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蒼井優、白石和彌監督ネタバレ解禁トーク『彼女がその名を知らない鳥たち』


映画情報どっとこむ ralph ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」と突きつけ、読者を虜にした沼田まほかるの 27 万部を超える人気ミステリー小説、待望の映画化!蒼井優、阿部サダヲW主演『彼女がその名を知らない鳥たち』が全国公開中です。


10月28日(土)より全国71館で公開されると、映画の満足度が非常に高くSNS上では「こんなに切ない愛し方があるのかと、腰抜けてしばらく立てなかった」、「衝撃的でもあるけど、純愛だなぁ」、「登場人物全員ゲスなのに涙が止まらない傑作」、「エンドロールが終わるまで涙止まらず立てなかった。こんな作品は久しぶり」、「ラストのシーンにたどり着いた時、込み上げるものがあり涙が出てしまった」と本作が描く“共感度0%・不快度100%”の愛に感動・絶賛の声が続出中です!


そしてこの度、11月10日(金)に本作の大ヒット御礼トークショーを蒼井優さん、白石和彌監督らQ&Aトークイベントを行いました。

『彼女がその名を知らない鳥たち』大ヒット御礼トークショー
日時:11月10日(金)
会場:新宿バルト9
登壇:蒼井優、白石和彌監督

映画情報どっとこむ ralph 公開から2週間、絶賛の声が鳴りやまず、原作小説も増刷に次ぐ増刷がかかっているという本作の大ヒットを記念し、蒼井優さん、白石和彌監督の2人が大ヒット御礼トークショーに登場。

上映直後ということで“共感度0%・不快度100%”の愛の余韻が残る会場で、

蒼井さん:観ていただいたということで、ネタバレを気にせずお話しできるのがとても嬉しいです。

白石監督:公開から2週間経ちましたが、僕にとっても大切な映画がこうして上映が続いていて本当に嬉しいです。

と続けました。

今回は公開後、そして本編上映後のトークイベントということで、

白石監督:上映前の舞台挨拶が多かったので、いろんなことが喋れないジレンマの中、とにかく『松坂桃李がエロイ』とかでその場を乗り切ってきた(笑)

と明かすと、

蒼井さん:(観る前に)宣伝で言えることって、松坂君が演じた水島が最低ってことしかなくて本当に申し訳なかったんです(笑)観ている人たちが最後に羽ばたけるための滑走路をひたすら作っていかなくてはいけない、できるだけスムーズに飛べるようにと思って撮影していました。

と語っていたことが明かされると観客からは大きな拍手が巻き起こり、蒼井さんも感無量の様子。
MCから、蒼井さん演じる十和子の部屋の散らかり具合について問われた2人。

監督:僕のオーダーでもありますし、原作でも散らかってますよね。でも、誰でも忙しい時に洗濯物をボーンと放ったりする感じを出したいなと。
デビュー作からずっとお願いしている美術の巨匠・今村先生が尋常じゃない飾りをしてくれて真骨頂が出ました。

蒼井さん:本棚を見るとその人がわかったりするので、十和子の本棚を見たらものすごくフェミニンでファンシー系なタイトルのかわいい小説を読んでいることが分かって。それを見てるだけでも疲れてくる…(笑)。十和子が陣治に向けてる態度と、十和子が好きな世界観のギャップがあってやっぱり今村さん凄いなと思いました。家が散らかっていると心も散らかってきて、家にいるだけでなんとなく悪態がつきたくなって(笑)


白石監督:本来なら家にずっといる十和子のせいで散らかってるのにそれをすべて陣治にぶつけてるという。

蒼井さん:最低ですね…(笑)

と最低な女である十和子の役作りに大いに貢献した部屋を作り上げた、美術スタッフへの敬意と共に振り返りました。劇中に登場するクズ人間たちが周りにいたら友達になれる?の問いには、

白石監督:話を聞いてあげるスタンスでいるつもりだけどそれが友達は置いておいて、やめろとアドバイスはするけどどこかで諦めてあーあと思って終わっちゃうのかな。

蒼井さん:結局言っても聞かないですもんね。ほどよい距離で知り合いぐらいになっていってしまうんじゃないですかね。陣治とは友達になれる気がする、でも陣治が私に心を開いてくれない気がしますね。十和子しか見てないんで。

とそれぞれ距離を保ってしまう様子。

映画情報どっとこむ ralph 公開後の反響を問われた

白石監督:これまで『凶悪』とか『日本で一番悪い奴ら』とか男くさいクズたちを撮ってきたんで、今回は美しい映画だと思ってくれて、『お前もこういう映画撮れるんだね』と言ってくれます。人間誰しも、良い人もクズな部分って持ってると感じる。どんな作品を撮るときも両面をなるべく出そうと考えてます」と語り、クズを撮らせたら右に出る者はいない白石監督作品について蒼井さんは「『凶悪』やほかの作品も拝見していて、(この作品は)また毛色の違うクズが集まったなと思いました。

とその印象を振り返りました。

そしていよいよ本作の根幹となる、究極の愛を描く衝撃的なラストとその後の十和子について話が及ぶと

蒼井さん:私もわからなくて現場でもみんなで話していたんですが、分かれるんですよ。さっぱり忘れて悠々自適に生きる図太さがあるんじゃないかと思う人と、私もそうなんですがものすごく苦しむことになるだろうなと思う人と、ラストの映ってないところで陣治は実はずるいことを・・・とか(笑)。ご覧いただいた皆さんも誰かとこの後の物語を話してみてほしいです。

白石監督:本当に取り返しのつかない話で、十和子は愚かな女だと思うんですけど、無くして初めて気づく。人間って実はみんなそうだと思うんですけどね、間に合わないからこそ気づく。でも気づいた人間は何かを得て生きていけるはずなので、僕は、十和子は歳をとって亡くなるときには陣治の力もあって『いい人生だった』と言ってほしいと願いながら撮ってました。

とラストの究極の愛をひっくり返してしまうようなギリギリトークを展開。

さらにここで、観客からの質問を募ることに!
男性の観客から改めてラストの陣治の決断について問われると、

白石監督:僕も最初に原作を読んだときに全く理解できなかったんです。このラストに共感してもらえる自信がなかったので、別のラストがあるか考えながら何度か原作を読み直しているうちに、虚言の延長だとしても陣治が見せた覚悟が何かを残せたんだとお目たので、原作通りなんだけどやっぱりこのラストしかないんだと。(原作者の沼田)まほかるさんのお力の中で自信を持てました。

蒼井さん:(女性の目から見ると)やられたら困りますけど(笑)、陣治って十和子を守ることに生きてる存在価値を見出した人でとても視野の狭い人。やるべきことをやり終えてすがすがしい気持ちだったんじゃないかなって。映ってないところで実はあの後・・・なんてこともあるかもしれないけど(笑)

白石監督:神戸で撮ったラストのあの場所も実際にはちょっと違う感じですし、たしかに阿部さん、最後の場面でちょっとニヤついてますもんね(笑)

としみじみ振り返りつつ再びまさかの展開をも匂わす回答。

映画情報どっとこむ ralph 続いて女性から、官能的な役に挑んだことや監督の演出について質問が飛び、

蒼井さん:30代近くなってからそういったシーンをやらせていただくことも増えてきたんですが、10代や20代前半のころの役って面白かったなと思うことがありつつ、今は30歳を超えてからいただく役のほうが面白い。同じ多面的でも、10代の時はまっすぐだった断面が、今はその面がボッコボコな感じが人間臭くて。どんなシーンがあるかというより、できる限りのことを現場で出来たらなと思います。監督の演出はとにかく大胆。松坂桃李と蒼井優、寝転がってるところに上から砂が降ってくる、なんて万人受けする演出ではないはずなのに、そういう賭けに打って出ることの出来る大胆な監督だと思います。そしてお客さんをすごく信じてらっしゃると思います。だから私たちも強い気持ちをもって現場に臨むことができました。

と役柄への想いや白石監督の演出への感謝と尊敬の念を熱く語りました。

最後に・・・、

白石監督:今日は本当にありがとうございました。この後も引き続き上映してくれる劇場さんも増えていますので、周りの方に是非、ネタバレのないように勧めていただければと(笑)。

とオススメの際にはネタバレを控えておくようお願いし会場を沸かせると、

蒼井さん:監督の脳内に入ったような気になれる、こういう映画を“映画”だなって私は思います。私も普段は客席で観ている側なので、皆さんと一緒にこれからも映画を楽しんで、こういう映画をまた作れるように、みんなで日本映画を守っていけたらと。たくさん映画がある中で、今日この1本を選んでくださってありがとうございました!

と締め、これまで語れなかった部分までたっぷりと語りつくした大充実のトークイベントとなりました。


物語・・・
八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子は、今は15歳上の男・陣治と暮らしている。
下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める。

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蒼井優 阿部サダヲ
松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊
監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
【R15】
配給:クロックワークス
(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分 
   


白石監督の松坂桃李究極熱演!阿部サダヲら爆笑『彼女がその名を知らない鳥たち』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph 沼田まほかるの同名ミステリー小説の待望の映画化!蒼井優、阿部サダヲW主演『彼女がその名を知らない鳥たち』が10月28日(土)に全国ロードショーをむかえ、蒼井優さん、阿部サダヲさん、松坂桃李さん、竹野内豊さんの豪華キャストと、白石和彌監督が登壇し初日舞台挨拶が行われました!

『彼女がその名を知らない鳥たち』初日舞台挨拶
日時:10月28日(土)
会場:新宿バルト9
登壇:蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督

映画情報どっとこむ ralph 蒼井優さん、阿部サダヲさん、松坂桃李さん、竹野内豊さん、白石和彌監督の5人が姿を現すと割れんばかりの歓声と報道陣のフラッシュ。
蒼井さん:自分勝手に見えて主体性のないような役で、お三方それぞれに違う面を見せていきたかった。阿部さんとのシーンはホントに汚いところが多くて、松坂さんとのシーンはキラキラしているところばかりだし、竹野内さんとは嘘みたいに白い家や白い砂浜だった。3本の作品を撮っている感覚でした。公開になって嬉しいです。

と挨拶。阿部さんが挨拶しようとするとマイクが不調。

しかし!隣の竹野内さんがスマートにマイクを差し出しすかっこよさに観客も歓声を上げるほど。

阿部さん:竹野内さんって優しいんですよ!僕は千葉出身なので関西弁に本当に苦労して、毎日鬼のような方言指導をされました。でも(オール関西ロケは)いい風景のところばかりで、自分はほんと汚い部屋に住んでいる役だったので、みなさんがあんなに綺麗で夢のようなシーンを撮っているなんて知りませんでした(笑)

自分以外の場面を鑑賞して嫉妬したそう。

松坂さん:雨の中この作品を選んでくださってありがとうございます。見ていくとどんどん憎悪が沸くくらいうすーい男なので、前半と後半でその落差がしっかり出せればと思いました。

と話し、
竹野内さん:初めて台本を読ませてもらって、これまでになかった役どころだったので、『大丈夫かな、どんなイメージで演じたら良いかな』という話を監督とさせてもらったんですが、『最低で最高だったらそれでいいです』と言っていただいたのが印象に残っています。

と振り返ると、白石監督は竹野内さんへのオファーについて
白石監督:クズが出てくる映画をたくさん撮ってきましたが(笑)、竹野内さんの演じた黒崎は、擁護のしようのないクズ。でも悲しみや孤独がないまぜになっている男なので、竹野内さんにやってもらえたらそういったいろんなものを表現してくれると思いました。

と明かし、現場でよくニヤニヤしていたことを指摘され

白石監督:これだけ豪華俳優のみなさんが想像のナナメ上をいく芝居をしてくれて、いいものを撮れていると思うと笑えてしょうがない。暴力が酷いシーンで笑っていると言われて直そうと思ってます。そういうシーンも好きは好きなんだけど…(笑)

とその時の心境を明かしまし、同時に反省して、ニヤニヤしないことを誓いました。

映画情報どっとこむ ralph そして本作が、登場人物全員が最低で、共感度0%、不快度100%にもかかわらず、“究極の愛”のかたちが描かれることにちなみ、舞台上でそれぞれの”究極の○○”エピソードを発表することに!
蒼井さん:“究極の寒がり”ですかね。痛いとかよりも「寒い」が一番嫌い!今くらいの時期がぎりぎりロケに出られるんですが、真冬は舞台の仕事をさせてもらってロケを避けてます(笑)

と意外な告白。
阿部さん:“究極の選択”、お芝居をはじめたことですね。その前にはトラックの運転手をしていて、金髪でヒゲも生えて陣治より汚かったんで、陣治役がちょっと心地よかった(笑)。そんなやつが主演でこうして出させてもらって舞台挨拶です!芝居をやっててよかった!

と語ると、
松坂さん:“究極に怖かったこと”があって。以前に(別の作品で)カンボジアで撮影をしていたとき、現地の人からアンコールワットの朝焼けが綺麗だと聞いて、最終日の朝に1人で観に行ったんですが、現地の人5人ぐらいがナイフを持ってわーっと駆け寄ってきたんです。アンコールワットに逃げ込んで観光客の人たちに助けてもらいました。

と衝撃エピソード!

阿部さん:人殺し?でもカンボジアがみんなそんな人みたいになっちゃうよ。

とすかさずツッコミを入れると

松坂さん:みんないい人ですごくいいところです!(笑)でも本当に怖かった!

と返しました。
竹野内さん:俳優をやっていて、いい時も悪い時もあったけど、白石さんと出会って映画への情熱が深い人だと感じて、みんなで参加できて嬉しかったし今後の糧になったので、“究極の映画への白石愛”みたいなことですね。

と胸の内を語ったあと、
白石監督:ぼくは“究極の熱演”です。ここもゲラゲラ笑ったんですが、(松坂)桃李くんの最終カット。あれは熱演してくれる!なと。
と、衝撃なシーンを振り返ると全員が笑いながら「あれは熱演!(笑)」と共感し、阿部さんが「早くいなくなってくれないかなと思った」と毒づくと松坂さんは「だって!そういう演出だったの!」とタジタジに。

映画情報どっとこむ ralph 最後に

阿部さん:余韻に浸れて、愛とは、恋愛とは何かと、いろんなことを話し合える映画です。こんな良い映画に出させていただいて本当に嬉しいですし、“竹野内様”って書いてあるマイク持ってるんですよ!(笑)すごく嬉しいです!
蒼井さん:今日からこの作品を皆さんと共有できるのが嬉しいです。そして、中嶋しゅうさんの最期の作品になりました。偉大な偉大な先輩で、私に芝居の面白さを教えてくださった方。差し出がましいけど、しゅうさんに国枝役をどうしてもやっていただきたくて、監督に提案させていただいて、映像作品でご一緒したことがなかったので私の夢が叶った作品になりました。愛らしい方なんですが、びっくりするほど気持ちの悪い役で(笑)、でもそれもとてもしゅうさんらしくて。亡くなったことはまだまだピンと来ないですが、しゅうさんの姿と、松坂さんの熱演を(笑)、みなさん目に焼き付けていただけたらと思います!

と本作への愛情たっぷりの思い入れを語り、あたたかな空気に包まれたまま大盛り上がりの舞台挨拶は幕を閉じました。

公式サイト:
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蒼井優 阿部サダヲ
松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊
監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
【R15】
配給:クロックワークス
(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分 


原作ファン光浦、本作を観て十和子って綺麗だったと気づく『かの鳥』イベント


映画情報どっとこむ ralph 蒼井優、阿部サダヲ、白石監督『彼女がその名を知らない鳥たち』が10月28日(土)より新宿バルト9他、全国ロードショーとなります。

そしてこの度、蒼井優さん、阿部サダヲさん、白石和彌監督、そして大の沼田まほかる ファンを公言する光浦靖子さんがヴィレッジヴァンガード渋谷本店にて公開記念トークイベントを行いました!
W 主演の2人、監督、原作ファンと、それぞれの立場から本作への熱い想いがあふれ出し、キャスティングや撮影の裏話も飛び 出す非常に濃厚なイベントとなりました!

『彼女がその名を知らない鳥たち』公開記念トークイベント
日時:10月17日(火)
会場:ヴィレッジヴァンガード渋谷本店
登壇:蒼井優、阿部サダヲ、白石和彌監督 / スペシャルゲスト:光浦靖子

映画情報どっとこむ ralph ヴィレッジヴァンガード渋谷本店初の映画イベント。会場から溢れんばかりに集まった報道陣と立ち見も出るほどの観客の前に、蒼井優さん、阿部サダヲさん、白石和彌監督が登場すると大きな歓声が上がりました。光浦靖子さんがスペシャルゲストとして登場。

光浦さん:すごくおもしろかったのと、映画も原作の通りだなと。あと、十和子って綺麗だったんだと(笑)。小説では気付かなかったんです、でも十和子は蒼井さんのような美人じゃなきゃつじつまが合わないということを改めて知りましたし、蒼井さんの、味というか、ぱっと見では出ていない魅力がありましたね。阿部さんのパンプアップしてない体も非常に陣治っぽくて(笑)、背中のラインとか、役作りだったなら凄いなーと。映画で謎が解けました。

と原作ファンならではの視点で熱く語ると、

蒼井さん:ほどよい顔だと思うんです(笑)。こういう顔は芸能界にいそうでいなかったりするので。本当の美人さんが来たらもっと幸せになってるはずなので、ほどよいんだと思ってます。

とすると、白石監督がキャスティングについて

白石監督:登場人物が彼女に惹きつけられていかなくてはいけないので、すごく魅力的じゃなければ、と感じたのでぜひ蒼井さんに、という思いがありました。阿部さんは汚し甲斐のある人で、十和子との年齢差も重要だと思いました。汚れることもいとわず、なおかつ純粋なものを抱えてなくてはいけない。阿部さんにやっていただいて気付いたのは、目は汚せないんだなと。一番重要なのは阿部さんの美しい瞳でした。

映画情報どっとこむ ralph
共感できない登場人物を演じた本作について問われると、

阿部さん:演じてるときは楽しいんです、どこまでも汚くして良くて、それはなかなか普段できない。お店で食べていても汚く食べちゃいけないと育ってきたので、それができる楽しさもあるし、監督やスタッフさんからもアイディアがすごく出てくる。昔、ロケ弁に陰毛が入ってたことがあって、共演の方に話したらそれは腋毛かもしれないと言われ、思い込みはいけないなと感じたことを思い出しました。なんでこんなことを話してるんでしょうか?(笑)

と衝撃的なエピソードを披露し会場を沸かせ、

蒼井さん:脚本を読んでいるときは最低だと思ったんですが、松坂桃李さんや竹野内豊さんが自分よりもっと最低な役なので、あんまり自覚せずにいられました。

と話すと、

光浦さん:共感できなかったんです、何かを読むときってやっぱり誰かを応援しながら読むんですけど、この作品は誰一人応援せずに最後まで(笑)。全員が切なくて。可哀そうだと言われることはよくあるけど、他人のことを可哀そうだとあまり言ったことはなくて、でもこの作品は小さすぎる世界、エンドのない地獄にハマっちゃった人たちに見えて可哀そうになっちゃいました。

としみじみ語ると、

白石監督:タイトルに“鳥”とあるように、鳥かごから出られない人たちだと思ってやっていました。タイトルについてはまほかる先生からずっと宿題を出されたまま撮影をしていたような感じで、“彼女”はもちろん十和子なので、“鳥”はこの物語で気づく誰かの愛、なのかな。

と語りました。

映画情報どっとこむ ralph 原作の沼田まほかる先生に話が及ぶと、大のまほかるファンを公言する光浦さんが

光浦さん:例えば言葉のチョイス、小さい単語一つ逃したくないです。どうなっても言葉に感情が誘導されてしまう。すごく好きなんです。

とその愛が止まらない様子で語り

蒼井さん:どういう人生経験をされてきたら、何を見てこられたらこんな描写が描けるのか、まほかるさんご自身に興味がわきました。なかなかいない経歴をお持ちですし。あんまり一人の方の本を読み込むことはしないんですが、ご本人に惹かれていってしまい、この映画の話をいただいていからまほかる先生のいろんな本を買って読みました。

とすっかり魅了されていることを明かしました。
劇中の舞台が大阪ということで関西弁に挑戦した蒼井さんと阿部さん。両親が大阪出身という蒼井さんは

蒼井さん:耳なじみはあったのですが、大阪なまりが入っていると言われてきたのですが、実際100パーセントでしゃべろうと思うとこんなに難しいのかと。聞いているだけに自分で違いが分かるし、余計に気持ちわるくて。大変でした。

と苦労を振り返ると、

阿部さん:感情がのっかってくると合ってるか本当にわからなくなる。難しかったです。でも大阪キャンペーンに行ったときに現地のアナウンサーさんたちが大丈夫だと言ってくれた。すごく厳しい方言指導の方に教わったのでよかったですね。

と、苦戦した関西弁でもあるにもかかわらず、白石監督が現場で突然どんどんセリフを追加してきたことについて

阿部さん:関西弁でアドリブなんてできないのに監督がどんどん足すんです。

蒼井さん:10行以上足されたのに結局まるまるカットでしたね(笑)

とクレームも。
映画情報どっとこむ ralph 最後に。。。

白石監督:この作品を見てよかったよーとハグを求めてくれるのは陣治寄りの汚いオッサンが多いんです。僕もどちらかというとそちら側なので、自分にはたまらない終わり方です。ハッピーであってほしい。何をどう託したかを見てほしい映画になりました。

と語り、全員のこの作品への熱い想いがあふれ、終了してしまうことが名残惜しくなる空気に包まれた非常に濃厚なイベントとなりました。


物語・・・
八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子は、今は15歳上の男・陣治と暮らしている。
下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める――

『彼女がその名を知らない鳥たち』

10月28日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー

公式サイト:
http://kanotori.com
公式twitter:
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公式Facebook:
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蒼井優 阿部サダヲ
松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊


監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
配給:クロックワークス
(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分 【R15】


4回目の蒼井優、初釜山の阿部サダヲ 参上!『彼女がその名を知らない鳥たち』


映画情報どっとこむ ralph 10月28日(土)公開の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』が、10月12日(木)に開幕したアジア最大級の映画祭である第22回釜山国際映画祭(韓国・釜山)<アジア映画の窓>部門に出品され、本作からW主演の蒼井優さん、阿部サダヲさん、白石和彌監督の3名がオープニングセレモニーに参加レッドカーペットを歩きました!

第22回釜山国際映画祭レッドカーペット&オープニングセレモニー
日付:10月12日(木)
場所:釜山シネマセンター
参加者:蒼井優、阿部サダヲ、白石和彌監督

映画情報どっとこむ ralph 会場はあいにくの雨。
しかし、熱心な映画ファンが雨の中スターが登場するのをいまかいまかと待ちわびる中、韓国でも非常に人気の蒼井さんが阿部さん、白石監督と共にレッドカーペットに登場すると、会場からはひと際大きな歓声が巻き起こり3人も手を振りながら応えました。
4回目の本映画祭の参加となる蒼井さんに対し、阿部さんは初めての国際映画祭への参加で少々緊張しつつ、終始笑顔で蒼井さんと白石監督に促されながらレッドカーペットを歩きました。

蒼井さん:今回が4回目の参加ですが、初めて参加させていただいた時に、主催の方に“釜山国際映画祭は他の海外の映画祭よりかは小規模で予算的に掛けられるわけではないけど、他に負けないのは観客の皆さんです。そこに誇りを持ってます”と言われたのが印象的でした。今もこれからもずっと続く映画祭になればいいなと思っています。また観客の皆様にこの作品を観ていただけるだけで本当に嬉しいです」とこの場に立てたことを感慨深げに語ります。また韓国・釜山で楽しみにしている事を問われた蒼井さんは「今年の釜山がどういう感じなのかが一番楽しみです。釜山に来たら行くと決めている店があるんです。今日も絶対食べますよ!

と、本場韓国料理を楽しみにしていると笑顔で語ります。
国際映画祭への参加が初となる阿部さんは

阿部さん:すごく楽しみです。国際映画祭自体が初めてで、東京で開催される東京国際映画祭も登壇した事が無いんです。大阪の商店街でカーペットをひいてキャンペーンで歩いたことはありますが、こんな正装姿は初めてで、本当に楽しみです! 服を汚せないから緊張するな~。

と喜びの感情を爆発させました!

映画情報どっとこむ ralph さらに

阿部さん:韓国映画は復讐を扱った作品は多いですし、ハードなシーンがよく出てくるので、この作品も韓国の皆様に受けいれられると思います。韓国映画に登場する人物は陣治っぽい、汚い印象があるキャラクターが多いので、絶対受け入れられると思います。見て楽しんでもらえるだけで嬉しいです。

と、全員最低キャラが登場する本作も気に入っていただけると、韓国の観客にメッセージを贈りました。

さらに阿部さん:ホテルでウェルカムドリンクがあったので、こんなおもてなしがあるんだって感動して飲んだ後、ウェルカムカード見たら白石監督へと書いてあって。間違えて飲んじゃった(笑)。監督にはまだ内緒ですけどね。

と、茶目っ気たっぷりに楽しいエピソードを明かしてくれました。


最後に・・・

白石監督:観客の皆様に単純に楽しんで欲しいです!

と語り、ファンサービスをたっぷりしながらレッドカーペットを練り歩きました。

映画情報どっとこむ ralph 彼女がその名を知らない鳥たち
原作は沼田まほかるの同名ベストセラー小説。妻子ある男と関係を持つ無職の女・十和子と、15歳年下の十和子に異様な執着を見せる陣治の関係を軸に、ミステリーの体をなしながら綴られる、最低な人間たちの″究極の愛“の物語。監督は『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌。

物語・・・
八年前に別れた男・黒崎(竹野内豊)を忘れられない十和子(蒼井優)は、今は15歳上の男・陣治(阿部サダヲ)と暮らしている。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島(松坂桃李)と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める――

公式サイト:
http://kanotori.com 
公式twitter:
@kanotori_movie

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蒼井優 阿部サダヲ 松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊
監督:白石和彌   原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント   
製作:映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
R15
配給:クロックワークス   
2017年/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分
(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
    


阿部サダヲ×吉岡里帆『音量を上げろタコ!!』製作発表! 吉岡里帆ギター&歌 絶賛特訓中!


映画情報どっとこむ ralph オリジナル映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の製作が発表となりました!

驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部サダヲ)。
その存在自体がロックであり、カリスマ的な人気を誇っているが、実は彼には秘密があった。彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだったのだ。

限界が近づく喉に焦りと恐怖を抱える彼が出会ったのは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)だった― 2つの歌声が出会ったとき、奇跡は起きるのか!?


主演のシンを演じるのは阿部サダヲ。
紅白歌合戦出場も果たした人気バンド「グループ魂」のボーカル≪破壊≫も務める彼が、驚愕の歌唱力で一躍スターダムにのし上がったカリスマロックスターを演じます!

ロックスター・シンのキャラクターを創り上げるにあたり、製作サイドが参考にしたのは、そのパフォーマンスが世界中を驚かせてきたマリリン・マンソン。

奇抜で衝撃的な、今までに見た事のないメイク姿の阿部サダヲの姿にも要注目です。


阿部サダヲさんのコメント:
いつかは御一緒してみたいとずっと思っていた三木監督とお仕事出来るとは…嬉しいです。しかもロックコメディ‼ワクワクします‼台本を読んで、これはどうやって撮るんだろうっていうところばっかり…ワクワクします‼
吉岡里帆さんはお会いした事ないですけど、どんなふうかを見せてくれるのか、とても楽しみです。よろしくお願いします。

映画情報どっとこむ ralph ヒロイン:ふうかには、上半期ブレイク女優No.1(オリコン2017年)!「ゆとりですがなにか」(NTV)、「カルテット」(TBS)、「ごめん、愛してる」(TBS)など続々とドラマに出演し、今最も注目を浴びている女優、吉岡里帆。

ストリートミュージシャンとして活動するも、声が異様に小さく歌声が聞こえないという弱点を持つ難(?)役を、こちらも今までに見た事のない振り切った演技で演じ切ります。
さらに、映画・ドラマでは一度も披露した事のない歌声を、このたび劇中で初お披露目!現在、絶賛特訓中であるギター演奏とともに奏でられる彼女の歌声と、豪華アーティスト達の提供による映画オリジナル曲にもご注目ください。

吉岡里帆さんのコメント:
「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」

頂いた企画書の頭に書かれていたタイトル。
これが私には映画の題でありながら、突然贈られてきた激励のメッセージの様に見えました。
台本を読み進めていくと、絶妙な掛け合いに笑いが込み上げ、予測出来ない展開にワクワクし、ラストシーンではじんわりと胸が熱くなりました!
昔から大好きだった三木聡監督の作品に出られること、監督のピュアで真っ直ぐな台詞を発せられること、ただただ嬉しく台本を抱きしめたくなりました。
そして同時に背筋が伸びました。
私の演じる明日葉ふうかという役は声があまりに小さなストリートミュージシャンです。
でも私は歌もギターにも触れたことが無い人間です。
ふうかになるべく0から作っていってます。殻を破るための殻作りを今しています。
生の成長記録として、皆様の胸が熱くなれる様に全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願いします。

映画情報どっとこむ ralph 原案・脚本・監督を手掛けるのは、三木聡。『俺俺』『インスタント沼』『転々』など、誰にも真似できない独自のコメディセンスを持つ監督が、何かと息がつまる現代社会に“歌”と“笑い”の力で風穴を開ける、ハイテンションロックコメディを作り上げます!

物語・・・
破滅するロックスターと唄声の小さいストリートミュージシャンの出会いから始まります。
破滅するロックスターを演じるのは阿部サダヲ氏。今、まだ撮影の準備段階だけど、この役を演じられるのは阿部サダヲ氏の他には居ないと確信してる。演技面そしてロック的なアナーキー感、どこを取っても凄すぎる。阿部さんの歌を実際に聞いただけで、ぶっ飛びました。
ここに立ち向かうのが吉岡里帆さん。まぁ大変でしょう。でも大丈夫、とても華奢な感じだけどこのカオスに平然と飛び込める強さと驚くべき集中力。話をしていても、パッと憑依するみたいに映画に集中する感じは今まで会った事ないタイプ。変ちゃ変な人ですよね吉岡さんは。
サブキャラクターもベストメンバー。もう、ちょっと怖いくらいですこの俳優陣。

URL:
http://onryoagero-tako.com
本作は、2017年11月から本編撮影を開始し、2018年に公開予定です。


物語・・・

驚異の歌声を持つロックスターの男
×
歌声が小さすぎるストリートミュージシャンの女

2つの歌声が出会ったとき、起きる奇跡は一体!?

4オクターブの音域と、すべての人の心を打つ声量を持ち、金も女も名声も手にするロックスター・シン。
しかし彼には誰にも言えない秘密があった。
彼の歌声は、「声帯ドーピング」という掟破りの方法によって作られたものだったのだ。
「歌を届けるためなら、もう声が出なくなってもいい、死んでもいい―」
長年にわたる声帯ドーピングの副作用で、彼の喉には限界が近づいていた。
次第に声が出なくなる恐怖に怯えるシン。
そんな中で彼が出会ったのは、 歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかだった―
彼女の姿にかつての自分を重ね、ふうかを叱咤するシン。
そんな中、シンは次第に声が出なくなっていく・・・はたしてふうかはシンを救えるのか!?

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出演:阿部サダヲ 吉岡里帆
監督・脚本:三木聡(『俺俺』、「時効警察」シリーズ)
製作:映画「音量を上げろタコ!」製作委員会  
制作プロダクション:アスミック・エース/パイプライン
配給:アスミック・エース
ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会