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青春恋愛小説『明け方の若者たち』を映画化

人生の“マジックアワー”を描いた20代の青春譚『明け方の若者たち』が、12月31日に全国公開となります。

そして、12月20日に、東京のニッショーホールにて黒島結菜、松本花奈監督が登壇した公開直前舞台挨拶が行われました。
黒島結菜、松本花奈監督『明け方の若者たち』公開直前舞台挨拶
『明け方の若者たち』公開直前舞台挨拶
日時:12月20日(日)
会場:ニッショーホール(旧ヤクルトホール)
登壇:黒島結菜、松本花奈監督

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黒島結菜、松本花奈監督登壇

はじめに松本監督は本作の映画化のきっかけについて「もともと原作の小説が発売されてすぐ読んで、小説の中に出てくる場所や音楽が自分の話のように感じられ、すごく映像が鮮明に浮かんで映画化したいと思いました」と話し、

北村匠海演じる<僕>が明大前の飲み会で一目惚れする<彼女>役の黒島は自身の役柄について「下北沢だったり明大前が自分も遊びに行っていたり住んでいたような場所だったのでやってみたいと思いました。ただ、すごく魅力的な<彼女>だったので、自分に演じられるのか不安だったんですけど、楽しんで出来ればそれがきっと<彼女>の魅力として伝わるんじゃないのかなと思ったので、撮影はすごく楽しんで出来ました」と役作りを振り返る。黒島結菜『明け方の若者たち』公開直前舞台挨拶

北村との撮影について黒島は「北村君とは3度目の共演だったんですけど、すごく居心地のいい空気を作ってくれて楽しい現場になりました!なにを話したかとかは全然思い出せないんですけど(笑)でもすごく忙しそうだったので、“ちゃんと食べられてるかな”“ちゃんと寝られてるかな”って、お母さんみたいな心配してましたね(笑)」と意外なエピソードを披露。<僕>の会社同期で親友の<尚人>を演じた井上祐貴については「井上くんもすごいナチュラル方で、ずっと現場に<尚人>がいるみたいな感覚でした」と話し、3人での共演シーンについても「三人でいる居酒屋のシーンとかも、本当に居酒屋でふたりが仲良く話してるんじゃないかと思わされるくらい自然な空気感でした」と述懐。

同世代の監督との作品作りについて聞かれた黒島は「本当に楽しかったです。同世代の監督とこんながっつり作品を撮ることってなかったので、学生時代に戻ったかのような、やっていて自分も青春を感じられました。特に明け方に高円寺の駅を走るシーンがあるんですけど、本当に明け方に撮影して、部活みたいな感覚で楽しかったです」と答えた。

完成した作品を観た感想について黒島は「社会人になって色々ぶつかるものを、私自身あまり経験していなかったので、“社会人ってこんな感じなんだ”とか、社会人になってしばらく過ごして目の前のものと向き合って受け入れていきながら人って成長して、当時のことをちゃんと思い出をいい思い出として残っているっていうのがすごいいいなと思いました。そんなことを想いながら最後エンドロールが流れるとき主題歌が流れてその歌詞を聞いて“うわ!”って、最後の最後までそういう気持ちにさせてくれるんだって胸がぎゅーってなりました」と語った。

そして、先日発表された原作と映画では描かれなかった「彼女」の背景を描いたアナザーストーリー「ある夜、彼女は明け方を想う」について、松本監督は「元々原作に入る予定だったけど入らなかった一章があって、本編を撮り終わってから撮ろうってなって撮り始めました」と制作のきっかけを明かしました。松本花奈監督『明け方の若者たち』公開直前舞台挨拶
そして黒島は「私は映画に入る前に<彼女>のことが書いてある章を見たとき、これをみんなと共有して、<彼女>のことをもっと知ってほしいなって思っていたので、こういうアナザーストーリーという形でみなさんに見てもらえることができてとても嬉しいです」と話した。重要な人物として作品に出演する若葉竜也との撮影については「若葉さんとは初めての共演だったんですけど、包容力がすごくて、本編をやっているときは<僕>の魅力と北村くんご自身の魅力を感じていたんですけど、若葉さんは真反対の人物で“そりゃ<彼女>は悩むわ!”と思いました(笑)」と話した。

学生を卒業して社会人になり、「僕」は「彼女」に恋をしてはまってしまい、それを“沼のような5年間”と表現されていることに掛け、実際に経験した「沼」について聞かれると、黒島は「BTS沼」、松本監督は「霜降り明星沼」とそれぞれ意外な沼を明かした。

最後に黒島は「この作品はただの青春映画ではなくて、それぞれがちゃんと悩んで、一人の人間として向き合ってぶつかって成長して、その時期を懐かしむような、どの世代の方が見ても感じられる部分があるんじゃないかなと思います。懐かしかったり憧れてみたり、色々な気持ちにさせてくれる映画だと思います」と、松本監督は「この映画に幸せな瞬間っていうのが沢山映っていて、見終わった時にみなさんの中にもあるだろう楽しかった思い出とかよかったなあっていう瞬間とかを思い出させる作品になったらいいなあと思います」と話し、大盛況のままイベントは幕を閉じた。

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『明け方の若者たち』

12月31日(金)全国ロードショー

公式サイト:
akegata-movie.com
公式twitter & Instagram:
@akewaka_info
明け方の若者たち
Twitterでの”妄想ツイート”が話題となり、10〜20代から圧倒的な支持を獲得したウェブライター・カツセマサヒコの大ヒットを記録した話題の青春恋愛小説『明け方の若者たち』(幻冬舎)が映画化。主人公の<僕>役を務めるのは、ダンスロックバンド「DISH//」のリーダーで、『君の膵臓をたべたい』(17/月川翔)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『東京リベンジャーズ』(21/英勉)、『とんび』(22/瀬々敬久)など数々の作品で主演を務める北村匠海。明大前の飲み会で<僕>が一目ぼれする<彼女>を演じるのは、映画『カツベン!』(19/周防正行)で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、2022年放送開始予定のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを務める注目の女優、黒島結菜。新入社員の<僕>の同期で後に親友となる<尚人>役には、「ウルトラマンタイガ」(19/テレビ東京)で主演を務めて以降、数々のドラマや映画で活躍の場を広げ、実力をつけている人気急上昇中の俳優、井上祐貴を抜擢。近くて遠い2010年代のリアリティ溢れる青春劇の映像化に挑戦するのは、映画、TV、MV、広告、写真と幅広いジャンルで活動をしており、今年公開された映画、実写版『ホリミヤ』でも監督を務めた23歳新進気鋭の松本花奈監督。脚本は、『デイアンドナイト』(17/藤井道人)、Netflixオリジナルドラマ「全裸監督2」などで知られる脚本家・小寺和久が担当した。そして、主題歌は若い世代に刺さるリアルなワードセンスや軽快なメロディで大人気を博しているロックバンド・マカロニえんぴつが務める。

あらすじ
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。
下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり・・・。
世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、””こんなハズじゃなかった人生””に打ちのめされていく。
息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。
でも、僕はわかっていた。
いつか、この時間に終わりが来ることを・・・。
『明け方の若者たち』ティザービジュアル

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北村匠海
黒島結菜 井上祐貴
山中崇 楽駆 菅原健 高橋春織
三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅 木崎絹子 寺田ムロラン 田原イサヲ
わちみなみ 新田さちか 宮島はるか
佐津川愛美 高橋ひとみ / 濱田マリ

監督:松本花奈 脚本:小寺和久
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」(幻冬舎文庫)
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」(TOY’S FACTORY)
制作プロダクション:ホリプロ
製作:「明け方の若者たち」製作委員会 配給:パルコ 
(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
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