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自由に生きたい!瀬々敬久監督『菊とギロチン』の貴重なメイキング写真解禁


映画情報どっとこむ ralph この度、7月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開となる瀬々敬久監督『菊とギロチン』の貴重なメイキング写真解禁。

主演の木竜麻生さん、東出昌大さん、寛 一 郎さん、韓英恵さんの貴重なオフショット写真です。

瀬々敬久監督の三十年越しの企画として、ついに完成した『菊とギロチン』。

舞台は大正末期、関東大震災直後の日本。混沌とした情勢の中、急速に不寛容な社会へとむかう時代。かつて日本全国で「女相撲」が興行されていた史実に基づき、女相撲の一座と実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たちが出会うオリジナルストーリーだ。

映画情報どっとこむ ralph 映画本編では全身全霊の熱気あふれる演技を見せる俳優たちだが、今回解禁されたメイキング写真には、真剣な表情だけでなく思わず心が和む開放的な笑顔も。

主役の女力士・花菊役の木竜麻生の初主演の重責に不安げな表情と女の子らしい素の笑顔、

過去のある女力士・十勝川役の韓英恵も最高に嬉しそうな笑顔。

対してアナキスト・グループ、ギロチン社のリーダーで詩人でもある中濱鐵を演じる東出昌大は気迫溢れる表情で現場を引っ張っているのがわかる。


同じくアナキスト役の寛 一 郎は初めての映画の現場に緊張した表情を浮かべ、
一方では爽やかさ満点の笑みも見せる。

「自由に生きたい!」という若者たちの思いがみなぎる本作にふさわしくメイキング写真にも熱っぽさと現場を思い切り楽しむ自由な開放感が伝わってくる。こんなにいい表情が見られる現場から生まれた本編は絶対に面白い!

映画情報どっとこむ ralph 菊とギロチン

公式サイト:
http://kiku-guillo.com/

物語・・・

大正末期、関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強めるなか、これまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。

ある日、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。力自慢の女力士たちの他にも、元遊女の十勝川(韓英恵)や、家出娘など、ワケあり娘ばかりが集まった、この一座には、新人力士の花菊(木竜麻生)の姿もあった。彼女は貧しい農家の嫁であったが、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わっていたのだ。

「強くなりたい。自分の力で生きてみたい」と願う花菊は、周囲の人々から奇異の目で見られながらも、厳しい練習を重ねていく。いよいよ興行の日。会場には、妙な若者たちの顔ぶれがあった。彼らは「格差のない平等な社会」を標榜するアナキスト・グループ「ギロチン社」の面々で、アナキズム運動を牽引した思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いていた。「ギロチン社」中心メンバーの中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛 一 郎)は、女力士たちの戦いぶりに魅せられて、彼女たちと行動を共にするようになる。

「差別のない世界で自由に生きたい」――その純粋な願いは、性別や年齢を越えて、彼らを強く結びつけていく。次第に中濱と十勝川、古田と花菊は惹かれあっていくが、厳しい現実が容赦なく彼らの前に立ちはだかる。

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監督:瀬々敬久
脚本:相澤虎之助・瀬々敬久 

出演:木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎、韓英恵、渋川清彦、山中崇、井浦新、大西信満、嘉門洋子、大西礼芳、山田真歩、嶋田久作、菅田俊、宇野祥平、嶺豪一、篠原篤、川瀬陽太 

ナレーション:永瀬正敏 

2018年/日本/189分/カラー/シネスコ/DCP/R15+
配給:トランスフォーマー

©2018 「菊とギロチン」合同製作舎 


生田斗真&瑛太主演最新作『友罪』カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭&上海国際映画祭 出品決定!!


映画情報どっとこむ ralph 5月25日(金)より全国の劇場201館で公開となり、“衝撃の問題作”として賛否を呼びながらも、各地で満席が出るなどヒットスタートをきった生田斗真&瑛太主演最新作『友罪』が、この度、中・東欧で最大の規模を誇る歴史ある国際映画祭「第53回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に、またアジア最大級の規模を誇る国際映画祭「第21回上海国際映画祭」に正式出品されることが決まりました。

「カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭」は、チェコ西部の都市カルロヴィ・ヴァリで開催される国際映画製作者連盟公認の映画祭となり、世界7大映画祭の一つでもあります。その年のカンヌやベルリンなど世界の映画祭を賑わせた作品が一堂に会する映画祭としても注目を集めています。映画祭の開催は、6月29日~7月7日(現地時間)を予定しています。


「上海国際映画祭」は、中国の上海で開催される国際映画製作者連盟公認の映画祭となり、1993年より開催されています。すでに、今年は、邦画作品では『ラプラスの魔女』(現在公開中)の公式上映も決定しており、注目必至の映画祭となります。
尚、現段階では、両映画祭共に、本映画における監督や出演者の映画祭出席は未定です。

映画情報どっとこむ ralph 『友罪』は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞したミステリー界の旗手で、少年犯罪を取り巻く人々を繊細に描き続ける薬丸岳が、2013年に発表したベストセラー小説「友罪」の映画化作品です。隣りで静かに微笑む友が、かつて日本中を震撼させた“あの事件”の犯人だったらー。元ジャーナリストの益田役を生田斗真、少年Aだった過去を持つ鈴木役を瑛太が演じ、答えのない極限の友情が描かれています。主演の2人が覚悟を持って撮影に挑んだ想いを語ったことでも話題を呼びました。

公式サイト:http://gaga.ne.jp/yuzai/

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監督・脚本:瀬々敬久(『64-ロクヨンー前編/後編』)
原作:「友罪」薬丸岳(集英社文庫刊)
出演:生田斗真 瑛 太 夏 帆 山本美月 富田靖子 佐藤浩市 
配給・宣伝:ギャガ
(c)薬丸 岳/集英社 
(c)2018映画「友罪」製作委員会 



木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎、韓英恵「女相撲」×「ギロチン社」瀬々監督『菊とギロチン』予告編完成!


映画情報どっとこむ ralph 瀬々敬久監督が傑作『ヘヴンズ ストーリー』(10)から8年振りに放つオリジナル企画、アナーキー青春群像劇『菊とギロチン』(7月7日よりテアトル新宿全国順次公開)の本ビジュアルと予告編が完成しました。


瀬々監督が本作を企画したのは、なんと三十年前。

長年企画を温め続け、「この映画を何としてもつくりたい」という監督の想いからついに完成した入魂作『菊とギロチン』。かつて日本全国で「女相撲」が興行されていた史実に基づき、女相撲の一座と実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たちが出会うオリジナルストーリー。
舞台は大正末期、関東大震災直後の日本。混沌とした情勢の中、急速に不寛容な社会へとむかう時代。様々な過去を背負って女相撲の世界に飛び込んだ女たちが、少し頼りないが「社会を変えたい、弱い者も生きられる世の中にしたい」という大きな夢だけは持っている若者たちと運命的に出会い、立場は違えど、「自由な世界に生きること」を願う彼らが次第に心を通わせ、同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑む。

映画情報どっとこむ ralph このたび解禁となった本ビジュアルは、約300名の中から主人公・花菊に選ばれた新人女優・木竜麻生、『寝ても覚めても』、『OVER DRIVE』と年内に相次いで主演作が公開される東出昌大、俳優・佐藤浩市を父に持つ寛 一 郎、演技力は折り紙付きの韓英恵のメインキャスト4人が放つ、力強い眼差しが印象的なデザインとなった。明治に始まり、昭和30年代まで存在した女相撲興行。木竜と韓が演じる女力士とアナキスト・グループ「ギロチン社」のメンバーに扮する東出と寛 一 郎。それぞれの境遇はバラバラだが、「同じ夢を見て闘った」というコピーから彼らの運命的な出会いを予感させ、画面下に配置された女相撲の一座が海辺で生き生きと踊る様子からは、彼らがともに夢見た理想郷とはこういうものかもしれないと思わせる解放的で自由な空気があふれ、本作を通じて“窮屈な世界に風穴を空けたい”と願う瀬々監督の想いも伝わってくる。
映画情報どっとこむ ralph 同時に完成した予告編は、女相撲一座の親方(渋川清彦)の「東西東西(とざいとうざい〜)」という口上の声から始まる。迫力ある女相撲に大喜びで拍手するのはギロチン社のリーダーであり詩人としても名を残した中濱鐵(東出)。一方、土俵下で自分の取り組みを待つのは緊張した面持ちの花菊(木竜)。ギロチン社と女相撲一座の出会いを軽やかさやユーモアも交えて描く前半から、暴力的な夫から逃げて一座に加わった花菊の強くなりたいという夢、社会を変えたいというギロチン社の夢が語られる中盤、そして花菊を連れ戻そうとする夫や、女相撲を中止させようとする警察が登場し、波乱のドラマを感じさせる後半へ一気に盛り上がる。自由に生きることをともに夢見る彼らが辿り着く先は――?本編が待ち遠しくなる「乞うご期待」の予告編をご覧ください。



映画情報どっとこむ ralph 菊とギロチン

テアトル新宿ほか7月7日(土)全国順次公開!

公式サイト:
http://kiku-guillo.com/


物語・・・
大正末期、関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強めるなか、これまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。ある日、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。力自慢の女力士たちの他にも、元遊女の十勝川(韓英恵)や、家出娘など、ワケあり娘ばかりが集まった、この一座には、新人力士の花菊(木竜麻生)の姿もあった。彼女は貧しい農家の嫁であったが、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わっていたのだ。

「強くなりたい。自分の力で生きてみたい」と願う花菊は、周囲の人々から奇異の目で見られながらも、厳しい練習を重ねていく。いよいよ興行の日。会場には、妙な若者たちの顔ぶれがあった。彼らは「格差のない平等な社会」を標榜するアナキスト・グループ「ギロチン社」の面々で、アナキズム運動を牽引した思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いていた。「ギロチン社」中心メンバーの中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛 一 郎)は、女力士たちの戦いぶりに魅せられて、彼女たちと行動を共にするようになる。

「差別のない世界で自由に生きたい」――その純粋な願いは、性別や年齢を越えて、彼らを強く結びつけていく。次第に中濱と十勝川、古田と花菊は惹かれあっていくが、厳しい現実が容赦なく彼らの前に立ちはだかる。


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監督:瀬々敬久
脚本:相澤虎之助・瀬々敬久 

出演:木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎、韓英恵、渋川清彦、山中崇、井浦新、大西信満、嘉門洋子、大西礼芳、山田真歩、嶋田久作、菅田俊、宇野祥平、嶺豪一、篠原篤、川瀬陽太

ナレーション:永瀬正敏 
189分 
配給:トランスフォーマー
©2018 「菊とギロチン」合同製作舎 
  


「この映画はっきり言って問題作です!」生田斗真、瑛太登壇『友罪』完成披露試写会


映画情報どっとこむ ralph 瀬々敬久監督待望の最新作『友罪』が5月25日(金)より全国公開となります。

本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞したミステリー界の旗手で、少年犯罪を取り巻く人々を繊細に描き続ける薬丸岳が、2013年に発表したベストセラー小説「友罪」の映画化。赦しのない罪に問われた者たちの過去と現在が交錯していき、やがて辿り着く衝撃の真実―――。

キャリア史上最難の役に挑んだ主演の生田斗真さん、瑛太さん。佐藤浩市さん、夏帆さん、山本美月さん、富田靖子さんら日本映画界を代表する名優が日比谷に集結。監督も合わせ完成披露試写会が行われました。

『友罪』完成披露試写会
日付:4月24日(火)
場所:TOHOシネマズ日比谷
登壇:生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市、瀬々敬久監督

映画情報どっとこむ ralph 客席の中を通ってW主演の生田さんと瑛太さんが登場すると割れんばかりの歓声と拍手の渦。

生田さん:今日は小雨の中わざわざお越しくださってありがとうございます!この映画・・ハッキリ言って問題作です。賛否両論沸き起こると思います。ただ瀬々監督指揮の元、キャスト・スタッフ尋常じゃない覚悟で臨んだ作品です。しっかりと受け取って欲しいです!
と、熱くゆっくり噛みしめるように挨拶する生田さん。そして、

瑛太さん:撮影時雨が降って・・・・生田斗真=雨男だから。今日も雨で(笑)。本当にすごい素晴らしい映画が出来上がりましたので楽しんでください。

夏帆さん:なかなか体力のいる作品だと思いますが、構えずに楽しんで下さい。

山本さん:問題作です。どんな気持ちで皆さんが劇場を後にするのか楽しみです。

富田さん:台本を読んだ時に、やらなきゃいけないと思った作品です。皆さんに思いが届けばいいなと思っています。

佐藤さん:どうも!登壇する前に、宣伝部の方にネガティブなことを言うなと言われましたが・・・ネガティブな役なんですよ!(笑)

瀬々監督:こういう素敵な面々と映画を創りました!この新しい映画館は音響も映像も素晴らしいです。ハリウッド映画のように観て下さい!

映画情報どっとこむ ralph 生田さん:これはやらなくてはいけない題材だと思いましたが、とはいえ製作中も、そして今もこの映画を創ってよかったのだろうか?と考えながら創りました。同じ時代に生きてきたものとしては、必要ではないかと覚悟して演じました。小説も脚本も真に迫ってくるものがありましたので最大限表現しました。

少年A役のオファーを受けて

瑛太さん:衣装合わせで監督に、僕が俳優だったらこの役は受けないけどね。と言われました(笑)。

と、笑わせながらも

瑛太さん:覚悟をもって、少年Aにある光のようなものを演じられればと。

と、思いを込めて演じたことが伝わる口調。

元AV女優で問題を抱えている役の夏帆さんは

夏帆さん:瀬々さんの過去作を観て瀬々組参加してみたいと思っていたのでお話を受けた時に、率直にうれしかったんです。ただ、本を読んでいくとなかなか覚悟のいる役で・・・正直悩みました。ただこの難しい題材をどう瀬々監督が演出するのか。覚悟を決めてオファーを受けました。監督は演出を実演してくださるんです。絡みのシーンもこういう風に!なかなか瀬々組凄いなと。

記者役の山本さんは・・・

山本さん:衣装合わせの時に、唯一普通の人だから!と監督に言われました。普通って何だろう?と。考えて演じました。

どうやら、瀬々監督の演出の第一歩は衣装合わせの時の「一言」から始まることが判明!

富田さんは瑛太さん演じる鈴木を救おうとするも。。。な役。
富田さん:瑛太さんとのシーンが少なくて・・・もう少し。悔やまれますが。できあ上がった作品を観ると出てよかったなと思いました。瀬々監督の撮影は熱かったですね!

と吐露。佐藤さんは4度目の瀬々組。

佐藤さん:物事は多面的だと。昨今白か黒か勝った負けたとか2面的なものの考え方が多いですが、いろんな見方があるんだと。瀬々さんがこういうものに取り組むのは非常によくわかります。

映画情報どっとこむ ralph 生田さん:瀬々監督と仕事をすると大好きになると聞いていて、瀬々さんを見ていたらとても純粋で。撮影していてもはっきりしていて、判断が速いんですね。それから、号泣したり。入り込んじゃうんです。好きになるなと。

一方・・・

瑛太さん:笑った顔が好きですね。(笑)空気感が素晴らしいんです。

佐藤さん:人は其々感じ方がありますね!(笑)
と会場を笑わせ、和気藹々な舞台挨拶になりました。

映画情報どっとこむ ralph 友罪

公式サイト:http://gaga.ne.jp/yuzai/

ある町工場で働き始めた、元週刊誌ジャーナリストの益田(生田斗真)と、他人との交流を頑なに避ける鈴木(瑛太)。共通点は何も無かった二人だが、同じ寮で暮らすうちに少しずつ友情を育ててゆく。そんな折、彼らが住む町の近くで児童殺人事件が起こり、世間では17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が指摘される。当時14歳だった犯人の少年Aはすでに出所しており、その後の行方を知る者は少ない。果たして今回の事件も彼の犯行なのか…。驚きと疑問に突き動かされ、ネットに拡散していた少年Aの写真を見た益田は愕然とする。そこにはまだ幼さの残る鈴木が写っていた。
 
「心を許した友が、かつての凶悪事件の犯人だったら…。」
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監督・脚本:瀬々敬久 (『64-ロクヨンー前編/後編』)
原作:「友罪」薬丸岳(集英社文庫刊)
出演:生田斗真 瑛 太 夏 帆 山本美月 富田靖子 佐藤浩市

配給・宣伝:ギャガ
(c)薬丸 岳/集英社 (c)2018映画「友罪」製作委員会


『アルビノの木』11国際映画祭受賞で『すみれ人形』上映!金子雅和監督、恩師・瀬々敬久監督、山田キヌヲとともに登壇


映画情報どっとこむ ralph 2016年テアトル新宿で初公開され、その後全国各地で劇場上映、ポルトガル・スウェーデン・ドイツ・台湾・インド・スペインの国際映画祭で11の賞を受賞した『アルビノの木』が、4月21日より池袋シネマ・ロサで凱旋上映されます。

それを記念して14日~20 日の一週間、『金子雅和監督特集』が開催、18日には金子の初長編作であり映画美学校修了制作『すみれ人形』が上映され、2005年当時映画美学校の専任講師として金子を指導した映画監督の瀬々敬久さん、ヒロインを演じた山田キヌヲさん、金子雅和監督が登壇し、当時を振り返るトークを行いました。
凱旋上映記念『金子雅和監督特集』トーク
日付:4月18日
場所:池袋シネマ・ロサ
登壇:瀬々敬久、山田キヌヲ、金子雅和監督

映画情報どっとこむ ralph 13年前に撮影された『すみれ人形』を久し振りにお客様と一緒に鑑賞した

瀬々さん:映画美学校で金子くんの担当講師だったのです。あとストリップシーンのかぶりつきで出演しました(笑)

と告白。

また、この作品で金子監督とタッグを組んで以来、金子作品に多数出演する山田さんは、

山田さん:今日家でDVDを見直して来ました。どのシーンを見ても楽しい思い出ばかり。

と語った。

同時上映された金子の処女作『AURA』(1998年)について

瀬々さん:傑作だと思った。金子は映像詩の人。ところで『AURA』でも『すみれ人形』でも手が執拗に出てくるけど、なんで?

という質問に対し、

金子監督:世界に触れる器官として、手が面白いと思うんです。こんなに複雑に動くのは人間だけだし。

と答え、

瀬々さん:演出的にも手への拘りはあった?

と山田さんに問うと

山田さん:踊りのシーンで手をつくと、山田さん違うんです、あと1センチ右です、みたいに、すごい細かく。

と苦労を語り、場内に笑いが起きました。


映画情報どっとこむ ralph 瀬々さん:山田さんのセリフ回しが朗読っぽいけど、それも金子の演出?

金子監督:このヒロイン役はキャスティングが難しく何か月も色んな人に会いました。当時の山田さんはとてもボーイッシュな感じだったけど、本読みをやってもらったらああいう口調。すごく良いと思ってすぐにお願いしたんです。


山田さん:(ロケ地が僻地なので)早朝とか夜中にスタッフの人が自宅前まで車で迎えに来て出発。そこで渡されるのが99円ショップの、更に50円割引されたおにぎり二個(笑)

金子監督:スタッフはみんな学生で経験がない、予算もない。とにかく大変な撮影でした。

山田さん:日に日にスタッフが減っていって。あんまり可哀そうだから、途中からわたしが(スタッフキャストのために)おにぎりを作って持って行ってた。大変だけど楽しかったな。

と過酷な状況でも一致団結して作品を作り上げた当時を語った。

本作冒頭に出演している綾野剛さんの出演の経緯について

金子監督:それまでプロの役者を使ったことがなかったのですが、瀬々監督があとあとのことを考えると役者は大事、2~3年後にブレイクする役者を使え、と仰ってキャスティングディレクターを紹介してくださいました。その人の一押しが綾野さんでした。一目会っただけですごくインパクトがありました。

瀬々さん:『すみれ人形』はエロスとバイオレンスがあって、話がどんどん変わっていって、いわばトンデモ映画。良く言えば豊かとも言える。それに比べると『アルビノの木』はすごくシンプル。どうして変わったの?

というと

金子監督:『すみれ人形』の時は初めての長編で、まだ長尺の物語を作ることが出来なくて、接ぎ木のようにエピソードを付け足していきました。長編2作目『アルビノの木』ではその反対に、ひとつの主題で見せきることを意識しました。

と語ると、最新作『アルビノの木』まで短編も含め変化の経緯を見てきて

山田さん:(演出は)昔ほど細かくない。周りの人が金子さんを理解したり、応援している様子が現場で伝わってきました。今後も金子作品に出たい。金子さんがわたしを一番きれいに撮ってくれた。

と語った。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・


金子監督:は、「特集で上映された旧作の集大成が『アルビノの木』。インディーズでこれ以上は出来ない、という覚悟で作った自分にとって大きな区切りの作品。豊かな大自然描写が最大の見どころ。ぜひ大きなスクリーンでご覧ください!

とPRし、トークは終了しました。

映画『アルビノの木』

は、明日4月21日から池袋シネマ・ロサにて連日20:00~上映。
初日は出演の松岡龍平、長谷川初範、増田修一朗、金子雅和監督らによる舞台挨拶あります。

上映期間中トークイベントも複数開催予定。

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【CAST】松岡龍平、東加奈子、福地祐介、増田修一朗、山田キヌヲ、長谷川初範ほか

【STAFF】監督・脚本・撮影・編集: 金子雅和 照明:白石宏明 録音:間野翼

美術:金子美由紀 助監督:滝野弘仁 音楽:石橋英子
配給:マコトヤ (C)kinone

【DCP/16:9/5.1ch/カラー/2016/日本/86分】