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織田梨沙 吉岡里帆 登壇 『STAR SAND ─星砂物語─』DVD発売記念イベント


映画情報どっとこむ ralph ロジャー・パルバース監督初監督の日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』のDVDのセル・レンタルと配信が6月2日に開始となりました!

それを記念して、6月8日(金)に、1945年の沖縄のヒロインを演じた織田梨沙さんと、現代の東京の女子大生を演じた吉岡里帆さん。そして、ロジャー・パルバース監督がトークイベントを行いました。会場は、吉岡里帆さん演じる志保のシーンで撮影を行ったベリーベリースープ原宿神宮前店。


日付:6月8日(金)
会場:ベリーベリースープ 原宿神宮前店 
登壇:織田梨沙 吉岡里帆 ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 冒頭の挨拶で

織田さん:(トークイベントに)あんまり慣れていなくて。
とう照れまくりの織田さんを、

吉岡さん:梨沙は本当に照れ屋なんです。私は今日彼女をサポートするために来たと言っても過言ではないです!
と会場を沸かせながら織田さんをフォロー。

パルバース監督:ニホンゴデイイデスカ!?(笑)

と、実は流ちょうな日本語が話せる監督は笑いを取り、続けて

パルバース監督:2年前の6月にここベリーベリースープで撮影して・・・懐かしいですね。若いですが凄い女優と仕事が出来て果報者です。何度も言っていますが、織田さんは日本のエリザベス・テーラー。吉岡さんは日本のオードリー・ヘップバーンだと思っています。
との言葉からスタート。

映画情報どっとこむ ralph 1945年の沖縄で、戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた少女・洋海(ひろみ)役で、本作で初主演の織田さん。8月に公開時の周りの反響を
織田さん:友達や家族からすごいねとか言ってもらいました。それから先日、オーストラリアのシドニーの親せきが考えさせられた映画で凄い良かったと言っていました。

という感想をもらったとのこと。

2016年の東京で、戦時中の洋海(ひろみ)の日記を読む女子大生・志保役の吉岡さんは、イベント会場のベリーベリースープで撮影をしていて
吉岡さん:志保が、卒論を書くために洋海が書いた過去の日記を読んでいる時に自分が向かったからこそ出た答えを見つける大事なシーンを撮りました。将来の何の希望もなかった卒業間近の大学生が、初めて自分から発見して、人の人生に興味を持ち出すという、好きなシーンでした。

と話し、若手組ではただ一人現代パートだった吉岡さんは
吉岡さん:私だけ現代のパートを撮っていたので、昨年の初日舞台挨拶で、梨沙とも、満島(真之介)さんとも、三浦(貴大)さんともやっと対面できて、すべてのパートが揃った感じがしました。銃撃戦があったりする映画ではなく、それ以上にもっと小さな星砂のような希望を描いている映画で、私はノートでしか見ていない洋海の人生がとても繊細に描かれていて、特に私の家族は感動して、『とてもいい映画に巡り会えたね』と言ってもらえました洋海も満島さんの役も、孤島に生きるために逃げてきた人たちなので、『逃げ出すことは悪ではない』というのは素敵なテーマだなと思って本編を見ました。

としました。

先日のシドニープレミアに参加した監督は、
パルバース監督:日本人は沖縄の戦争だとか天皇制だとか映画の背景を知っているけれど、オーストラリア人は知らないから心配していた。けれど、『STAR SAND』は戦争映画というよりも、非暴力、愛についての映画だから外国でも理解してもらえて嬉しかったです。

と話しました。

映画情報どっとこむ ralph じっくり見てほしい、好きなシーンを教えてくださいと聞かれ、

織田さんも吉岡さんもなんと同じ場面。

しかも二人とも自分が出ていない日本兵(満島真之介)とアメリカ兵(ブランドン・マクレランド)のひげ剃りシーンを挙げました。

織田さん:言葉がわからない2人が、初めて心を通じて楽しくやっているシーン。洋海が初めて笑顔を見せるシーンでもあるので、見てください。
と話し、同じシーンを挙げた

吉岡さん:日本兵とアメリカ兵が分け隔てなく、ただ、髭があるの嫌だなと思って髭を剃っているシーンが、国とか戦争とかが関係なくなっている段階でのシーンなので、生活感があっていいんです!
と力説。控えめな二人に監督は二人のシーンを紹介!

パルバース監督:梨沙ちゃんはキスシーン。16歳の少女のファーストキスの無邪気さ、美しさ、本当の愛の純粋さがあった。ブランドンもよかったけれど、梨沙のイニシアチブでやったキスで、美しかった。里帆ちゃんは緑魔子さんから星砂をもらうシーン。横から2人の手を撮りました。2本の傘がハートに見えるように撮ったんです。


とオススメしました。


本作をどういう存在か聞かれ、

織田さん:初めて主演した映画ですし、英語のセリフも初めてで、大きな影響があった映画でした。自分で言うのも恥ずかしいけれど、演技で成長できました。

と話し、
吉岡さん:この、戦争を題材にしたラブストーリーの監督が、初めて映画を監督した、オーストラリアのロジャーさんだったことが私にとって、とても大事なことです。自分以上に日本のことを知って愛している監督で、完成した本編を見て、こういう風に物を見ることができたら素敵だなと思いました。

と話しました。

映画情報どっとこむ ralph
最後に・・・・

織田さん:戦時中のお話でもありますが、それよりも、『人と人』、『戦わない勇気』といういいメッセージがあるので、もっといろんな人に見えてもらえたらなと思います。劇場でご覧になられた方も、なられていない方もぜひDVDで見ていただけたらなと思います。

吉岡さん:ぜひDVDを手にとっていただきたいですし、夏がやってくると、戦争のことを考えるべきだと思うので、戦争を知らない若い方たちにもぜひ見ていただきたいですし、戦争の一片を知っている方たちにも、『逃げることは悪ではない』というとても優しい、温かいメッセージが込められているので、DVDを通してそのメッセージが伝わればと思います。ぜひ見てみてください。

パルバース監督:舞台は日本ですが、どこででもこの物語は成り立ちます。僕ら皆は国籍を問わず繋がっているんです。私は50年宮沢賢治の研究をしているから、その影響があるといいですけれど、劇中のボブ曰く、僕らは皆天の川で繋がっているんです。最近そういう発想が脇役になってしまっている。ぜひそういう憧れを持ってこの作品を見ていただければ、私は満足です。

と話しました。

映画情報どっとこむ ralph 50年前に、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去ったパルバース監督が、「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたい」と、通常“卑怯者”とみなされる脱走兵をヒーローとして描いた、様々な世代の様々な思いが詰まった


『STAR SAND ─星砂物語─』

DVDセル・レンタル同時リリース。
iTunes、Google play、Amazon Prime Video、U-NEXT、Video Market、DMM. COM、ひかりTV、J:COMオンデマンド、dTV

で、配信中です。

あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

公式サイト:www.star-sand.com


過去記事:

8月4日公開『STAR SAND ─星砂物語─』主演 織田梨沙 インタビュー
http://eigajoho.com/78895

8月4日公開『STAR SAND ─星砂物語─』パルバース監督インタビュー
http://eigajoho.com/78299

吉岡里帆、3人にやっと会えた!『STAR SAND ─星砂物語─』初日舞台挨拶
http://eigajoho.com/79199


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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド 三浦貴大/ 吉岡里帆
寺島しのぶ/ 渡辺真起子 石橋蓮司 緑魔子

監督・脚本: ロジャー・パルバース
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
©2017 The STAR SAND Team
  


吉岡里帆、3人にやっと会えた!『STAR SAND ─星砂物語─』初日舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph ちょうど50年前、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去ったパルバース監督が、「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたい」と、通常“卑怯者”とみなされる脱走兵をヒーローとして描いた日豪合作映画『STAR SAND ─星砂物語─』の初日舞台挨拶が行われ、織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆若手主要キャストと監督が登壇しました。

8月4日(金)
会場:ユーロライブ 
登壇:織田梨沙 満島真之介 三浦貴大 吉岡里帆 ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 初日を迎えての感想を聞かれ、6月の慰霊の日に合わせて行われた沖縄での先行上映でも舞台挨拶を行った満島さんは、
満島さん:沖縄で、この映画を通して色々な方々とお話ができた。平成に生まれた僕らにとっては、戦争は歴史的な、遠いものになってしているけれど、ロジャー監督は50歳位歳が違うけれど、人種や肌の色や年代を超越した作品に挑戦できたことを光栄に感じていて、本作が毎年8月に全国で上映される映画になればいいなと思っていますので、皆さんぜひ力をお貸しください。

と挨拶。

それを聞き、
三浦さん:さっき真之介が、『平成に生まれた僕たち』と言っていましたが、僕だけ昭和です。

と言うと、

満島さん:監督は昭和?

と聞き、監督はすかさず「明治です。(本当は昭和)」と、アメリカ生まれの白人なのにジョークで答え、会場を笑わせた。

映画情報どっとこむ ralph MCが「パルバース監督は、国内外で、メル・ギブソンさんや柄本明さんなどが出演された舞台を約40本書いたり演出をされてきて、本作で、72歳で映画監督デビューをされた」と紹介すると、上映を見終わったばかりの観客からは大きな拍手が巻き起こり・・・

監督:ちょうど50年前、ベトナム戦争に徴兵される前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去り、「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたいと、本作を執筆しました。

吉岡さん:監督がずっと温められていた平和に対する思い。こんな思いがあったんだよというメッセージを届けてくれる作品なので、この夏日本で公開されることに意味を感じます。『忘れちゃいけない』ということですよね。この映画が他の戦争映画と明確に違う点は、残虐なシーンや人が亡くなっていく罪の様を描くことで戦争に対しての怒りを表現するのではなくて、普通の人たちが普通に恋をして、普通に生きて、普通に食べて、普通に幸せになることを願ったところをちゃんと描いているところに面白みを感じました。

と熱い想いを話した。

負けずに
満島さん:沖縄戦の映画のオファーは何度かもらっていたんですが、正直言うと、勇気が出なくて一歩踏み出せなかったんです。僕自身が外国人の孫でクォーターなんですけれど、沖縄戦がなかったら、僕は生まれなかったんですよ。僕らより長く日本と関わっていて、日本でこの映画を撮るというロジャー監督と会い、勇気に乗っかりたい、この人となら、一歩踏み出せるかもしれないと思いました。映画は、戦争はどうだというより、人と人が、人種が違えど、肌の色が違えど、宗教観が違えど、触れ合った瞬間に生まれる奇跡的な愛情が描かれている。僕は、僕らの時代が、電子機器に振り回されている中で、肌質を感じることを体感していくのが大事だと思っていて、だから僕は表現という仕事をしているんですけれど、だからこそ世界に、このメッセージを届けたいです。

と熱い思いを語りました。

三浦さん:この作品の前に、全然関係ないところで、真之介と1回ご飯に行ったことがあって、『兄弟役とかできたらいいね』と話をしていて、この映画の話が来た時に『よし』と思っていたら、次の日に初めて行ったバーでまたばったりと会って。

と、満島との縁を告白。  
織田さん:冒頭の星砂を取るシーンで、海に潜ったんですけれど、ライフセイバーの資格を持っている三浦さんが、出番ではないのに、わざわざ泳ぐシーンの撮影に立ち会ってくださいました。

という撮影時のエピソードを明かしました。

すると

吉岡さん:「私がクランクアップした日、三浦さんが、『お疲れ様でした』と星砂を持ってきてくださったんですけれど、実は織田さんと満島さんも待っていてくださっていたということを先ほど知りました。二人とも待っていてくださったんですけれど、仕事の時間が迫って、帰っちゃったんだそうです。

というエピソードを披露。

監督:三浦さんは日本のロバート・ミッチャムです。何も言わなくても貫禄と存在感がある。真ちゃんは、日本のカーク・ダグラス。本当に似ているし、悲劇も喜劇も何でも出来る。織田さんは日本のエリザベス・テイラー。エリザベス・テイラーは、十代からすごい役をやって、美しくて素敵な女優だった。そして、最後に吉岡さん。英語にこういう諺があるんです。”Good things come in small packages.(小さい小包こそ、中にいいものが入っている)”日本のオードリー・ヘプバーンですよ。頭が良くて、何でも出来る。

と4人を絶賛。

映画情報どっとこむ ralph 実は吉岡さんは、一人現代シーンに出演したため、この4人のキャストが揃ったのは初めてということが判明。

吉岡さんが、1945年の戦時中のシーンに出演した3人に

吉岡さん:会えてすごく嬉しかったです。『やっと会えた〜』って感じで。
と言うと、

満島さん:来てくれなかったら、『ごめん、愛してない』と言うところだった。

と吉岡さんが出演中の連ドラ『ごめん、愛してる』に絡めて笑いをとり、

監督:すごくいいパンフレットを作ったので、ぜひお求めください。今日だけ、800円のところ、800円にしますから!
と親父ジョークで締めた、楽しい舞台挨拶となりました。

映画情報どっとこむ ralph 色々な世代の色々な思いが詰まった映画

STAR SAND ─星砂物語─

東京・ユーロライブにて公開中 ほか順次公開!

あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

公式サイト:www.star-sand.com

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド 三浦貴大/ 吉岡里帆
    寺島しのぶ/ 渡辺真起子 石橋蓮司 緑魔子
監督・脚本: ロジャー・パルバース   原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一      


8月4日公開『STAR SAND ─星砂物語─』主演 織田梨沙 インタビュー


映画情報どっとこむ ralph 8月4日(金)より公開の『STAR SAND ─星砂物語─』。

1945年4月の沖縄と2016年の東京。
ふたつの時代と土地を往還しながら描かれる、平和への祈りと未来への希望。

ロジャー・パルバースが、自著を映画化した作品です。

この度、主演で1945年のパートで洋海(ひろみ)を演じている織田梨沙さんに公開直前にインタビューをさせていただく機会をいただきました。

『STAR SAND ─星砂物語─』織田梨沙インタビュー
場所:都内
登壇:織田梨沙

映画情報どっとこむ ralph 本作は「1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵(満島真之介)と米兵(ブランドン・マクレランド)、そして彼らを見つめる少女(織田梨沙)の封印されていた過去を2016年の女子大生(吉岡里帆)が調べていく・・・」という物語。

取材場所に現れた織田さんは、映画の中の彼女よりも柔らかい物腰と口調で話す好印象なお嬢さん。真摯な受け答えで、見つめるひとみはミステリアスでいて芯が強そう。


この作品は織田さんにとって『秘密 THE TOP SECRET』の後の作品。
当時、パルバース監督が、懇意にしている舞台関係者に“英語が流暢に話せる女優はいないか?”と声をかけていたようで、そこで織田さんはどうか?と提案され、監督の方から直接コンタクトがあったそう。

織田さん:最初、監督がオーストラリアへの帰国直前に事務所でお会いしました。て、その後はスカイプで英語のセリフを言ってみたり、コミュニケーションをとったりして話が進んでいきました。

と語り、監督が「彼女でなければ」と確信して行った過程は、グローバルな映画製作の一端が垣間見られるものに。そんな監督がほれ込む織田さんの英語の発音のルーツを探ると

Q:日本外国特派員協会でも見事な英語を使われていましたが、どのように習得?

織田さん:多分、発音を褒めていただけるのは、小さい時から海外のドラマ「フルハウス」とか「ディジー&ディジー」などティーン向けのドラマを英語で見ていたからかもしれません。

と語る彼女。英語は小さい時から触れることが重要なようです。

Q:監督が織田さんのことを“若き日のエリザベス・テーラー”ですよ!と事あるごとに言われていますが、ご自分が目指されている役者さんはいらっしゃいますか?

織田さん:この人と言う目標はありませんが、60年代のファッションや女優さんが好きで、マリリン・モンローとオードリー・ヘプバーンを足した大人な女性に憧れますね。女優さんと言うだけでなくその生き方も含めて。

と仕事面だけでなく、人間としても成長を目指す織田さん。

映画情報どっとこむ ralph ここから撮影時の話に移行。

Q:撮影時の苦労やエピソードなどありますか?と尋ねると

織田さん:戦時中のお話でしたが、現場はみんな仲良く楽しくやってました!(笑)

と、お茶目な回答が返ってきました。続いて、

Q:沖縄の離島でしたか?

織田さん:離島でしたが苦労はなかったですね。私は虫とかも大丈夫ですし、島の自然が大好きでしたから。馬もいて「乗りたいな」って思いました。

実は織田さんの特技は乗馬。
残念ながら乗馬用ではない小さいサイズの馬だったそうで乗れなかったそう。

Q:アメリカ出身の、70歳を超えての新人監督、ロジャー・パルバースさんの演出はいかがでしたか?

織田さん:日本人ではない感覚を持たれている方なので、どう考えるのかが予想できないのが楽しかったです。外国人だからこそ、日本特有のユニークさや良いところに気づいていて、私にとって嬉しい発見が毎日ありました。

と、本当に撮影が楽しかったご様子。

Q:そんな監督が作り上げた、出来上がりを観た時のファーストインプレッションは?

織田さん:自分は沖縄(過去)編だけを考えていたので、過去と現代が合わさった出来上がりを観て、いい作品だと思いました。

と、胸を張る織田さん。

映画情報どっとこむ ralph Q:劇中では満島さん、マクレランドさん、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた満島さんの兄・一を演じる三浦貴大さんの役が三者三様でしたが、織田さんから見る3人の印象は?


織田さん:満島さんは、一度TVのバラエティーで観て面白い人だなと思っていました。現場でも本当にそのままのムードメーカーで(笑)。でも実はカメラが回る直前には自分の世界に入るストイックな方なんです。

と、満島さんの親しみやすさだけでなく、撮影現場での様子も教えてくれました。

現場では、日本語で話すことが多かったそうですが、マクレランドさんがいる場面では英語での会話になったそうで、撮影の合間には

織田さん:ブランドンさんは日本が初めてだそうで、渋谷に行ってみたらとか普通のことを話してましたね。

と、語ります。そして、今回普段の印象と違う役を演じている三浦さんに関し

織田さん:三浦さんは静かで。人の気持ちを考えていて、お兄ちゃん的な存在でした。そして、その弟(満島)がはしゃいでる(笑)感じでした!水中撮影の時に自分は出番がないのに、三浦さんは「ライフセイバーのライセンスを持ってるので」って、立ち会ってくださって、優しすぎです!

と、其々のエピソードを語りました。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・・

Q:どんな方たちに本作を観ていただきたいですか?

織田さん:若い人たち。戦争の時代に生まれてきていないから関係無いと他人事と思わず、観て欲しいですね。

と語りました。今後のご予定や告知!野望などありましたらと聞くと・・・

織田さん:頂いた仕事を大切にこなしていきたいです。

と、謙虚な織田さん。

映画、ドラマ、CMなどの映像クリエーターからのオファーが多く来ているようです。今後の彼女に期待です!

インタビュー後に外での撮影時間もいただけました。

ロジャー・パルバース監督『STAR SAND ─星砂物語─』は8月4日㈮から8月10日(木)東京・ユーロライブ、8月5日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開 ほか順次公開となります!

あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。
隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった。

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。


公式サイト:
www.star-sand.com

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド
三浦貴大 / 吉岡里帆
寺島しのぶ / 渡辺真起子
石橋蓮司 緑魔子
ダンカン・ハミルトン 近谷浩二 沼田康弘

監督・脚本: ロジャー・パルバース
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
エグゼクティブ・プロデューサー:前田紘孝、大川勝プロデューサー:小西順子、吉岡裕美
後援:オーストラリア大使館
製作:Hara Office / Soul Age
配給:The STAR SAND Team
2017年 / 日本=オーストラリア / 日本語・英語 / 110分 / カラー / アメリカンビスタ / 5.1ch
© 2017 The STAR SAND Team
    


8月4日公開『STAR SAND ─星砂物語─』パルバース監督インタビュー


映画情報どっとこむ ralph 1945年4月の沖縄と2016年の東京。

ふたつの時代と土地を往還しながら描かれる、平和への祈りと未来への希望。

日本とオーストラリアの各地において舞台を演出してきたロジャー・パルバースが、自身の思いを込めた著書を映画化した『STAR SAND ─星砂物語─』。今回、パルバース監督がオーストラリア ・シドニーに帰られる直前にインタビューをさせていただく機会をいただきました。

場所:都内某事務所
登壇:ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 「1945年の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵(満島真之介)と米兵(ブランドン・マクレランド)、そして彼らを見つめる少女(織田梨沙)の封印されていた過去を2016年の女子大生(吉岡里帆)が調べていく」という物語。

沖縄国際映画祭でワールドプレミアを行った本作。現地で舞台挨拶をした監督は

監督:私が沖縄の土を踏んでから丁度40年。沖縄大好きなんです。文化・気候・・・本土とは違いますよね。人も大和(本土)と違いますよね。大らかです。私は京都も長かったのですが、京都とは正反対です。排他的じゃないですからね。(この話が後で話されるキャスティングとつながります。)

Q:沖縄国際映画祭で舞台挨拶に立たれた前日の4月21日は、今回撮影が行われた沖縄の伊江島が72年前に占領されてしまった日。そんな占領された伊江島を撮影場所に選んだのは、何か理由があったのか?

監督:小説の舞台は、私が初めて星砂を見た鳩間島ですが、そこでの撮影は困難でした。伊江島を選んだ理由ですが、撮影ができる洞窟があったからです。それからロジスティックス(人、機材の輸送)の観点もありました。実際、戦時中人々が逃げ込んだ洞窟で撮ってよいのかなと思いながらも、現地に行くと皆さん歓迎してくれて、ホッとしました。

Q:先日の記者会見時に、満島さんが洞窟での撮影はスピリチュアルな感じがあったと話されていましたね。

監督:そうですね。そういう場所なんです。伊江島の写真を見せたら「伊江島だ!」って、共感してくれて出演してもらうことになりました。長い説明よりも写真が一番でしたね。

と、満島さんを一本釣り出来たことが嬉しそうな監督。

映画情報どっとこむ ralph Q:自身の著書「星砂物語」を映画化されましたが、執筆時から映画化を想定されていましたか?

監督:そうですね・・・。私のすべての作品は映画的です。(本作も)もちろん執筆時から映画化もしくは芝居にしたいと思っていました。

と語られた監督。小説は日本語版は手紙、英語版は少佐の発表、と違う形で書かれていますので、両方読んでみると面白いかもしれません。

Q:なぜ、戦うことを拒否した脱走兵をテーマにされたのですか?

監督:私は戦わないのが本当の勇気だと思っています。「戦争に行けと言われても行かない、殺せと言われても殺さない」のが本当の英雄だと。

人間が悪に直面したときに、どうするのか?がテーマです。皆が善だと思って平和を守っていると思い戦っている。でも視点が違えばどちらも善で、どちらも悪とも言えるのです。その時に自分がどうすれば悪にならないのか?とすべての人間が意識して頑張らないと、自分がいつのまにか悪になりうるんです。戦前の日本人も現代の日本人も同じ人たち。こんなに良心的な人々なのにです。星砂は小さいですが、小さな小さな星。光と希望が宿っている人間の比喩だと思っています。小さな一つ一つが考えて発信しなくてはいけません。

と、今だからこそ考えることをして欲しいとの監督の熱い言葉は響きます。特にイスラム圏に長かった記者は共感することしきりでした。

映画情報どっとこむ ralph Q:寺島しのぶさん、渡辺真起子さん、石橋蓮司さん、緑魔子さんらキャストが豪華ですが、話の中心になる2人に、なぜ若手をキャスティングしたのですか。

監督:織田梨沙さん、吉岡里帆さんですね。

織田さんは、イノセントな少女が脱走兵に出会う、という、中心となる役。顔とパーソナリティー、そして英語の発音が良い事で彼女でなくてはと直感しました。オーディションでも彼女のエモーションが伝わってきたんですね。日本の“若き日のエリザベス・テーラー”ですよ、彼女は。

吉岡さんは、(先に話題に出た)京都出身。演技ができるなと。彼女は、日本のオードリー・ヘプバーン。本当にそうなんです。細くて、かわいいけど、パワーがあるのです!綺麗なのに、それを殺して演じてくれるんですよ。彼女は完全に役を作ってくれたんです。

若手二人でイノセントな部分を出しつつも、まったく対照的な二人をキャスティング。これが監督の力か。さらに・・

監督:石橋蓮司さん、緑魔子さんは劇団第七病棟の芝居を見ていて絶対に出て欲しかったし、三浦さんもああいう役はあまりやらないので是非やってもらいたくてキャスティングしました。

と、厚みを加えるためのキャスティングも怠らなかったそう。

映画情報どっとこむ ralph Q:監督の演出方法は?

監督:演出家の能力は、役者を見て、本人が気が付かないポテンシャルを伸ばすことが出来ることだと思います。監督は、俳優が自由にできるように、安全地帯を作ってあげることが必要。演じるって怖い事なんです。彼らは一番苦しいところ、嫌なところにアクセスしないと、頭と心と内臓(腸)からのエモーショナルな演技ができない。だから、役を作る自由を与えることが重要だと思っています。実際、与えなくても監督が創ろうとする光と音のビジョンは、良い役者には伝わるんですよ。

と、いままでも多くの作品・役者に触れてきた監督は語ります。

もう少しお話を続けたいところでしたが時間切れ。

Q:見ていただきたいターゲット層は?

監督:すべての若者です。舞台は日本ですが、どこでも起こりうるお話ですから。

と、締められました。

熱いお話を聞かせていただいたロジャー・パルバース監督の

STAR SAND ─星砂物語─

は8月4日㈮から8月10日(木)東京・ユーロライブ、8月5日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開 ほか順次公開となります!

あらすじ・・・
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。

隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。

ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった。

2016年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

公式サイト:
www.star-sand.com

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド
三浦貴大 / 吉岡里帆
寺島しのぶ / 渡辺真起子
石橋蓮司 緑魔子
ダンカン・ハミルトン近谷浩二 沼田康弘

監督・脚本:ロジャー・パルバース
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
エグゼクティブ・プロデューサー:前田紘孝、大川勝プロデューサー:小西順子、吉岡裕美
後援:オーストラリア大使館
製作:Hara Office / Soul Age
配給:The STAR SAND Team
2017年 / 日本=オーストラリア / 日本語・英語 / 110分 / カラー / アメリカンビスタ / 5.1ch
© 2017 The STAR SAND Team

  


ロジャー・パルバース監督目白大学で講演『戦争映画の読解力』


映画情報どっとこむ ralph 8/4公開の、出演:織田梨沙(「秘密 THE TOP SECRET」ヒロイン)、満島真之介、ブランドン・マクレランド、三浦貴大、吉岡里帆、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子、主題曲:坂本龍一の日豪合作『STAR SAND -星砂物語-』の原作・脚本・監督のロジャー・パルバースが、本日、「戦争映画の読解力(リテラシー) 勧善懲悪の矛盾を超えて」というタイトルのイベント講演を目白大学で行いました。
ちょうど50年前、ベトナム戦争徴兵前に、人を殺すことを拒否して、アメリカを去ったパルバース監督が、

「”国に戦争に行けと言われても行かない。人を殺せと言われても殺さない”という勇気を知ってもらいたい」

と作った本作を制作する前に考えた「真の反戦映画とは何か?」について、ご自身の経験も踏まえ、語りました。。

日付:7月6日
場所:目白大学
講師:ロジャー・パルバース監督

映画情報どっとこむ ralph 50年代のアメリカの戦争映画は、『アメリカは神様。日本やドイツの暴力は悪で、こちらの暴力は避けて通れない』という映画ばかりだった。僕は二十歳の時、ソビエトに行った。当時のソビエトは、共産主義で、“アメリカに原爆を落とすかもしれない敵”だった。今の日本にとっての北朝鮮のようなものです。でも僕がソビエトで会った人たちは、いい人ばかりでびっくりした。その時、人間はどこに行っても同じだとわかった。皆自分の家族の幸せを望んでいる。

オーストラリアで会った韓国人の一人が、日本の3.11の被災者が子供を亡くしても泣いていないのを見て、『日本人は人間じゃないですね』と言った。韓国人と違って、日本人は人前で感情を出さない。皆、固定観念というものがあるから誤解が生じる。

『なぜ戦争するのか?』と考えても、その状況に置かれなければ、自分がどうするかわからない。

僕が助監督を務めた『戦場のメリークリスマス』の大島渚監督がおっしゃっていたのは、「敵国を(自国と)平等に描かない映画は、いくら平和を願って作っていたとしても、反戦映画ではない。むしろ、戦争を賛美する映画である。」『勝ってよかった!』はダメ。勝っても負けても、同じ。“戦争をやらないこと”自体が反戦映画。戦争を描こうとする映画は、反戦映画ではないのかもしれない、ということになるんです。

『戦争はいけない』など言いたいことがあるのならば、最後の最後まで頑張らなくてはいけない。僕は72歳になって、初めて映画を監督できた。

英語には、「moral compass(道徳的羅針盤)」という素晴らしい言葉があります。権威のある総理大臣、大統領、神父、お坊さん、学校の先生に『こうすべきだ』と言われたり、皆に『そうすべきだ』と言われた時も、自分の羅針盤の針にしたがって行動して下さい。

映画情報どっとこむ ralph “戦闘シーンがない”戦争映画『STAR SAND -星砂物語-』、監督の経験を基にした考えを感じていただければ

公式サイ ト : www.star-sand.com

あらすじ:
1945 年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた 16 歳の少女・洋海(ひろみ) は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。
ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった──
2016 年、東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

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出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド 三浦貴大 / 吉岡里帆
寺島しのぶ / 渡辺真起子 石橋蓮司 緑魔子

監督・脚本: ロジャー・パルバース  
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一

エグゼクティブ・プロデューサー:前田紘孝、大川勝
プロデューサー:小西順子、吉岡裕美
後援:オーストラリア大使館 製作:Hara Office/Soul Age
配給:The STAR SAND Team

2017 年 / 日本=オーストラリア / 日本語・英語 / 110 分 / カラー / アメリカンビスタ / 5.1ch
© 2017 The STAR SAND Team