ralph スイス・ロカルノの印象を聞かれ

前田さん:なんて素敵な場所だろうと。到着した瞬間これはバカンスだと思いました。宿泊したホテルも湖に囲まれたところで、朝、湖にカモが浮かんでいるかと思ったら、地元のおじいさんでした(笑)。けっこう寒いのに元気だなと。
『旅のおわり世界のはじまり』 前田敦子と黒沢清監督が《凱旋》舞台挨拶 一方、ロカルノ国際映画祭は3度目の参加となるが、主演女優とともに参加したのは初めてだそうで

黒沢監督:今回、主演女優の前田さんと一緒に参加できたので、華やかだし、映画を観終えたお客さんが、スクリーンに写っていた、その人がそこに生でいるということが、観客のワクワクする経験になっていたように感じました。現地の取材でも、前田さんがどういう女優さんかという質問が多かった。映画がドキュメンタリーのように見えるからか、映画の主人公は、実際にTVリポーターをやっている人なのか?と勘違いしている記者がいました。

と話す。

映画情報どっとこむ ralph 本日のイベントでは、前田さんと黒沢監督がロカルノから買ってきたお土産を、観客に抽選でプレゼントする企画も実施され、前田さんからは<スイスTシャツを着た牛のボールペン><樽を提げたセントバーナードのキーホルダー>。監督は<チーズフォンデュ><スイス製の強力な虫除け>の2種を現地で購入してプレゼントした。
『旅のおわり世界のはじまり』 前田敦子と黒沢清監督が《凱旋》舞台挨拶 虫除けは、ロカルノに蚊が多く、前田さんがスイスで、蚊にたくさんかまれたことなどあったそうだが、黒沢監督らしいお土産のセレクトに会場内も沸いていた。

最後の挨拶では

黒沢監督:自分の作品が、こんなに長い期間上映してもらえるのはじめて。時間をかけて細く長く上映されてほしい。そして観た方が、何年も何十年も心の片隅においてくれたらうれしいですね。

と話し、

前田さん:いろいろなところで上映してもらって、これからもこの映画に旅してほしいですね!

と締めくくった。

「旅のおわり世界のはじまり」

公式HP:
tabisekamovie.com

公式Twitter:
@tabisekamovie
#旅セカ



【あらすじ】
心の居場所を見失ったら?扉を開く鍵はここにある──
テレビ番組のリポーターを務める葉子は巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、目の前の仕事をこなしている。収録を重ねるが、約束どおりにはいかない異国でのロケで、いらだちを募らせるスタッフ。
ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする──。彼女が、旅の果てで出会ったものとは……?


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監督・脚本:黒沢 清
出演:前田敦子、加瀬 亮、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ 配給・宣伝:東京テアトル 
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO


<前田敦子>感無量!ロカルノ8000人の観客からの喝采に 『旅のおわり 世界のはじまり』


映画情報どっとこむ ralph 前田敦子主演、黒沢清監督の映画『旅のおわり世界のはじまり』が、ロカルノ現地8月17日(土)に<第72回ロカルノ国際映画祭のクロージング作品>として上映されました。映画祭の歴史の中で、日本作品がクロージング作品として招待されるのは初。

スイス南部のロカルノで開催中の『第72回ロカルノ国際映画祭』で現地時間8/17(土)夜(日本時間8/18(日)早朝)、 前田敦子主演、黒沢清監督の『旅のおわり 世界のはじまり』が、映画祭の代名詞であるメイン会場ピアッツァ・グランデで上映された。
前田敦子・黒沢清監督・『旅のおわり世界のはじまり』ロカルノ国際映画祭 前田敦子・黒沢清監督・『旅のおわり世界のはじまり』ロカルノ国際映画祭 欧州最大といわれる巨大スクリーン(幅約26メートル、縦約14メートル)には、ウズベキスタンの美しい景色と、「愛の讃歌」を歌う前田敦子が映し出される。8000人の観客が集まった会場で、前田敦子と、黒沢清監督は、観客と一緒に作品を鑑賞。
上映が終わると、会場のお客は前田敦子と黒沢清監督を万感の拍手で讃えた。

世界有数の国際映画祭に初めて参加した前田と、世界中に根強いファンが多くいる黒沢清監督の前には多くの観客が駆け寄り、二人は現地深夜にも関わらず最後までファンとの交流を楽しんだ。
前田さん:黒沢監督の横で自分の映画を観るのは初めてだったので感無量。改めて観ながら、撮影の思い出を一つずつ振り返りました。黒沢監督とご一緒していなければ、こんな素晴らしい体験はできない。本当に感謝しています。

と述べ、
前田敦子・黒沢清監督・『旅のおわり世界のはじまり』ロカルノ国際映画祭 (5) 黒沢監督:日本での映画製作に行き詰まりを感じていた時に、この映画のお話をいただき、まるで合宿のように楽しく撮影した時のことを思い出した。映画作りは世界共通なのだと実感し、毎日ウズベキスタンの製作スタッフと和気藹々と撮影に励んだが、こうやって国際映画祭のクロージング作品に選ばれると分かっていれば、もう少し真剣に製作したのに!

と悔しそうに回顧すると、会場からは大きな笑い声が湧いた。

また上映後の日本メディアの取材時、黒沢監督としては前田さんとの2度目の共同作業について一部メディアから聞かれると、

黒沢監督:これに懲りずに、また新しい映画で、皆さんが知らない前田敦子を引き出したいと思っています、今から楽しみにしていてください!

と、コメント。それを聞いた

前田さん:こんな素晴らしい映画祭で最後にこんな嬉しい言葉を聞けて光栄です。

と恐縮しきりだった。
本作のスイス配給会社・トリゴン・フィルムの代表は「本作は、まさに国際映画祭を象徴した映画であり、世界各地で直面する文化の壁を、比喩的に表現した素晴らしい作品。平和を祈る作品として、より多くの人が観るべきだ」と述べ、現地の反応に大きな手応えを感じていた。天国に近い映画祭と言われるイベントだけに、多幸感に満ちた上映となった。

映画情報どっとこむ ralph 『旅のおわり世界のはじまり』

は全国絶賛公開中!

公式HP:
tabisekamovie.com

また 8月23日(金)より、テアトル新宿にて凱旋上映が決定!
さらに8月23日(金)16:00の回上映終了後には、前田敦子と黒沢清監督のトークイベントも実施します。

旅のおわり世界のはじまり
映画情報どっとこむ ralph 第72回ロカルノ国際映画祭 2019年8月7日~8月17日 (スイス・ロカルノ現地日程)

1946年に設立され、今年で第72回目を迎えるロカルノ国際映画祭は、スイス

南部のティチーノ州ロカルノで毎年8月に開かれる国際映画製作者連盟公認の映画祭。 ロカルノはイタリアのミラノから車で約2時間の距離にあり、アルプス山脈の麓にあり、森や湖などの大自然に囲まれたスイスを代表するリゾート地。国際映画製作者連盟が公認するコンペティション形式の国際映画祭として、12部門で25の賞と賞金の授与が行われている。
毎年8月上旬の会期中には、11日間で来場者16万人、メディア1千人、業界関係者3千人が世界中から集う。また、ロカルノ映画祭の代名詞でもある野外上映会ピアッツア・グランデは、収容人数8千人の世界最大スクリーンをもつ。

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監督・脚本:黒沢 清
出演:前田敦子、加瀬 亮、染谷将太、柄本時生、アジズ・ラジャボフ

配給・宣伝:東京テアトル
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO


黒沢監督アディズに感謝!前田敦子は絶叫マシンに・・・『旅のおわり世界のはじまり』舞台挨拶


黒沢監督アディズに感謝!前田敦子は絶叫マシンに・・・『旅のおわり世界のはじまり』舞台挨拶

映画情報どっとこむ ralph 国内外で圧倒的評価と人気を誇る映画監督・黒沢清が、主演に前田敦子、その他キャストに加瀬亮、染谷将太、柄本時生を迎え、シルクロードを舞台に描く『旅のおわり世界のはじまり』が、6月14日(金)全国公開となりました。

この度、本作の公開を記念し、舞台挨拶が行われ、約一ヶ月間に及ぶウズベキスタンでの撮影で苦楽を共にした前田敦子さん、加瀬亮さん、染谷将太さん、柄本時生さんが勢ぞろい。

そして!現地の通訳兼コーディネーター役を演じた、ウズベキスタンの国民的人気俳優アディズ・ラジャボフも来日。


映画『旅のおわり世界のはじまり』公開記念舞台挨拶
日時:6月15日(土)
会場:テアトル新宿
登壇:前田敦子、加瀬亮、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ、黒沢清監督

映画情報どっとこむ ralph 公開翌実となる15日に東京のテアトル新宿にて公開記念舞台挨拶が行われました。

“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーター・葉子(前田敦子)が、番組のクルー(加瀬亮、染谷将太、柄本時生)と取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく物語。

前田さん:今日は雨の中ありがとうございます!アディズさんもわざわざ来てくださって。素敵な日が迎えられて嬉しいです!

加瀬さん:今日はありがとうございます!短い時間ですが楽しんで。

染谷さん:初日を迎えられて凄く嬉しいです。

柄本さん:映画公開できて良かったです。

アディズさん:アサラムワライクム。皆さまお越しいただきありがとうございます。黒沢監督のウズベキスタンでの初めての映画で活躍できたことはとても嬉しく思っています。

黒沢監督:皆さま、いかがだったでしょうか?(拍手)ウズベキスタンの美しい風景と俳優一人一人にの魅力を堪能していただけたかと思います。皆さんの心の中に、細く長く残って行ってくれたら嬉しい作品です。
と、其々挨拶。

映画情報どっとこむ ralph 劇中に登場する、ウズベキスタンの遊園地ならではの“絶叫系回転遊具”の話題になると、
黒沢監督:あれは、あんな物があったらいいな~と、漠然と脚本に書いて。現地でロケハンして、タシケントの遊園地で見つけたんです。これホントに?って思う遊具を発見して、プロデューサーに乗ってもらいました。動いた瞬間に絶叫したので、これはいける!と採用しました。

これに、乗らされた前田さんに感想を求めるMCに

前田さん:ぜひ皆さんにも乗ってみてほしい!それが早いと思います。

と観客に訴えて
映画『旅のおわり世界のはじまり』公開記念舞台挨拶 前田さん:「私は4回も乗ってしまって…。大変なことになりました。私と同じ気持ちを共有してくれたのは加瀬さんだけ。ほかの皆さんは絶対に乗ってくれませんでした!

と恨み節。それに
加瀬さん:本番前のテストの段階で前田さんが乗ったときに、涙が止まらない様子の凄い顔をして降りてきた。僕はそれを見て『大げさだなぁ』と思ったけれど、いざ乗ってみると『もう十分!』という感じになりました!

と想像を絶する恐怖を振り返った。“拒否組”の染谷さん・柄本さんは

染谷さん:ディレクター役の僕が乗ってしまったら、その怖さや危険さに共感してしまう。役柄上、前田さんのことを可哀想だと思ったらダメなので、あえて乗りませんでした!
と役作りの上での決断だときっぱり言い放ち、笑いを誘った。

柄本さん:前田さんが乗っている様子を見て大変そうだと感じたので、それだけわかれば十分だと思った。…乗りたくはなかった!
とぶっちゃけた。

映画情報どっとこむ ralph ウズベキスタンのロケでは、意外な人物がはるばる日本から遊びに来たという。それが加瀬の友人である青木崇高さんで、
加瀬さん:食事の誘いが来て『今ウズベキスタンだよ』と伝えたら『行きたい!』と。それで休みの日を教えたら…本当に来ました。3日くらい滞在したかな?時生も仲がいいので、一緒に食事をしました!

と報告。

柄本さん:青木さんには加瀬さん伝いで、納豆とかお米とか各自が欲しいものをリクエストして持ってきてもらいました。僕らはそれをどういう手法で持ってきてくれるのかを楽しみにしていました!

と差し入れ裏話を披露した。


役作りについての話になると染谷さんは、ディレクター役ゆえに

染谷さん:僕は黒沢監督を観察して、カバンの背負い方を真似たりした。黒沢監督から『ウロウロして』とか演出をつけられたので、自然と無意識に似ていった感じがある。
と回想。一方、黒沢監督から「妖精のような存在で!」との注文があったというAD役の柄本さんは

榎本さん:妖精を知らないのでどうすればいいのかと。皆の邪魔にならないことなのかな?と、そうすれば妖精っぽいのかな?と。特に意識せずに演じました!

と照れ笑い。それに
黒沢監督:いや、見事妖精に成り切ってくれました!普段はいても目に見えないけれど、ここぞ!というときに出てきて放つ一言が決定的にみんなを動かしてくれていたので。

と満足げに絶賛。

映画情報どっとこむ ralph 映画公開のために来日したウズベキスタンの国民的スター、アディズさんは
アディズさん:映画を観ながら自分は日本人ではないか?という錯覚を覚えました。(笑)日本語を覚える時間をいただいて練習できたのはありがたいこと。撮影が進む中で通訳を介さずとも、黒沢監督が何を言っているのかわかった気がしました。あと1年くらい撮影があれば、日本語を完璧に覚えることができたはず!

と笑顔。
黒沢監督:アディズさんにはとても感謝しています。彼と出会えたことは最大の幸運でした。日本語を知らない状態から彼の天才的な演技力によって、あそこまでの演技を見せてくれた。彼を日本に紹介できただけでも、この映画を作った価値があります。

と感謝しきり。観客に

黒沢監督:皆さんは生アディズを見た最初の日本人です。周りに自慢してくださいね。

とアピールした。

映画情報どっとこむ ralph ここで、駐日大使から監督と前田さんに花束贈呈!
大使:監督や俳優の皆様をはじめ、携わった全ての方に心から感謝申し上げます!この映画の主役の前田さんはウズベキスタンの観光大使に就任されました。これからも前田さんとイッショニ、ウズベキスタンの歴史や豊かな文化を紹介していきたいと思います。


最後に・・・

主演の前田さんは封切りを喜びながら
前田さん:私にとって大切な作品になりました。皆さん、どうか宜しくお願いいたします!

とSNSや口コミでの反響&大ヒットに期待を込めた。

旅のおわり世界のはじまり
映画『旅のおわり世界のはじまり』

6月14日(金)全国公開

あらすじ・・・
心の居場所を見失ったら? 扉を開く鍵はここにある──
テレビ番組のリポーターを務める葉子は巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、目の前の仕事をこなしている。収録を重ねるが、約束どおりにはいかない異国でのロケで、いらだちを募らせるスタッフ。ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする──。彼女が、旅の果てで出会ったものとは……?

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監督・脚本:黒沢 清
出演:前田敦子、加瀬 亮、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ
配給・宣伝:東京テアトル
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO   




前田敦子、ウズベキのオジサンから求婚!でも男性陣手を差し伸べず『旅のおわり世界のはじまり』


映画情報どっとこむ ralph 国内外で圧倒的評価と人気を誇る映画監督・黒沢清が、主演に前田敦子、その他キャストに加瀬亮、染谷将太、柄本時生を迎え、シルクロードを舞台に描く『旅のおわり世界のはじまり』が、6月14日(金)全国公開となります。

6月3日(月)には東京のスペースFS汐留にて完成披露試写会が行われ、主演の前田敦子、共演の加瀬亮、柄本時生、そして黒沢清監督が参加しました。


映画『旅のおわり世界のはじまり』完成披露舞台挨拶
日時:6月3日(月)
会場:スペースFS汐留
登壇:前田敦子、加瀬亮、柄本時生、黒沢清監督

映画情報どっとこむ ralph “舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーター・葉子(前田敦子)が、番組のクルー(加瀬亮、染谷将太、柄本時生)と取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿を描いた本作。

約1ヶ月間に及ぶウズベキスタンで全編オールロケ撮影が行われました。

前田敦子さんの登壇は、足の靭帯を痛めて以来、初の公の場。

り客席からの「可愛い~」という感嘆の声に迎えられた前田さんは、怪我の状況について聞かれ

前田さん:(状態は)いい感じなんですが、ご迷惑おかけしました。こういう舞台に立つのが久しぶりなので緊張しています。

と照れ笑いを浮かべました。撮影から約1年経ち、その間に結婚、出産を経験しており

前田さん:撮影から完成、公開まであっという間で、それを特に感じます。この1年間、私自身にも色々なことがあったので、思い出深い作品になりました。

と感慨深い様子。

劇中にはシャンソン歌手・エディット・ピアフの名曲『愛の讃歌』歌唱シーンもあり

前田さん:ボイストレーニングを3ヶ月くらいやらせていただき、そういった準備期間も初めての経験だったので、すべてをひっくるめて贅沢な時間でした。

と振り返りました。

映画情報どっとこむ ralph クライマックスでは標高2,443mの山頂で、空気が薄い中アカペラ歌唱に臨み

前田さん:空気って大事なんだなぁと思いました。

と苦労を滲ませる一方で

前田さん:撮影中に『うわっ!』と思ったのが、このシーンの撮影に関係のない加瀬さんが見に来てくれたこと。加瀬さんが居ることがプレッシャーでしかなくて、『なんで来たの?』とは言えないから、無視していました。

との暴露に・・・・

加瀬さん:単純に歌を聞きたいと思ったので…すみません(苦笑い)。
と恐縮すると、

前田さん:イヤなお客さんがいました。

と笑いながら振り返りました。このシーンについて

黒沢監督:僕も加瀬さんと一緒に楽しく観客として前田さんの歌を聞いていました。

と加瀬さんをフォロー。

黒沢監督作品に5度目の出演となる、カメラマン役の加瀬さんは

加瀬さん:黒沢作品では今まで変な役ばかりだったので、脚本を読んだときにいつもと違うと思いました。自分の役も初めてまともな人で、今までの監督の作品とは違う印象がありました。

と語り、家族全員が黒沢監督ファンという柄本さんは

柄本さん:お話をもらった時は、今年1年の仕事すべてがチャラになると思うくらい嬉しかった。まずはお兄ちゃん(柄本佑)に自慢しました。
と嬉しそうに報告しました。

映画情報どっとこむ ralph ウズベキスタンのロケでは様々なハプニングがあったようで、

前田さん:酔っぱらった現地の方に求婚されました。日本人の女性スタッフさんも求婚されていて、現地の男性は可愛い=結婚してくれ!みたいな感じ。それが凄かった。

とカルチャーショック。

黒沢監督:僕も現場を目撃しました。前田さんに求婚していたのは紛れもなくオジサンでしたね。僕もそれなりに衝撃を受けました。
と説明すると、

加瀬さん:僕もその様子を見ていましたが、僕は無責任なので『(結婚しちゃえば)いいんじゃないの?』と伝えてしまいました。

と語り、男性陣の反応に

前田さん:誰も助けてくれなかった。厳しい世界だなと。明日から頑張ろうと思いました・・・・。

と笑わせました。


一方、柄本はホテルのエレベーターに閉じ込められたそうで

柄本さん:5階くらいで止まってしまって。皆に連絡したのですが連絡がとれず、30~40分ぐらい閉じ込められました。階上から染ちゃん(染谷将太)の『時生~!』という声が聞こえて、助かりました。

と九死に一生エピソードを披露。

その柄本さんは前田さんから外出する際の連絡係を頼まれていたそうだが、

前田さん:時間があればみんなに連絡してどこかに行こうと伝達係をお願いしていたのに、『忘れていた!ごめん!』みたいな。夕方までホテルの部屋でDVDを見ているだけなのに何もしてくれなかった。

と柄本に公開説教。

柄本さん:ごめんね~!

と反省していました。

映画情報どっとこむ ralph 『旅のおわり世界のはじまり』
最後に・・・

前田さん:ウズベキスタンの色々な場所で撮影し、色んな風景を見ることができた。歌も私なりに頑張ったつもりなので、少しでも心に響いたら嬉しい。

と観客にアピール。

黒沢監督:この映画を観てくれた古い友人から、初期の作品のようだと言われた。僕自身も新鮮な何かが生まれたような気がする。映っている俳優たちも日本の映画やテレビで見るときとは少し違う顔をしている。ウズベキスタンにいる独特の雰囲気が俳優にも出ている。美しい見慣れない風景と、見慣れない俳優の顔に注目してほしい。

とメッセージを送りました。

旅のおわり世界のはじまり
映画『旅のおわり世界のはじまり』

6月14日(金)全国公開


あらすじ
心の居場所を見失ったら? 扉を開く鍵はここにある──
テレビ番組のリポーターを務める葉子は巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、目の前の仕事をこなしている。収録を重ねるが、約束どおりにはいかない異国でのロケで、いらだちを募らせるスタッフ。ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする──。彼女が、旅の果てで出会ったものとは……?

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監督・脚本:黒沢 清
出演:前田敦子、加瀬 亮、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ
配給・宣伝:東京テアトル
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO   
   







5分で完売 14年ぶりクレール・ドゥニ監督来日 初SF作品『ハイ・ライフ』の特別上映会


映画情報どっとこむ ralph 3月12日(火)、アンスティチュ・フランセ東京で行われているフランス映画の現在を紹介する特集上映【第一回映画/批評月間~フランス映画の現在をめぐって~】のプログラム内にて、『パリ、18区、夜。』や『ガーゴイル』などで知られるフランス映画界の鬼才クレール・ドゥニ監督が来日し最新作『ハイ・ライフ』の特別上映会が開催された。

実に14年ぶりの来日ということもあり、当日のチケットは5分で完売となった。

映画『ハイ・ライフ』特別上映&トーク
日付:3月12日(火)
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
登場:クレール・ドゥニ監督 黒沢清監督

映画情報どっとこむ ralph イベントのゲストは、ドゥニ監督の大ファンを公言する映画監督の黒沢清監督。

上映後、満席の会場にクレール・ドゥニ監督、黒沢清監督が登壇すると大きな拍手が巻き起こった。まず黒沢監督がトークの口火を切った。

黒沢監督:この作品は一見ものすごくシンプルに見えますが、最初は男女の恋愛物語、もしくは精子や卵子の話だと思いきや、今度はブラックホールの内部に入っていく。このようなSFは、見たことがないです。クレール・ドゥニ監督とSFが出会うことで、このような美しい物語になったのですね。

続けて、『ハイ・ライフ』というタイトルの意味を質問すると、
ドゥニ監督:私は全くためらわずにこのタイトルを付けました。宇宙は高い所にある。そこで生活するから“ハイ・ライフ”です。私はアフリカのガーナで生まれたのですが、そこではJAZZのような音楽を“ハイ・ライフ”と呼んでいた。フランスで“ハイ・ライフ”といえば、ゴージャスな生活のことを指します。もちろん、私は皮肉の意味をタイトルに込めました。映画の中では罪人たちが死刑になるか、それとも実験体になるかという選択を迫られ、彼らは後者を選ぶのです。私でもそうしたでしょう。

と答えた。

黒沢監督:彼らの生活は完全に拘束されているわけではないが、絶えずジュリエット・ビノシュ演じる科学者ディブスに監視され、コントロールされている。それはどこか我々の生活に似ているような気がしました。

という黒沢監督に、

ドゥニ監督:本作で描かれる宇宙船での暮らしを地球で例えるならば、潜水艦の中を想像して下さい。そして、ある女性受刑者が拘束されているのは人工授精を拒んだからなのです。反面、男性受刑者には自由があります。スティーヴン・ホーキングの説にあるように、太陽系から離れれば離れるほど、人間の一生はすぐに過ぎてしまう。だから彼らは宇宙で生命を作り出す必要があるのです。

と返答。次に

黒沢監督:僕はモンテ(ロバート・パティンソン)の絶望の果てを見つめているような、独特の冷たい眼差しが好きです。これはあなたが過去に描いてきた『ネネットとボニ』や『ガーゴイル』の主人公達に共通しているように感じました。

と指摘すると、

ドゥニ監督:確かにそうです。私が描く登場人物達は少し絶望していると思います。モンテは自分の人生に絶望し、自殺を考えるのですが、自分の幼子を見捨てることが出来ない。彼は責任を感じます。それにより彼は地球では得ることが出来なかった愛の生活を手に入れるのです。

と同意する。

映画情報どっとこむ ralph さらに

黒沢監督:モンテが娘から“私はお母さんに似ているの?”と言われた時の彼の表情がとても印象的でした。

と述べると、

ドゥニ監督:はい。モンテは娘に“母親には似ていない。まったく違う。おまえは特別だ”と愛情を示します。

と答えた。

また

黒沢監督:主人公のモンテは、非常に禁欲的ですね。彼は欲望とは無関係のところで、図らずも子供を授かります。僕の映画に登場するキャラクター達もとても禁欲的だと言われているので、彼のような登場人物が出てくれて非常にうれしかったです。

と共感すると、

ドゥニ監督:私が純潔を発明した訳ではないですが、例えば修道士、騎士などは純潔からパワーを与えてられていますね。女性はこの例には当てはまりません。それが正しいか、正しくないか私は判断をしませんが、本作のテーマの一つでもあります。純潔は人間の脆い部分をパワーとして内に留めるという役割があるのです。

と答えた。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・

MCから二人に「愛の可能性について、お聞かせ下さい」と質問されると、

黒沢監督:僕の新作『旅のおわり世界のはじまり』では、ある女性がたった独りでウズベキスタンに行くのですが、その孤独の中で、1つの感情のための生きて行こうとする。それは、恋人への愛です。僕はこの作品の中で“愛”を人が生きていくための唯一の心の支えとして描いています。

と答え、

ドゥニ監督:群衆の中でも、人は孤独になります。それは自分の中に愛がないときです。愛は自分自身がより人間的になるためのつながりだと思います。愛は人生を生きる意味です。実は『ハイ・ライフ』の撮影中に私は母を亡くしました。週末ごとに病院に面会に行って、だんだんと彼女が消えていくのを見ていました。彼女の生命と同時に、その愛が消えていくのを目の当たりにするような気がしました。年老いた女性がそうであるように、まるで少女のような状態でした。

と結んだ。

監督プロフィール
■クレール・ドゥニ(監督・脚本)

フランスの監督、脚本家。1948年、パリに生まれる。1987年、『ショコラ』で初めて監督・脚本を手掛ける。1950年代の植民地時代、アフリカ独立の際の人種的緊張を描く半自伝的な同作は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたほか、セザール賞にもノミネートされ、米国で広く批評家の称賛を受けた。1996年、ロカルノ国際映画祭にて『ネネットとボニ』(96)が金豹省を受賞。2017年にジュリエット・ビノシュ、グザヴィエ・ボーヴォワ、ニコラ・デュヴォシェル、アレックス・デスカス、ジェラール・ドパルデューが出演した『レット・ザ・サンシャイン・イン<未>』(17)がカンヌ国際映画祭監督週間のオープニング作品として上映され、日本でも第30回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門にて上映されている。
映画情報どっとこむ ralph ドゥニ監督の『ハイ・ライフ』 原題:High-Life は4月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、ユナイテッド・シネマ豊洲ほかで全国順次公開される。

公式HP:
http://www.transformer.co.jp/m/highlife/
公式Twitter:@tamashii_film

【あらすじ】
太陽系をはるかに超え宇宙を突き進む一隻の宇宙船「7」。その船内で、モンテ(ロバート・パティンソン)は生まれたばかりの娘ウィローと暮らしている―。宇宙船の乗組員は、9人全員が死刑や終身刑の重犯罪人たち。モンテたちは刑の免除と引き換えに、美しき科学者・ディブス医師(ジュリエット・ビノシュ)が指揮する“人間の性”にまつわる秘密の実験に参加したのだった。だが、地球を離れて3年以上、究極の密室で終わり無き旅路を続ける彼らの精神は、もはや限界に達しようとしていた。そんな中、ミッションの最終目的地「ブラックホール」がすぐ目の前に迫っていた―。


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監督・脚本:クレール・ドゥニ『ショコラ』『パリ、18区、夜。』 
共同脚本:ジャン=ポール・ファルジョー『ポーラX』
出演:ロバート・パティンソン(『トワイライト』シリーズ、『コズモポリス』)、ジュリエット・ビノシュ(『アクトレス~女たちの舞台~』)、ミア・ゴス(『ニンフォマニアックVol.2』、『サスペリア』)、ほか

2018年 /ドイツ、フランス、イギリス、ポーランド、アメリカ合作 / 英語 / 113分/ カラー / 5.1ch / PG-12 /日本語
字幕:岩辺いずみ
配給:トランスフォーマー  
© 2018 PANDORA FILM – ALCATRAZ FILMS 
■主な監督作品
2017『レット・ザ・サンシャイン・イン<未>』カンヌ国際映画祭 監督週間SACD 賞
2013『バスターズ ―悪い奴ほどよく眠る― <未>』カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品
2010『White Material(原題)』ヴェネツィア国際映画祭 コンペティション部門出品
2009『35杯のラムショット<未>』ヴェネツィア国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門出品
2005『The Intruder(原題)』
2002『Vendredi soir(原題)』
2001『ガーゴイル』カンヌ国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門出品
1999『美しき仕事<未>』セザール賞 最優秀撮影賞
1996『ネネットとボニ』ロカルノ国際映画祭 金豹賞
1995『A PROPOS DE NICE(原題)』
1994『U.S. GO HOME(英題)』
1994『パリ、18区、夜。』カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品
1990『死んだってへっちゃらさ<未>』
1989『MAN NO RUN (原題)』
1988『ショコラ<未>』カンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品、セザール賞 新人監督賞ノミネート