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溝口彰子x奥浜レイラトークイベント『ある少年の告白』 特別試写会


映画情報どっとこむ ralph 俳優のジョエル・エドガートンが『ザ・ギフト』に続きメガホンを 取り、若手実力派ルーカス・ヘッジズが初主演を飾る、映画『ある少年の告白』が4月19日 (金)より全国公開します。

公開に先立ち、4月8日(月)にトーク付き特別試写会を開催しました。

日時:4月8日(月)
会場:アキバシアター
登壇:溝口彰子、奥浜レイラ

映画情報どっとこむ ralph 2016年に発表され、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれるなど全米で大きな反響を呼んだ 衝撃の<実話>をもとに、ひとりの青年の葛藤と成長、親と子が絆を再発見するまでが描かれる 本作。主演は『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で一躍その名を世界に知らしめたルーカス・ヘッジズ。共 演に、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウら実力派豪華キャストが集結した、圧倒の人間ドラマ。

本作では、アメリカにも実存する同性愛を“治す”目的で行われている矯正セラピーでの驚愕の出来事が描かれ、主人公ジャレッドが 何故そのセラピーを受けることになったのかも紐解かれていく。ゲストに「BL 進化論」などの著書があり、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を執筆している溝口彰子さんと、数々の映画イベントに登壇、音楽にも造詣の深い奥浜レイラ さんを迎え、本作の魅力を徹底解説しました。
映画情報どっとこむ ralph 「 これまでの傑作を彷彿させる、 非常に意義深い作品」

本作の感想を聞かれた溝口さんは「米配給会社が一緒ということもあり、『ミルク』 (09/ガス・ヴァン・サント監督)を思い出しました」と実在の政治家、ハーヴェイ・ ミルクの半生を描いた大ヒット映画に言及。「『ミルク』も実話がベースですが、こちらは実際にいた人物を褒めたたえた映画。『ある少年の告白』は同じ実話でも、衝撃的な事実を描いて観る者に現実をつきつけてくる。一方、フィクションだからこそできる構成で、苦しさだけではなく、誰もが受け止められる表現にしている。そこが素晴らしいですね。そして、エンディングも“現実に接続すること”が共通している。非常に 意義深い作品だと感じました」と傑作との繋がりを解説した。さらには「本作では、悲劇を描いているけれど、悲しみだけじゃない。そ の先に希望や光を感じさせる。その意味では『チョコレートドーナツ』を思い出しました」と、難しいテーマを描きながら、観客に多くの共感を生んだ名作『チョコレートドーナツ』(12/トラヴィス・ファイン監督)とも重なる点を語った。


S 級俳優たちの演技合戦は必見! 「本作に出たい!」という思いが溢れてる

若手実力派のルーカス・ヘッジズをはじめ、ニコール・キッドマンやラッセル・クロウの大物俳優が集結している本作。

溝口さんは「出演者のインタビュー動画をみていて、彼らが物語に惚れこんで出たいと思っているのが、ものすごい伝わってきました」と、俳優たちの熱量が桁違いだったと解説。さらに「自身もゲイだとカミングアウトしているトロイ・シヴァンも「何があっても関わりたい」と話してい て、本心としか思えなかった!」と驚きの表情をみせた。奥浜さんも「歌手としても活躍しているトロイは、ヨンシーとの共作で本作の 主題歌「Revelation」も歌っていて、出演者だけでない関わりをして自分が“広げなければ”という姿勢が伝わってきますね。さ らにニコール・キッドマンも大女優にも関わらず、映画 PR の為に多数の TV 番組に出ていて熱意が伝わりました」と続けた。 またオーストラリア出身の俳優が多く出演している点にも言及、「オーストラリア勢の、アメリカ発音のパーフェクトさにはいつも驚かされ ます。本作の舞台がアメリカ南部で訛りがあるのですが、私自身が暮らしていたこともあって、特にラッセル・クロウの説教が、鳥肌が 立つほどに完璧だった」と溝口さんは彼らのリアルを追求した演技を絶賛した。


「この映画は“変換期”をみせた」「まったく他人事ではない映画」

印象的だったシーンとして、奥浜さんは「ジャレッドがプログラムの中で家系図を書かされるシーン」を挙げた。「昔から慣用句でも言 われていたように“この親にしてこの子あり”と、自分の由来を家族になぞらえることが、当たり前でしたよね。でも、本作でも描かれ るように、本当はそうではない。もちろん身体的なものでなくて性格とかでも通じる話で、たとえ親子であっても、独立した別のひとりの人間なのだということを、どう受け入れていくかを考えさせられましたし、本作の主人公らと同じ立場にはいないけれど、遠い話だとは思いませんでした」。

一方、溝口さんはラスト近くのジャレッドと父マーシャルの対面シーンを挙げ、「彼らの演技力もあって、短い台詞で強い想いが伝わるシーンでした。息子も父を嫌いではないし、親も息子を嫌いではない。その上での“葛藤”がみえます。親との違い、その葛藤、そし て受容。この映画は新たな“変換期”をみせたと思います」と、本作の重要シーンを解説。「宗教的なことも描かれる映画だし、“自分は関係ない、日本はいい国だ”と思う人がいるかもしれません。でも実際、日本でも事件は起きているし、全く他人事ではないですよね」と、物語の普遍性を語った。

「 出口には希望がある」「沢山の人と観て、語り合ってほしい」

最後に・・・

溝口さん:鑑賞のきっかけとして俳優の演技合戦を見に来るのもいいと思い ます。沢山の人と観て、語り合ってください。

奥浜さん:見に行くことに対して、二の足を踏むのはもったいない。出口には希望がある物語なので、ご覧になった方はそのあたりもお友達にお薦め頂きたいですね。

と、多くの人に届く言葉で締めくくった。

映画情報どっとこむ ralph 『ある少年の告白』

4月19日㈮より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

www.boy-erased.jp

僕は僕でしかいられない――。

NYタイムズ紙によりベストセラーに選ばれた、胸打つ衝撃の<実話>。

映画情報どっとこむ ralph アメリカの田舎町。牧師の父(ラッセル・クロウ)と母(ニコール・キッドマン)のひとり息子として愛情を受けて育ち、輝くような青春を送る大学生のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)。彼はある時、思いがけない出来事をきっかけに自分は男性のことが好きだと気づく。しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を“治す”という矯正セラピーへの参加だった。<口外禁止>だという驚くべきプログラムの内容。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす…。


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出演:ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ジョエル・エドガートン、グザヴィエ・ドラン、トロイ・シヴァン

監督・脚本:ジョエル・エドガートン
原作:ガラルド・コンリー
音楽:ダニー・ベンジー、サウンダー・ジュリアンズ
撮影:エドゥアルド・グラウ

プロデューサー:ケリー・コハンスキー=ロバーツ(p.g.a.)、スティーヴ・ゴリン(p.g.a.)、ジョエル・エドガートン(p.g.a.)

2018年/アメリカ/115分
原題BOY ERASED ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド/パルコ
(C)2018 UNERASED FILM, INC.
  




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