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『BPM ビート・パー・ミニット』ジャーナリスト北丸雄二トークイベントレポート


映画情報どっとこむ ralph この度、第70回カンヌ国際映画祭においてグランプリを受賞作『BPM ビート・パー・ミニット』が2018 年3月24日(土)より公開となります。

エイズ患者や HIV 感染者への差別や不当な扱いに対して、抗議活動を行う団体 ACT UP のメンバー だったというロバン・カンピヨ監督自身の経験がベースにした物語。

1990 年初めのパリを舞台にACT UP Paris で活動するHIV感染者ショーンを主人公として限られた命の中で社会の変革に挑んだ若者たちの姿を鮮烈に描かれる。この度、作家でありジャーナリストでもある北丸雄二氏をゲストに迎えたトークショーを、3月13日(火)に開催しました。

『BPM ビート・パー・ミニット』トークイベント概要
日付:3月13日(火)
場所:神楽座
トークゲスト:北丸雄二(作家/ジャーナリスト)
司会進行:門間雄介(映画ライター)

映画情報どっとこむ ralph 実際にニューヨークで「ACT UP」を取材した経験もある北丸氏が「これはドキュメンタリー映画だったのかと錯覚し て混乱していました」というほど当時の若者たちの勢いを鮮烈に切り取った本作について語りました。

北丸さん:1993 年の 2 月に N.Y.にいました。友人の HIV 患者に花を届けに行き、こ の時初めて、HIV の人と長く話したことをこの映画を観て思い出しました。

門間さん:当時 N.Y.にいらっしゃって、アクトアップの活動も間近で見ていたとい うことでしょうか?

北丸さん:この映画を観てドキュメンタリーを観ているようだと思いました。当時 あのような議論はとても活発に行われていて、議論の際に指を鳴らすところや、 激論を交わす際のリアリティがあり、とてもよく再現されていると思いました。 当時、エイズには二つの戦いがありました。ひとつは医療での戦い。もう一つ は、言論、いわば風評との戦いです。その頃エイズは、社会的な汚れを引き受 けさせられていました。ゲイに関わる病気は、宗教的な天罰なのだという認識が社会的に広がっていました。こうい った言葉には、言葉と論理で対抗しないといけない、という動きがありました。

門間さん:そういう時代の熱と、人間同士の物語がとても生々しく描かれた映画ですよね。

北丸さん:はい、この映画に描かれていることは全部本当です。友達や家族がバタバタと次々に死んでゆくんです。そし て、生き残った人間の罪悪感というものがありました。その罪悪感を感じた数パーセントの人が言葉を武器に立ち上 がったんですね。それがまさにアクトアップだったんです。

門間さん:エイズやゲイに関する映画が多く出てきたのもこの時期だったと思います。

北丸さん:ロック・ハドソン、ジャック・ドゥミ、ミシェル・フーコー、フレディ・マーキュリー、キース・ヘリングな ど、その頃、多くの著名人がエイズで死んでいきました。ブロードウェーなどは、関係者がどんどんエイズで死ぬの で、一時は新作がなかったほどです。いわば戦争ですね、日常生活の戦争がありました。

門間さん:最後に真っ赤なセーヌ川が出てきます。あれは実際にあった出来事ですね。

北丸さん:はい、アクトアップなどの活動はとにかく行動主義でしたので、そのとても象徴的な出来事ですね。各地でたくさんの行動がありました。映画の最後に「メメントフィルム」という言葉が出てきます。あれはイタリア語の「メメントモリ=死を思い起こせ」という言葉から取ったものだと思います。最後に、私は、なぜ今この映画が作られた のか、ということが大事なことだと思っています。トランプ政権になった今、人間を大切にするというのはどういう ことなのか、という点において、非常に意味のある映画だと感じています。何か個人が本当に困った時に、権力はこういう風に牙を剥くのだというメッセージが、この作品には込められていると思っています。

映画情報どっとこむ ralph 『BPM ビート・パー・ミニット』
原題:120 battements par minute
英題:BPM(Beats Per Minute)

3月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ユーロスペース他にて 全国ロードショー

生きて、愛して、闘った――!! 90 年代、パリ。愛と叫びを武器にショーンは世界を変えようとした。 生きたいと強く願い、社会と闘った若者たちの生命の鼓動(ビート)は今も激しく鳴り響く。 舞台は 1990 年代初めのパリ。エイズの治療はまだ発展途上で、誤った知識や偏見をもたれていた。「ACT UP Paris」のメンバーたちは、新薬の研究成果 を出し渋る製薬会社への襲撃や高校の教室に侵入し、コンドームの使用を訴えたり、ゲイ・プライド・パレードへ参加するなどの活動を通し、エイズ患者や HIV 感染者への差別や不当な扱いに対して抗議活動を行っていた。行動派のメンバーであるショーンは、HIV 陰性だが活動に参加し始めたナタンと恋に 落ちる。しかし、徐々にショーンはエイズの症状が顕在化し、次第に ACT UP のリーダー・チボーやメンバーたちに対して批判的な態度を取り始めていく。 そんなショーンをナタンは献身的に介護するが…。生と死、理想と現実の狭間で揺れ動きながらも、強く生きる若者たちの生き生きとした表情や行動、濃 厚で鮮烈な彼らの人生に、観る者の鼓動は高鳴り、激しく心を揺さぶられる。

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新木優子『ぼくごは』初キスシーン 中島裕翔の気さくさに・・・


映画情報どっとこむ ralph 中島裕翔×新木優子の青春ラブストーリー『僕らのごはんは明日で待ってる』が、2017年1月7日(土)TOHOシネマズ新宿他にて全国公開となります。

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瀬尾まいこの同名ロングセラー恋愛小説(幻冬舎者刊)、待望の映画化。この冬一番“うるキュン”する、7年越しの青春ラブストーリーが誕生!

この度、本作の公開を記念して、ヒロイン・小春を演じた新木優子と市井昌秀監督が、トークイベント「Meet the Filmmaker」に登場!小説から映画に至るまでの過程や、制作の裏話などを本作の見どころとともにトークライブ形式で語りました。

会場:Apple Store 銀座店
登壇者:新木優子、市井昌秀監督
モデレーター:門間雄介(ライター/編集者)
※雑誌「CUT」元副編集長。おもに「BRUTUS」「CREA」「DIME」「POPEYE」で執筆。

映画情報どっとこむ ralph 「Meet the Filmmaker」は、第一線で活躍する映画監督や作家の生の声が聞ける人気のイベント。これまで山田洋次や岩井俊二、宮藤官九郎といった名だたる名匠たちが参加し話題になる中、遂に、初参加となった市井昌秀監督は、集まった多くの観客に向け、少し緊張な面持で「本日はお集りいただきありがとうございます。」と深々と挨拶。盛大な拍手に包まれる中「ちょうど去年の今頃、撮影をしていまして、完成してこんな日を迎えられたことが嬉しいです」と喜びを語りました。また、市井監督とともに歓声に包まれた新木優子も「クランクインからもう一年経ったんだと思うと、本当にあっという間ですね。今でも鮮明に小春のセリフが頭に入っています。やっと観ていただけるので、すごく嬉しいです!」とコメント。
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Q.初めて原作を読まれたときの感想は?

監督:以前から瀬尾さんの原作は何作か拝見していたのですが、本作も、運動会での“米袋ジャンプ”のシーンがとても面白く描かれていたり、亮太と小春のやりとりも、軽妙ながら心の描き方がとても真摯なところに惹かれました。おこがましいですが、僕の描く雰囲気に似ている感じがしました。映画では、原作にある程度忠実なうえで、映画的なオリジナルのアイデアを入れさせていただきました。

新木さん:一途だからこそ時折ぶつかり合ってしまう亮太と小春の2人に、嬉しくなったり切なくなったり、色々な感情を持てる素晴らしい物語だなと感じました。

Q.監督をされることになったきっかけについて。

監督:元々髭男爵のメンバーで、3人組のお笑い芸人をやっていたんです。髭男爵のネタを書いていたのは、僕か山田ルイ53世だったのですが、簡単に言うと山田と僕は仲が悪かった(笑)。僕とひぐち君はボケで、山田はツッコミなのですが、山田の自己顕示力が強すぎるんですよ!(笑)結局、池袋のいけふくろうの前で山田と取っ組み合いの喧嘩の末、ひぐちにもケンカを仲裁されなかったので(笑)やめました。今はとても仲良いんですけどね。その後、最初は映画に出たい気持ちの方が大きかったのですが、あまりうまくいかないモラトリアムな時期を過ごしていまして…、どうせ出たいならもう自分で映画を撮ってしまおうと自主映画を作り始めました。

Q.ヒロインの小春を演じた新木優子さんの魅力について

監督:原作の小春はすごく明るくて元気で、笑顔が素敵な子。新木さんは女優で一番素敵な笑顔だと思います。コマーシャルとはまた違った、小春としての笑顔を表現してくれました。

新木さん:小春を“演じる”というよりも、私自身の中にある小春を見つけて、“虫眼鏡”で拡大してほしいと監督からお言葉をいただいたときに、撮影に入る前の役作りの中で、自分の中の小春探しを丁寧にしていこうと思いました。私自身、基本物事をポジティブにとらえるので、小春との共通点は多かったと思います。

Q.逆に新木さんから監督への印象は?

新木さん:本当に優しくて、包み込むような雰囲気をもった方なので、安心して撮影に臨んでいました。色で言うと暖色系、赤とかオレンジとかを身に纏った監督のおかげで現場はいつも温かかったです(笑)。

Q.主人公、亮太を演じた中島裕翔さんについて

監督:新木さんもそうですが、中島さんもすごく素直。「背伸びせずに、中島裕翔の中にある亮太を見せてほしい」という要望を、とても表情豊富に表現してくれて、感謝しています。

新木さん:実は、中島さんと私は同い年(1993年生まれ、22歳)なんです。今回ラブストーリーなので二人の関係性が大切になってくると感じていたのですが、最初は私が緊張して人見知りしてしまっていたんです。ただ、撮影初日の差し入れの恵方巻を食べている時、無言で食べきらなければならない恵方巻なのに、中島さんは私を笑わせてきて(笑)。そんな中島さんの気さくさに、本当に助けられました。あと、中島さんはモノマネがとてもうまいので、芸人さんのネタやスタッフ、市井監督のモノマネも沢山してくれて、私はいつも爆笑していました(笑)特に二人共大好きな流れ星のウーパールーパーのネタは大爆笑でした!

映画情報どっとこむ ralph Q.現場でのエピソードについて教えてください。
①体育祭のシーン/朝から大雨でしたが、当日の状況はいかがでしたか?

新木:撮影の数時間前に、すごい豪雨だったんです!でもスタッフさんが新しい土を入れて準備してくれていて…、本番の時には春のように気温が上がってくれて、本当に皆さんのおかげで素敵なシーンになったと思います。

②デパート屋上のシーン/亮太と小春が頻繁に会うデパート屋上にて、望遠鏡を覗きながら語り合うシーンは原作にないオリジナルですが、アイディアはどのように着想したのでしょうか?

監督:「人は一人で生きているのではない」という映画全体のテーマにもつながりますが、亮太と小春の周りには沢山の人たちがいて、さらに、望遠鏡で覗いた先にいる他者も二人の人生に影響している、二人の人生を支えているような思いを込めました。デパートの屋上は、デートの象徴のような場所で、亮太と小春の二人にとって思い出深い場所です。

③亮太の部屋のシーン/心のうちを話した二人の距離がぐっと縮まったシーンですが、撮影前中島さんと何か話したことはあったでしょうか?

新木さん:中島さんとは亮太の部屋でのシーンの撮影時には、もう本当の亮太と小春のような関係性になれていたと思うので、二人とも気張らずにリラックスして撮影に臨めていました。本作では、壁ドン・床ドン・顎クイなどはないですが(笑)、日常の恋人たちがしているような自然なやりとりが映し出されていると思います。

④屋上のシーン/かなり寒い日の撮影で、泣くシーンは苦戦されたかと思いますが、監督からどのようなことを言われたでしょうか?中島さんもいらっしゃったと思いますが、何かアドバイスなどはあったでしょうか?

監督:シーンとシーンの間には物語では時間が流れているので、その間に小春にどんな時間が流れているのかを想像してほしいとお伝えしました。けどこのシーンでというよりは、全体を通じてお二人にはお伝えしていた気がします。俳優の方には難しいリクエストだったかと思います(笑)

☆話題のキスシーンについての撮影秘話も大暴露!

⑤食堂のラストシーン/初めてのキスシーンに挑戦してみていかがでしたか?このシーンに挑むに当たって中島さんと話したなどがあれば教えてください。

新木さん:とにかく初めてのことだったので、正直真っ白でとても緊張していました。ただ、この撮影の前のお昼ご飯がまさかのカレーだったんです!私は、ご飯を食べた後すぐに「歯を磨かなきゃ!」って焦っていたのですが、中島さんは「いいじゃん、二人とも食べたんだから」ってあっけらかんとしていて(笑)。いい意味でリラックスさせていただいて、無事撮影できて良かったです。

映画情報どっとこむ ralph ☆イベントでは、一般の方からの質問の質問も!

Q.試写会で観て、いつも小春はおいしそうに食べていたのですが、撮影で注意した点は?

新木さん:お箸の持ち方と、「口の大きさに合った量を運ぶ」ことは注意しました。私は割と頬張る癖があるので(笑)。

Q.実写映画とアニメ映画の違いについて、「実写はここが負けない!」というところはどこですか?

監督:カーネル・サンダース人形を亮太が担いで走るシーンがあるのですが、実写は生生しさがあるからこそ、そうした非日常的な演出もリアルに感じられるかと思います。本当に物語の中に人が生きている感覚は実写ならではの魅力だと思います。

Q.高校生男子なのですが、映画のような恋愛をしたことがありません。学生生活でどんなことを頑張ればいいですか?!

新木:学生時代、私は自分がやりたいと頭に浮かんだことは全部実践してきたのですが、一度高校の時に部活に入らず仕事を優先した時期があったんです。けど、我慢できなくて結局、途中からハンドボール部のマネージャーに所属したことが、後から振り返ってみても、本当にその決断をして良かったと思えました。自分がやりたい!って思ったことをやりきることが大切かなと思います。やりきることって恥ずかしさもありますが、恥ずかしさは振り返れば本当に素敵な経験になるので!もし好きな人がいらっしゃって告白したい気持ちがあれば、告白をやりきってみるのも、私は応援します。

Q.最後に、ここにはぜひ注目してほしいという見どころを教えてください。

監督:壁ドンや顎クイ…的なことが、僕は個人的にすごく嫌いなので入れていないです(笑)。本作では、分かりやすく感情を煽ったりなどはせずに、ちゃんとした日常を丁寧に描いたつもりです。日常は毎日同じ繰り返しだと感じがちですが、少しの変化が沢山あって、心の小さな機微を感じ取ってもらえたらなと思います。

新木さん:普通の日常がどんなに尊いかを教えてくれる映画です。ぜひ劇場にタオルを持って“うるキュン”しに来てください!

映画情報どっとこむ ralph 僕らのごはんは明日で待ってる

『僕らのごはんは明日で待ってる』物語・・・
無口でネガティブな亮太。太陽のように明るく超ポジティブな小春。性格は正反対だけど、運命の恋だった。
二人が大学生になったある日―突然、小春は亮太に別れを切り出す。実は、小春は亮太に言えない秘密を抱えていた。別れの理由がわからないまま、亮太は何度も真っ直ぐな想いを伝えるが、小春はまったく取り合わず―。

社会人になりある日小春の隠す真実を知った亮太は彼女のもとに再び走り出す。出会いから7年、運命の恋が再び動き始める――!

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出演:中島裕翔  新木優子  美山加恋  岡山天音  片桐はいり  松原智恵子  
監督・脚本:市井昌秀 

原作:瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」(幻冬舎文庫)
配給:アスミック・エース  
主題歌:『僕らのために…』  
作詞:ケツメイシ
作曲:ケツメイシ & 小松一也 
歌:ケツメイシ(avex trax)
公式サイト:bokugoha.com  
(C)2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会
   


幻の前田敦子作品撮りたいと黒沢清監督『クリーピー 偽りの隣人』イベントで


映画情報どっとこむ TJ 6月18日から絶賛公開中の『クリーピー 偽りの隣人』。
劇場公開記念として好評を博したトークショー第三弾が行われました。

登壇したのは、黒沢清監督の映画『Seventh Code』で主演を務めた前田敦子さん。

黒沢監督が見い出した女優は本作をどう見たのか!?気になるトークショーの内容は・・・・
クリーピー前田敦子x黒沢監督トーク
日時:7月7日(木)
場所:新宿ピカデリー
登壇:前田敦子、黒沢清監督
MC:門間雄介(映画ライター)

クリーピー前田敦子x黒沢監督トーク1
映画情報どっとこむ TJ 黒沢監督:クリーピーは公開から日が経ってますが、こんなに沢山ありがとうございます。この映画に出てないのですが前田敦子さんに来ていただけて夢のようです。

前田さん:黒沢監督に呼んでいただけて凄くうれしいです。

実は、監督と前田さんは『Seventh Code』のプロモーション以来2年ぶりの再会。

MC:前田さんクリーピーを観ての感想は?

前田さん:香川さんが頭から離れないですね。出た!香川さん凄いなって。でも可愛さもあって・・。でも、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」の一言から恐怖に変わっていく。どんどん恐怖は増していって、自分が取り込まれて抜け出せない感覚を味わいました。

MC:そんな、香川さんに対して監督の演出は?

監督:最初から決めてたのは、キャスティング見たらほぼ香川さんが悪いに決まっていると思うに決まっているので(笑)。隠さないで、どう悪いのか読めないように作っていこうと思っていました。実は結構思い付きで撮っているので、つながりはびっくりしました。
クリーピー前田敦子x黒沢監督トーク3
映画情報どっとこむ TJ MC:前田さんは黒沢監督x香川さんの「トキョウソナタ」が好きなんですよね。

前田さん:つらいじゃないですか。幸せって何だろう?と。一人で見て涙しました。物語が凝縮されていて、気づかされる大好きな映画です。

監督:香川さんは、よくお茶の間の人気者になったなと。玄人好みなのに。出会いは20年ぐらい前にVシネマで「蛇の道」。哀川翔さんの相手役だったんですよ。面白いですよ。


前田さんはこの作品観ていなかったようで、とても悔しそう。


MC:クリーピーに戻して印象深いシーンは

前田さん:ぞわぞわするシーンが続いていて・・でも、車に乗ってるシーンがかわいいです。

監督:そうですよね。可愛いですよね。そう感じてもらえると嬉しいです。別世界の印象になればと思っていたので。ここを指摘してもらってうれしいです。


前田さんの印象に残ったシーンがこの場面で、本当にうれしそうな監督。続けて、
クリーピー前田敦子x黒沢監督トーク4
監督:前田さん楽屋で、お母さん役の最所美咲さんが印象的だったと言ってたけど。

前田さん:リアルですよね。すべてを物語っていたと思います。格好良かったです。

監督:演技がうまくて凄いいい方なんですよ。

前田さん:人が殺される・・って、どういう感情で演出を?

監督:フィクションですから。段取りもあるし。上手く映るように冷静になってもらいます。役になり切るとつらいしね。カットかかると和やかなんですよ。

と、撮影時は演技の時以外は和気あいあいだったそう。

映画情報どっとこむ TJ MC:前田さんにとって監督は?

前田さん:今までで一番怖かった監督だと、新井博文さんと先日話してたんです。紳士で優しいのに厳しい。。。

監督:心外だな・・・そうですか・・・。意識してなかった。。

と、監督ちょっと悲しそう。MCさん曰く香川さんも、自由にやってたつもりが、監督の掌の中だったっておっしゃってたと。

前田さん:ちゃんと答えたいといのにと思わされるんです。愛情を感じれば感じるほどにですね。

監督:でも、『Seventh Code』前田さん凄かったんですよ。タイトな撮影の中で頑張って。そして、歌うシーン。曲がかかるとプロなんです。モニター観ながら凄いもの見てるなと。


ここで、若干突然ながら・・・・

MC:今日7月7日七夕ですが、短冊に願いを書くとしたら?

前田さん:幸せになるなら・・・って考えて。いくら食べても太らない体。

監督:年に一本ペースで撮り続けられたい。ですね。前田さんと初めて会った時の作品。撮れなかったんですけどそれも含めてね。

前田さん:訂正!黒沢監督との作品が夢で終わりませんように。変えます!

と、お茶目な前田さんの大人シフト対応の後、観客とのQ&Aでイベント終了となりました。

クリーピー前田敦子x黒沢監督トーク2
映画情報どっとこむ TJ 『クリーピー 偽りの隣人』公開!

未解決事件を調べ始めたことをきっかけに、奇妙な隣人家族に巻き込まれていく高倉夫妻の姿が、家から火が噴き出す緊迫のシーンなどと共に描かれます。

妻・康子の絶叫がこだまする中、高倉がしっかりと抱きしめ全力で守ることを誓うカットは必見です。また、ラストには、チャイムとともになぜか外から鍵が開き、勢いよく扉を開け、半開きになった隙間から覗く西野の姿が・・・。

果たして、西野とは一体何者なのか―!?“何か”が徐々に日常を侵していく・・・



6月18日の公開です!

公式サイト:
http://creepy.asmik-ace.co.jp
公式Twitter:
https://twitter.com/Creepy_2016
公式Facebook:
https://www.facebook.com/creepy2016

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第66回ベルリン国際映画祭 正式出品作品
第40回香港国際映画祭 クロージング上映作品

出演:
西島秀俊 竹内結子 川口春奈 東出昌大 香川照之
藤野涼子 戸田昌宏 馬場 徹 最所美咲 笹野高史

監督:黒沢清
原作:「クリーピー」前川 裕(光文社文庫刊)
脚本:黒沢 清、池田千尋
音楽:羽深由理
製作:「クリーピー」製作委員会
制作:松竹撮影所
配給:松竹、アスミック・エース



『ベテラン』好きな門間雄介、小原剛 がアクションを語った!



今年一番のアクション映画!マッドマックスを除いてね!by門間

韓国で動員1,340万人を超え歴代3位の歴史的大ヒットした『ベテラン』が12月12日(土)より公開中です。

その大ヒットを記念して23日(水・祝)のクリスマスイブイブに、『ベテラン』の魅力について語ろうという企画。

ゲストには、「T.」を創刊、「BRUTUS」など多くの雑誌、編集書などを発行する編集者/ライターである門間雄介さん、映画『アサシン』の監督を勤め、『まほろ駅前狂騒曲』『バンクーバーの朝日』など多くの作品のアクション演出を手がける小原剛さんを迎えてのトークイベントが行われました!

ベテラン_アクション談議
日程 12月23日(水・祝)
会場 シネマート新宿
登壇者:門間雄介(編集者/ライター) 小原剛(監督/アクション演出)
進行:中井圭(映画解説者)

MC:映画の感想を。

門間さん:今年最高のアクション映画だと思ってます。マッドマックスを除いてですけど。あれは別格なので。職人が作り上げたいい作品。観終わってこんなにすっきりする映画ないですよね。勧善懲悪さの使い方が良いんですよね。細かいところまで庶民らしさを描いているので、気持ちを乗っけられるんです。丁寧ですよね。
ベテラン_門間雄介
小原さん:まさに勧善懲悪アクションエンターテインメントですね。リュウ監督はジャッキーチェン好きで、飽きさせないですよね。シーンの展開が上手ですね。明洞で車で突っ込むカーチェイス。派手に壊していく。羨ましいですよね。日本だと喧嘩シーンも都内だと難しいんですよね。カーアクションできるのは名古屋の区役所前だけなんです。日本だったらどう撮るか対抗しながら観ちゃいます。見どころは痛みなんですよね。痛い痛い痛い痛いを連荘で見せる。
ベテラン_アクション談議小原剛1
MC:先日リュ監督と話して、痛みの描写にこだわりがあって、家で机の脚とかに足をぶつかって痛いじゃないですか。ああ言うお客さんがわかる痛みを積み上げていくのが重要って言ってました。

門間さん:日本だと、おでん とかですね。熱いって!

小原さん:大根だね。

MC:ピストルで撃たれないですから。身近な痛みを見せるんだそうです。

小原さん:そう言うところリアルですよね。

門間さん:明洞でのアクション。ハリウッドでできないところやっていて、そう言うところ素晴らしいですよね。スペクタクルではないアクション。日本でもやれるアクションだと思うんですよね。

小原さん:シリアスもコミカルも出来て、作品全体が見えている監督ですよね。

門間さん:ミスボンの使い方。が、いいんです。全員のキャラもわかって、良いですよね。

ベテラン_門間雄介_小原剛2]
MC:ファン・ジョンミンだけではなく、周りも含めて見せるところが素晴らしいですよね。

門間さん:最初観た時に、自分一人じゃないんだな。チームプレーが描かれていて。感動しました。

MC:ファン・ジョンミンが切れ切れじゃない表情豊かなアクションがいいんですよね。

門間さん:どの映画でも人臭さがにじみ出てていいですよね。

最後にメッセージ

門間さん:金はなくてもプライドをなくすな!って言葉がテーマかなと。アクションでスカッとしますが、その中のメッセージ性があるのが元気が出てくるポイントですね。3度観てますが飽きないですね。

小原さん:韓国の方が求めている作品を創れているのが監督の幸せなところですよね。日本でこういう映画が作れるといいなと。いつか超えたいなと。

MC:ローカルを突き詰めたところに普遍性があると思うので日本映画に対してもこの映画にヒントがあると思うんですね。

イベント内でアクション監督の小原さんが韓国の格闘技テコンドーとの対戦方法をアクション実演!。

今回の話題に沿って地味ではありますが、リアルに痛い奴です。喧嘩だと先ず足を潰すの鉄則ですからね!
ベテラン_アクション談議小原剛

今回のイベントで話に出てきたリュ監督とのトークイベントは過去記事で!
武田梨奈キックで次回作ゲット!?『ベテラン』イベントで

写真は武田梨奈さんがリュ監督にみせた後ろ回し蹴り!
武田梨奈KICK2
映画『ベテラン

シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか大ヒット公開中です!


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犯罪の匂いを嗅ぎ分け、悪党はぶちのめす武闘派ベテラン刑事“ソ・ドチョル”(ファン・ジョンミン)。勝負師“オ チーム長”(オ・ダルス) 、スタイル抜群の紅一点“ミス・ボン”(チャン・ユンジュ)、など曲者揃いの広域捜査隊。

ドチョルは、あるパーティーで財閥3世“チョ・テオ”(ユ・アイン)と出会う。テオに犯罪の匂いを嗅ぎとったドチョルは、“罪は犯すな”と警告するが、まもなくテオの社員が遺書を残し飛び降り自殺を図る。

ドチョルはこの不審な自殺の裏にはテオが絡んでいると疑い、一人捜査を始める。しかし、相手は韓国政府にさえ影響力のある大財閥。

警察上層部からの圧力などもあり捜査は打ち切りを迫られるが。

監督:リュ・スンワン『ベルリンファイル』
出演:ファン・ジョンミン『国際市場で逢いましょう』 ユ・アイン「トキメキ.成均館スキャンダル」 オ・ダルス『国際市場で逢いましょう』 キム・シフ「ラブレイン」
配給:CJ Entertainment Japan
(c)2015 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.


『ディーン、君がいた瞬間(とき)』辛酸なめ子、シトウレイ トークイベント


この度、24歳でこの世を去った20世紀最大のスター、ジェームズ・ディーンと、「LIFE誌」の天才写真家デニス・ストックとの知られざる旅路を描いた、『ディーン、君がいた瞬間(とき)』が、12月19日(土)よりシネスイッチ銀座他全国順次公開となります。

その公開を記念して、主演俳優のデイン・デハーンが大好きで『GINZA』にも映画コラム連載をもつ辛酸なめ子さん、ファッションフォトグラファーとして人気のシトウレイさん、本作のアントン・コービン監督の熱烈なファンである、 元『CUT』副編集長であるライター門間雄介さんが登壇してのトークイベントがおこなわれました。

1214-『ディーン』-イベント②
『ディーン、君がいた瞬間(とき)』公開記念トークショーイベント
日程:12月14日(月) 
場所:本屋B&B
登壇:辛酸なめ子、シトウレイ、門間雄介

本作の公開を記念して行われた本イベント。辛酸さん、シトウさん登壇前にはライターの門間さんが本作の監督であるアントン・コービンについて写真家として、ミュージックディレクターとして、そして映画監督としての切り口で解説。

音楽になんとかして関わる仕事がしたいと写真家を目指したというアントン。U2をはじめ、ニルヴァーナなど世界的に有名なアーティストたちに支持されたアントンについて

門間さん:アントンは、被写体にクローズアップしたギミックのない写真で、その人の本質を撮ろうとする写真家。アントンの同世代の写真家の中では鮮烈な存在だったんです。アントンは一環してこういうのしか撮りたくなかったという思いを感じました。

『コントロール』(07)で、映画監督としての名を一気に広めたアントン監督に対し。

門間さん:他作品に比べ、『コントロール』はクオリティとして抜けていたと思ったけど、本作は彼の良さがすごく詰まっている作品だと思う。本作で描かれる写真家として名をはせようとするデニス・ストックの姿や、人と人が触れ合い化学反応のようなものが起こるといった、人と人との関係性においての本質的な部分が彼の写真家キャリアで培ったものとして存分に出ていると思います。

と解説、絶賛しました。

門間さんの作品解説後は、辛酸さんとシトウさんが登場。

辛酸さん:2人の友情が恋愛ともつかない関係性に目が離せませんでした。一緒に旅にでるあたりが恋愛っぽい。はじめ二人が出会った頃、ディーンから”試写をみにきて”とか”俺のバイクの後ろにのらないか”とか誘うんですけど完全にナンパですよね、あれは。

とまさかのBL目線で作品を観てしまったことを激白。

1214-『ディーン』イベント①
一方のシトウさんは写真家としての視点で作品を観たといい、

シトウさん:私はストリートスナップを撮っているので、出会いから別れまであっさりしているけど、2週間という時間を被写体とみっちり過ごしたことはないので、そういったところにも面白さを感じました。

と写真家としてならではの感想を述べました。

ジェームズ・ディーンについては

辛酸さん:自分の話をするだけして、相手の話はあまり聞かない。急に太鼓を叩き出したり、インタビュー中にヨーヨーをしたりとかなり自由できまぐれな方ですよね。
シトウさん:ふにゃふにゃとした捕らえどころの無いしゃべり方をする方ですよね。

とそれぞれ冷静に分析するもすかさず

門間さん:あの時代はマーロン・ブラントのようなマッチョイズムな俳優が多い中で、映画の中で涙を流すなど、男性の弱さを体現した第一人者だったんですよ!

とすかさずフォローすると、ディーンの役者としての凄さについて納得した様子をみせました。

主演のデイン・デハーンについては、

辛酸さん:独特なアンニュイさがありますよね。顔のほとんどがクマでできているようですし・・・彼のSNSを覗いたら”日曜にスウェットパンツでいられて嬉しい””ハンバーガーを食べ続けたい”といったスターらしからぬゆるい発言ばかりで、そういったところが母性本能をくすぐるのかもしれませんね。高橋ジョージ並みのポマード具合がよかったですね。

シトウさん:ベットシーンがあるんですけど、引きずりこまれるような魅力がある。鋼のカラダを持っていなければこばめないと思いました・・・昔の北野武のような50年代ファッションが今っぽくてメンズファッションとしていいです。


ディーンとストックの関係性について、男性2人で旅行に行くことはあるのか?という辛酸さんからの質問に対し、男二2人でディズニーランドへいったことがあると明かす門間さん。その発言に場内がざわつくも、

辛酸さん:吉祥寺にいくとイケメン2人が歩いているのをよくみますよ。

とフォローにならないフォロー。

デニス・ストックについてはシトウさんが分析。

シトウさん:ストックは構図を決めて撮るものより、自分が予期していないとき、何気ない瞬間を捉える写真の方がよかった。ドキュメンタリーな写真を撮り続けてキャリアとしても成功していますよね。写真家としての方向性を決めかねていたけど、ディーンとの出会いによってその方向がさだまった。そういうことに気づくのは、時間の長さではなく時間の濃さなんでしょうね。


最後に本作について

辛酸さん:男性の友情における仕事との関係性だとか、男性と女性の友情の違いもみてとれて考えさせられる部分がありました。

シトウさん:ストックがディーンとの関係を深めていく内に、疎遠だった自分の息子との関係も徐々にに近づけさせていったように、人と人が関わることで人は成長するし、変われるのかなと感じました。

門間さん:人と人との距離感というところを2人はご覧になったのかもれませんね。

と締めました。


物語・・・
1955年、アメリカ。マグナム・フォトに所属する、野心溢れる若手写真家デニス・ストックはもっと世界を驚嘆させる写真を撮らなければと焦っていた。
無名の新人俳優ジェームズ・ディーンとパーティで出会ったストックは、彼がスターになることを確信し、LIFE誌に掲載するための密着撮影を持ち掛ける。ディーンを追いかけ、LA、NY、そして彼の故郷のインディアナまで旅するストック。初めは心が通じ合わなかった二人だが、次第に互いの才能に刺激されていく。そして彼らの運命だけでなく時代まで変える写真が、思わぬ形で誕生するのだが──。

ディーン、君がいた瞬間(とき)

公式HP:http://dean.gaga.ne.jp

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監督:アントン・コービン『コントロール』 
製作:イアン・カニング
音楽:オーウェン・パレット『her/世界でひとつの彼女』
出演:デイン・デハーン『スパイダーマン2』、ロバート・パティンソン『トワイライト』シリーズ
ジョエル・エドガートン、ベン・キングズレー、アレッサンドラ・マストロナルディ

原題:LIFE/2015年/カナダ・ドイツ・オーストラリア合作/112分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル
字幕翻訳:佐藤恵子    
配給:ギャガ