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『まく子』鶴岡慧子監督×沖田修一監督登壇公開中スペシャルトーク


映画情報どっとこむ ralph 西加奈子が第152回直木賞(「サラバ!」)受賞後、一作目として書き下ろした小説「まく子」。児童小説では異例の累計55,000部の売り上げを記録し、幅広い世代から愛される西の世界観を見事に感動作として昇華させた映画『まく子』がテアトル新宿他全国公開中です。

3月27日(水)、本作の監督を務めた鶴岡慧子監督と『モリのいる場所』を監督した沖田修一監督との公開中スペシャルトークイベントを行いました。
日付:3月27日(水) 
登壇:鶴岡慧子監督、沖田修一監督  
会場:テアトル新宿

映画情報どっとこむ ralph 公開記念トークイベントには、

鶴岡監督:豪華な方が来てくださって浮かれてます!大ファンなんです。

と興奮する相手、

沖田監督:応援に馳せ参じました!

と登場。


感想を求められ

沖田監督:子供が主人公の映画は作りづらいが、ここテアトル新宿で『ごめん』(富樫森監督)という映画を以前観て、子供が主人公でも、こんな作品いいなと衝撃を受けました。そしてこの『まく子』。ずるいです。楽しくて、先の展開が気になって、スピルバーグっぽかった!

と賛辞を贈ると、恐縮しきりの

鶴岡監督:本作も『ごめん』と同じ制作会社さんが入っていたので、とりあえず観ろと言われました。

と少年の成長を描くための参考秘話を明かしました。


両者の共通項として、地方を舞台にしつつも礼賛しているわけではない点が指摘されると、

鶴岡監督:山奥で育ったので、その景色が世界。むしろ街を撮れないコンプレックス。突き詰めると地元の人に正面から向き合って撮ってます。田舎暮らし大変ですから。

とすることに対して

沖田監督:すごくわかる。自分も埼玉のトトロの森の近く出身で、原風景として緑、山がある。海が怖い(笑)。『まく子』は温泉街が絵になってました。じめっとした人たちもいて面白い。

と日本を描くための普遍性についても触れました。

子供の演出について話が及ぶと、

鶴岡監督:沖田さんの『南極料理人』の主人公の娘役が印象に残ってます。

と。最近の嫌なことを聞くオーディションでずっと喋っていたことが決め手だったという沖田監督は「もともと持っているもの重視」のキャスティングから入るのに対し、

鶴岡監督:印象重視。山﨑くんはオーディションだったがコズエ役はオファー。不思議感を作り上げていく作業だった。二人とも高学年だったので、大人と同じように接していた。

と明かしました。

「出会いと別れを扱っているが、印象に残るエピソードは?」という観客からの質問には、

鶴岡監督:3年前、地元で小学生向けの映画教室をやる時にたまたま沖田監督が講師としていらした。これが出会いです。あとは草彅さんとの出会い。撮影前の衣裳合わせが初でしたが、その時の印象と1年後の舞台挨拶での印象とがだいぶ違いました。撮影終わってから舞台などでご活躍され、新たな取り組みをされて1年経ってからの公開だったので、ますますイキイキされてエネルギッシュだなと感じました。あとは、緊張してしまうので、あまり草彅さんだって考えないようにしましたね(笑)。本当スターなので!

と笑いを誘い、終始和やかな雰囲気のトークイベントとなりました。


映画情報どっとこむ ralph 初主演 山﨑 光×美少女 ×新境地で魅せる 草彅 剛×須藤理彩

主人公・サトシを『真夏の方程式』(2013)で福山雅治演じる湯川と心を通わせる少年役だった山﨑光が演じ、思春期の揺らぎを見事に表現。謎の転入生・コズエを演じるのは、圧倒的な美しさを放つ新星・新音(にのん)。そして、旅館を切り盛りするサトシの母・明美役に、ドラマ「半分、青い。」に出演し話題の女優・須藤理彩、女好きなダメな父親だけれど、息子の成長を陰ながら見つめ背中を押す父・光一役を草彅剛が演じ、色気を漂わせ新境地をみせます。

監督は、初長編映画『くじらのまち』がPFFアワード2012にてグランプリ&ジェムストーン賞をW受賞し、第63回ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で上映され国内外問わず高く評価された鶴岡慧子が務めます。

映画『まく子』 

テアトル新宿ほか全国絶賛公開中!

公式HP:
http://makuko-movie.jp/

物語・・・
ひなびた温泉街の旅館の息子・サトシは、小学5年生。自分の身体の変化に悩み、女好きの父親に反感を抱いていた。ある日、美しい少女コズエが現れる。言動がどこか不思議な同い年のコズエに最初は困惑していたサトシだったが、次第に彼女に魅せられていく。そしてコズエから「ある星から来たの。」と信じがたい秘密を打ち明けられる。枯葉や紙の花を楽しそうにまくコズエが、やがて町の人々みんなにまいたものとは…。
思春期というかけがえのない時を生きるサトシの葛藤とコズエとのせつない初恋を軸に、家族を愛しつつも浮気をしてしまう父親、それを知りながら明るくふるまう母親、道ならぬ恋をする若い女性、訳ありの親子・・・小さな町のどこか不器用な人々を映し出します。

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出演:山﨑 光 新音 須藤理彩/草彅 剛 
つみきみほ 村上 純(しずる) 橋本 淳 内川蓮生 根岸季衣 小倉久寛
原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)    
監督・脚本:鶴岡慧子  
主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)


山﨑光、村上純(しずる)、内川蓮生登壇!映画『まく子』SPトークイベント


映画情報どっとこむ ralph 西加奈子が第152回直木賞(「サラバ!」)受賞後、一作目として書き下ろした小説「まく子」。
初主演 山﨑 光×美少女 新音×新境地で魅せる 草彅 剛×須藤理彩 で綴る映画『まく子』がテアトル新宿他全国公開中です。

そして、3月23日(土)、本作で大人なのに子供たちとばかり一緒にいる風変りな青年・ドノを好演した、お笑いコンビ・しずるの村上純さんが初登壇!映画『まく子』主演の山﨑光さん、出演の内川蓮生さん、監督を務めた鶴岡慧子監督と公開中スペシャルトークイベントを行いました。
日時:3月23日(土) 
登壇:山﨑光、村上純(しずる)、内川蓮生、鶴岡慧子監督  
会場:テアトル新宿

映画情報どっとこむ ralph 『まく子』公開を記念して行われたトークイベント、村上純さんは約1年前の撮影以来の再会となる、共演した山﨑さんと内川さんの成長ぶりにビックリ!


村上さん:映画に出てくる二人と声も身長も変わっているよね。

と言うと

内川さん:この一年で身長が9㎝伸びました。いま168㎝なんです。

と答え、

村上さん:ほとんど僕と一緒だね、もう超えるのは確実だ、こんなに成長するとは凄いね。

としきりに感激している様子。

映画情報どっとこむ ralph 映画公開から1週間が経ち、周りからの反響を聞かれ

村上さん:よくエゴサーチをしているのですが、映画の感想は子役がよかった、とか感動した、とか高評価なコメントが多いですね。ただ、しずるの村上がどこに出ているのか分からなかった、という声も結構あって(笑)。複雑だけど、それは演じたドノになりきっていたということだと思います。

とコメント、出演の経緯を聞かれ、

「村上さん:お話をいただいた時は、西加奈子さんの原作の映画ということで僕でいいのかな、と最初はビックリしました。

と語り、

村上さん:芸人のアレルギー反応として、映画出演の話がきた時、まずはドッキリだと思うんです。一旦そう思った方が身のためなので(笑)。

と独特な受け止め方を明かし、

村上さん:台本を読んだら、僕が演じるドノのセリフに“信じることを大切にする”という言葉があって。これがドッキリでもいい、信じて裏切られてもいい!という気持ちになりました。

と語りました。

映画情報どっとこむ ralph キャスティングについて
鶴岡監督:ドノはとても重要な役なので、キャスティングには悩みました。村上さんと衣装合わせで初めてお会いし、漫画を読むシーンを演じてもらった時に“ドノだ!”ともの凄いテンションが上がりました。

内川さんについても

鶴岡監督:会った瞬間から“ルイ”でした。

と二人を選んだ理由を披露しました。話は撮影現場の話題となり、山﨑さんとの共演シーンについて聞かれ

村上さん:山﨑くんとの長いワンカットのシーンがあり、台本にはなかった演出を彼が考えてやったり、現場で急に出た監督からの指示にすぐ応えていたりと本当に吸収力も凄いんですよ。

と撮影当時14歳で座長をつとめた山﨑さんの演技力を称えていました。

最後に・・・

会場にきているお客様との質疑応答の時間を設けるなど、終始和やかな雰囲気のトークイベントとなりました。


映画『まく子』 

テアトル新宿ほか全国絶賛公開中!

公式HP:
http://makuko-movie.jp/

STORY:
ひなびた温泉街の旅館の息子・サトシは、小学5年生。自分の身体の変化に悩み、女好きの父親に反感を抱いていた。ある日、美しい少女コズエが現れる。言動がどこか不思議な同い年のコズエに最初は困惑していたサトシだったが、次第に彼女に魅せられていく。そしてコズエから「ある星から来たの。」と信じがたい秘密を打ち明けられる。枯葉や紙の花を楽しそうにまくコズエが、やがて町の人々みんなにまいたものとは…。
思春期というかけがえのない時を生きるサトシの葛藤とコズエとのせつない初恋を軸に、家族を愛しつつも浮気をしてしまう父親、それを知りながら明るくふるまう母親、道ならぬ恋をする若い女性、訳ありの親子・・・小さな町のどこか不器用な人々を映し出します。

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出演:山﨑 光 新音 須藤理彩/草彅 剛 
つみきみほ 村上 純(しずる) 橋本 淳 内川蓮生 根岸季衣 小倉久寛
原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)    
監督・脚本:鶴岡慧子  
主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
    


草彅剛 主演山﨑光をライバル視(笑)大きさ比べた『まく子』公開舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 西加奈子先生の児童小説では異例の累計55,000部の売り上げを記録し、幅広い世代から愛される西の世界観を見事に感動作として昇華させた映画『まく子』がいよいよ3月15日(金)よりテアトル新宿、他全国公開となり、その二日目の16日に初主演の山﨑光さんをはじめ、新音さん、草彅 剛さん、須藤理彩さんと鶴岡慧子監督が登壇して舞台挨拶を行いました。


映画『まく子』公開記念舞台挨拶
日時:3月16日(土) 
登壇:山﨑光、新音、草彅剛、須藤理彩、鶴岡慧子監督
会場:テアトル新宿

映画情報どっとこむ ralph 多くの立ち見が出る大盛況ぶりの劇場。
大きな拍手の中、山﨑光さんをはじめ、新音さん、草彅 剛さん、須藤理彩さんと鶴岡慧子監督が登場!本日、足元には桜の生花で彩られた舞台となっています。

山﨑さん:今日は沢山の方に足をお運びいただきありがとうございます。この作品への思いなど沢山話せればと思っています。
と、座長挨拶。

新音さん:無事公開できて何よりです。

須藤さん:皆さんの貴重な大時間を『まく子』に使ってくださってありがとうございます。映画はこうして観ていただいて完成だともいます。こうして多くの方に観ていただけてとても嬉しいです。

草彅さん:僕も沢山お話していこうと思っています。

温かな作品を紡ぎだした監督は段々洗練されてきた感じ。

鶴岡監督:本日ご来場いただきありがとうございます。こんなに沢山の方に観ていただけて本当に嬉しいです。観に来てよかったなと思っていただけるような舞台挨拶にしたいと思います。

と、其々一言挨拶。

映画情報どっとこむ ralph 実は、中学校を卒業したばかりの山﨑さん

山﨑さん:この一年間はとても大事な一年間でした。主演をやらせていただいたことで今後の俳優人生の良い糧になったのではと思っています。

草彅さん:立派だね。卒業おめでとう!山﨑くんとお芝居して、学ぶところが沢山あって、新音ちゃんからも沢山学べて。これからも一緒に、お仕事を出来たらいいなと思います。あっ!須藤さんからもですよ。あっつ監督からもね。
と、フォローも欠かさない草彅さんに、大うけの会場。

まだ新音さん14歳と紹介されると、会場から驚きの声。今回の役作りを

新音さん:不思議な子の役なので、目地殻を意識しました。距離感がわからないとかイントネーションがおかしかったり。細かいところを意識しました。
鶴岡監督:段々変わっていく、グラデーションを付けていく必要があったので。撮影のスケジュールはバラバラでしたが、綺麗に演じ分けて、しっかり流れを作ってくれました。

と大絶賛。

会場にはお母さん世代も沢山お見えのご様子。
須藤さん:今回母ちゃんとして演じましたが、映画を観て、ふと心配そうに見てくれている息子の顔って、普段は見ることが出来ないので。こんな顔してくれてたんだと。試写観てキュンキュンして涙が出ました。出来れば親子で観に来ていただいて、観終えた後に話をして欲しですね。でも、男の子って難しいなって。最後のシーンは父と息子ならでは。ちょっと嫉妬しますね。

とすると、

草彅さん:あのシーンは色々テクニックを駆使しました。(ネタバレ過ぎるのと色々過ぎるので略)大きさを比べました。心のね。

との草彅さんのお話に、観終えたばかりの会場はかなり受けてました。

映画情報どっとこむ ralph 子供だけではなく大人の再生物語でもある本作について
草彅さん:この作品って、おいて死に近づいていくわけですが、ただ朽ち果てていくじゃなく。再生しながら生きていきたいなと。二人と言うフィルターを通して、大人たちが気付いていく。少し自分も再生できるかなって思えるいい映画に仕上がっています!

と、太鼓判の草彅さん!

草彅さん:完成披露の時に会ったら大きくなっていて、成長してるんだなと。僕らはその分、僕らは歳を重ねてて・・・。いいな~人生輝いてて!

と羨む場面も。これに須藤さん

須藤さん:いい話から下ネタまで、トークの振れ幅凄い!

と褒めると
草彅さん:腕上がってますから!

と、掛け合いがピッタリ。

映画情報どっとこむ ralph ここで、まく子に引っ掛けて、この先何を撒いていきたいかと質問されると

鶴岡監督:この作品が一人でも多くの観客の方に届くこと、この作品を撒きたいです。

須藤さん:プライベートで娘が中学生になるので、働くお母さんとして、頑張ろうを撒いていけたらと思います!

草彅さん:元気と笑いを撒いていきたい!笑うって大事なことですから!だからこそ、この作品を撒きたいです。(MC:元気の秘訣は?)舞台の上に立つ!これですね。

新音さん:シアワセを撒きたいです。作品を通して、そして役者として感情を伝えていきます。

山崎さん:草彅さんと同じで笑顔を撒きたいです!

草彅さん:お互い頑張ろうね。これからライバルだからね。
とエールも。


最後に・・・・

山﨑さん:この映画は、全員で心をコメて作った作品です。シアワセを撒くというテーマがどれだけ伝わったか、楽しみです。そして、皆さんで話をしていただけたら嬉しいです。
と舞台挨拶を締めました。

映画『まく子』

3月 15日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開!

公式HP:
http://makuko-movie.jp/

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出演:山﨑 光 新音 須藤理彩/草彅 剛 
つみきみほ 村上 純(しずる) 橋本 淳 内川蓮生 根岸季衣 小倉久寛
原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)    
監督・脚本:鶴岡慧子  
主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)
c2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
    


漫画家・羽賀翔一が山﨑光、そして草彅剛の演技を絶賛! 『まく子』トークイベント


映画情報どっとこむ ralph 羽賀 「映画『まく子』は自分が目指したいものと似ている――」 主演 山﨑光、そして草彅剛の演技を絶賛!


西加奈子先生が第152回直木賞(「サラバ!」)受賞後、一作目として書き下ろした小説「まく子」は、児童小説としては異例の累計55,000部の売り上げを記録し、文庫版が先日刊行されました。そして、幅広い世代から愛される原作の世界観を見事に感動作として昇華させた映画『まく子』が、いよいよ来月3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開となります。

この度、映画『まく子』の公開を記念して、210万部を突破した大ベストセラー「漫画 君たちはどう生きるか」の作者・羽賀翔一さんをお招きし、鶴岡慧子監督とのトークイベントが行われ!

時代を超えて読み継がれてきた児童文学者・吉野源三郎の名著を漫画化した羽賀翔一先生と、直木賞作家・西加奈子先生による初の児童小説を映像化した鶴岡慧子監督。ともに思春期の子どもたちの迷いと成長を描き、幅広い世代の共感を呼んでいる作品を手掛けたお二人に、原作へのアプローチ方法や、表現者としてのこだわり等たっぷりと語りました。


日時:2月23日(土)
会場:池袋コミュニティカレッジ
登壇:羽賀翔一(漫画家)、鶴岡慧子監督

映画情報どっとこむ ralph いち早く映画『まく子』を鑑賞した羽賀先生は、

羽賀先生:ハッとするものと、ホッとするものが同居していて、自分たちが子供の頃に感じていた気持ちや風景が混ざっていて、リアリティを失わないギリギリのところで作られている点にとても共感しました。自分が目指したいものと似ているとも思いましたね。

と魅力を語り、更に
羽賀先生:山﨑光くんが演じた主人公・サトシは、素朴さもありながら、内面に怒りを秘めていますよね。ふつふつと怒っている。その矛先がうまく定まらない感じがすごくリアルでしたね。いわゆる子供ではなく、子供と大人の両面を行き来きし、境界線をまたぐ、両方が混ざり合う感じが、この作品にぴったりでした。また、草彅剛さんが演じていたお父さんもまるっきりダメな親父ではなく、良いお父さんと混じりあっている。人間って良い面と悪い面とを行き来しながら生きていると思うのですが、そのバランスが絶妙でしたね。

と主演の山﨑光、そして草彅剛の演技を絶賛しました。


そして鶴岡、羽賀へ原作からキャラクターを作り上げ、伝えていく作業について聞くと、

鶴岡さん:原作があるとゼロからのスタートではないですが、映像で具体化していくことをしなければいけないので、キャラクターは綿密に作らなければいけないと思いました。西加奈子さんの原作の突飛さが好きで、物語的にもその面白さは大事にしました。原作でのサトシはうだつが上がらず、クラスでもあまり目立たず、常に一歩引いたところから見ている傍観者で、自ら物語を動かしていくタイプではないので、主人公にしづらい点では苦労しましたが、そういったサトシの立ち位置は守りつつ、サトシが抱える大人になりたくないといった思春期の混乱や、初恋をまだ恋とは捉えきれていない感情など、サトシを演じる山﨑くんと一緒に話し合いながら作り上げていきました。

と話し、羽賀先生は自身の漫画に出てくるキャラクターについて

羽賀先生:僕の場合は想像ではなく、自身の経験や身の回りにいる人をうまくミックスさせながら作っていることが多いです。「漫画 君たちはどう生きるか」も原作から変えたキャラクターやシーンがいくつかあり、それは自分の経験を演出として使っているところがあります。例えば、(主人公コペル君の同級生)浦川君のキャラクターで“家が貧しい”という設定を、小説では1ページで説明しているのですが、漫画では1コマ2コマの一瞬で読者に理解してもらわなければならず、どういう表現をしたら浦川君のバックボーンが伝わるか、と考えた時に、僕自身が学生の時、ノートに字をキチキチに書いている同級生がいて、その理由を何冊もノートを買えないから、と言われ、その時に、とてもはっとしたんです。その経験を漫画の中で使ったら読者の方も同じような気持ちになってくれると思いました。全く自分が見ても感じてもないことを描こうとすると、薄っぺらいものになり情報の密度が弱くなってしまいます。僕は、1ページの中で表現できる情報量を増やしていくことが人を描く時には大事な作業だと思っています。削ぎ落とすことが、情報量を増やすことだと思っていて、10考えていることをそのまま10描くのではなく、10考えていることをどうやったら1とか2で伝えられるかと思いながらやっています。

と漫画ならではの“伝え方”について話しました。

映画情報どっとこむ ralph またお互い創作する上で大事にしている事について、

羽賀先生:僕はとても画が上手いわけではないので、読みやすさや少ない言葉で、小石なんだけど池に投げた時に波紋が広がるような作品が生命線だと思っています。画が挿絵にならないよう、画と言葉が互いに連動し合っていることを意識して描いていますね。」と話し、そして「実は現在も「宇宙兄弟」の小山宙哉先生のアシスタントをしていて、以前テーマを決めてそれにそれぞれなりきり、自撮りで撮影した写真を見せ合い、誰が一番似ているかを競う[なりきり写真大会]をやっていました(笑)。小山先生からは、「これも漫画の勉強なんだよ」と(笑)。それは、漫画はキャラクターが出てきた瞬間に、読者がその属性を分からないといけない為、その見せ方を写真で撮れるようになるということは、画でも描けるようになるということなんです。そして、小山先生は圧倒的に上手かったです。漫画家もある種役者で、自分で芝居しながら描いているんだなと思いましたね。

と小山先生独自のキャラクターを画で見せる学び方について披露すると、

鶴岡監督:“なりきり”の話は、映画でも同じで、役者がスクリーンに出てきた瞬間にそのキャラクターが分からないといけないんですよね。セリフで説明せず画面だけで予感させるところが映画ですよね。悪役も悪いだけじゃなくこの後に何かあるのかな、と役者の佇まいや撮り方で伝わるんです。良い映画は一発で伝えることが究極だし基本だと思っています。

と映画での見せ方の重要性についてもお話しました。


映画情報どっとこむ ralph
そして、漫画、映画とそれぞれの表現方法について、

羽賀先生:僕は、原作の力が凄くあったので、「漫画 君たちはどう生きるか」は翻訳仕事という感覚があり、漫画も一つの言語として捉えられたらいいなと思っています。文章だけだったものに漫画という言語を足すことによって、より伝わりやすく、短い時間でたくさんの情報を伝える手段になります。漫画が娯楽という事だけではなく、英語だったものを日本語にするように、文章だったものを漫画で表現したりして、もっと漫画の可能性を広げてもいいんじゃないかと感じています。

と話しました。
それに対し、幅広い世代から愛されている西加奈子先生原作を映画化することについて、

鶴岡さん:西加奈子さんの作品がもっている物の見方、考え方に私自身がとても勇気づけられているので、その力はそのまま映画『まく子』に落とし込まないと、という使命感がありました。西さんの作品は、すべてのキャラクターが同じ地平に立っていて、個人が個で存在しているからこそフェアで、どの作品でも貫かれている魅力でもあるので、映画も必ずそこは伝えたいと思っていました。

と話しました。

同世代でもある鶴岡と羽賀は、映画と漫画でジャンルは違うが共通する部分も多く、終始和やかな雰囲気でトークが進行し、最後は一般からの質疑応答も実施し本イベントは終了しました。

映画情報どっとこむ ralph

映画『まく子』

公式HP:
http://makuko-movie.jp/

初主演 山﨑 光 × 美少女 新音 × 新境地で魅せる 草彅 剛 × 須藤理彩

『真夏の方程式』(2013)で福山雅治演じる湯川と心を通わせる少年役だった山﨑光が主人公・サトシを演じ、思春期の揺らぎを見事に表現。圧倒的な美しさを放つ新星・新音(にのん)が、謎の転入生・コズエを演じます。そして、旅館を切り盛りするサトシの母・明美役に、ドラマ「半分、青い。」に出演し話題の女優・須藤理彩。女好きでダメな父親だけれど、息子の成長を陰ながら見つめ背中を押す父・光一役を草彅剛が演じ、色気を漂わせ新境地をみせます。

監督を務めたのは、初長編映画『くじらのまち』がPFFアワード2012にてグランプリ&ジェムストーン賞をW受賞し、第63回ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で上映され国内外問わず高く評価された鶴岡慧子。高橋優が書き下ろした主題歌「若気の至り」が、エンディング曲として感動の余韻に寄り添います。


過去記事:
当選確率50倍!山﨑光、新音、草彅剛、須藤理彩登壇!『まく子』完成披露上映会
http://eigajoho.com/142373


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出演:山﨑 光 新音 須藤理彩/草彅 剛

原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)
監督・脚本:鶴岡慧子

主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)

©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
   


当選確率50倍!山﨑光、新音、草彅剛、須藤理彩登壇!『まく子』完成披露上映会


映画情報どっとこむ ralph 西加奈子が第152回直木賞(「サラバ!」)受賞後、一作目として書き下ろした小説「まく子」。
児童小説では異例の累計55,000部の売り上げを記録し、幅広い世代から愛される西の世界観を見事に感動作として昇華させた映画『まく子』がいよいよ来月3月15日(金)よりテアトル新宿、他全国公開となります。

この度、完成披露上映会の舞台挨拶をが行われ、山﨑光さん、新音さん、草彅剛さん、須藤理彩さん、鶴岡慧子監督が登壇しました。

久しぶりに会ったご様子の皆さんは、子役の山﨑さんと新音さんが大きくなったことに驚きのご様子でした。

映画『まく子』完成披露上映会舞台挨拶
日時:2月20日(水)
会場:シネ・リーブル池袋
登壇:山﨑光、新音、草彅剛、須藤理彩、鶴岡慧子監督

映画情報どっとこむ ralph 上映前の満員の客席のお客様は当選確率50倍に勝ち残った択ばれし方々。大きな拍手に迎えられ、キャストと監督が登壇。

この話を聞いて、草彅さんとても良い嬉しそう。そして、久しぶりの再会に

草彅さん:凄い倍率で来てくれたんですね。ありがとうございます。山﨑くん大きくなったね!新音ちゃんも大きくなったね!漸く皆さんに観ていただける日が来たね!

と話すと

山﨑光さん:出来るだけ『まく子』を楽しんでいただけるよう、裏話もしていきたいと思います!

新音さん:なんでもまき散らすニノンです。今日は初めての舞台挨拶でとても緊張していますが。まく子の魅力を伝えられるよう頑張っていきます。

須藤理彩さん:高い倍率の中勝利を勝ち取ってお越しくださいましてありがとうございます。西加奈子先生の描くまく子の世界観を、監督の奇想天外なアイディアと優しさが溢れたさ作品になっています!

草彅剛さん:凄いピュアな心が詰まった映画の中で・・・、僕は浮気をするどうしようもないダメオヤジを演じています。僕としては新しい新境地の役を切り開けたかなと思います。楽しんでください!

鶴岡慧子監督:ちょうど一年前くらいに準備をしていた作品です。強行して、皆さに観ていただけるのは感無量です。昨年五月に情報解禁してから、多くの方々に楽しみにしていただけて。その方たちのおかげで、思って以上の館数で公開が決まりました。ありがとうございます。

と、一言挨拶からイベントスタート。

映画情報どっとこむ ralph 群馬県でのオールロケの本作は昨年の3月に撮影。そして今年の5月に公開となると言うことで、ドレスコードが春らしい衣装でと言うことだったそうですが、
草彅さん:須藤さんにまだ出来上がってないんじゃないのって言われました!

須藤さん:仮縫いの状態?って聞きました(笑)

草彅さん:そうそう、未だ・・・そんなわけない!

とボケツッコミで会場を温め、

草彅さん:山﨑くんそんなかっこいいスーツ着こなすようになったのね。。立派になったね。新音ちゃんも更に大人っぽくなったね。
と、子供の成長の早さにびっくりする草彅さん。山﨑さんは8cm伸びたそうですが、草彅さんも最近2cm身長が伸びたと驚きのエピソードを披露。

鶴岡監督:本当に原作通りの設定ぎりぎりのタイミングで撮影できましたね。実際、後のアフレコは少し声変わりしていましたから。どんどん大人になってく。

と、明かしてくれました。

映画情報どっとこむ ralph 完成した作品を観て

須藤さん:先ほども言われていましたが、初めての草彅さんがみれて、感動して。尊敬しました。でも、減sカウ読み終えたのは昨日だと。。。

草彅さん:そう、今日舞台挨拶なんで、読み終えました。凄い面白かったです!このような形に映画化して監督凄いなって思いました。

と、またまた驚きの発言。

監督:さっきこういう役だったんだって。驚きました。

と、すると、ちゃんと撮影前に読んでいた山﨑さんは、試写の後

山﨑さん:観ては照れ臭かったですが、原作に近づけたなと。

と満足な演技が出来たご様子!

新音さん:原作の本が好きな方でも忠実なところもたくさんあって、完璧な映画になっています。

須藤さん:西加奈子さんのファンが周りに多くて。まく子が映画にどうやってなるのか聞かれて。言えません、観て下さい!としか言えなかったので。監督見事に映像化してますよね。

と皆、出来に自信あり。

好きなシーンを聞かれると、草彅さんは山﨑さんがおにぎりを食べるシーン。と、新音ちゃんと山﨑くんの崖のシーン。須藤さんは、最後の最後のシーン。監督も同じシーンでホッとするそう。

映画情報どっとこむ ralph ここで、未来にどんな大人になりたいか「未来予想図」を絵に描いてきた山﨑さんと新音さん。

新音さん:将来も女優を続けたくて、様々な顔を持つ、色々な映画に出られる女優になりたい。

山﨑さん:アカデミ賞のレッドカーペットを歩いていて、サインを求められている所を書きました。このサインは撮影の時に草彅さんと須藤さんにサインのアドバイスをもらったものです!

最後に・・

鶴岡監督:素敵な皆さんとこの舞台に立っているのは不思議で、感謝でいっぱいです。役者さんたちとスタッフの皆さんのパフォーマンスがこの映画を作り上げてくれました。

山﨑さん:正直言うと主演は緊張しました。でも、皆さんにサポート頂いて、このような映画が出来上がりました。とても楽しみにして観て下さい!

映画情報どっとこむ ralph 映画『まく子』 

公式HP:
http://makuko-movie.jp/

初主演 山﨑 光×美少女 ×新境地で魅せる 草彅 剛×須藤理彩
主人公・サトシを『真夏の方程式』(2013)で福山雅治演じる湯川と心を通わせる少年役だった山﨑光が演じ、思春期の揺らぎを見事に表現。謎の転入生・コズエを演じるのは、圧倒的な美しさを放つ新星・新音(にのん)。そして、旅館を切り盛りするサトシの母・明美役に、ドラマ「半分、青い。」に出演し話題の女優・須藤理彩、女好きなダメな父親だけれど、息子の成長を陰ながら見つめ背中を押す父・光一役を草彅剛が演じ、色気を漂わせ新境地をみせます。
監督は、初長編映画『くじらのまち』がPFFアワード2012にてグランプリ&ジェムストーン賞をW受賞し、第63回ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で上映され国内外問わず高く評価された鶴岡慧子が務めます。


物語…
ひなびた温泉街の旅館の息子・サトシは、小学5年生。自分の身体の変化に悩み、女好きの父親に反感を抱いていた。ある日、美しい少女コズエが現れる。言動がどこか不思議な同い年のコズエに最初は困惑していたサトシだったが、次第に彼女に魅せられていく。そしてコズエから「ある星から来たの。」と信じがたい秘密を打ち明けられる。枯葉や紙の花を楽しそうにまくコズエが、やがて町の人々みんなにまいたものとは…。
思春期というかけがえのない時を生きるサトシの葛藤とコズエとのせつない初恋を軸に、家族を愛しつつも浮気をしてしまう父親、それを知りながら明るくふるまう母親、道ならぬ恋をする若い女性、訳ありの親子・・・小さな町のどこか不器用な人々を映し出します。


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出演:山﨑 光 新音 須藤理彩/草彅 剛 
つみきみほ 村上 純(しずる) 橋本 淳 内川蓮生 根岸季衣 小倉久寛
原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)    
監督・脚本:鶴岡慧子  
主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)