映画情報どっとこむ ralph 楽園を知らない青年、楽園を探し求める少女、楽園を信じていた男― 人はなぜ、罪を犯すのか?

今最も注目されるベストセラー作家・吉田修一。2007年「悪人」、2014年「怒り」に続き、自身、「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて。」と語る、新たな最高傑作「犯罪小説集」を映画化!映画『楽園』2019年秋 全国公開となります!

青田に囲まれたY字路――。
ある夏の日、幼女誘拐事件が起こった。未解決のまま、住民の胸には罪悪感だけが残り、事件直前まで被害者と一緒にいた紡は心に深い傷を負った。それから12年後、再びそこで2つの悲劇が起こる。少女が行方不明となり、町営住宅で暮らす豪士が容疑者として疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出るのだった―。そしてY字路に続く集落、愛犬と暮らす養蜂家の善次郎は、村おこしの事業を進めていたが、話のこじれから村中の非難を受け、村八分状態に。善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する―。被害者の親友だった少女、容疑者の青年、限界集落で暮らす男。なぜ人は罪を犯すのか?なぜ自分だけ生き残ってしまったのか?それぞれの人生が交錯するとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。

主人公の豪士役・綾野 剛、紡役・杉咲 花、善次郎役・佐藤浩市に続き豪華キャスト解禁です!

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幼女誘拐事件の被害少女の祖父・藤木五郎役には、日本を代表するベテラン俳優・柄本 明。

柄本明さんコメント
吉田修一さん原作は『悪人』に続き2回目ですが、やはり今回も吉田さんの世界だなと感じました。綾野さん、杉咲さん、佐藤さんともこれまでにご一緒しており、現場も楽しかったです。人間なんて恐ろしい存在だから、本当のところは誰も分からない。紛れもなく瀬々監督の映画になっていると思うので、あとは映画を見て頂ければ嬉しいです。

杉咲 花演じる紡に想いを寄せる幼馴染・野上広呂役に、今最も注目を浴び、急成長を遂げる若手俳優・村上虹郎。

●村上虹郎さんコメント
天使なのか、悪魔なのか。大事な人物を演じさせて頂きました。初の瀬々組ですが、監督の鋭い目つきにゾクワクする日々でした。監督の名台詞集をすぐにでも出版できそうですが此処ではひとつだけ、”さっきの方がグビッときた”スクリーンでお逢いできるのを心待ちにしています。

そして、佐藤浩市演じる善次郎の身を案じる女性・久子役に片岡礼子、

●片岡礼子さんコメント
原作の吉田さんと瀬々監督の強い思い。原作から膨らんでいるような印象の久子。その久子としてその場に居ること。書くとシンプルですが、現場では迷い…考え過ぎる自分をやめたい日々でした。途中から久子の家族や善次郎との未来を信じることだけに集中することにしていました。物語が生きてるかのように変化し続けていたことにも現場で何度も鳥肌が立っていました。映画を見届けるまで現場が終わらないような気分です。

綾野 剛演じる豪士の母・中村洋子役に黒沢あすか、

●黒沢あすかさんコメント
喜びと共にひと筋縄ではいかない役柄を与えられるなと直感。楽しみでした。
台本をめくっていくと綾野さんのお母さん役・中村洋子。ト書にはアジア訛りの日本語を話すと記されていました。
後日、デモCDを手にし洋子という名のクメール人になりきる役作り。発音取りに試行錯誤しながらカタイ頭が柔らかくなっていく手応えを感じていきました。
クランクアップの日は満ち足りた気分でした。今は完成する日が待ち遠しくて仕方ありません。

五郎の妻・藤木朝子役に根岸季衣、

●根岸季衣さんコメント
今迄にも老け役は何度か経験して来ましたが、遂に!初の認知症役でした。幸いあらぬ事を叫び続ける事もなく、余りに辛い現実から逃避するかのように、夫役の柄本明さんの手を拠り所にしっかり握って静かに惚けて行く朝子は、幸せにも思えました。前半には事件が起きる前のテキパキとした姿も演じられたので、落差を描けるのも楽しかったです。素敵なキャストが揃っているので、出来上がりを拝見するのが本当に楽しみです。

善次郎の亡き妻・田中紀子役に石橋静河 

●石橋静河さんコメント
人間の恐ろしさと同時に、誰しもが心の中に持っている、狂気や哀しみが描かれているのが、この作品だと思います。初めて今回の脚本を読んだ時、私が演じさせていただいた紀子という役はこの物語の中のひとつの希望なのだと感じ、その灯りを大切に演じたいと思いました。
たくさんの方たちにこの映画が届くことを願っています。

と、豪華かつ個性溢れる面々が揃った。豪華キャスト・スタッフが集結し、2019年新たな衝撃作が誕生する。

映画情報どっとこむ ralph ●綾野 剛:中村豪士/母親と共にリサイクル品販売をする孤独な青年。
●杉咲 花:湯川 紡/幼女誘拐事件の被害者と事件直前まで一緒にいた少女。心に傷を負う。
●佐藤浩市:田中善次郎/父の介護のため村へ戻り、愛犬と暮らす養蜂家。村おこし事業を進めるが…。
●柄本明:藤木五郎/幼女誘拐事件の被害少女の祖父
●村上虹郎:野上広呂/紡に想いを寄せる幼馴染
●片岡礼子:久子/善次郎の身を案じる女性
●黒沢あすか:中村洋子/豪士の母
●根岸季衣:藤木朝子/五郎の妻
●石橋静河:田中紀子/善次郎の亡き妻

映画情報どっとこむ ralph 『楽園』

2019年秋 全国公開

あらすじ・・・
豪士(綾野剛)は、母親と共にリサイクル品を販売しながら孤独な日々を過ごしていた。ある夏の日、青田に囲まれたY字路で幼女・愛華の誘拐事件が起こった。犯人は見つからず、事件直前まで愛華と一緒にいた紡は、心に深い傷を負うこことなった。事件から12年後―、高校を卒業した紡(杉咲花)は、街のホームセンターで働いていた。祭りの前日、準備で集まった公民館で、紡は豪士と出会い、孤独な豪士に対して感情が芽生える。そして祭りの日―、12年前と同じY字路で、再び少女が行方不明となる。やがて豪士が犯人だと疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出るのだった―。それから1年後、東京の青果市場で働く紡。Y字路に続く限界集落では、養蜂家の善次郎(佐藤浩市)が愛犬レオと生活していた。祭りの前日、手伝いで地元に帰省していた紡は善次郎と出会う。そんなある日、善次郎が計画していた村おこしの話がこじれ、村人たちの怒りを買ってしまう。村八分によって善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する――。

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綾野剛 / 杉咲花
村上虹郎 片岡礼子 黒沢あすか 石橋静河 根岸季衣 柄本明
佐藤浩市
原作:吉田修一「犯罪小説集」(KADOKAWA刊)
監督・脚本:瀬々敬久
配給:KADOKAWA
© 2019「楽園」製作委員会
   
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