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トム・クルーズら熱く語る!『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』来日記者会見


映画情報どっとこむ ralph トム・クルーズが伝説的スパイ イーサン・ハントを演じる大人気スパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ。全世界待望の最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が8月3日(金)より日本公開となります。
 
この夏、最大の注目作である本作の日本公開に先駆け、7月18 日 ( 水 ) にトム・クルーズを筆頭にヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督の 4 名が来日し、記者会見を行いました。
トム・クルーズは平成4 年の初来日以来、今回の来日でなんと23 回目!また、 “ スーパーマン ” を演じたことで世界的人気を博した英国俳優ヘンリー・カヴィルが 2度目、『スター・ウォーズ』、『スター・トレック』シリーズと世界的超大作に起用され続ける個性派俳優サイモン・ペッグは3度目、『ユージュアル・サツペクツ』でアカデミー脚本賞を受賞歴のあるマッカリー監督は度目の来日だそうです。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』来日記者会見
日程:7 月18日 ( 水 )
場所:ザ・リッツ・カールトン東京 2F グランドボールルーム
登壇:トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督

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予告映像が流れたのちHILOジャンプで降り立ったのは日本的な映像が流された会見場。
MCの呼び込みで一斉にフラッシュがたかれる中、ヘンリー、サイモン、監督、そして、トムがにこやかに入場!

骨折に見舞われ撮影がストップしたと話題になったビルへのジャンプシーンについて
トム:日本を訪れるんは23回目です。家に帰ってきた気がしますし。MI-6の仲間と一緒なので嬉しですね。MCの方が語られたように足首をねん挫しました。いや、折りました。とっても痛かったですね。壁にぶつかった瞬間折れたのがわかりました。でも、そのまま、立ち上がってカメラの前を走り抜けました。そのあと、直ぐにテントにいって、監督に足をくじきました!と報告しました。今回そのシーンは使われています。

監督:ぼくも折れたのはすぐわかりました。映画は半分撮り終えていましたが、時間を稼げてよかったです(笑)

トム:病院で手術はいらないと聞いて助かりました!保険でカバーされてなかったから(笑)。映画を知らないドクターだったので完治まで9か月かかると言われましたが、6週間で戻りたいと伝えました。ドクターあきれてましたけど。結果6週間で戻ったけどね。
監督:トムの復帰シーンはノルウェーの崖のシーンです!それから、ロンドンの橋を全力で走ってくれました。まだ折れてるのに。

サイモン:確かに、トムの負傷で隠れていますが、僕もね。紙で指を切りました!(笑)よくなったよ

と、指を見せるおちゃめなサイモンさんに

トム:僕も完全に治ったよ。お医者さんもほっとしてるはず。

と、面白記者会見がスタート。

映画情報どっとこむ ralph 続けて、エピソードを尋ねられ
ヘンリー:僕の経験は、トム・クルーズほど笑わすネタないけど・・・トムとクリストファー監督と仕事できたのが光栄でした!

ここで、サイモンさん咳払い。に

ヘンリー:トムとクリス・サイモンも一緒。正直言って、貴重な時間でした。トムはシリーズの生みの親ですし、クリストファーは2作目。そこに新しい仲間として加われてうれしいですね。

と本当にうれしそうに語り
サイモン:毎日冒険だったよ。よく覚えてるのは、トムがヘリから落ちた時に、その撮影を知らなくて恐怖でした。

その時の様子を再現してくれるサイモン。

監督:1マイルぐらい離れたところで、トムがヘリから落ちたって!ローカルがパニックになって、「MANDOWN!!!トムを失った」と無線で飛び交ってました。

という監督の話に大笑いのトム・これには

サイモン:面白かったのは君だけだよ

と、本当に心配していたそう。

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ここで記者からの質問コーナーに

Q.今回の2度目のシリーズ監督ですが

監督:ローグネーションを撮影しているときに、次の監督はやることなくて 大変になるなと思っていましたが・・・僕がやることになっちゃって。今回もチャレンジは毎日、アクションは、一つ一つ集中して、編集して大変な大作になったのがわかりました。試写で
アクションが多すぎと観客がいうので。みんなごめんカットした!

ヘンリー:すごいの僕も切られたけどね。

と記者を笑わすヘンリー。


Q.ヘリのアクションをチョイスした理由と

トム;CGはゼロですから。ヘリは間違いdができない。飛行機、車も、バイクならリカバリーできるのですがヘリはできない。感動だけど怖い体験でした。

監督:シーケンスが驚かされるところ。トムは演技だけでなくて操縦して、カメラのオペレーションもしているんです。ヘンリーのヘリを追ってくれたんです。ヘンリーのはドアが開いてるんでめちゃ寒。さらにあのアクション。カメラマンが二度と乗らないってやめてしまって。

と、驚きのエピソードを明かしてくれました。


Q。20年アクションにチャレンジし続ける

トム:私のキャリアを通じて、挑戦し続けてます。観客のために全力主義で人生を進めていますから、映画に捧げてるんです!お客さんに経験してほしいんです。

と、真摯すぎる回答のトムに

監督:トムほど全力のやつはいない。二人とも最初は白髪なかったのに・・、トムとの契約で、一人で二人分ふける契約になっています。


と笑いを誘いつつ

監督:献身的なのは他の人にも感染します。ですから今までよりも、挑戦してできるようになります。いろんな人も立ててくれる、こんな俳優ほかにいないですよ。

と、人間性も絶賛。
ヘンリーさんもアクションをこなしているが

ヘンリーさん:怪我はトムが引き受けてくれた。ので、次回作は僕が右足をおるかな!?

というヘンリーに「だめ!」と真顔のトム。

ヘンリー:スーパーマンとの差は・・今回実際スタントを全部自分やってる。すべて現実。CGなし。Sはコスチューム以外は殆どCGだったからね(笑)。

トム:バスルームでのファイトは4日間もかけた。何回投げて、殴ったか。本当に痛くって。

ヘンリー:毎晩寝るとき節々痛くて寝れないし、朝もアウト。最後には涙が出てきたよ。

と、このガタイで辛かったと語ります。


監督:僕は楽だったよ!カメラ向けとけばいいんだからね。100%出し切ってくれました

トム:あの場面見ると笑っちゃうんだ!

ヘンリー:僕は笑えないよ!

と吐露。

Q・トムに質問HILOが夢だったと。


トム:監督のアイディアを具現化したんだ。ヘルメットやスーツも設計して、練習場も作って。カメラマンもできる人がいないので、ジャンパーをカメラマンに育て上げました。ヘンリーもやりたがってましたし、やりこなしてましたね。

サイモン:べリベリー高いところから!でもトムだから驚かないよね。

監督:骨折したままでね。3ショットのために106回飛んでくれました。なにしろ映画をエンジョイしてね!

と、記者会見を閉めました。

そして、夕方からはジャパンプレミアイベントへ

映画情報どっとこむ ralph 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
原題:MISSION:IMPOSSIBLE -FALLOUT

公式Twitter:
https://twitter.com/mimovie_jp
(#mijp)

日本公開:8月3日(金) 全米公開:7月27日(金)
監督・製作・脚本:クリストファー・マッカリー 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 『アウトロー』

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日本外国特派員協会 是枝裕和監督『万引き家族』記者会見


映画情報どっとこむ ralph 様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作『万引き家族』が6月8日(金)より全国公開となります。

そしてこの度、日本中を沸かせその興奮冷めやらぬ中、是枝監督が、外国特派員協会にて記者会見を行いました。
会場いっぱいに集まった日本外国特派員協会(FCCJ)に所属する記者たちからの質疑応答に応え、公開間近の本作に込めた熱い思いを語りました。

日付:6月6日
場所:日本外国特派員協会(FCCJ)
登壇:是枝裕和監督

映画情報どっとこむ ralph パルムドール像を抱え会見場にやってきたこともあり、多くの拍手で迎えられ登場した是枝監督。

まず、映画委員会委員長のキャレン・セバンズより、本作に対する批評や政治的な様々な意見が世界で飛び交っている現状について質問が及ぶと、
是枝監督:僕自身、この映画ははじめから社会的、政治的なことを喚起してつくっているわけではない。なので、こんなリアクションが起きるとは思ってもいなかった。カンヌでの審査員たちの会話の中では、演出や役者やスタッフなど全ての調和がよかったといってくれたこと、審査員の女優たちがこぞって、この映画に出演する女優たちを褒めてくれたことが嬉しかった。2000年代に入って、海外の映画祭に出品するようになり、日本映画は社会性、政治性がないことについて批判が含んだ形で指摘された。でもそれは現実。なぜならば、そのような映画をつくっても、日本では興行に結び付かないからだ。そのことが、日本の幅を狭くしていることは自覚していた。2000年代以降は、ファミリードラマにこだわってつくっていた。しかし、ここ二年はファミリードラマに一度ピリオドを打ち、今回は現在が抱える社会問題に“家族”というものをおいて考えてみたいと思った。恐らく、21年ぶりのパルムドール受賞ということもあり、僕が思っている以上にメディアに取り上げられ、普段、映画はみないような方もこの映画を知っていただいていることから、物議を醸している状況のようだ。しかし、通常の枠を超えて多くの方にも届いていることについては前向きに捉えています。

と回答。

その後、協会員である記者たちからの質疑応答に応えました。

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Q,脚本を書くにあたってどんなリサーチをしたのか?

実在した事件を元にしたわけではないが、ここ数年、“家族”を巡って起きている事件は元にしている。<犯罪でしかつながれなかった家族>というフレーズが思い浮かんだとき、まずは「年金詐欺」をベースに、優しさで集まっているわけではなく、お金を目的として集まっている家族という設定にした。そこから、家族で万引きをしているという事件の裁判の記事の中で、「釣り竿だけお金を払わず家の中に置いてあった」という一文だけでまとめられているのが、とても気になった。釣り場屋さんには申し訳ない話だが、そのとき、きっとその盗んだ釣り竿で親子は釣りを楽しんだんだろうなというイメージが浮かんだ。一番印象に残っているのは、養護施設に訪れたとき、小学生の女の子がふとランドセルから絵本の「スイミー」(レオ・レオニ作)を取り出し、突然それを読み始めた。職員の方は、迷惑だからやめなさいと止めたが、その女の子は結局その絵本を最後まで読み切った。その姿に感動し、スタッフみんなで拍手をしたら、その女の子がとても嬉しそうに笑った。きっと、この子は本当の親に聴かせたいのだろうと思った。それが頭から離れなくて、映画の中でもこの出来事を反映したシーンを書き加えた。

Q,新しい企画が欧州で展開されると耳にしたが、言える範囲で構わないので教えてほしい。

まだ正式発表の前なのに、色々と漏れていて不思議だ(苦笑)。秋にフランスでフランスの役者と映画を撮ろうと思っている。6月からはパリに渡って準備を始める予定だ。まだ発表前なのに、なぜか役者のギャラまで情報が出回っている(会場笑い)。来月までには何かしらの形でお知らせできると思う。

Q,今回の映画は、政治を生業とする方が観衆にいると想定してつくられたのか?

その考えは全くありません。僕はTVをやっている時代から先輩に、母親でも友人でも誰でもいいから、誰かひとりの為に作品をつくれと言われてきた。それが、結果的に伝わると20代の頃に教えられた。今、その質問を受けてはっきりとわかったことがある。この作品は、「スイミー」を読んでくれたあの女の子の為につくっている。

Q,見えない花火を見上げるシーンが大好きなショットだ。是枝作品の多くは、ある意味“家”が主人公であると捉えているが、“家”についてのこだわりを教えてほしい。

花火のシーンは、審査員のひとりであった、チャンチェンも好きだと言ってくれた。審査員長だったケイト・ブランシェットがいっていた言葉を借りるならば、今回は「invisible people=見えない人々」の物語をつくっている。見えない、聞こえないものを観る側がどう捉えるかがモチーフにあった。花火のシーンは、そのモチーフの中心にあると思う。撮影で使った家が見つかったことは、成功に好転している。あの家は、実際にある家とその家の中はセットもつくっているが、ロケとセットの見分けがつかないくらい精密につくられており、作品をみると、正直どっちが本当かもわからないほどで、それほどあの家がこの作品の中に馴染んでいた。こちらの要望に応え、あの家を見つけてくれたスタッフとそれを精巧に再現してくれた美術スタッフには感謝の気持ちでいっぱいだ。あの“家“がこの映画において、もう一方の主役だったのは間違いないと思う。

Q,ご自身が現地でみたコンペティション作品の中で、賞を獲るべきだと思った作品はあったか?

公式上映後は、有難いことに多くの取材依頼があり、他の作品を観る時間が全くなかった。観た中でいえば、『万引き家族』が一番よかったかな(笑)(会場笑い)。

映画情報どっとこむ ralph 会見最後には、是枝監督は6月6日が誕生日ということで、協会からバースデーケーキがプレゼントされるサプライズもあるなど、お祝いムードな会見となりました!

Happy Birthday & Congratulation!
Maestro KOREEDA

映画情報どっとこむ ralph また、外国人の方々からのたくさんのお問い合わせを受け、この度、英語字幕版の上映が決定!
6月21日(木)に是枝裕和監督が登壇する舞台挨拶付上映をTOHOシネマズ六本木ヒルズにて実施予定。6月23日(土)より新宿バルト9にて上映開始となります!

6月8日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:
gaga.ne.jp/manbiki-kazoku

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ /緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明
/ 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. 


東出昌大、唐田えりか フォトコール&記者会見『寝ても覚めても』カンヌ国際映画祭 


映画情報どっとこむ ralph 東出昌大を主演に迎え、濱口竜介監督が、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋 愛小説を映画化した『寝ても覚めても』。

本作は 5 月 8 日から 開催中の第 71 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に 正式出品されています。

このたび、フランス現地時間5月15日(火)12:00(日本 時間同日 19:00)、フォトコールに主演東出昌大、ヒロイン 唐田えりか、濱口竜介監督が登場。12:30(日本時間 19:30)から記者会見が行われました。

授賞式はフランス現地時間 5 月 19 日(土)19:15(日本時間 5 月 20 日午前 1:15)から行われる。


タキシードだった昨日のレッドカーペットから、東出さんはマルタン・マルジェラのブラックスーツに変え、高身長がさらに際立つ美しい 立ち姿に。
また、唐田さんもセクシーだった昨日とは打って変わり日本からパリへ進出したブランド sacai のキュートなチェックのドレスで登場、日本からフランスへの羽ばたきを衣装でも表現した。日本人らしからぬスタイルの良さを見せる東出の登場に、海外セレブ達 を撮影してきたカメラマンからもため息が。そして、ふわふわとしたドレスをまとう唐田がくるっと回る度に歓声があがる。
ラフな姿の監督を中心に息のあったチームワークを見せる『寝ても覚めても』チームは海外メディアをも虜にした。

映画情報どっとこむ ralph 記者会見内容

Q.素晴らしい作品をありがとうございました。日本のヌーベ ルヴァーグ、新しい才能が現れたと思いました。とても繊細な映画です。どのようにその目に見えないような軽さ、繊細さを描写できたのでしょうか。

濱口監督: 震災が起こった後、被災地でドキュメンタリーを撮るようになっ たのですが、その土地で、カメラに対して、自分自身を差し出 してくれる人たちが映画にいかに力を与えるかを痛感しました。 『ハッピーアワー』では、本人でない人物を演じながら、本人を出すにはどうしたら良いのか、を試行錯誤し、最終的に、脚本を信用する、テキストを洗練させていくことになりました。何度も何度も感情を排した本読みをすることでテキストを体に入れ込んでいき、 その言葉を発するとき、その人ならどういう風に言うのかをこのような反応を引き出せるもということを知りました。 今回、ふたりを知る時間はあまりなかったのですが、直感的に好きだと思える人をキャスティングできました。その人たちに磨き上げ たテキストをしみ仕込みませました。それでその人たちの演技が自然だとおっしゃるならば、非常に嬉しいことです。

唐田さん:まっすぐな感想をいただけて光栄です。私は演技経験があまり ありません。でも、濱口さん、東出さんはじめ、みんなのことが 好きで信頼して現場に挑みました。現場では皆さんに甘えて、 頼りにさせてもらおうと思い、皆さんの演技を聞いて感じたことを 出した結果、嘘でない演技ができたと思います。みなさんのお かげで演じることができました。

東出さん:日本の映画界は大体 1 ヶ月から 2 ヶ月、もしくは 1 週間で撮 ることもあります。しかし、クランクイン前にみんなで会えるかと言うとやれないことも多い。初めて会う人と 20 年来の友人役を演じる こともあります。そういった場合、プロの役者は自分の用意したもので戦うしかないし、それができるからプロなんだと思います。でも己で 用意したものは芝居臭くなる。だから、おっしゃった軽さはその対局にあるものだと思います。今回はクランクイン前に監督に会って、 ワークショップもやり、俳優同士も繋がってから撮影に入りました。濱口メソッドではやったことのないことをたくさんやりました。で も、用意したことをやるのではなく、そこにいること、感情を大事にすること、真心のようなものを大事にして、みんなで挑んだよう な気がします。


Q.「繊細でナチュラルな演技の方向性が大事」だと言っていましたが二役は難しい。繊細でナチュラルな二役をどのように構築し て演じたのでしょうか?

東出さん:麦と亮平は標準語と関西弁との違いがあります。外国の方にはわからないと思うけれども、ふたりは違う地域の言葉を話します。特 に柴崎さんからのリクエストで関西弁には注意をして話しました。用意しないことが大事、と言いましたがクランクイン前は演じわけ が大事だと思って、少ない引き出しを開けて、表面的に演じ分けようと思っていました。目線だったり、仕草だったり、生き方によって、 声色や喋り方は変わると思っていたので、声も変えようと思っていました。でも、監督に声は変えないでいいと言われた。東出という楽 器から出てくる麦という音と、亮平という音を聞かせてくれ、と。実際、監督がおっしゃる通り、読むセリフが違うので、別の人物に なりました。小手先で変えるのではなく、気持ちの部分だと言うところに立ち返りました。

Q.朝子を正面から捉えているショットの意図は? そのシーンをどう演じているのでしょうか。

濱口監督:朝子の顔を正面から取ることはやりたくてやったものです。ぼくは増村保造監督が好きなのですが、増村監督がよくやる俳優の配 置で 90 度に人物を置いて、男性は女性を見ている、女性は横顔で目を合わさない、というものがあります。それを正面から撮るとど うなるか、に興味がありました。これは彼女にとっては難しいこだったと思います。彼女は正面にカメラがある、でも彼女の人生や魂 を差し出して欲しいと思っていたので、暴力的かもしれませんがカメラを置かせてもらいました。

唐田さん:カメラが目の前にあっても、カメラマンの佐々木さんを信頼していたし、防潮堤のシーンも、カメラがあるのにカメラから透けて海 が見えていたような気がします。不思議なんですが。カメラが邪魔だと思ったことはありませんでした。

映画情報どっとこむ ralph 映画「寝ても覚めても

9月1日(土)より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか全国公開!

www.netemosametemo.jp

東京。
カフェで働く朝子は、コーヒーを届けに行った先の会社で亮平と出会う。真っ直ぐに想い を伝えてくれる亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、 朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋 人・麦に顔がそっくりだったのだ
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出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

監督: 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats
英題: ASAKOⅠ&Ⅱ 2018/119 分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ〜テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&I エンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS


原田泰三主演『ミッドナイト・バス』舞台挨拶&記者会見@東京国際映画祭


映画情報どっとこむ ralph この度、2018年1月27日公開の映画『ミッドナイト・バス』が11月2日に東京国際映画祭特別招待枠作品にて上映。今回の上映がワールドプレミア。記者会見が行われ、その後、場所を劇場に移して舞台挨拶が行われました。

登壇したのは主人公のバツイチ中年男・高宮利一を演じた主演の原田泰造さん、高宮の元妻を演じた山本未來さん、高宮が再婚を考える恋人を演じた小西真奈美さん、高宮の息子・怜司を演じた七瀬公さん。更に竹下昌男監督に加え、音楽の川井郁子さん、星野純朗P(記者会見のみ)が登壇しました。

記者会見・舞台挨拶
日程:11月2日(金)

会場
記者会見:六本木ヒルズ タワーホール
舞台挨拶:TOHOシネマズ六本木 スクリーン2

登壇:原田泰造、山本未來、小西真奈美、七瀬公、竹下昌男監督 川井郁子、製作・星野純朗(※記者会見のみ)

映画情報どっとこむ ralph 記者会見

ものすごい硬い表情の原田さんと、それが伝染したのか他キャストの皆さんも表情が硬い。
そして、山本さんは、ご自宅でケガをされたそうで車いすでの登場となりました。製作の星野さんからの挨拶の後、
原田さん:皆さお越しくださってありがとうございます。緊張してます。曲がったことが大嫌い!はーらだ泰三です!

財布の中身は2千円!はーらだ泰三です!(拍手)

と、2連発でお決まりのフレーズで場を和ませつつ続けて
原田さん:初めて映画を観た時にこんなに綺麗な映画なんだと。ストーリーもゆっくり流れて、とても暖かい映画です。本当にがんばってよかったと思います。そして、こんなに写真を撮られてよかった!!本当にうれしいです。

との挨拶からスタート。
山本さん:いよいよ一般のお客様に、東京国際映画祭で観ていただけることで緊張しています。東京国際映画祭で上映される作品に出演できたことがとても光栄です。

小西さん:現場でも原田さんが場を和ませてくれる方で、ご一緒できて嬉しく感謝しています。撮影のときは新潟の皆様には優しく接していただいて感謝しています。出来上がった作品は日本の景色がが美しく描かれている作品に仕上がっていると思いますのでよろしくお願いします。

可愛らしいイケメンが緊張で顔がこわばっている七瀬さん、

七瀬さん:心臓の音がマイクに入らないかと心配しています。オーディションで出演が決まったのですが、出演が決まったことを母に報告した時、初めて母が新潟に住んでいたことがあることを知りました。不思議な縁を感じます。

音楽を担当した川井さんは
川井さん:新潟の美しい自然と日本人特有の誠実な不器用な優しさが映し出されていて素晴らしい作品でした。そして・・・ヨーロッパ映画の余韻を感じるような作品だと思います。映像とともに音楽が皆さんの心に残っていただけると嬉しいです。

そして、メガフォンを取った竹下監督は
竹下監督:一年前はまだ製作にも入っていなかったのに、一年経って、東京国際映画祭に立っているのが感慨深いです。新潟の皆さんのサポートがあっての作品です。出来るだけたくさんの方に観ていただきたいと思ってます。

と其々挨拶。


映画情報どっとこむ ralph 今回、この記者会見の後の東京国際映画祭の上映がワールドプレミアになる本作。

映画化について監督は

竹下監督:小説に出会いましたのが3年前。別の撮影で新潟の風景は映画を豊かにしてくれるロケーションだと思っていた時に、この原作に出会い、新潟で映画化したいと思いました。

と説明。

原田さんは、本作で利一を演じるにあたり大型自動車の免許を取得し、劇中で実際にバスを運転したそうで、
原田さん:監督に運転してるところも撮りたいと言われて、でも、はっきりではないんですが。。。で取りに行きました。教習所の方にも協力していただいてとても楽しかったです。実際にバスを運転して、撮影で脇にいる本当の運転手さんに褒められたのが嬉しくて・・・。自分は褒められて育つタイプだと思いました。

山本さんが演じた利一の元妻は、一度別れた夫と再会し、再び夫に思いを寄せていく女性を演じているが、その複雑な心境の女性について
山本さん:別れた夫にまた惹かれてしまう女性がいるのかとということについて監督やスタッフの方々と話をしていくなか、迷いながら演じていましたが、原田さんのたおやかで優しい人柄と利一のキャラクターが重なり、こういう男性にならまた惹かれていくということもあるかもしれないなと思うことができ、役に共感できることができました。

と語り、一方で、恋人を演じた小西さんは、
小西さん:利一と志穂は10年という長い歳月を一緒に過ごしているので、その年月の長さを表現することに注意していましたが、原田さんが楽しい方だったので、とても助けられました。

と、二人の女優に褒められながらも、
原田さん:今、元妻と恋人の間に座っているんですが、今も僕の中にかすかに利一が残っているようで、複雑な気持ちになります。改めて石田純一さんってすごいな!と、思います。

との発言に会場は大爆笑!明日の情報番組はこの部分が流れるなと誰もが思ったであろうスマッシュヒット!

また息子を演じて
七瀬さん:怜司の気持ちに共感できて、自然体で演じることができたと思います。母の山本さんとは撮影後も一緒にご飯を食べたり、原田さんとも仲良くさせていただいて、家族の雰囲気は自然に表現できているのではないかと自負しています。

と、自信をのぞかせました。

最後に、楽曲を

川井さん:曲作りへの一番強いインスピレーションを受けたのは夜行バスです。そして、それを運転する原田さんの表情です。バスを運転する原田さんがとてもかっこよく見える曲に仕上がったと思います。そして、自分にとっては最初で最後になると思いますが、劇中に登場するアイドルが歌う曲も書きました。

とエピソードを披露してくれました。

映画情報どっとこむ ralph ワールドプレミア舞台挨拶

記者会見後、場所を変え、観客の前での舞台挨拶。15分という短い時間のなかで、登壇者たちが撮影地となった新潟でのエピソードを披露。

原田さん:一言でいうと寒かったけれど、新潟の人たちが温かくて、食べ物もおいしくてパワーのある土地だなとおもいました。

山本さん:おいしいご飯に恵まれて幸せだった。

小西さん:撮影の合間にのっぺ汁や、いろんな種類の笹団子があったりして楽しかったです。白鳥が登場するシーンは、自然の雄大さを痛感した場所でした。天候も変わりやすかったです。でも雪が途中でやんじゃったのは、私のせいですよね?

と天候の話を持ち出すと、

原田さん:小西さんは本当に晴れ女なんです。雪が降らなければいけないシーンでも小西さんがいると雪がぴたっとやんでしまったり・・・。そうすると監督が「小西さんを隠せ!」って、車に監禁されてましたよね(笑)

竹下監督:軟禁です!

と現場での思いがけないエピソードを披露してくれました。晴れがほしいプロデューサーさんは小西さんをkyスティングすべし!

そして最後に

原田さん:真心を込めて作った作品です。ご覧になっていただいて何かを感じ取っていただけたら嬉しいです。本日はご来場いただき本当にありがとうございます。

とイベントを締めくくった。

ミッドナイト・バス』は2018年1月20日(土)より新潟先行ロードショー、1月27日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショーです。

物語・・・
バツイチ中年男の高宮利一(原田泰造)は、新潟~東京間を走る長距離深夜バスの運転手。

東京で定食屋を営む恋人・志穂(小西真奈美)との再婚を考えていた矢先、息子の怜司(七瀬公)が東京での仕事を辞め、帰ってくる。娘の彩菜(葵わかな)は友人とマンガやグッズのウェブショップを立ち上げ、実現しそうな夢と結婚の間で揺れていた。

そしてある夜、利一が運転する新潟行きのバスに、十六年前に別れた妻・美雪(山本未來)が乗り合わせる。十六年の長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の心を近づける。母の出現に反発する彩菜、動揺する怜司。突然の思いがけない再会をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す。

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出演:原田泰造 山本未來 小西真奈美 葵わかな 七瀬公 長塚京三  
監督:竹下昌男/原作:伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)
製作:竹下昌男 渡辺美奈子 小田敏三 星野純朗/プロデューサー:本間英行 遠藤日登思
脚本:加藤正人/音楽:川井郁子/撮影:丸池納(J.S.C.)/照明:山川英明/録音:白取貢/美術:飯塚優子/
編集:奥原好幸/助監督:佐野友秀/制作担当:間口彰/ラインプロデューサー:姫田伸也
制作プロダクション:ストラーダフィルムズ/制作協力:アミューズ/企画協力:文藝春秋
製作:ストラーダフィルムズ 新潟日報社/配給:アークエンタテインメント
2017/日本/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/157分
(C)2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社


山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017 東京・記者会見


映画情報どっとこむ ralph アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭として 1989 年から隔年で開催されてきました、山形国際ドキュメンタリー映画祭は今年で記念すべき 15 回目を迎え 10 月 5 日[木]~12 日[木] までの 8 日間開催されます。

映画祭の全容発表となる記者会見が行われました。

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017 東京・記者会見
日時:9 月 5 日(火)
登壇:インターナショナル・コンペティション部門より 原一男監督、我妻和樹監督
同部門審査員を代表して七里圭、アジア千波万波の審査員を代表して塩崎登史子
映画情報どっとこむ ralph 山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017 年では連携イベント含め約 120 作品が上映されます。 この度、オープニング作品は『銀輪』『西陣』『つぶれかかった右眼のために』、クロージング作 品は『表現に力ありや「水俣」プロデューサー、語る』に決りました。

121の国と地域から応募された1,146本より厳選した15作品が上映されるインターナショナ ル・コンペティション部門では、『ニッポン国 VS 泉南石綿村』原一男監督と『願いと揺らぎ』 我妻和樹監督入選。日本人監督が揃って入選するのは、97年開催以来20年ぶりの快挙となりま した。また、アジアのドキュメンタリー作家を応援し、発表の場を生み出すことを目的とした、 アジアの作家の成長を誰よりも強く望んだ小川紳介監督の意志を受け継ぐ意味を込めて「小川紳 介賞」が設けられているアジア千波万波では、河瀬直美監督やアピチャッポン・ウィーラセタク ン監督ほか、同部門での上映をきっかけに、国際映画祭の舞台へと巣立っていく作家が後を絶ち ません。今年のアジア千波万波部門は63の国と地域から645本の応募があり、上映作品21作品 のうち日本の作品が3作品選ばれています。

映画情報どっとこむ ralph 今年の目玉となるのがアフリカ特集!!
関連イベントして、アフリカ音楽を味わいつくす「アフリカナイト」も行われます。

また、『山の焚火』などで日本でも良く知られている、スイスを代表する映画作家のフレディ・M・ムーラー特集も注目です。
『最後通告』(1998)や『僕のピ アノコンツェルト』(2006)といった劇映画は日本でも公開されてきましたが、初期の実験映画 や、芸術家を対象とするドキュメンタリー作品がまとまって上映されるのは、1986 年にアテネ フランセ文化センターが特集上映を組んで以来、三十年ぶりとなります。

ムーラーは、山形で集団的映画製作を続けた、日本のドキュメンタリー映画作家・小川紳介とも親交があり、山形県牧 野村を来日時に訪問しています。ムーラーには、「山三部作」と呼ばれる作品(『われら山人たち』 『山の焚火』『緑の山』)がありますが、山や辺境に暮らす人々に焦点を当てた二人の映画作家の 共通点や相違を見出すこともまた、YIDFF ならではの目的の一つと考えています。アラブに関 する映画の特集として 3 回目となる『政治と映画:パレスティナ・レバノン 70s-80s』では、 60 年代末にはじまる世界的革命運動/闘争の中で、世界の映画人が、イギリス統治下の 1930 年代にまで遡る「パレスティナ革命」に共鳴して作った「ミリタント映画」などを特集します

映画情報どっとこむ ralph そして、本映画祭ならではの企画『やまがたと映画』では、「世界一の映画館」と言われながら も歴史的な大火の火元となった酒田市の伝説的映画館グリーン・ハウスをめぐる上映と展示、ま た、脚本家伊藤和典の実家である上山トキワ館にて撮影された押井守監督の実写作品の上映という、今はなき山形の二つの映画館についての企画を通して、我々と映画と地域を繋ぐ場所、映画 館のマジックを浮かびあがらせます。

日本のいまを独自の視点で捉えたドキュメンタリーを紹介する日本プログラム、その他、特別招 待作品として、本映画祭とも縁があり、作家として、批評家、研究者としても大きな功績を遺し た松本俊夫監督を追悼し『薔薇の葬列』、三面マルチ上映『つぶれかかった右眼のために』ほか ドキュメンタリー、実験映画の短中編を上映します。また、土本典昭監督の水俣シリーズなど数 多くの記録映画のプロデューサー、故高木隆太郎氏の仕事に迫った『表現に力ありや「水俣」プ ロデューサー、語る』をクロージング上映。沖縄の現在にカメラを向け続け、最前線の現実を可 視化する三上智恵監督の『標的の島 風かたか』。

小川紳介と親交を結び、特集で取り上げるフ レディ・ムーラーの代表作『山の焚火』。サンティアゴ国際ドキュメンタリー映画祭との友好企 画として『盗まれたロダン』を特別上映します。

映画情報どっとこむ ralph 最後にスペシャルゲストとして登壇したインターナショナル・コンペティション部門『ニッポン 国 VS 泉南石綿村』原一男監督は
原一男監督:私はこれまで、尖った人たちを主人公に映画を撮ってきま した。しかし今回の映画の主人公は、まったく尖っていない普通の人たちです。普通の人たちを 撮るのがこんなにも難しいのかと、七転八倒しながら制作しました。

とコメント。同部門『願い と揺らぎ』我妻和樹監督は
我妻和樹監督:コンペ出品のお知らせをいただいてびっくりしました。多くの人 に観ていただきたい内容になっています。

とコメントしました。

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