「濱口竜介」タグアーカイブ

東出昌大「傑作だなって思っちゃいました」映画『寝ても覚めても』ティーチイン 


映画情報どっとこむ ralph 世界では20各国以上で公開が決まっている大ヒット上映中の『寝ても覚めても』。

初日からテアトル新宿では立見がでるなど全回満席という大ヒットスタートとなりましたが、観た方への疑問に答えようと、濱口竜介監督と主演の東出昌大が9/8(土)にティーチインを行いました。


日時:9月8日(土)
場所:テアトル新宿
登壇:東出昌大、濱口竜介監督

映画情報どっとこむ ralph この日集まった観客からは時間内に収まらないほどの感想と質問が溢れた。誠実なサラリーマン亮平と自由人麦を一人に役で演じた東出さんに、

「東出さんは、亮平と麦、どちらに思い入れがありますか?」という質問に

東出さん:(撮影)時間が長かったし、演じてて好きだったのは亮平です。麦は基本的には朝子が好きだけれど、その時その時で興味の対象が変わるちょっと変わった人なので。亮平パートで物語も帰結するので、亮平の方が思い入れが強かった気がします。

と回答。

さらに、撮影当時の気持ちが蘇ったようで

東出さん:亮平、優しいんですよ。朝子と付き合い出してから、それこそ毎日のように亮平はクッシー(瀬戸康史演じる同僚の串橋)を連れて朝子の働くウニミラクルに通ってるから。ストローがもったいないって言って、使ってないっていう。そうだ思い出した(笑)

と映画の中では描かれない部分の細かいエピソードを披露。

映画情報どっとこむ ralph 「キャストを周囲から守るために、撮影時は『用意ッ、スタート!!』と声を張って出演者たちを守る幕を作るんです」と取材で答えている濱口監督。キャストが役を演じやすいように現場を作り上げる姿勢は映画の中にも良く現れていて

「濱口監督の演出法で、俳優陣に<胸の中の鐘を鳴らすように>と言うのはどう言う意味ですか?」と言う

質問に対し

濱口監督:なんだか伝言ゲームのようになってますが<お腹の中の鈴を鳴らすように>と伝えてるんですが、その言葉をイメージしながら発声すると、良い声が出てくる。なので<胸の中の鐘を鳴らすように>ではなくて…

とモゴモゴする監督に会場は爆笑。

東出さん:良いんですよ、細かいところはそこまで(笑)。

と監督の細かさに笑みがこぼれた。

何度か挿入される、顔を真正面から捉えたカットについては

濱口監督:目線を向けてもらう時は余計なことを言うと余計なことを考えてしまうと思うので『大変申し訳ないんですがカメラを見てただいていいですか?』とお伝えしますね。

と説明。

東出さん:僕も一度だけカメラを見るシーンがあって、大好きなシーンなんですけど、その時にも監督からは余計な説明なく、同じように言っていただいただけでした。

と当時を振り返った。

映画情報どっとこむ ralph この日の観客は東出ファンもさることながら、待望の濱口作品最新作を心待ちにしている人も多く、過去作『ハッピーアワー』『天国はまだ遠い』などを観たと言う声も多かった会場。その中で「前作『ハッピーアワー』のように、前日譚の細かな設定はありましたか?」と言う質問が。
濱口監督:東出さん含め若手の出演者は、事前にワークショップを重ねそれぞれのキャラクター同士のインタビューとかをしましたね。

と説明。

そのインタビューについても台本が用意されていたという。

東出さん:『愛とはなんですか?』と亮平に対して聞かれると、それに対して、『聞かんといてもらえます?』と答えるところからインタビューが始まっていて、『ただ思春期の頃にCharaさんがボーカルのYEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」を聞いていたんだけども、その曲を「良いな」と思って聞いてたらおかんに「裏声の変な曲」と言われて、自分のアイデンティティを傷つけられたと思ったところに弟が近づいてきて、弟に八つ当たりして、弟が泣いて、「弟いじめんじゃないの!」と怒られ、Charaが歌ってて…』っていうのが亮平の愛についてのインタビューの答えなんですよ!全部それが書かれてるんです。監督すごいな〜って思いましたね笑」とこれまでに語られることのなかった人物設定について東出が解説。それに対し、「ただ亮平は一人っ子って劇中で言ってるので設定が間違ってるんですけどね…。。。

と監督が告白し、場内の笑いを誘った。


最後に・・・

濱口監督:人によって受け止め方が違う作品だと思います、コミュニケーションの道具にしてほしいです。

東出さん:今日、この会場で皆さんと一緒に三度目の鑑賞をしました。自分で出ておきながら、傑作だなって思っちゃいました。こういう映画に今後も出続けたい。

と挨拶し拍手の中会場を後にした。

映画情報どっとこむ ralph 映画『寝ても覚めても

テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国大ヒット公開中!

www.netemosametemo.jp 


物語・・・
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、
戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。
亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。

***********************************

出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子
監督: 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats
英題: ASAKOⅠ&Ⅱ 2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ〜テレ、ビターズ・エンド 
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
  


玄理、濱口メソッドを明かす!映画『寝ても覚めても』トークイベント


映画情報どっとこむ ralph 9月1日(土)より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開となる映画『寝ても覚めても』。

この度、8/27(月)に女優の玄理さんと映画解説者の中井圭さんを招いてトークイベント付試写会が行われた。


日時:8月27日(月)
場所:アンスティチュ・フランセ東京
登壇:玄理(女優)、中井圭(映画解説者)

映画情報どっとこむ ralph ★何が起こるか分からない、それこそが人生。

イベントの冒頭、午後6時半からの試写会上映中に、漫画家のさくらももこさんの訃報が報じられたことに中井圭さんが言及。「とても驚き、悲しいこと。人の人生は色々なことが突然起こるもの」と哀悼の意を示した。その上で、「『寝ても覚めても』もまた、そういうお話しの一つなのでは」と話し始めた。

中井さん:『寝ても覚めても』は同じ顔をした二人の男とのその間で揺れ動く一人の女の約8年に渡る恋と人生の物語。「好きだった人に瓜二つの人に出会う、「何を持って人を好きになるのか」というのがこの作品の一つのテーマになっているが、深層には別のテーマがあるんじゃないかと思うんですよ。朝子は朴訥とした普通の女の子だけれど、日常が崩れる瞬間がある。それは麦に会ったことと、さらにその後に麦にそっくりな亮平という男性に会ったこと。もうそれだけで日常が非日常になるんですよ。日常の中の非日常性を描くことで、濱口監督は“いつもと変わらない明日が来る、それって普通なことだと思いますか?”と作品を通して見る人に問うていると思うんですよね.
と恋だけではない、人生についても描かれていることをアピール。

トークゲストとして濱口監督を知るスペシャルなゲスト、女優の玄理さんが登壇。玄理さんは濱口監督の過去作『天国はまだ遠い』(2016)に出演し、過去に姉を殺傷事件で亡くし、姉の関係者を訪ねドキュメンタリーを撮ろうとする才女を繊細に演じている。

玄理さん:通常の撮影だと、現場に入るまでに家で一人でセリフを頭に入れてくるんですね。その上で現場に行く。だけど、濱口監督のやり方は、事前に出演者で頭を寄せ合って、出演者同士対面してインタビュー形式のやり取りをするんですよ。それを全部録音していて、また聞き直す。何度かそれを繰り返して、自分とも役柄とも思えるような言葉を組み立てていくんです。「このセリフ、私自身でも言いそうだな」と思う場面があって、それがキャラクターの深みになっているというか・・・。
と話すと

中井さん:インタビューを通して役を深掘りしていく方法なんだね。他の監督はどうなの?

と問いかけた。

玄理さん:濱口監督のやり方はこれまで他の現場では体験したことのなかった現場でした。今もまだ、影響を受けている部分があります。『寝ても覚めても』のインタビューを見ると東出君はそれを“濱口メソッド”って言ってますね。他にない演出法でした。

と、他のどの監督とも違う、濱口監督の独特な演出法について解説。どうやってその演出法が生み出されたのか。

玄理さん:濱口監督って実は東大卒なんですよ!東大出て、藝大出て、実はその後ハーバード大学にも留学してて!一体どこに向かってるのか!ビックリしちゃいますよね。

と玄理さん。中井さんもそれに合わせるように

中井さん:そうそう、藝大の時は黒沢清門下で、画面に非常にこだわるんですよね。画面にこだわると同時に、人間を撮ることにこだわってるんですよね。右脳と左脳両方使って映画を作っている人なんです。東出さんのインタビューを読んで、『演じ分けようとする必要はない』と濱口監督に言われたそうなんです、人間を表面的に演じるのではなく、カメラをもって、真に人間の内側を撮ることに長けているんだと思いました。

と濱口監督こだわりの映画作りについて、身をもって体験した玄理さんと、分析した中井さんそれぞれに濱口監督の魅力を語った。


映画情報どっとこむ ralph ヒロイン朝子の取った衝撃的な行動について話は及び、

中井さん:唐田さん可愛かった!!さっき中井さん、朴訥としてるって言ったけど、そんな見た目の彼女からは想像つかない行動に出る。こういうギャップに男の人は惚れちゃうんじゃないかな、朝子って男の人にモテると思う!

それに対し

玄理さん:いやぁ~かわいかった…。でも正直朝子はエキセントリックだとも思う。もし同じことを自分がされたらもう!そりゃ傷つきますよ!でも傷つきながらも許してしまうのかなー。いやぁ、これどうなんだろ?

と試写に参加した人も巻き込み、朝子の行動を許すか許さないか、東出さん演じる二役の亮平派か麦派か、と議論が勃発。



この日会場に来た方々の中で、男性は朝子を許す派が意外にも多かった。そして、誠実な亮平か、自由人な麦どちらがいいかという質問に対しては、亮平を選ぶ女性が圧倒的に多かった。

玄理さん:この作品、まだ公開されてないから、見ている人も少ないんですけど、観終わった直後から、もう誰かと話したくて仕方なかったんですよ!
と興奮気味に玄理さん。中井さんはというと、意外にも朝子を許す男性が多かったことに「心が広い!」と称賛。

玄理さん:『寝ても覚めても』は、今までにどんな恋愛や人生を送ってきたからで、観る人それぞれに感想が違ってくると思う。正しいことをすることが、正しい行いなのか。偽りが、全て悪いことに繋がるのか、それも人ぞれぞれ。この映画の中でイプセン原作の「野鴨」が出てくるんですけど、この演劇のテーマって“真実の探求とは人を幸せにすることなのか”ということなんですが、まさにこの舞台が始まろうとする時にあることが起きる。その後の亮平の行動や、瀬戸康史さんと山下リオさん演じる串橋とマヤのケンカシーンとか、その行動が意味するものにも注目して観てほしいです。

と語った。

映画情報どっとこむ ralph そして最後に・・・

中井さん:今『カメラを止めるな!』が流行っていて、万人が面白いと言っている。それもまたいいことだけど、本当に強い作品は賛否分かれて摩擦を起こすんです。『寝ても覚めても』はそんな映画。

と締めくくった。


初日舞台挨拶4回分全即完!!急遽追加で舞台挨拶開催決定!

◆『寝ても覚めても』TOHOシネマズららぽーと横浜追加舞台挨拶チケット発売情報

日時 9/1(土) 18:20の回上映前

料金 2000円均一

※前売特別鑑賞券の使用不可

※各種招待券・株主優待券・株主優待割引・各種割引サービスはご使用いただけません
チケット発売 【PC・スマートフォン】8月29日24:00~(8月30日0:00~)

【劇場窓口】8月30日(木)劇場オープン時~

URL

登壇予定者:濱口竜介監督、東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、渡辺大知

※ゲスト及び舞台挨拶は予告なくに変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※いかなる事情が生じましても、ご購入後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。



映画『寝ても覚めても

9/1(土)より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか全国ロードショー!

www.netemosametemo.jp

あらすじ
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。し かし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。

***********************************

出演:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

監督:濱口竜介
脚本:田中幸子 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats
主題歌:tofubeats「RIVER」(unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン)
2018/119 分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ~テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&I エンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
    


原作者・柴崎友香先生と濱口竜介監督 映画『寝ても覚めても』トークショー


映画情報どっとこむ ralph いよいよ9月1日(土)より、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開となる映画『寝ても覚めても』。

この度、映画の公開を記念し、8月24日(金)に原作者・柴崎友香先生と濱口竜介監督のトークショー&サイン会が都内で行われました。


日付:8月24日(金)
登壇:原作者・柴崎友香先生と濱口竜介監督

映画情報どっとこむ ralph ついに今週公開となる映画『寝ても覚めても』。
原作者・柴崎友先生は今の心境について

柴崎先生:ついにですね。公開まで長く感じられたけれど、まだ実感がわかないです。

と一言。

濱口竜介監督:まだ公開していなかったの?という感じもしますが、いよいよ!!という気持ちでもありますね。

とコメントし、二人ともどこか緊張が感じられる面持ちでトークショーはスタート。

まず初めに、

柴崎先生:この原作をなぜ映画化してくださったんですか?

という質問に

濱口監督:本当に面白かったからです。原作を前情報もなく読んだのですが、まず物語の途中で登場人物の麦がいなくなってしまう。麦は突拍子もないキャラクターですが、生活が地続きに進んで行く。しばらくしてから亮平が出てきますが、ある瞬間リアリティががくっと変わって、その時に“映画化したい!”って思ったんですよね。不意を突かれる感じや、ラストまで読んでいくと驚きの連続で、本当に面白かったんです。

と感動した様子で話します。


柴崎先生:たしかに、いろんな人から映像化したら面白いんじゃないかと言われていたんですよね。そんな時に濱口さんが映画化するとお話がきて、過去の作品を観ていたので嬉しかったですし、どういう映画になるのか楽しみにしていました。

と、柴崎先生の言葉に

濱口監督:ありがとうございます。

気恥ずかしそう。

映画情報どっとこむ ralph 4年前に『寝ても覚めても』の映画化の話が進み始めたそうですが、それと同時期に別で東出さんとの企画が始まっていたと明かす柴崎先生。

柴崎先生:この8月31日に「つかのまのこと」という東出さんをイメージした小説が出版されるのですが、企画がスタートしたのが映画化の話と同時期だったんです。映画『寝ても覚めても』では一人二役ですし、私の小説で東出さん、一人三役やってくださっているんですよね。なにかご縁があるんだなぁと感じました。

と感慨深く語った。そこから東出さんと接していく中で、二人は共通の印象をもっているのだそうで

柴崎先生:ここにいるんだけれど、同時に別の世界も見ているという存在感がありますよね。現実と、違う世界の間にいるような存在。


濱口監督:そう思いますね。映画『桐島、部活やめるってよ』やバラエティ番組で話す東出さんを見て、初めは“いい兄ちゃん”的な印象を持っていて、亮平っぽいなと思ったんですよね。しかし実際お会いすると、会話が噛み合わない瞬間があるんです。彼のことが好きという大前提で言わせていただきますけれど、半歩ずれている感じがするんですよね(笑)

と印象を明かし、

濱口監督:黒沢清監督に出演している東出さんを観ていると、そういう部分がうまく映っているし、本作についても“自分の性格は麦似ですね”と言っていて、納得する部分がありました。

と、意外なキャラクターとの共通点を語った。


柴崎さん:キャラクターそれぞれに東出さんの共通点がある。ただ演じ分けているわけではなく、東出さんであり、亮平であり、麦なんです。

と、演技では表せない“何か”を感じたと言う。また、ヒロイン役を務めた唐田えりかさんについて

柴崎さん:小説は朝子の10年間が描かれていますが、映画は8年間になっている。撮影当時の唐田さんはまだ19歳の可愛い女の子だったけれど、8年間の間で成長していく大人の女性をしっかりと演じていて驚きました。

と語ると、オーディションで唐田さんを抜擢した理由について

濱口監督:映画を撮る上で、役者さんがそもそも持つ多義性が映ればいいなと思っていました。なのでオーディションではニュアンスを抜いて本読みをしていただいたんです。感情が全くないまま文字面を読んでもらったら、唐田さんの声がとてもしっくりきて。本作は朝子の決断の物語といってもいいと思うんですけど、彼女はぴったりだと感じました。

と明かした。

柴崎さんも:唐田さんの声はとても心に残る声ですよね。『寝ても覚めても』を思い出すと、唐田さん演じる朝子の声が聞こえてくる感じがします。またフィルムで写真を撮る趣味を持っているのを知って、小説の中の朝子も写真を撮るから、共通点があってなんだか嬉しくなりました。

と本当に嬉しそうな先生。

映画情報どっとこむ ralph この日は、事前にお客さんから質問を事前に受け付け、二人が回答する時間が設けられた。

Q。実際に出来上がった映像を観てどうだったか?

柴崎さん:作者なので、まだ客観的に観れないところはあります。最初に観た時の感想は、映画は完成したものを見ないとどんなものになるかがわからないんだな、ということです。あと映画の中で麦がクラブでお客さんを蹴るシーンがあるんですが、その身も蓋もない蹴り方が麦ってこんな感じかもと思わせてくれて、観ていて面白かったです。

と本作の印象や好きなシーンを明かした。

また“寝ても覚めても“というタイトルがとても素敵という意見があり、

Q.どのようにして思いついたのか?

柴崎先生:私タイトルを考えるのが本当に本当に苦手で(笑)一度短編につけたタイトルが「寝ても覚めても」だったんですけれど、それを編集の人が気に入ってくださったので、そうなりました。そういえば、カンヌ国際映画祭へ出品が決まった時に、ノミネート作品の紹介でタイトルが読まれるんですよね。てっきり私は英題『ASAKO Ⅰ&Ⅱ』と言われると思ったのですが、『ネテモサメテモ』と呼ばれて!あの瞬間“私が考えたタイトル!”と、とても嬉しかったのを覚えています!

と興奮気味に語った。最後の質問は

Q.原作を映画化する上で大事にしたシーンは?

濱口監督:朝子の選択・行動です。原作を読んでいても驚きつつも深く納得するシーンだったので、その通りではないけれども、朝子の行動は物語の核になる、気が付いたらそれは起きていた、という描写は受け継ごうとしました。

と答え

柴崎先生:台詞も少し違いましたけど、その場面の一部の撮影を見にいって、私はこの小説を書いてよかったなぁと思ったんです。

と安心顔。


最後に・・・

柴崎先生:来週公開がまだ信じられませんが、観る人によって思うことがある作品だと思うので、それぞれの意見を聞けるのが楽しみです!

濱口監督:『寝ても覚めても』と「つかのまのこと」、3人の東出昌大を楽しんでいただければと思います。公開されましたら是非、劇場へ足を運んでください!

とメッセージを残してイベントを締めました。

映画情報どっとこむ ralph 映画『寝ても覚めても

9月1日(土)、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか全国公開!

www.netemosametemo.jp 
違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔。運命の人は二人いた。

二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語である映画『寝ても覚めても』。主演・東出昌大が、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)という一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。濱口監督自ら熱望した芥川賞作家の柴崎友香の小説「寝ても覚めても」の映画化で、満を持して商業映画デビューを果たし、初の世界三大映画祭への出品ながら、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子の豪華キャストが脇を固め、tofubeatsが初の映画音楽を担当し主題歌を書き下ろした『RIVER』にも注目が集まる。

***********************************


出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

監督: 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊) 音楽:tofubeats

英題: ASAKOⅠ&Ⅱ 2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ

製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ〜テレ、ビターズ・エンド 
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス

©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS


東出昌大は宇宙人…?(笑) と共演女子吐露『寝ても覚めても』ジャパンプレミア


映画情報どっとこむ ralph 第71回カ ンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品 されたことで注目を浴びた新鋭・濱口竜介監督が、 東出昌大を主演に迎え、芥川賞作家・柴崎友香に よる同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』が、9月1日よりテアトル新宿、ヒューマント ラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開に先駆けて、8月21日(火)公開劇場であるテアトル新宿にてジャパンプレミアを行いました。

登壇したのは、主演の東出昌大さん、本作が初の本格演技デビューである新星・唐田えりかさん。脇を固めた瀬戸康史さん、山下リオさん、伊藤沙莉さん、渡辺大知さん、そして監督の濱口竜介さんらが集結のジャパンプレミアとなりました。

『寝ても覚めても』ジャパンプレミア
日付:8月21日(火)
場所:テアトル新宿
登壇:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、濱口竜介監督

映画情報どっとこむ ralph この映画から、キャストたちはどん な恋愛を感じたのだろうか。

東出さん:この映画の感想は千差万別。初めて『寝ても覚めても』を見たとき、台本を知ってる のに疼きを感じてヒリヒリしたのを覚えています。

唐田さん:朝子を演じて、改めて自分に嘘 をつきたくないと思いました。

山下さん:朝子のように目が合った瞬間に心を奪われるような経験をしてみたいです。

渡辺さん:主題歌の「RIVER」という曲が象徴していますが、時間が流れていくというこ とを感じました。流れる中にもとどまるもの がある。恋愛ってそういうことなのだな、と。

濱口監督:観て、驚くのではないか、驚くと同時に納得するのではないか、と思います。僕は原作を読んでそう思いました。 鑑賞前の観客のため、言葉を控えながらも初めて完成したものを観た時のそれぞれの驚きを語る登壇者たちであった。

東出昌大は宇宙人…? 濱口監督のキャスティングの采配は大成功だったようだ。この映画の現場を経て、月イチで食事をするほ どに仲良くなったというキャストたち。それぞれの相性も抜群!それぞれのあだ名を付けあったという。 現場の空気はどうだったのか?

東出さん:ムードメイカーは瀬戸くんですね!

唐田さん:そうだ!トッチ(瀬戸康史のあだ名)、 モノマネやって!平泉成さん。 と、まさかの無茶ぶりに瀬戸さんは……
瀬戸さん:は?!ここで? …「えー、『寝ても覚めても』ね…うちの母 さん泣いてたよ(平泉成さんのモノマネで)」(爆笑)

映画情報どっとこむ ralph そして話は撮影を経て仲良くなった『寝ても覚めても』メンバーの話について…

瀬戸さん:月イチで会ってるよね、撮影後も。なんでこんな仲いいんだろう。

東出さん:それは、監督の映画愛が純粋だからそれに引っ張られたんじゃないかと思うんだよね!

女子チームに話は移りミステリアスな麦を演じていた東出さんはどうだったか?とMCから質問に
唐田さん:宇宙人みたいだった。笑

山下さん:異生物。笑

唐田さん:目が合ったら殺されそう、とか言ってたよね。笑

と横で聞く東出さんは目頭を押さえて失笑。自分ではそんな意識は全くなかったようで…

東出さん:え……そうなの?! おかしなことをしているつもりはなかったんだけどな。怖かったかな、ごめんね。

渡辺さん:自分は亮平とのシーンはないから、麦しか知らないんだけど、壁はあるけど、長い時間を かけて知りたいやつだと思った。だから、怖いという印象はなかったですよ!

伊藤さん:でも、東出さんって「あ、いま麦だな」「今日は亮平だな」と一目見ただけで感じられるくらいそれぞれの役になりきってた。あの気配の出し方はすごいと思いましたね。

一人二役を演じた東出さんに共演者は畏怖すら覚えるほどだった様子!

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・
座長である東出さんと濱口監督から観客へメッセージ…。

濱口監督:(キャストのみなさんに)みなさんが撮れて幸せでした。本当にありがとうございました。 この映画は観ることで、お客様のものになる。もらって帰ってくれると嬉しいです。

東出さん:胸を張って誇れる映画になりました。撮影中、まさに寝ても覚めても、『寝ても覚めても』 のことしかを考えてなかったんです。この映画が公開されるまで死ねないと本当に思ってます。 本気でこの映画を愛してます。

出演者と監督の退場の際には、階段を降りる女性陣をすかさず東出さんが手を差し伸べてエスコートする姿に 客席から思わずため息が漏れた。


寝ても覚めても

9月1日(土)、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか 全国公開!

物語・・・
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも 朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝 子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。恋に落ちた時の甘さ、せつなさ、苦しさとともに、先の 読めないスリリングさを併せ持つ「大人の恋愛映画」の傑作が誕生しました。


***********************************


出演:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

監督:濱口竜介 
原作:「寝ても覚めても」 柴崎友香(河出書房新社刊)
脚本:田中幸子、濱口竜介
音楽:tofubeats 2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ  
製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS 
製作幹事:メ~テレ、ビターズ・エンド 
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント 
配給:ビターズ・エンド
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINEMAS
    


『寝ても覚めても』 ヒロイン朝子(唐田えりか)撮影の超貴重撮影オフショット写真公開!


映画情報どっとこむ ralph 東出昌大を主演に迎え、濱口竜介監督が、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』(9月1日全国公開)。5月に行われたカンヌ国際映画祭では、是枝裕和監督『万引き家族』と共にコンペティション部門に選出され、海外メディアにも絶賛されました。


本作の撮影が行われたのは今からちょうど1年前。撮影現場でヒロイン朝子役の唐田えりかは自身のカメラで十数本ものフィルムを撮りためた。

現場の雰囲気が伝わる数々の写真の中には、主演東出昌大の寝顔を写した貴重なショットや、共演した瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知らの現場オフショット、濱口竜介監督と東出がクランクアップ後に抱き合う感動の一瞬を捉えたものなど、ひと夏のほとばしる青春が映し出されている。

映画情報どっとこむ ralph さらに今月20日からTSUTAYA BOOK APARTMENTにて映画の場面写真と合わせてパネル展を開催します。さらに、FUJIFILMのWEBマガジン「写真と、ちょっといい暮らし。」(http://kurashi.fujifilm.com/)でも、唐田えりかのインタビューと共に、フィルムで写真を撮ることや、それぞれの写真を撮った時のエピソードなどが掲載予定(公開日未定)。

物心ついた時からカメラを手にし、撮り続けてきた唐田。写真への愛はダテではない。その写真は自身のInstagramでも見ることが出来るが、『寝ても覚めても』の現場の生の空気感を映したものが一挙に見れるのはこのタイミングだけ!

【TSUTAYA BOOK APARTMENTパネル展開催概要】

開催期間:8月20日(月)~9月19日(水)
場所:TSUTAYA BOOK APARTMENT
展示内容:唐田えりか撮影現場写真(フィルムカメラ)+映画の場面写真パネル

映画情報どっとこむ ralph 映画『寝ても覚めても』
英題: ASAKOⅠ&Ⅱ

9月1日(土)、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷シネクイントほか全国公開!

www.netemosametemo.jp


あらすじ
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ。

***********************************

出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

監督: 濱口竜介
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats

2018/119分/カラー/日本=フランス/5.1ch/ヨーロピアンビスタ

製作:『寝ても覚めても』製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
製作幹事:メ〜テレ、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS