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『象は静かに座っている』柳下毅一郎トークイベント


映画情報どっとこむ ralph ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞&最優秀新人監督賞スペシャル・メンションをW受賞、金馬奨では作品賞&脚色賞&観客賞をトリプル受賞!29歳の俊傑フー・ボー監督作『象は静かに座っている』がシアター・イメージフォーラム他にて上映しています。二週続けて休日が満席となる、大盛況ぶりの中、9日㈯には幻の短編「Maninthewell」の上映前に映画評論家の柳下毅一郎さんを招いてトークショーを開催。
柳下毅一郎 『象は静かに座っている』
『象は静かに座っている』トークイベント
日付:11月9日
場所:シアター・イメージフォーラム
登壇:柳下毅一郎(映画評論家)

映画情報どっとこむ ralph ★「死に寄せて語られがちだけど、本質はそこじゃない」
柳下さんは開口一番に「言わなきゃいけないことがいっぱいある」と発言。「この尺は、見るハードルがどうしても高くなってしまうけど、でもそれだけの価値がある映画」と、本作への熱い想いを口にしました。本作はフー・ボーが遺した最初で最期の作品としても話題になっていることから、「死に引き寄せて語られがちだけど、本質はそこじゃない」と強調しました。
その理由を、「主人公たちは、観てて辛くなるほど自虐的です。でも、最期の一歩の手前で踏みとどまっていますよね。逆を言えば、チェンの親友は一歩を踏み出した人。つまりこの世界から抜け出した人とも言えます。でも主人公たちは誰からも疎まれても、最期の一歩を
踏み出そうとはしない。だからこそ簡単に、死を結びつけちゃいけないと思っています」と語る。

映画情報どっとこむ ralph ★「一つひとつのカットに魂が込められているような重量感」
タル・ベーラのワークショップで作り上げた短編「Maninthewell」は、「意外とタル・ベーラらしくはないんですよね(笑。思い浮かべるのは、タルコフスキーとかでしょうか。本作『象は静かに座っている』のほうが、確かにタル・ベーラらしい。でもそれは単に、ワンカットが長いこと、ではなくて。タル・ベーラを彷彿させるのは一つのカットにどれだけ魂がこもっているように感じるか。通しで芝居を一回しかやらないのは、ある種ドキュメンタリー的ともいえます。俳優の一つの動きを見続け終わったら、こちらの力も抜けてしまうような、そんなワンカット毎に重量感を感じられますよね」。また『象は静かに座っている』の特徴的な撮影方法については「カミソリのように薄い被写界深度で撮られています。現代のキャノンのカメラが非常にシャープに写すこともあって、ある種フィルムカメラ的ともいえるでしょう。そして、主人公たち以外にピントがさっぱり合わないことは、まるで4人の中心人物以外はモブだと言わんばかりです。またこの映画はカラーなのですが、モノクロにも感じられませんか?反時代的というか、時代をも超越しているように感じました」。そして、フー・ボーの死が雄弁に語られているが、タル・ベーラがフー・ボーと、彼が死ぬ二週間ほど前に会ったときに二作目の構想を聞かされていたという。それを聞いた柳下さんは「そうですよね。「Maninthewell」を観れば、次生きていたらどんな映画を撮るのだろう、と皆さん感じられると思います。非常に色々な可能性を秘めている作品だと思います」と締めくくった。


映画情報どっとこむ ralph 『象は静かに座っている』


【STORY】
世界の果てを一緒に見に行こう。きっと未来は変わる
炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町。少年ブーは友達をかばい、不良の同級生シュアイをあやまって階段から突き落としてしまう。シュアイの兄は町で幅を利かせているチェンだった。チェン達に追われ町を出ようとするブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んでいく。それぞれに事情を抱えながら、遠く2300km 先の果て満州里にいる、一日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在にわずかな希望を求めて4 人は歩き出す――。

***********************************

監督・脚本・編集:フー・ボー
出演:チャン・ユー、ポン・ユーチャン、ワン・ユーウェン、リー・ツォンシー
撮影:ファン・チャオ 録音:バイ・ルイチョウ
音楽:ホァ・ルン 美術:シェ・リージャ サウンドデザイン:ロウ・クン 2018 年/中国/カラー/234 分 配給:ビターズ・エンド




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フー・ボー監督 処女作にて遺作!世界で驚嘆&絶賛されたワケとは?『象は静かに座っている』


映画情報どっとこむ ralph 第 68 回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞&最優秀新人監督賞スペシャル・メンション
第55回金馬奨 作品賞&脚色賞&観客賞

ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞&最優秀新人監督賞スペシャル・メンションを W 受賞、金馬奨では作品賞&脚色賞&観客賞をトリプル受賞!

29 歳の俊傑 フー・ボー監督作『象は静かに座っている』は、11 月2日㈯よりシアター・イメージフォーラム他にて公開となります。

処女作にして遺作となってしまった本作が世界中を席巻するその訳は?その魅力に迫ります!
『象は静かに座っている』フー・ボー_現場スチル
気になる物語は・・・
世界の果てを一緒に見に行こう。きっと未来は変わる
炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町。少年ブーは友達をかばい、不良の同級生シュアイをあやまって階段から突き落としてしまう。
シュアイの兄は町で幅を利かせているチェンだった。チェン達に追われ町を出ようとするブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んでいく。
それぞれに事情を抱えながら、遠く2300km先の果て満州里にいる、一日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在にわずかな希望を求めて 4 人は歩き出す。


映画情報どっとこむ ralph ★若き才能が遺した“命を懸けた”デビュー作!
田舎から己の夢を叶える為に、北京へやってくる若者たち。「大都市で作品を発表すれば、この生活は変わる――」そんな微かな希望を抱いて、上京を決意する若者は多く、フー・ボーもその一人だった。
フー・ボーは、チェン・カイコー、チャン・イーモウ、ジャ・ジャンクーを輩出した中国唯一の映画専門の学術機関である北京電影学院を卒業。才能の豊かさと運にも恵まれ、フー・ボーは小説家として著書「大裂」「牛蛙」を上梓。その文才は、中国の人気作家・余華も
「才華溢れる作家を一人見つけた。名前は胡遷、彼の中短篇小説は既にかなり成熟していました。中国最大のウェブサイト当当網 が本を出したり映画を撮ったりすることになり、この作家はきっと頭角を現すと思いました。 彼の小説は素晴らしかったですよ、現在の我々のような作家の作品よりもよいと私はみていました」 (三田文学 132 号 余華氏×飯塚容氏対談より抜粋)
と、認める程であった。そして「大裂」の中のたった 13 頁の短編から『象は静かに座っている』を撮りあげたのだ。自らのありったけの熱意を込めた本作は 4 時間弱の大作として完成。

しかし、地価上昇し続け、人口も膨れ上がる大都市・北京で食べるにも精一杯の生活は、若者の夢も希望も蝕んでいき、思い半ばにしてフー・ボー は29歳の若さで自らこの世を去ってしまう。

その後、ベルリン国際映画祭で、新人賞に値する賞と批評家連盟賞を受賞。さらに金馬奨では作品賞&脚色賞&観客賞と、新人監督として異例の三冠を獲得する。その熱狂は世界十数か国の映画祭に招待されるなどして広まったが、監督自身がその瞬間を目にすることは叶わなかった。 その話題は日本にも伝わり、耳の早い観客たちの手によってフィルメックスでの 一回上映は即日完売。この度、日本での待望の一般公開となる。



映画情報どっとこむ ralph ★類まれな完成度に世界の名匠が絶賛!
しかしこの作品が注目されているのは前途洋々な監督の悲痛な最期というセンセーショナル理由だけではない。世界的には、エキセントリックな作風で国際的な認知度を高めるビー・ガン、本国で爆発的大ヒットとなった「ニセ薬じゃない!」の監督ウェン・ムーイエと並んで” 中国新世代監督”として注目されたフー・ボー。
本編は、それぞれ別の境遇にいる男女四人の、ある片田舎の一日の 朝から晩までが描かれる。その中でガス・ヴァン・サント『エレファント』を 彷彿させる、人物の背を追い続けるショット。人物に寄り添い、建物から建物へと縦横無尽に駆け回るカメラワーク。一日に数時間しかない日没前の自然光を使用したライティングなど、ワンシーン毎に心血を注いだ類まれな完成度に、実際にフー・ボーが師と仰いだタル・ ベーラに、ダルデンヌ兄弟、ガス・ヴァン・サント、イ・チャンドン、アン・リ ーなど名だたる監督たちが驚愕し、賛辞を贈ったのだった。
生活に貧窮しながらも一縷の希望に向かってもがき進む。『象は静かに座っている』の登場人物たちは、まるで監督自身の生き写しのようで、監督の”魂そのもの”といえる全てをかけた傑作となったのだ。 話題が話題を呼び続ける、フー・ボー監督のデビュー作を、ぜひ劇場で体感してほしい。

映画情報どっとこむ ralph 『象は静かに座っている』 

11 月2日㈯より、シアター・イメージフォーラム他にて順次公開


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監督・脚本・編集:フー・ボー 出演:チャン・ユー、ポン・ユーチャン、ワン・ユーウェン、リー・ツォンシー
撮影:ファン・チャオ 録音:バイ・ルイチョウ 音楽:ホァ・ ルン 美術:シェ・リージャ サウンドデザイン:ロウ・クン
2018 年/中国/カラー/234 分 配給:ビターズ・エンド

『象は静かに座っている』ダウンロードサイト
© Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen




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坂本龍一、タル・ベーラ、市山尚三よりコメントも到着!『象は静かに座っている』予告編解禁


映画情報どっとこむ ralph ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞&最優秀新人監督賞スペシャル・メンションをW受賞、金馬奨では作品賞&脚色賞&観客賞をトリプル受賞!29歳の俊傑 フー・ボー監督の長編デビュー作にして、遺作となった『象は静かに座っている』の公開日が11月2日㈯に決定(シアター・イメージフォーラム他にて順次公開)。
象は静かに座っている
この度、ヴィジュアルと予告編が解禁、また日本公開を祝し、坂本龍一、タル・ベーラ、市山尚三より応援コメントが到着しました!

映画情報どっとこむ ralph ★ヴィジュアル・予告編解禁!
今回解禁されたヴィジュアルでは、意味深なタイトルが大胆にあしらわれ「29歳で命を絶った若き才能、デビュー作にして遺作。世界を熱狂させた魂の234分」という衝撃的なコピーが書かれている。中国の新人監督フー・ボーは4時間弱の大作を世に送り出た直後、自ら命を絶ち、世界が本作に熱狂する様を見ることは叶わなかった。そして、交わらない方向へ視線を投げる4人の登場人物たち、それぞれの人生が複雑に絡み合っていくのを暗示させる印象的なヴィジュアルとなった。
合わせて解禁された予告編では、フー・ボー監督が師と仰ぐタル・ベーラからの「彼の映画は永遠に私たちと共にある。」という強烈なコメントが目に映る。中国の田舎町、孤独な”4人の運命”が交差するある1日の物語。音楽に呼応するように、それぞれにある想いを抱えた表情を浮かべ、4人の登場人物・ブー、リン、チェン、ジンの顔が順に映る。プリミティブなサウンドで、シンプルながら耳に残る本作の楽曲を手掛けたのは、中国の人気バンド「ホァ・ルン」。規格外な長尺に、一切の妥協も見えない挑戦的な長回し、日中の自然光にこだわったライティング、細部に渡るこだわりを垣間見る予告編だ。クライマックスになるにつれ、徐々に沈みゆく陽の光。彼らの行く先には何が待ち受けているのだろうか。先の気になる予告となった。



映画情報どっとこむ ralph また日本公開を祝し、坂本龍一(音楽家)、フー・ボーが師と仰いだタル・ベーラ(映画監督)、昨年の東京フフィルメックスで本作を招致した市山尚三(東京フィルメックス・ディレクター)から応援の言葉が到着。

坂本龍一(音楽家)
この映画のペースが好きだ。4時間近くと長い映画だが、無駄なショットがあった記憶はない。昨今、目にすることの多い、金満でIT 先進国で資本主義的な中国とは全く違った日常が映し出される。その暗いけれど、甘く懐かしいトーンが好きだ。それは音楽からも来ていると思う。歪んだギターを中心に、昔聴いたことのあるチープなシンセのシンプルな絡み。20歳台の若い監督が作ったのに、とてもノスタルジックだ。好きな映画だ。29歳で自殺した監督、胡波フー・ボーの映画を、たくさん観たかった。

タル・ベーラ(映画監督)
私の“生徒”であり、私の友、私の家族である君がいないことを残念に思う。何百人もの中国人監督が私と働きたいと出願してきたが、彼に会い、すぐに心が決まった。一切の迷いもなく!彼は気品に溢れ、共に素晴らしい仕事をすることができた。彼の目には並々ならぬ、強い個性が表れていた。クソ!彼をちゃんと守れなかったことに、私は責任を感じている。残念でならない。彼は、両方の端から彼というろうそくを燃やしていたのだ。今ここにあるすべてを手に入れようとした。私たちは彼を失ったが、彼の映画は永遠に私たちと共にある。フー・ボーの映画を迎えてください。そして私と同じように彼を愛してください。

市山尚三(東京フィルメックス・ディレクター)
「象は静かに座っている」は次々と新たな才能が登場しつつある近年の中国映画の中でも稀有な傑作である。まずは、この作品が日本で劇場公開されることを喜びたい。これほどの才能ある監督の新作をもはや見ることができないという事実は悲劇でしかないが、一つ一つのショットに刻み込まれた魂の記録とも言うべき本作に心揺さぶられないものはいないだろう。

※敬称略/順不同

映画情報どっとこむ ralph 象は静かに座っている

11月2日㈯ より 、シアター・イメージフォーラム他にて 順次 公開

象は静かに座っている
【STORY】
世界の果てを一緒に見に行こう。きっと未来は変わる炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町。少年ブーは友達をかばい、不良の同級生シュアイをあやまって 階段 から突き落としてしまう。シュアイ の兄は町で幅を利かせているチェンだった。チェン達に追われ町を出ようとするブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んでいく。それぞれに事情を抱えながら、遠く 23 00km 先の果て満州里にいる、一日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在にわずかな希望を求めて 4 人は歩き出す――。

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監督・脚本・編集:フー・ボー
出演:チャン・ユー、ポン・ユーチャン、ワン・ユーウェン、リー・ツォンシー
撮影:ファン・チャオ 録音:バイ・ルイチョウ
音楽:ホァ・ルン
美術:シェ・リージャ サウンドデザイン:ロウ・クン
2018 年/中国/カラー/234 分
配給:ビターズ・エンド
© Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen




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