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漫画家・羽賀翔一が山﨑光、そして草彅剛の演技を絶賛! 『まく子』トークイベント


映画情報どっとこむ ralph 羽賀 「映画『まく子』は自分が目指したいものと似ている――」 主演 山﨑光、そして草彅剛の演技を絶賛!

西加奈子先生が第152回直木賞(「サラバ!」)受賞後、一作目として書き下ろした小説「まく子」は、児童小説としては異例の累計55,000部の売り上げを記録し、文庫版が先日刊行されました。そして、幅広い世代から愛される原作の世界観を見事に感動作として昇華させた映画『まく子』が、いよいよ来月3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開となります。

この度、映画『まく子』の公開を記念して、210万部を突破した大ベストセラー「漫画 君たちはどう生きるか」の作者・羽賀翔一さんをお招きし、鶴岡慧子監督とのトークイベントが行われ!

時代を超えて読み継がれてきた児童文学者・吉野源三郎の名著を漫画化した羽賀翔一先生と、直木賞作家・西加奈子先生による初の児童小説を映像化した鶴岡慧子監督。ともに思春期の子どもたちの迷いと成長を描き、幅広い世代の共感を呼んでいる作品を手掛けたお二人に、原作へのアプローチ方法や、表現者としてのこだわり等たっぷりと語りました。

日時:2月23日(土)
会場:池袋コミュニティカレッジ
登壇:羽賀翔一(漫画家)、鶴岡慧子監督

映画情報どっとこむ ralph いち早く映画『まく子』を鑑賞した羽賀先生は、

羽賀先生:ハッとするものと、ホッとするものが同居していて、自分たちが子供の頃に感じていた気持ちや風景が混ざっていて、リアリティを失わないギリギリのところで作られている点にとても共感しました。自分が目指したいものと似ているとも思いましたね。

と魅力を語り、更に

羽賀先生:山﨑光くんが演じた主人公・サトシは、素朴さもありながら、内面に怒りを秘めていますよね。ふつふつと怒っている。その矛先がうまく定まらない感じがすごくリアルでしたね。いわゆる子供ではなく、子供と大人の両面を行き来きし、境界線をまたぐ、両方が混ざり合う感じが、この作品にぴったりでした。また、草彅剛さんが演じていたお父さんもまるっきりダメな親父ではなく、良いお父さんと混じりあっている。人間って良い面と悪い面とを行き来しながら生きていると思うのですが、そのバランスが絶妙でしたね。

と主演の山﨑光、そして草彅剛の演技を絶賛しました。

そして鶴岡、羽賀へ原作からキャラクターを作り上げ、伝えていく作業について聞くと、


鶴岡さん:原作があるとゼロからのスタートではないですが、映像で具体化していくことをしなければいけないので、キャラクターは綿密に作らなければいけないと思いました。西加奈子さんの原作の突飛さが好きで、物語的にもその面白さは大事にしました。原作でのサトシはうだつが上がらず、クラスでもあまり目立たず、常に一歩引いたところから見ている傍観者で、自ら物語を動かしていくタイプではないので、主人公にしづらい点では苦労しましたが、そういったサトシの立ち位置は守りつつ、サトシが抱える大人になりたくないといった思春期の混乱や、初恋をまだ恋とは捉えきれていない感情など、サトシを演じる山﨑くんと一緒に話し合いながら作り上げていきました。

と話し、羽賀先生は自身の漫画に出てくるキャラクターについて

羽賀先生:僕の場合は想像ではなく、自身の経験や身の回りにいる人をうまくミックスさせながら作っていることが多いです。「漫画 君たちはどう生きるか」も原作から変えたキャラクターやシーンがいくつかあり、それは自分の経験を演出として使っているところがあります。例えば、(主人公コペル君の同級生)浦川君のキャラクターで“家が貧しい”という設定を、小説では1ページで説明しているのですが、漫画では1コマ2コマの一瞬で読者に理解してもらわなければならず、どういう表現をしたら浦川君のバックボーンが伝わるか、と考えた時に、僕自身が学生の時、ノートに字をキチキチに書いている同級生がいて、その理由を何冊もノートを買えないから、と言われ、その時に、とてもはっとしたんです。その経験を漫画の中で使ったら読者の方も同じような気持ちになってくれると思いました。全く自分が見ても感じてもないことを描こうとすると、薄っぺらいものになり情報の密度が弱くなってしまいます。僕は、1ページの中で表現できる情報量を増やしていくことが人を描く時には大事な作業だと思っています。削ぎ落とすことが、情報量を増やすことだと思っていて、10考えていることをそのまま10描くのではなく、10考えていることをどうやったら1とか2で伝えられるかと思いながらやっています。

と漫画ならではの“伝え方”について話しました。

映画情報どっとこむ ralph またお互い創作する上で大事にしている事について、

羽賀先生:僕はとても画が上手いわけではないので、読みやすさや少ない言葉で、小石なんだけど池に投げた時に波紋が広がるような作品が生命線だと思っています。画が挿絵にならないよう、画と言葉が互いに連動し合っていることを意識して描いていますね。」と話し、そして「実は現在も「宇宙兄弟」の小山宙哉先生のアシスタントをしていて、以前テーマを決めてそれにそれぞれなりきり、自撮りで撮影した写真を見せ合い、誰が一番似ているかを競う[なりきり写真大会]をやっていました(笑)。小山先生からは、「これも漫画の勉強なんだよ」と(笑)。それは、漫画はキャラクターが出てきた瞬間に、読者がその属性を分からないといけない為、その見せ方を写真で撮れるようになるということは、画でも描けるようになるということなんです。そして、小山先生は圧倒的に上手かったです。漫画家もある種役者で、自分で芝居しながら描いているんだなと思いましたね。

と小山先生独自のキャラクターを画で見せる学び方について披露すると、

鶴岡監督:“なりきり”の話は、映画でも同じで、役者がスクリーンに出てきた瞬間にそのキャラクターが分からないといけないんですよね。セリフで説明せず画面だけで予感させるところが映画ですよね。悪役も悪いだけじゃなくこの後に何かあるのかな、と役者の佇まいや撮り方で伝わるんです。良い映画は一発で伝えることが究極だし基本だと思っています。

と映画での見せ方の重要性についてもお話しました。

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そして、漫画、映画とそれぞれの表現方法について、

羽賀先生:僕は、原作の力が凄くあったので、「漫画 君たちはどう生きるか」は翻訳仕事という感覚があり、漫画も一つの言語として捉えられたらいいなと思っています。文章だけだったものに漫画という言語を足すことによって、より伝わりやすく、短い時間でたくさんの情報を伝える手段になります。漫画が娯楽という事だけではなく、英語だったものを日本語にするように、文章だったものを漫画で表現したりして、もっと漫画の可能性を広げてもいいんじゃないかと感じています。

と話しました。
それに対し、幅広い世代から愛されている西加奈子先生原作を映画化することについて、

鶴岡さん:西加奈子さんの作品がもっている物の見方、考え方に私自身がとても勇気づけられているので、その力はそのまま映画『まく子』に落とし込まないと、という使命感がありました。西さんの作品は、すべてのキャラクターが同じ地平に立っていて、個人が個で存在しているからこそフェアで、どの作品でも貫かれている魅力でもあるので、映画も必ずそこは伝えたいと思っていました。

と話しました。

同世代でもある鶴岡と羽賀は、映画と漫画でジャンルは違うが共通する部分も多く、終始和やかな雰囲気でトークが進行し、最後は一般からの質疑応答も実施し本イベントは終了しました。

映画情報どっとこむ ralph

映画『まく子』

公式HP:
http://makuko-movie.jp/

初主演 山﨑 光 × 美少女 新音 × 新境地で魅せる 草彅 剛 × 須藤理彩

『真夏の方程式』(2013)で福山雅治演じる湯川と心を通わせる少年役だった山﨑光が主人公・サトシを演じ、思春期の揺らぎを見事に表現。圧倒的な美しさを放つ新星・新音(にのん)が、謎の転入生・コズエを演じます。そして、旅館を切り盛りするサトシの母・明美役に、ドラマ「半分、青い。」に出演し話題の女優・須藤理彩。女好きでダメな父親だけれど、息子の成長を陰ながら見つめ背中を押す父・光一役を草彅剛が演じ、色気を漂わせ新境地をみせます。

監督を務めたのは、初長編映画『くじらのまち』がPFFアワード2012にてグランプリ&ジェムストーン賞をW受賞し、第63回ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で上映され国内外問わず高く評価された鶴岡慧子。高橋優が書き下ろした主題歌「若気の至り」が、エンディング曲として感動の余韻に寄り添います。

過去記事:
当選確率50倍!山﨑光、新音、草彅剛、須藤理彩登壇!『まく子』完成披露上映会
http://eigajoho.com/142373

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出演:山﨑 光 新音 須藤理彩/草彅 剛

原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)
監督・脚本:鶴岡慧子

主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)

©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
   




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池田エライザx 羽賀翔一 対談イベント!『ルームロンダリング』


映画情報どっとこむ ralph この度、池田エライザ主演『ルームロンダリング』が7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショーとなります。

この度7月3日(火)、ヴィレッジヴァンガード渋谷本店にて、主演の池田エライザと「君たちはどう生きるか」の作画を担当した漫画家・羽賀翔一のトークイベントが行われました。


日程:7月3日(火)
場所:ヴィレッジヴァンガード渋谷本店
登壇:池田エライザ、羽賀翔一

映画情報どっとこむ ralph 今回『ルームロンダリング』でこじらせ女子を演じた池田エライザさんと対談をしたのは「君たちはどう生きるか」の作画を担当された漫画家・羽賀翔一さん。

80年前に書かれた児童書を漫画化し、累計210万部を超える異例の大ヒットを記録している「君たちはどう生きるか」だが、池田さんがこの小説を初めて読んだのは中学生の頃。

池田さんが対談をしたい相手として羽賀さんを指名し、本作の宣伝稼働にて既に対談経験のある二人は、和やかな空気の中トークイベントを開始。

まず、映画『ルームロンダリング』の感想を聞かれ

羽賀さん:全編通して心地よく観れました。大胆なCGや派手な描写は無いけれども、丁寧に丁寧に作られた映画で、観終わった後、清々しい気持ちになりました!

と大絶賛。

『ルームロンダリング』と「君たちはどう生きるか」は、叔父と甥・姪の関係性において共通点があり、『ルームロンダリング』では、池田さん演じる主人公・御子に心の拠り所を与える、オダギリジョーさん演じる叔父が、「君たちはどう生きるか」では、主人公・コペル君に人生の学びを与えてくれる存在として叔父が登場する。

羽賀さん:『君たちはどう生きるか』では、叔父さんが主人公に生きる上でのヒントや背中を押すようなアドバイスを与えてくれるのですが、そういった点でも近いものがあると思いました。両作品とも、叔父さんの姪・甥への優しさがジワジワと伝わってくる感じが似ていますね。

と話す。それに対して、

池田さん:『ルームロンダリング』に出てくる叔父さんは、主人公にヒントを与えられるような人ではないけれど、主人公のことを見守り、心の休まるホームでいてくれる人。どこかコペル君と叔父さんの関係性に似ていると思います。

と同調した。

映画情報どっとこむ ralph 『ルームロンダリング』はどう生きていくのか迷った時に観ると、ヒントがもらえるような映画ではないか、といった話題になると、

羽賀さん:『君たちはどう生きるか』のサイン会をするときに「もう既に自分は一冊持っているんですけど息子にあげたい」とか「両親にプレゼントしたくてもう一冊買いに来ました」などと言って下さる方が多いんです。『ルームロンダリング』も、自分は一回観たけれど、誰かと一緒にもう一度観たくなる映画だと思いました。

と話すと、

池田さん:自分の中で本当に大切なことを思い出させてくれる作品です。自分の事を改めて考えさせてくれる映画なので、ぜひ何度でも見て欲しいです。

と改めて作品の魅力をアピール。

羽賀さんの印象的なシーンは、御子が空に飛んでいた飛行機を掴んで手元に持ってきて、それをもう一度空に返す場面。

羽賀さん:御子のキャラが立っているシーンです。彼女の不思議な力だったり、想像力豊かなところが3秒で分かるので好きです。漫画もなるべく少ないコマ・ページでキャラクターが伝わるように描けると、10ページや20ページの中でより多くの情報を込められるので。

と話し、漫画を描く際に心掛けていることを打ち明けた。

池田さんは今作での演技について聞かれ

池田さん:御子ちゃんは、小さい壺の中にたくさんの感情を詰め込んでしまっているような女の子。感情の起伏が分かりづらいので、微妙な感情の変化を表現することを心掛けました。

と撮影を振り返った。それを聞いた

羽賀さん:漫画では微妙な感情の変化は眉毛で表すんですよ。でも、池田さんは劇中、前髪で眉毛を隠していたので、演じるのが大変だったんだろうなと思っていました。

と返すと、

池田さん:私は眉毛が良く動くタイプの人種なんです(笑) だからこそ、前髪の有無を使い分けているところはありますね。開放的でコミュニケーションが上手い役では前髪を上げるし、逆にあまり人と接する事が得意ではないキャラクターを演じる際は前髪を重くします。

と、役づくりでのこだわりを明かしました。

映画情報どっとこむ ralph ルームロンダリング

roomlaundering.com


5歳で父親と死別し、その翌年には母親が失踪してしまった八雲御子(池田エライザ)。その後は祖母に引き取られたが、18歳になると祖母も亡くなり天涯孤独に。度重なる不幸で自分の殻に閉じこもってしまった御子のところへ、母親の弟である雷土悟郎(オダギリジョー)が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることに。しかし、そのアルバイトとは、ワケあり物件に自分が住むことによって“物件を浄化する”というルームロンダリングだった。ルームロンダリングを始めて以来、幽霊が見えるようになった御子。幽霊と奇妙な共同生活を送る中、御子は彼らのお悩み解決に奔走させられ・・・!?

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出演:池田エライザ、渋川清彦、伊藤健太郎、光宗薫/オダギリジョー

監督:片桐健滋
脚本:片桐健滋・梅本竜矢   
2018年/109分/日本/カラー/DCP/シネマスコープサイズ/5.1ch

製作幹事:カルチュア・エンタテインメント 
配給:ファントム・フィルム 
©2018「ルームロンダリング」製作委員会
   




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