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第72回カンヌ国際映画祭ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督賞受賞!「Young Ahmed」(英題)


映画情報どっとこむ ralph 5月14日~25日(現地時間)フランス・カンヌにて開催された第72回カンヌ国際映画祭にて、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作「Young Ahmed」(英題)が
監督賞を受賞しました!


本作は、カンヌ国際映画祭を常に賑わしてきた世界の名匠ダルデンヌ兄弟の監督最新作。

カンヌのコンペに選出されるのは8作品連続という快挙であり、本受賞をもって、カンヌ国際映画祭コンペティション部門でパルムドール大賞(『ロゼッタ』『ある子供』)、男優賞(『息子のまなざし』)、女優賞(『ロゼッタ』)、脚本賞(『ロルナの祈り』)、グランプリ(『少年と自転車』)、とすべての主要賞を受賞した監督となりました。
ベルギーに暮らす13歳の少年アーメッド。テレビゲーム好きの普通の少年だった彼は、徐々に尊敬するイマームに感化され、過激なイスラムの思想にのめり込み、考えを認められない先生を殺さねばならない、と思い込んでゆく……。狂信的な考えに憑りつかれてしまった少年の気持ちを変える事はできるのか?常に社会的弱者の視点に立ち、厳しさと優しさを併せ持ったエンディングをそっと差し出してきたダルデンヌ兄弟が、「いつか題材にするだろう」と語っていたテロにまつわる物語を撮りあげた。
映画情報どっとこむ ralph 現地で5月20日(月)16:00(日本時間5月20日23:00)に行われた公式上映は大盛況。
上映後には客席で拍手を贈るティルダ・スウィントンの姿もあった。
「物語と力強い主人公の演技に引き込まれる。
 鮮やかな作家性、省略と共感から生み出された力強い作品」(ガーディアン)、「シンプルでいて、心を掴んで離さない」(ヴァラエティ)、「ダルデンヌ兄弟の虜になった!」(NYタイムス)と各媒体が絶賛、ウォルター・サレス監督やアモス・ギタイ監督も絶賛を贈った。


【ダルデンヌ兄弟コメント】

リュック・ダルデンヌ:
監督賞はスタッフと共に行なわれる映画づくりの中核についての賞。とてもありがたいです。生命賛歌の映画を作りたい、と思っていました。
生命に訴えかける、世界に開かれた作品を作ることが、映画の使命だと思っています。

ジャン=ピエール:
すべての人々に感謝をささげます。
特に主人公を演じたイディル。本当に彼は素晴らしい演技を見せてくれた。ありがとう。宗教的思想に取り憑かれても、真の人生への目覚め、生への渇望が響き、その狂信を打ち砕くことを示したいと思いました。

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出演:イディル・ベン・アディ、オリヴィエ・ボノー、ミリエム・アケディウ、
 ヴィクトリア・ブルック、クレール・ボドソン、オスマン・ムーメン
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ(『午後8時の訪問者』『サンドラの週末』) 
配給:ビターズ・エンド  
PhotoⓒCHRISTINE PLENUS
2019年/ベルギー=フランス/84 分/1.85:1/
英題:YOUNG AHMED/原題:LE JEUNE AHMED


ディカプリオ、ブラピ、マーゴット、タランティーノ監督記者会見 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 カンヌ国際映画祭


映画情報どっとこむ ralph 大盛況の第72回カンヌ国際映画祭公式上映を終え一夜明けた5月22日に、タランティーノ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーらが 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 公式記者会見に出席。
大勢の記者の前で今までベールに包まれていた本作のストーリーについて語った。タランティーノが「今までの作品の総括のような部分も無意識的に出ていた」と、過去8作品の集大成であると語る本作について、レオナルド・ディカプリオは「監督にしてみたら原点回帰なのかな。幸運にも僕らが仕事をさせてもらってるこの業界に対するラブレターなんだと思う」とコメント。

また、ブラッド・ピットは「レオは人物が崩壊する瞬間を今まで見たことがないくらいの素晴らしい演技でそれを表現してみせた」と、ディカプリオの演技を絶賛し、マーゴット・ロビーは、自身が演じたシャロン・テートという役が「物語の心臓」であると表現し、「私の目から見て彼女は一筋の光だった」と明かした。


『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 第72回カンヌ国際映画祭公式記者会見
日時:5月22日(水) [現地時間]
場所:GRAND THEATRE LUMIERE
登壇者: レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、タランティーノ監督

映画情報どっとこむ ralph <公式記者会見Q&A>
Q.9作目となる本作について。
クエンティン・タランティーノ(以下、QT):自分の作品をそこまで意識していたわけではないけれど、結果として今までの作品の総括のような部分も無意識的に出ていたと思う。脚本を最初に読んだうちの一人が助監督のビル・クラークなんだけど、彼は「ジャッキー・ブラウン」以降ずっと僕の助監督を務めてきて、「パルプ・フィクション」でもパーソナル・アシスタントだった人物だ。彼無しで映画を作ることは想像ができない。その彼が脚本を読むために僕の自宅に来て、なぜなら脚本は外に出さないから僕の家に来ないと読めないんだ。それはここにいる皆んなもよく知っていることさ。それでビルがうちに来た時に、「これが9作目か。どんなものか?」と言ってプールサイドに行って脚本を読んで、読み終えて帰ってくると、「おいおい、9作目は今までの8作が合わさったような感じじゃないか」って言ったんだ。そういう風に考えたとこはなかったけど、確かにところどころそういった部分はあるかもしれない。

Q.(フランチェスカ役の)ロレンツァ・イッツォについて。

QT:ロレンツァとは友達だし、僕の友人のイーライ・ロスとも何回か一緒に仕事した作品も見てるから、彼女がどんな女優かは知っていた。(*ロレンツァはイーライの妻でチリ出身)。違う役柄を演じた主演作も3作品くらい見てる。だからといって単に彼女に役を挙げたわけではない。彼女はオーディションを受けに来たんだ。凄いのはイタリア語の台詞を覚えただけでなく、イタリア語でのフレーズを20個ほど覚えてきてたんだ 。警察に話を聞かれてるあの場面も、あれは彼女のアドリブなんだ。アドリブができるくらいイタリア語を習得してたんだ。とても驚かされたよ。それに彼女は映画の中でとても面白いキャラになってると思う。正にあの時代のイタリアンコメディーによく出てくるうようなおっちょこちょいな若手女優を見てるようで完璧だった。


Q.マンソン・ファミリーについて 

QT:これだけ我々が興味をもってしまうのは、どこまでいっても、底が知れないからだと思う。僕もかなり調べ物をしたし、学術的ではないにしろ、多くの人も(この何年間の間に)本の1冊や2冊を読んだり、(話題にもなった)ポッドキャストを聞いたり、数年に一回くらいやるテレビでの特番などを見てると思うんだ。彼があの少女たち、少年もだけど、をどのようにして自分のコントロール下におけたのかが 本当に理解を超えてる。しかも知れば知るほど、情報を集めれば集めるほど、具体的になるにつれ、何も解明されていかない 。むしろ余計に不可思議になってくるんだ。解らないからこそ、本当の意味で理解するのが不可能だからこそ、僕らは引き込まれると思うんだ。

Q.役柄について

レオナルド・ディカプリオ:今回の役は色んな意味で自分と重なる部分があるとすぐに思った。僕もこの業界で育ったからね。時代が変わる中、この人物はどこかその外にいて、取り残されているんだ。だからこの映画は僕にとって今の自分がいられる立場に対して強い感謝の気持ちを持つことを改めてさせてくれた。リックという人物は急に自分の苦しみと戦かうことになる。自信を保つ ことや、仕事を繋ぐことに必死なんだ。僕は業界人の友人が多いから彼の気持ちが分かるし、こういう機会をもらってどれだけ自分が恵まれているかも分かっているから、それに対しては感謝の気持ちしかない。


Q.監督について

レオナルド・ディカプリオ:リックは最高にいい俳優に決まってるだろ(おそらく、自分が演じているからね、というニュアンスも含め)。いや、でも、あなたの先ほどの質問と合わせてクエンティン(の独特な作業の進め方)について答えるならば、 映画史だけでなく、音楽やテレビを含めこれだけの総合的な知識を持った人物は世界でも数少ないと思う。まるでコンピューターのデータベースにアクセスしてるみたいだ。その知識の泉は計り知れないし、どんどん湧き出てくる。この映画はある意味、自分たちのいるこの業界に対するラブ・ストーリーを描いてるんだと思う。そしてその作品の主役に2人の異端者を置いた。60年代がやってきて、業界に置いてけぼりを食らった二人を。このテーブルに座ってる全員も一時は業界の異端者だと感じたことがあると思うけど、この映画は監督の業界に対するラブレターでもあるし、敬愛する人たちへの感謝を表したものなんだと思う。僕らはラルフ・ミーカー、エディ・バーンズ、タイ・ハーデンなどの作品を勉強してきた。監督の中で芸術的な観点でその仕事ぶりを尊敬し、映画やテレビの世界に多大なる貢献をしてきた人物たちだ。僕にとってもそういった部分が色んな意味で一番感動した。監督にしてみたら原点回帰なのかな。他にどう言っていいのか分からないけど、幸運にも僕らが仕事をさせてもらってるこの業界に対するラブレターなんだと思う。

Q.作中の人物たちについて

ブラッド・ピット:監督が作り上げたリックとクリフという二人は、一人の人物にも思える。最終的には“受け入れる”ということなんだ。自分の立場や人生への受け入れ 、周りや環境、壁や悩みを受け入れること。リックという人物は時々笑えてしまうくらいそれらに振り回され、物足りなさを感じ、人生は自分に対して厳しいと思っている。そしてここにいる仲間のレオは人物が崩壊する瞬間を今まで見たことがないくらいの素晴らしい演技で表現してみせた。一方クリフという人物は、その段階を通り越し、自分の身の程を受け入れ、平然とした心持ちで、くるもの拒まず、なるようになると分かっているんだ。だから僕にとってこの映画は受け入れるということがテーマなんだ。

Q.映画の時代背景に関して

ブラッド・ピット:あの時代、マンソン事件が起こった1969年は、それまでフリーラブのムーブメントがあったり、希望に満ち溢れ、新しいアイデアがどんどん出て来てて、シネマも新しく変わろうとしていた時代だ。そしてあの出来事が起き、シャロンや他の人の悲劇的な犠牲があった。なぜ人々が恐怖を覚え、今でも取り上げられるかというと、人間の闇の部分を見つめることとなる暗く悲しい極めて重要な出来事だからで、何か純粋さが失われた瞬間だった。そしてこの映画はそれを素晴らしい形で表している。

Q.役作りについて

マーゴット・ロビー:調べ物もいっぱいしたし、見れるものや読めるものは全てしたわ。でも同時に、役者の仕事は自分の役がストーリーの中でどのような役割を果たしているのかを理解するのが大事なんだと思う。だからより重要なのは、なぜこの人物が物語の中に存在してるかなの。早い段階で監督は私に言ったわ。“彼女は物語の心臓(あるいは鼓動)だ”と。私の目から見て彼女は一筋の光だった。だから私は光でありたいと思った。それが私の仕事であり物語に対する役割であると思った。それを表現することが、多くの人が この世界においてまぶしい光のような存在だったと語る、本物のシャロン・テートの追悼にもなると思った。

Q.本作に取り組むにあたって

マーゴット・ロビー:他の役とのやり取りなどを通して自分の役の理解を深めることが多いけれど、今回のように自分自身で役に向き合う時間をこれほどもらったのはあまりないことだった。役者としてそれはとても興味深い経験だった。それをさせてもらったことに感謝してるし、表現したかったものが表現できたと思うからよかったわ。

映画情報どっとこむ ralph 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

公開日:8月30日(金) 全国ロードショー 

【公式】
HP
http://www.onceinhollywood.jp/ 

Twitter:
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Facebook
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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


ディカプリオ、ブラピそろい踏み 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』inカンヌ国際映画祭


映画情報どっとこむ ralph 先日現地時間5月14日に開幕した、第72回カンヌ映画祭のコンペティション部門に正式出品されている、クエンティン・タランティーノの 9 作目の長編監督作、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。

タランティーノは1994年に『パルプ・フィクション』でパルム・ドールを受賞し2004年には同映画祭の審査員長を務めているが、コンペ部門出品は『イングロリアス・バスターズ』(2009)以来10年ぶりで三度目となる。25年ぶりに再びパルム・ドール受賞なるか大いに注目されている。本作はタランティーノからハリウッドへのラブレターと言われているが、今回のコンペへの出品はタランティーノからカンヌへのトリビュートといえる。

そして現地時間5月21日に、ここカンヌの地がワールドプレミアとなる『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の公式上映で映画本編がついに初お披露目となりました!
 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 in 第72回カンヌ国際映画祭
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 第72回カンヌ国際映画祭

<レッドカーペット>
日時:5月21日(火) [現地時間]
場所:GRAND THEATRE LUMIERE前
登壇者: レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、タランティーノ監督
着用ブランド: マーゴット・ロビー(シャネル)

<公式上映>
日時:5月21日(火) [現地時間]
場所:GRAND THEATRE LUMIERE
登壇者: レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、タランティーノ監督
着用ブランド: マーゴット・ロビー(シャネル)

映画情報どっとこむ ralph 公式上映前のレッドカーペットイベントではタランティーノ監督を始め、超豪華キャスト陣が集結!
Margot Robbie, Leonardo di Caprio, Brad Pitt et Leonardo di Caprio attend the Once Upon A Time in Hollywood Premiere during the 72th annual Cannes Film Festival on may.21,2019 in Cannes, France.

レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーらハリウッドの超スーパースターとタランティーノ監督が歩く圧巻のレッドカーペットとなり、世界各国から集まった報道陣からフラッシュの嵐が起こった!

タランティーノ:本当に興奮している!上映が待ちきれないよ!映画はハリウッドの変化を表していて、映画の中ではハリウッドの黄金時代のことを語っている。主役たちはその中に入れず、外から見ていてその変化を予期していなかったから、そこに自分たちの居場所があるのか迷っているよ!
と作品について語る。

ブラッドさん:彼と一緒に仕事をすることはいつも本当に光栄だ。彼はエネルギーに満ちていて、映画を愛する彼と一緒に映画を作ることは喜びなんだ。この映画はタランティーノの映画、ハリウッド、L.A.に対するラブレターであり、僕もL.A.が大好き!
とアピールした。

タランティーノと2度目のタッグとなるディカプリオは、

ディカプリオ:最高だったよ、彼は本当に特別な監督なんだ。こんなタイプの映画は昔はよくあったけど、最近見なくなっているハリウッドの話であって、我々の役はアウトサイダーであって、1969年の変化しつつあるハリウッドにおいて、自分たちの居場所を探している。業界にも世界にもスルーされているんだ。ある俳優とスタントマンが葛藤している。新しい世界で居場所を探している。それを描いているのが、素晴らしき脚本家であり、監督であるクエンティン・タランティーノなんだ。世界一だよ。今日ここにいられるのはとても光栄であり、伝統的な映画作りの最後の監督だよ。
と本作について言及し、タランティーノの作品でカンヌの地に来れた喜びの表情を見せた。

本作で初めてタランティーノ作品に出演するマーゴットは、

マーゴット:素晴らしかった!私の夢がかなったの。今まで経験したことのないセットで仕事ができた
と、本作に出演を果たすことが出来た喜びを明かした。

映画情報どっとこむ ralph 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』カンヌ 公式上映では、タランティーノらレッドカーペットから到着したキャストたちを歓迎する観客たちから上映が始まる前から鳴りやまない拍手が盛大に贈られた。上映終了後には約6分間にもおよぶスタンディングオベーションとなり、レオとブラピの眼には涙が光り、タランティーノが観客席で感謝の言葉を述べるという異例の事態となった。

詳細なストーリーが明かされていない本作はこの映画祭でストーリーが明らかとなったわけだが、タランティーノはこのワールドプレミアの前に、自筆の署名を添えカンヌの観客に対してストーリーを明かさないよう依頼している手紙画像を本作の米国公式SNSにて公開。現時点で米批評家サイト”Rotten Tomatoes”での批評家の評価は90%、世界最大のオンラインデータベース”IMDb”での評価ポイントは☆9.8と高ポイントを獲得(5/22時点)!

高評価な本作の日本公開が待ちきれない!また、本作の上映後のパーティーにはダコタ・ファニングも駆けつけ、本作のお披露目を喜んだ。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

公式HP
http://www.onceinhollywood.jp/

Twitter:
https://twitter.com/SPEeiga

公開日:8月30日(金) 全国ロードショー 
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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


空族・富田克也最新作『典座 -TENZO-』第72回カンヌ国際映画祭で上映!


映画情報どっとこむ ralph この度、第72回カンヌ国際映画祭におきまして、批評家週間「特別招待部 門」へ選出された空族・富田克也最新作『典座 -TENZO-』(2019 年秋公開予定)が 5 月 20 日(月)に公式上映されました。

上映前には、富田克也監督、製作・出演を務めた全国曹洞宗青年会の河口智賢、倉島隆行らが登壇した。
日付:5月20日
場所:カンヌ国際映画祭
登壇:富田克也監督、製作・出演を務めた全国曹洞宗青年会の河口智賢、倉島隆行

映画情報どっとこむ ralph 富田監督:かつて日本は世界第 2 位の経済大国と言われ、仏教は葬式の時のものでした。ただ、2011 年に起きた東日本大震災による津波の被害、そして原発事故によって、日本は大きな危機を迎えました。それ以降、彼ら僧侶たちは皆から必要とされ始めているように感じていると言います。

と語った。そして映画を制作した動機として

富田監督:今こそ、私たち 日本人は変わらなければいけない。加えて、仏教界も変わらな くてはいけないという彼ら僧侶たちの思いを映画に込めました。

と力強い口調で語った。

続けて製作と出演者を兼務した僧侶の河口智賢さんは

河口さん:カンヌ映画祭とご縁を頂いて本当に心から感 謝しています。私たち日本人は8年前に深い悲しみを迎えまし た。その中で、私たち僧侶ができることは何なのか、それを日々考えてきました。私たち僧侶も一人の人間で す。時に苦しみ、葛藤しながら日々生活をしています。それでも、いつも人々の心に寄り添う仏教の素晴らし さを伝えたいと言う思いで、この映画を制作しました。

と語りました。

映画情報どっとこむ ralph 典座 -TENZO-
富田克也監督は、2011 年に公開された『サウダーヂ』が、ロカルノ国際映画祭の国際コンペティションに招待され、ナント三大陸映画祭グランプリ。

国内では、高崎映画祭最優秀作品賞、毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞をW受賞。

またタイ・ラオスオールロケを敢行した 2016 年公開作『バンコクナイツ』がロカルノ国 際映画祭の国際コンペティションなど世界中の約 30 の映画祭に招待。国内では、第 72 回「毎日映画コンクー ル」にて監督賞、音楽賞をW受賞。その年の「キネマ旬報ベスト 10」では6位に選出されるなど国内外で常に高い評価を受けてきた。本作は、富田監督が全国曹洞宗青年会より依頼を受け、道元禅師が遺した「典座教訓」を軸に、3.11 以降の現代日本における仏教の意義、そして信仰とは何かを探求した作品。

映画情報どっとこむ ralph 今回、解禁された海外版特報は、ラッパーNORIKIYO の楽曲 「1 人の人として」に乗せて、自殺未遂を繰り返す 女性の「いのちの電話」を受ける僧侶の河口。そして東日本大震災の津波でお寺も檀家も無くし、土木作業員 として働く倉島の姿を捉えている。今の時代にあって信仰は如何にあるべきか。二人の若き僧侶の苦悩を通し て描かれる本作に期待が高まるところだ。



『典座 -TENZO-』

公開は 2019 年秋予定。またフランスでは同じく 2019 年秋に全国公 開が決まっており、150 館以上で公開される予定だ。

HP:http://sousei.gr.jp/tenzo/

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出演:河口智賢、近藤真弘、倉島隆行/青山俊董

監督:富田克也
脚本:相澤虎之助、富田克也
プロデューサー:倉島隆行/撮影・照明:スタジオ石/録音・整音:山﨑巌/ 編集:富田克也、古屋卓麿/音楽:右左口竹の会、Suri Yamuhi And The Babylon Band、NORIKIYO
題字:藤田喜彦
デザイン:今村寛/スチール:山口貴裕/VFX:定岡雅人 製作:全国曹洞宗青年会/海外担当:小山内照太郎、大野敦子
宣伝:岩井秀世
配給:空族
2019 年/59 分/DCP 公式
©全国曹洞宗青年会


全国曹洞宗&空族・富田克也監督 『典座 -TENZO-』カンヌ国際映画祭へ


映画情報どっとこむ ralph この度、『サウダーヂ』(11)、『バンコクナイツ』(16)などの話題作も記憶に新しい空族、富田克也の最新作『典座 -TENZO-』(2019年秋公開予定)が、5月14日(火) より開催される第72回カンヌ国際映画祭の批評家週間「特別招待部門」へ正式出品が決定しました。

「典座」とは、禅宗の寺院においての僧侶やお寺への参拝者の食事を司る役職のこと。

仏道修行に励む僧堂において、調理を司る典座職は、曹洞宗で六知事という重要な六人のうちの欠かせない一人であり、典座の教えは調理のみならず仏道を歩むうえでとても大切な教えを多く含みます。

本作は、全国曹洞宗青年会より依頼を受け、道元禅師が遺した「典座教訓」を軸に、3.11以降の現代日本における仏教の意義、そして信仰とは何かを探求した作品です。今を生きることを紐解きつつ、ドキュメンタリーとフィクション、そして時間と空間をも自在に飛び越えながら、禅問答のように描く稀有な仏教映画がここに完成しました。

映画情報どっとこむ ralph 監督の富田克也は、2011年に公開された『サウダーヂ』が、ロカルノ国際映画祭の国際コンペティションに招待され、ナント三大陸映画祭グランプリ。国内では、高崎映画祭最優秀作品賞、毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞をW受賞。またタイ・ラオスオールロケを敢行した2016年公開作『バンコクナイツ』がロカルノ国際映画祭の国際コンペティションなど世界中の約30の映画祭に招待。国内では、第72回「毎日映画コンクール」にて監督賞、音楽賞をW受賞。その年の「キネマ旬報ベスト10」では6位に選出されるなど国内外で常に高い評価を受けてまいりました。

今回、カンヌ映画祭への出品は本作が初めてですが、今までにフランスのラ・ロシェル国際映画祭や韓国の全州映画祭など、実に世界各地で7回の富田克也レトロスペクティブが特集されるなど各国の映画人から注目を浴びており、満を持してのカンヌ出品となりました。
出品にあたり富田監督からコメントが到着しています。

【富田克也監督コメント】
この作品は、全国曹洞宗青年会からの依頼を受け作りました。3.11以後、彼らは人々から必要とされ始めたと感じています。そして私たち空族も、『サウダーヂ』で描いた疲弊し空洞化する現代の日本社会の姿、『バンコクナイツ』の撮影を通じてアジア的な仏教感に触れ、今こそ日本人には信仰が必要なのではないかという思いからこれを引き受けました。カンヌ映画祭からの招待は、まさにご縁を頂いたという事だと思っています。

映画情報どっとこむ ralph 『典座 -TENZO-』

2019年秋公開予定

公式HP:
http://sousei.gr.jp/tenzo/

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出演:河口智賢、近藤真弘、倉島隆行/青山俊董
監督:富田克也/脚本:相澤虎之助、富田克也/撮影・照明:スタジオ石/録音・整音:山﨑巌/編集:富田克也、古屋卓麿/音楽:右左口竹の会、Suri Yamuhi And The Babylon Band、NORIKIYO
題字:藤田喜彦/デザイン:今村寛/スチール:山口貴裕/VFX:定岡雅人
製作:全国曹洞宗青年会/海外担当:小山内照太郎、大野敦子/宣伝:岩井秀世/配給:空族
2019年/59分/DCP
©全国曹洞宗青年会