2015年1月17日(土)より公開の『劇場版 神戸在住』の完成披露試写会が、オールロケーションを行った街、シネ・リーブル神戸で行われ、主演の藤本泉さん、竹下景子さん、白羽弥仁監督が舞台挨拶に登壇しました。

『劇場版 神戸在住』の完成披露試写会
日 所:11月25日(火) 
場 所:シネ・リーブル神戸 
登 壇:藤本泉、竹下景子、白羽弥仁監督

1125シネ・リーブル神戸完成披露試写会写真「劇場版神戸在」

藤本泉 〔主人公・辰木桂役〕:
埼玉県出身の藤本さんは、本作の撮影中ずっと神戸に滞在。
神戸の印象を聞かれ
「本当にきれいな街というのが第一印象。中華街や異人館があって、海があり山があり…素敵な物が凝縮された美しい街ですね」と絶賛。

阪神・淡路大震災の時にはまだ3歳であった藤本さんは
「私は桂の等身大のような気持ちでした。初めて神戸に引っ越してきた桂は、神戸の街で生きていく中で、震災の傷跡を目にしていく。私自身も撮影をしていく中で、少しずつそういう傷跡に触れていって初めて、このきれいな建物が立ち並ぶ神戸の街は、震災という悲しい過去によって造られたのか…と、過去の震災というものがあっての今なのだ、ととても考えさせられました。今まではキレイな街という印象しかありませんでしたが、この作品に出演したことによって神戸の見方、感じ方が変わりました。

この映画は、私のような震災を知らない若い世代の女の子の目線で描かれているので、若い世代の皆さんにも是非観ていただきたいです。」

竹下景子 〔武内真弓役〕:
「1996年からスタートした震災復興支援の「詩の朗読とメモリアルコンサート」に1999年から14年間参加し続けていますが、実は震災前の神戸はほとんど知りませんでした。ですので、心のどこかで震災前を知らない私がここにいていいのか?という思いがあって、その小さな棘を抱えたまま通い続けた神戸でした。でも、今回この映画で、今の神戸の “街” が魔法で “人” に生まれ変わったような素敵な役をいただき、神戸の街と神戸に住む皆さんに少しでも気持ちが近づけたのではないかと感謝しています。

私自身(震災から)20年と言われてもピンと来なかったのですが、こんな可愛い藤本さんが震災を知らない世代と知り、あぁ、こんなに時間が経ったんだなと、まず私自身が驚きました。一方で、桂という女子大生を通して、ドラマやフィクションを超えてとても自然に“今の神戸”が私たちに入ってくる。今の神戸の風景を通して、震災以前をご存知の方はその以前のことへ思いを馳せ、藤本さんのように震災を実際に体験していない若い方達には、この町がどういうことを経験し、ここで生きてきた方々がどういう思いでいらっしゃるかということに、思いを馳せるきっかけになればいいなと思います。ありのままの自分を振り返られる、何気ないけれど大事なものが詰まっている映画です。」

白羽弥仁(シラハミツヒト)監督:
「関係者ではなく一般の方に観ていただくのは今日が初めてなので、若干緊張しております。

神戸に住んでいるので毎日がロケハンみたいなものでして、この映画を撮るにあたっては、自分が熟知している場所なので、あとはもういい役者さんに存分に思い通りにやっていただければ、良い映画ができると確信しておりました。いいものができたと自負しております。明るい未来を予測できるような、明るいラストシーンになっているので、是非お楽しみください。」

「劇場版 神戸在住」は、2015年1月17日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸他で全国順次公開!

なお、テレビ版も同日の20:00より、サンテレビジョンでオンエアされます。

劇場公開と地上波が同日に展開されるのは、日本のメディア史上初の試みです!

阪神・淡路大震災から20年・・・
震災を知らない女子大生たちが織りなす神戸へのオマージュ。
劇場版 神戸在住

は、2015年1月17日(土)よりヒューマントラスト渋谷他全国順次ロードショー

公式サイト:http:// www.is-field.com/kobe-zaiju/

物語は
『劇場版-神戸在住』父親の転勤を機に東京から神戸へやって来た19歳の辰木桂。彼女は大学の美術科へ入学し、明るい未来への扉を開けるように大学生活をスタートさせて間もなくの頃、東遊園地で中年の主婦に声を掛けられる。「震災前は、あそこに私らの家がありましてん。一家5人で住んどったんよ。」そんな主婦の言葉に桂は神戸に来て初めて阪神・淡路大震災の惨禍に見舞われた街にいるのだということに気づく。

『劇場版-神戸在住』サブ②同じクラスの友人、洋子、タカ美、和歌子と桂は三宮、南京町、旧居留地、メリケンパークと神戸の街々をめぐりショッピングに、時にはスイーツに舌鼓を打ち、表面上は充実したキャンパスライフを過ごしているかのようであったが、それぞれが関西出身の洋子たちの時には気さくで時には無神経な、いわゆる“関西のり”にいまいちついて行けず、ナイーブな性格の桂にはどこか違和感があり、素直に心を開くことが出来ないでいた。

『劇場版-神戸在住』サブ①そんなある日、桂は元町でギャラリーを営むイラストレーターの日和洋次と出会う。車椅子生活ながら精力的に続けた創作活動が認められ、ジャパンウエストアートアワードを受賞し、絵の売上金を各地の震災復興への寄付金とするなど社会貢献でも注目を集めていた。

そんな日和の姿や作品に励まされるようにして、桂のなかで徐々に何かが変わっていく。そしていつしか彼自身への想いが募るようになるが、下半身の不自由に加え、何か重い病気を患っていることに桂は気づき始める…。

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劇場版神戸在住_ポスター
監督:白羽弥仁  
脚本:安田真奈  
原作:木村紺「神戸在住」(講談社刊)
出演:藤本泉/菅原永二/浦浜アリサ/松永渚/柳田小百合/松尾貴史/田中美里(友情出演)/仁科貴/愛華みれ/竹下景子

2014年/日本/カラー/ステレオ/ビスタ/97分/G  
配給:アイエス・フィールド  
© 2014木村紺・講談社/サンテレビジョン
  

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